Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

ジャンル
カレンダー
09 | 2013/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
月別記事
最新コメント
RSSリンク
リンク
ブロとも申請

この人とブロともになる

見てくれてありがとう!
メールはこちらから ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ村ランキング
ふたりのお勧め旅グッズ










ふたりの旅も大詰め。あともうちょっとだけおつきあいお願いします!

 日本→韓国→モンゴル→中国→ラオス→ベトナム→台湾→シンガポール→バングラデシュ→インド→スリランカ→アラブ首長国連邦→オマーン→トルコ→ジョージア→アルメニア→アゼルバイジャン→カザフスタン→ウズベキスタン→タジキスタン→キルギス→イラン→イタリア→バチカン→チュニジア→フランス→チェコ→オーストリア→ポーランド→イスラエル→パレスチナ→ヨルダン→イギリス→アイルランド→ポルトガル→モロッコ→スペイン→ハンガリー→スロバキア→スロヴェニア→クロアチア→セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→モンテネグロ→コソボ→マケドニア→アルバニア→ギリシャ→エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→アルゼンチン→チリ→パラグアイ→ボリビア→ペルー→エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→キューバ→ベネズエラ→パナマ→コスタ・リカ→ニカラグア→ホンジュラス→エル・サルバドル→グアテマラ→ベリーズ→メキシコ→アメリカ→
日本


「ふたりでふらり」はブログランキングに参加中!
1日1回のclickが順位に反映されます。
ぜひポチッと応援お願いします ♪
↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

イランでNGな水着で激怒された・・・

2013.10.31 06:30|イラン☞EDIT
長距離バスの中iPodで普段あまり聞かない音楽を聞いていたら、中島美嘉の『16』という曲に心揺さぶられ聴き入ってしまって何度もリピートしたイクエです。
ラブソングもいいけど、『16』みたいな心を吐露するような歌がもっとあってもいいと思うんだよねえ。

きのう本格的な幕開けとなったイクエとケンゾーの自転車旅。
道中の田舎で人知れずテントをたてて朝を迎えるはずが、まさかのタブリーズ止まり。
そして、まさかの人の家で迎えることになった。

でも、人との触れ合いを増やすために始めた自転車旅。
なかなか先には進めないけどある意味、目的を達成しているのかもしれない。

モハンマドのお姉さんからはかわいいお財布をいただいた。
着ている服はオルーミーイェでホームステイしたフェリーバのお母さんにもらった物。
スカーフは初カウチサーフィンでお世話になったサイードのお母さんにもらった物。
すっかりイラン人コーディネートになっている。

a_DSC_0584_20131029033033b83.jpg

ここから自転車で進むはずだったイクエとケンゾー。
モハンマドとモハンマドのおねえさんたちに「ここから先の道はきついから、とりあえずアルダビールまではバスで行きなさい。そのあと自転車で旅しなさい。」と説得され、アドバイス通りにすることにした。

ぜんぶ自転車で移動するとビザの期限がきっと切れてしまうだろうし、自転車とバスを使い分けながらこの旅を満喫しよう。

ちゃっかりモハンマドの家で朝ごはんまでいただいて、自転車できのう来た道を戻って街のバスターミナルへ。
進んでないどころか、完全に逆走している。

しかも、チャリ旅どころかバス旅だ。

a_DSC_0591_2013102903305166b.jpg

自転車代として、運賃とは別に1台2人分の運賃を払うはめになった。
イクエとケンゾーで合計6人分の運賃。
自転車旅で交通費を浮かせるどころか、逆に高くなってる。

はじめから迷走気味の自転車旅になっているけど、でも自転車のおかげでモハメットに会えたんだからね。

a_DSC_0593_20131029033043690.jpg

モハンマドはイクエたちを送り届けるために、けさは仕事に1時間以上遅刻している。
申し訳ない。

自転車に乗っていたイクエたちを心配してくれて、家にまで泊まらせてくれて
ほんとうに、ありがとう!!

わたしたち、がんばるから!!

a_DSC_0597_2013102903304294e.jpg

アルダビールを目指していたけど、その手前にサル・エインという温泉街があるのでバスを降りてそこに立ち寄ることにした。

サルエイン

何もない幹線道路で自転車ごと降ろされたイクエとケンゾー。
この幹線道路を左折し北に向かっておよそ7キロのところにサル・エインはある。

a_DSC_0598_2013102903311653d.jpg

自転車旅ってけっこうセッティングに時間がかかる。
重たい荷物をどう設置するか。

右と左で同じバランスになるように。
後輪のところにだけ荷物を載せるので、あまり重たいと前輪が浮いてしまう。
だからなるべくサドルに近い前のほうに重たいものを詰める。

a_DSC_0600_2013102903313590b.jpg

天気は快晴。
田舎だから車もそんなに多くない。
コンディションとしてはいいんじゃない ♪

a_DSC_0601_20131029033133dc6.jpg

と思ったのもつかの間。
緩やかな上り坂が続く。
車だったら気づかないような「緩やかな」上り坂は、自転車だと「急な」上り坂。
まるでマラソンしているみたいに息が乱れる。
30メートル進んでは停止し、呼吸を整える。

a_IMG_2532.jpg

「どんなに低く見積もっても、1日30キロはいけるだろう。」

その考えは甘かったんじゃないか。
大荷物を載せて上り坂を自転車で漕ぐということが、こんなにしんどいなんて。
歩くスピードと変わらない。
ノロノロ、のろのろ。

イランの観光地をまわるには2000キロ近く漕がないといけない。
ビザの期限を延長するにしても、与えられた期間でイランを観光することはできるんだろうか。

不安を打ち消すように、足に力を入れて重いペダルを踏む。

不安なのはイクエだけではなかった。
漕いでは止まり、漕いでは止まりしているイクエの後ろをついて来ているケンゾー。
この調子ではテヘランに何日後にたどり着けるんだろう、と不安がよぎる。

a_DSC_0602_20131029033131b6d.jpg

おととい、きのうと自転車を漕いで、いままで使っていなかった筋肉を使っている。
筋肉痛もあって、うまく足に力が入らない。

それでも。
踏ん張って、がんばって。

a_IMG_2536.jpg

向こう側に街が見えてきた!
きっとあれが、きょうの目的地サル・エイン。
ノロノロ運転で全然進んでる気がしないけど、それでも少しずつ、少しずつ、街が近づいてくる。

あいかわらず、ノロノロでヨロヨロの運転をしているイクエとケンゾーを見て、車で追い抜きながら声援を送ってくれる人たちがいる。
短くクラクションを鳴らして笑顔で応援してくれたり、窓を開けて何か声を掛けてきてくれたり。
それに応えようと、手を振り返そうと思うんだけど片手運転になると、ますますバランスを崩しそうになる。
だから、笑顔で大きく会釈をするようにした。

ようやく街に入った。

もうお昼の時間。
おなかがぺこぺこ。

「とりあえず、寝る場所を確保する前にどっか食堂見つけてごはん食べよう」

ふたりの意見は一致した。

イランの温泉街とあって、よそから遊びに来ているイラン人が多い。
ここには温泉プールのような施設が建ち並んでいる。
その施設の前にシートを広げお弁当を囲んでピクニックをしている人たち。

自転車で近づいてくるイクエとケンゾーを発見するなり、おばさまたちが大騒ぎ。
立ち上がってみんなで叫びながら手招きする。

「あんたたち、こっち来なさいよ!」
「食べていきなさいよ!」


a_DSC_0605_20131029033141875.jpg

お言葉に甘えて、シートの上に座ると次から次に食事を出してくれる。

甘みのあるタレのかかったチキンの煮込み。
自家製ピクルス・・・。

これが、イランのお袋の味かあ。
おいしいなあ。

サイクリストの人たちは、いつもこんな出会いを体験し、励まされ、恩恵にあずかってるんだなあ。
これは自転車旅ならではだね。

a_DSC_0606_20131029033244018.jpg

おばさまたちはどんどんごはんを勧めてくる。
でも、もうお腹いっぱい。

「お腹がいっぱいです。ありがとう!」

ジェスチャーで伝えると、今度はタッパーに残りのごはんを詰めはじめた。

「夕ご飯にしなさい!もっていきなさい。」

ただ物好きが自転車で旅してるだけなのに、こんなにお世話してくれる。

自転車で旅をしているアジア人カップルが珍しいのか、みんなで記念撮影。

a_DSC_0612_20131029033244658.jpg

ごちそうになったことに感謝して別れを告げようとすると・・・。

a_DSC_0613_20131029033245369.jpg

a_DSC_0619_20131029033335ac1.jpg

おばさまたちから抱擁の嵐。

「がんばんなさいよ!」
「自転車でイランを楽しんでね!」

体全体で受け取るエール。

a_DSC_0615_20131029033229115.jpg

a_DSC_0614_201310290332469ee.jpg

キスまでされるよ。

いやあ〜♡ うれしい!
自転車で旅してるってだけなのに。

a_DSC_0618_20131029033331b12.jpg

これから、こういうのが毎日続くのかなあ ♪

でも。
まさかね。まさか・・・。

これが、この自転車旅の最初で最後のハイライトだったなんて。
このときはそんなこと思いもしなかったー。

せっかくテントと寝袋を買ったので、テントを設営しようと適当な場所を探す。
街は人通りも多いし、安全で静かな場所にテントを張りたい。
理想的なのは、地元の人の家のお庭に張らせてもらうこと。
変な人に荒らされる心配もないし、街歩きのときに荷物を預かってもらえる。

でも、ここは温泉街。
住宅街がなかなか見つからない。

この前ホームステイしたマフブーベちゃんに「庭にテントを張らせてください」とペルシア語で書いてもらっていた。
通りがかった人に、その紙を見せてお願いしてみた。

そしたらその人、近くのホテルの従業員だった。

「ホテルには泊まるつもりはなくて、テントを張りたいんです。」

身振り手振りで説明する。

すると、その人も「お金はいらないよ。ホテルの近くにテント張っていいよ。」というようなことを言っている。

で、その人に案内されたホテル。

a_DSC_0009_201310290330263f4.jpg

「ここだったら、テント張っていいよ。」

そう言われて建物とは違う方を指された。

ホテルの前の街路樹の横の歩道!!

えぇぇぇ〜。
ここ、危なくない?
人がたくさん通るし、通行人のじゃまになるし。
っていうか、ここにテント張るんだったらそもそもホテルの許可いる!?

「せめて敷地内の駐車場のすみに張らせてください。お願いします!」

お願いすると、ホテルのオーナーらしき人が「ダメ!」って一刀両断。
「そんなことさせたらポリスに怒られる」って言うんだけど、むしろ歩道を塞いで勝手にテント張るほうが怒られるのでは?

ほかの場所を探そうとしていたら「ここは夜は寒いから、ホテルの部屋に泊まればいいのに。」って泊まることを勧められる。

う〜ん。
すごく安かったら泊まってもいいけどさあ。

「いくらですか?」
「うーん、20万リアル(約640円)でいいよ!」
(やすっ!)

でも、とりあえず言ってみる。
「15万だったら泊まります。」
「15かあ・・・。
 わかった、いいよ。」


ダブルで15万リアル(約480円)はかなり破格の値段。
ドミトリーのベッド1台くらいの値段。
自転車で旅してるし、テントももってるから特別に安くしてくれたんだと思う。

安いので、トイレもシャワーもなくてベッドが2台だけ置いてある簡素な部屋かなと思ったら・・・。

a_DSC_0625_20131029033337685.jpg

a_DSC_0626_201310290333374d8.jpg

キッチン、ダイニング。
その隣には4人が泊まれる寝室。
めちゃくちゃいいやん!!

バックパッカーからサイクリストに変わると、こんなにも優遇されるようになるのだろうか。

広いキッチンもあるし節約のために今夜は自炊でもしようって気にもなるけど、そうだった!
イクエたちにはおばさまたちからお土産にもらった夕食があるんだった。

a_DSC_0628_20131029033343a41.jpg

世のサイクリストたちはこんなふうにおいしいめにあいながら、旅をしてたんだ!
ごはんいただいたり、安く泊まらせてもらったり。
チャリダーってバックパッカーよりもだいぶ安く旅してるのかもしれないな。

マンションみたいな居心地のいい部屋でまったりしていたけど、せっかく温泉街に来たんだから温泉に入らないと!
温泉っていっても、日本でいう温泉プールみたいなとこ。
できるだけ、日本の温泉に近い雰囲気のところがいいなあ。

ここなんて、良くない?

a_P1030880.jpg

間口は狭いけど、日本の銭湯の番台みたいに真ん中にスタッフが座っている。
女は左から、男は右から建物の中へと入る。
料金は1人35000リアル(約110円)。

a_P1030876.jpg

日本の温泉みたいに真っ裸では入れない。
水着を着て、水泳帽をかぶって入る。

真ん中にぬるめのお湯の大きい浴槽、そのそばには40度くらいのちょうどいい湯温の小さな浴槽、そして水風呂のジャグジーとサウナ。
40人くらいの客がいる。

水着に着替えてイクエが大きい浴槽に入ろうとしたそのとき。
タッフのおばちゃんが叫んだ。

「こらぁ!!
 あんた!なにやってんの!
 ストーーーーップ!
 入るんじゃな〜い!!!」

そんなふうに言ってるみたいだった。
すごい形相で怒っている。

みんなが一斉にこっちを見る。

うわあ、なんか怖いよ〜。
恥ずかしいよ〜。
どういうことなの〜。

イクエの水着を指して怒り続ける。
「何なの!その服は!! ふざけるな」みたいなことを言っている。
何がなんだかさっぱりわからなかったけど、あー!そういうことか!

イランの女性たちが着ている水着は、ビキニタイプではなく、ひとむかし前に日本で流行っていたような水着。
柄は鮮やかで派手だけど、形は小学生のスクール水着みたいなもの。

それに比べるとイクエの水着が変わっている。

といっても、セクシーなビキニでもハイレグでもない。
目を引くような派手さもない。
ケンゾーの言葉を借りると「色気のかけらもない水着」。

「ビキニで泳ぐのがためらわれる国もあるから、これにしよう。」と旅に出る前にわざわざ買った水着。
「イスラム圏では、ビキニよりもこんなふうなのがいいだろう。」と思って買ったそれがこれ。

a_P1040034.jpg

2ピースで、上はタンクトップ、下はデニム素材の短パンに見えるデザイン。
この「普段着」っぽい水着であることが裏目に出た。

日本だと水着の種類が豊富なんだけど、ここはイラン。
「水着といえばスクール水着のかたちのもの」
おばちゃんはそう思いこんでいるので、イクエの水着を服と勘違いしている!!

「あんた!なに、服のまま風呂に入ってるの!」
そう注意していたのだった。

着ている水着の裏地を見せたり、生地をひっぱったりしながら必死に「これは水着です!」アピール。

ようやくおばちゃんから許しが出た。

いきなり怒られたし、ほかの人からは水着をじろじろ見られるし、温泉なのにリラックスできないよ。

まあ、ケンゾーは久しぶりの温泉を堪能したみたいだけどね。

a_P1030867.jpg

女湯にはおばちゃんの監視員がいて、帽子をかぶってないだけで入らせてもらえなかったんだけど、男湯はみんな帽子なんてかぶってなかったんだって。

a_P1030874.jpg

a_P1030871.jpg

男湯のシャワーのところにはこんなふうに目隠しのついたてがあったらしいけど、女湯にはなかったよ。
シャワーがただ並んでいるだけで、みんなそこで水着を脱いで裸で堂々と洗っていた。
男の人はついたてに隠れて、なおかつ水着なんて脱がずに体を洗ってたらしい。

女湯では、更衣室でもみんな堂々とすっぽんぽんになって着替えていた。
だけど男はみんなタオルで隠したりして着替えていたらしい。
しかも、こんなふうに人に見られずに着替えられるスペースがあって順番待ちだったんだって。

a_P1030875.jpg

イクエはイラン女性のあまりに堂々とした振る舞いにたじろぎ、こっちがなんだか恥ずかしくなった。
でも、ケンゾーはイラン男性の過剰なまでの体の隠し方にとまどい、「なんでそこまでして隠すんだろう」って不思議に思ったらしい。

外では女の人が長袖長ズボン、スカーフで隠してるのに変だね。
なんなんだろうな、この差は。

お風呂から上がったあと、ふたりで男湯、女湯の状況を説明しあいながらホテルへ。
帰り道、人気のパン屋さんを見つけた。

a_P1030890.jpg

ふたりがかりでパンを焼いている。
長い柄のついたスコップのようなもののうえに、パンの生地を広げる。

a_P1030882.jpg

a_P1030883.jpg

それをそのまま窯の中へ。
窯の中には砂利が敷き詰められていて、その上にパンの生地を載せると、どんどん伸びていく。

a_P1030887.jpg

パン一枚、5000リアル(約15円)。
もちろん、長すぎて袋に入らないのでこのままみんな持って帰る。

まるでサーフボードを抱えてハワイのビーチを歩くかのように、パンを抱えてイランの温泉街を歩く。

a_P1030893.jpg

温泉で疲れた体を癒やしたことだし、あしたの朝はこのパンを食べて、自転車で次の目的地を目指そう。

でもね・・・。
次の目的地には・・・。

あしたはいよいよふたりの自転車旅のクライマックス。

えっ!?
もう、クライマックス???
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

自転車旅スタート!したものの・・・

2013.10.30 06:29|イラン☞EDIT
インド以来、基本ずっと緩めのう◯こをキープしていたんだけど、この1週間くらいやっとふつうの固さに戻ったケンゾーです。
イランの食事が腹に合ってるのかな?
それとも禁酒してるからかな?
とりあえず、夫婦揃って2日連続でシモの話で失礼します。

こんなふたりのどこが気に入ったのか、イラン人の大学生マフブーベちゃんにべた惚れされてしまったケンゾーとイクエ。
熱烈なアタックに負けて部屋に泊まらせてもらうことになったのだった。

マフブーベちゃんは何度も「あと2、3日泊まってゆっくりしていけばいいじゃない」と言ってくれる。
とても嬉しいことだ。
でもそんなことをしていると、いくら時間があっても足りなくなってしまう。
それでなくてものんびり旅なケンゾーとイクエ。
これからは自転車旅なのでもっとスローペースになってしまう。

テンションだだ下がりのマフブーベちゃんには悪いけど、心を鬼にして予定通りきょうタブリーズを発つことに。
短い時間だったけど、マフブーベちゃんありがとう!

a_DSC_0499_20131028233045959.jpg

いよいよ、そしてとうとう、イクエの軽い思いつきでやることになった自転車旅のスタートだ。
はたしてどんな旅になるのか。
とりあえず、やれるとこまでやってみよう!

a_IMG_2526.jpg

a_DSC_0537_20131028233037f82.jpg

最初の目的地はタブリーズから215km離れたアルダビール。
もちろん、とてもじゃないけど1日でたどり着けるはずもない。
ど素人のふたりが1日でいったい何km走れるのか、さっぱり分からないのでとりあえずは60km先にあるボスターン・アーバードという街をめざそう。
ここには温泉もあるので、慣れない自転車旅でボロボロになった体を癒やすにはもってこいだ。

ボスターン

マフブーベちゃんの家を出てハイウェイに乗ったら、ボスターン・アーバードまではひたすら真っすぐの一本道。
と思ったら、ハイウェイに合流する道を間違えてしまった。
早めに気づいたからよかったけど、あぶないあぶない。

走ってきた道をすこし戻って、今度こそハイウェイに合流。
よっしゃー!チャリ旅はじまったぞー!

天気は快晴!
荷物の積み方を工夫したので昨日よりはずいぶん走りやすくなった。
イクエも昨日の調子だと正直無理かなと思ったりもしたんだけど、あまりフラフラすることもなくずいぶん様になってきてる。

ハイウェイは片側3車線あるし、側道の幅も広い。
でも猛スピードで走る車が真横をビュンビュン通り過ぎていくのでかなり怖い。
とくにトラックや大型バスがエンジン音を轟かせながら横を走っていくときにはかなり神経質になる。

a_IMG_2529.jpg

それでもすぐに「自転車旅はじめてよかった!」って思ったんだよね。
なぜかというと・・・

横を通り過ぎていくほぼすべての車から声援が飛んでくるんだよ!
「グレイト!」とか「アメイジング!」って英語で声をかけてくれる人もいれば、トルコ語なのかペルシャ語なのか何を言ってるのかわかんないことも多いんだけど、みんなが笑顔で手を振ってくれる。
若い人からおじさんまで、真っ黒なチャドルに身を包んだおばさんたちも満面の笑顔で手を振ってくれる。
クラクションを鳴らしたり、拍手をしたり、親指を立ててグーッってしてくれたり。
なかには窓から体を乗り出して握手を求めてくる人も。

走りはじめてまだ30分くらいしか経ってないんだけど、ちょっと涙が出てきた。
自転車で走ってるだけなのに見ず知らずの外国人をこんなにも応援してくれるなんて。
なんだろうな、この幸せな気分は。
あっという間に自転車旅の魅力にはまってしまった。

下り坂は風をきって走れてすっごく気持ちいいんだけど、ちょっとでも上り坂になると途端にしんどくなる。
1時間くらい走ってちょっと休憩。
必死に漕いでるんだけどぜんぜん進まないなあ。
この調子できょうタブリーズを出られるのかな?

a_DSC_0538_201310282330583f0.jpg

きょうのイクエの服装は、ファリバの71歳のお母さんからもらったピンクの蝶が乱れ飛ぶ派手な模様のシャツ。
スカーフはサイードのお母さんにもらったちょっと厚手のもの。
女性は外では長袖、スカーフが絶対だから女性の自転車旅は暑さとの闘いでもある。
ウールのスカーフは暑くてとてもじゃないけどやってられないとバンダナにチェンジ。
真夏のイランでは女性のサイクリストってどうしてたんだろね。

a_DSC_0539_201310282330549b9.jpg

a_DSC_0540_20131028233058bfc.jpg

ふたたび走りはじめたケンゾーとイクエ。
すると1台の車が横付けして中からドライバーが英語で話しかけてきた。

「わたしはあなたたちをサポートしたい。」

サポート?どういうことだ?

a_DSC_0543_201310282331359b4.jpg

なにをどうやってサポートするんだろう?

「ありがとうございます。
 でもぼくたちスローペースなので大丈夫です。」

と言って丁重にお断りした。

すると、ハザードランプをつけてケンゾーたちの後ろをついてきはじめた。
これってひょっとして、ケンゾーとイクエをガードしてくれてるのかな。
でもここ一応ハイウェイだよ。
ほかの車からしょっちゅうクラクションを鳴らされてる。

a_IMG_2530.jpg

なんだか逆に目立ってしまって危ない。

「ありがとうございます。
 でも自分たちのペースでのんびり行くので、先に行ってください。」

と言うと、今度はケンゾーたちの前方を走り出した。

このあたりは長い上り坂。
イクエは30m漕いでは止まり、また漕いでは止まり。
はっきり言って歩いたほうが早いかもしれないくらいのノロノロさ。
それに合わせて前方をノロノロ走る車。
すでに5kmくらいこんな調子だ。

a_DSC_0546_20131028233145b81.jpg

こりゃダメだ。

「ほんとうに僕らは大丈夫です。
 先に行ってください。」

「どこまで行くの?アルダビール?!
 今日はもう時間がないよ。
 わたしの家でゆっくり休んであしたの朝出発するっていうのはどう?
 家はすぐ近くだよ。」

と、まさかの家へのお誘い。

たしかにマフブーベちゃんの家を出るのが遅くなったのでもう夕方の4時だ。
長くてあと2時間くらいしか自転車で走ることはできない。
この人の言う通り、きょうはもう諦めてあした早朝から走りはじめたほうがいいかな。
というか、お誘いにのらないかぎり、この人はずっとこの調子でついてくるんじゃないかと不安になった。

ということで、記念すべき自転車旅初日はわずか3時間で終了。
タブリーズの端から端まで移動しただけでけっきょくタブリーズを出られずじまい。
走った距離はわずか17kmくらいかな。
こんな調子だといったいどれだけ時間がかかるんだろう?

モハンマド

車がビュンビュン行き交うハイウェイで声を掛けてきたのはモハンマド・レザー。
先導するモハンマドの車のうしろを自転車でついていく。
ノロノロ運転なのでブーブークラクションを鳴らされるモハンマド。
もうしわけないね。

そんなモハンマドの家は・・・なかなか立派な家だった。

a_DSC_0548_20131028233158e0a.jpg

a_DSC_0550_201310282331591c5.jpg

a_DSC_0549_20131028233149574.jpg

モハンマドはイランで有名な重機メーカーに勤めている。
お姉さんが2人いる3人兄弟の末っ子。
国営の上下水道会社に勤めている一番上のお姉さんは34歳。
とても美人で知的な雰囲気。
イランでは珍しくまだ結婚はしていない。
英会話のレッスンに通ったり、陶芸を習ったりと、日本の独身女性と変わらないライフスタイルを送っている。
日本ではほとんどが恋愛結婚だと言うと、そうとう羨ましがっていた。

料理が上手な30歳の妹さんも未婚。
銀行に勤めてるそうだ。
写真の真ん中がお姉さんで左側が妹さん。

a_DSC_0554_20131028233236636.jpg

イランでは、家の中では「スカーフしなくていいよ」って言ってくれる家庭も多いけど、モハンマドの家はこれまでお世話になった家庭よりも敬虔なイスラム教徒。
お姉さんたちはずっと寝るとき以外スカーフをつけたまま。

モハンマドがタブリーズの街を案内してあげると言ってくれた。
タブリーズにはもうすでに1週間滞在してるケンゾーとイクエ。
サイードにも案内してもらったけど、最後のタブリーズ観光を楽しもう。

途中でモハンマドの親友も合流。
あとでお茶をするからお菓子を買うことに。
地元で有名だというお菓子屋さん。
ん?でもこれって・・・あれじゃない?

a_DSC_0560_20131028233224c4c.jpg

a_DSC_0561_20131028233234d06.jpg

これぜったいケンタッキーのパクリだよね。
KFCじゃなくてKTCだけど。
まあ、ケンタッキーやマクドナルドがイランにはないようなのでほとんどのイラン人はパクリであると気づいていない。

タブリーズの夜景が見渡せる公園でティータイム。
アルコールが飲めないイランでは、おしゃべりしながら紅茶を飲むことが日常風景。
体がゴツい若者がティーカップ片手におしゃべりしてるのを見ると、なんだかかわいらしくて微笑ましい。
日本の飲み会なんか見たらビックリするだろうなあ。

a_DSC_0566_20131028233303a85.jpg

a_DSC_0570_20131028233355af3.jpg

ケンタッキーそっくりの店のお菓子は、イランでよく見かけるバーグラヴァーというパイのシロップ漬けだった。
噛むとジュワーっとシロップが口の中に広がる。
思ったよりは甘過ぎずけっこう美味しい。

a_DSC_0567_20131028233352441.jpg

わざわざ案内してくれてありがとう。
もうタブリーズに思い残すことはないよ。
(まさかこのときは、わずか2日後にタブリーズに舞い戻るはめになるなんて思ってなかったけど・・・。)

a_DSC_0563_20131028233243f32.jpg

家に戻ると晩ご飯が準備されていた。
仕事から帰ってきたお父さんといっしょにディナータイム。
お母さんは身内にご不幸があったのでテヘランの親戚の家に行っているそうだ。

イランでは日本と同じように室内では靴を脱ぐ。
そして、こんなふうにシートを広げて床に座って食べるのが一般的。

a_DSC_0577_20131028233419797.jpg

妹さんが用意してくれた今夜のメニューはスープとチキン。
外のレストランで食べるより比べものにならないほど美味しい。
イランではレストランと家庭料理のレベルの差が激しい。

a_DSC_0575_20131028233356158.jpg

a_DSC_0576_201310282333599bc.jpg

そしてビックリしたのがご飯。
日本で一昔前に見かけたような炊飯器で炊くんだけど、炊きあがりがこれ。

a_DSC_0572_2013102823431144d.jpg

a_DSC_0573_20131028234314483.jpg

ケーキみたい!
このおこげがイラン人のお好みなんだって。
みんなボリボリいわせながらかじりつくんだよね。

食事の後はケンゾーとイクエの日本の写真を見せてあげた。
イラン人はほぼ100%の確率でイカの刺身にビックリする。
「切っただけでまだ動いてるうちに食べるんだ」って言うと眉間にしわを寄せてかなり気持ち悪がる。
生の魚を食べるなんて想像もつかないみたい。

a_DSC_0579_2013102823354896e.jpg

a_DSC_0580_20131028233536474.jpg

モハンマドから「今後の予定は?」と聞かれたので、何日かかるか分からないけどアルダビールに行くつもりだと伝えると「危ないよ」と言われてしまった。

「ここからアルダビールまでの道は狭いし曲がりくねってるので危険だ。
 アルダビールまでバスで行って、そこから自転車で走ったらいい。」

お姉さんにもバスで行くことを勧められた。

そんなに危ない道なのかな。
ていうか、自転車をバスに載っけられるの?
そんなこと考えてもなかった。
モハンマドに訪ねると「もちろんだよ、とてもイージーだよ。」だって。

地元の人の言うことは聞いてたほうがいいだろうな。
べつに「自転車だけで旅するんだ」なんてこだわりは持ってないし。
まあ自転車旅2日目にしていきなりバス利用ってのはヘタレすぎるかもしれないけど。

バスに自転車を載せるための交渉方法を教えてもらっているとモハンマドが「あしたの朝自分も自転車でいっしょにバスターミナルに行ってあげるよ。」って言ってきた。
え?モハンマドも自転車に乗るの?

「そうだよ。たまに会社まで自転車で行ったりもするよ。」
「そうなんだ!会社までどのくらい?」
「20kmくらいかな。」
「20km!!え?20kmを自転車で出勤するの?!」
「そうそう。バスターミナルまでだったら15分で着くよ。」

いやいやいや。
今日バスターミナルの横を通ってきたけど、ここまで1時間以上かかったよ!
ここからだと逆に下り坂が多いからずいぶん楽そうだけど15分じゃ無理だよ。

「モハンマドの自転車ってどんなの?見てもいい?」
って見せてくれた自転車がこれ。

a_DSC_0582_20131028233553d0d.jpg

a_DSC_0583_201310290028459f3.jpg

これめっちゃ本格的でスゴいやつやん!
競輪選手が使うような自転車用の靴やサイクリングウェアももっている。
モハンマドってバリバリのサイクリストだったんだ!

ハイウェイをちんたら走ってるケンゾーとイクエの姿はさぞ滑稽でしかも危なっかしく見えてたんだろうな。
声をかけずにはいられなかったんだろう
うーわ、急に恥ずかしくなってきた。

そりゃこの速そうなやつだと15分で行けるだろうね。
でもケンゾーとイクエはぜったい無理だ。
トロトロ運転のケンゾーたちに付き合わせるのは申し訳ないので、モハンマドには車で行ってもらってバスターミナルで待ち合わせすることにした。

まさか自転車旅初日にサイクリストに助けられるなんてね。
まあこれも何かの縁だろうね。
経験者のアドバイスどおり、あしたバスに乗ってアルダビールまで行くことに。
いやあ、これって自転車旅って言えるのかな?
まあ行き当たりばったりのケンゾーとイクエらしいといえばらしいけどね。

まったく先が読めないふたりの自転車旅。
どうなることやら。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

女子大生のお宅訪問

2013.10.29 19:19|イラン☞EDIT
用を足した後、現地人スタイルでトイレに備え付けのホースでうまくお尻を洗えるように日々訓練しているイクエです。
イランではトイレットペーパーがあまり普及してなくて、トイレットペーパーの値段がけっこう高いんだよね。

先日、初カウチサーフィンでホームステイを経験したイクエとケンゾー。
実はカウチサーフィンのサイトでホームステイ先を募集していたところ、何人かの人からご招待を受けていた。
だけどサイード邸に泊まることにしていたのでほかの人のお誘いはお断りしていた。

それでも熱烈に「我が家に泊まってとメッセージを送り続けてくる人がいた。

その人は23歳の女の子。

カウチサーフィンに登録されているプロフィール写真がイランの女性っぽくないのが印象的だった。

胸から下しかないデコルテのミニのドレス。
もちろん頭にスカーフは巻いていない。
そしてなぜか・・・

「だっちゅーの」のポーズをしている。
(「だっちゅーの」がわからない若い読者のために簡単に説明すると、むかし女の子2人組のセクシー芸人で、前屈みで膝に両手をあてて両腕で胸を寄せて「だっちゅーの」って言うのが決まり文句だった人たちがいたのよ。)

だからイクエとケンゾーはこの子のことを「だっちゅーの」と呼んでいた。

だっちゅーのはわたしたちに熱いメッセージを送ってくる。

「あなたたちの写真を見たけど印象的ですばらしいカップルだ」
「いま泊まっているホテルをチェックアウトしてうちに来て」
「何が起きたの?わたしはまだあなたたちキュートなカップルを待ってるのに」
とか。

なんで知りもしないわたしたちのことをこんなに気に入ってくれたのかちょっと理解できない。
でも、だっちゅーのは知りもしないわたしたちに、恋に落ちてしまったのだ。

「また、だっちゅーのからメッセージ届いとるよ」
「時間がないって断ったとにね」

自転車旅を始めることにしていたイクエとケンゾーはだっちゅーのからの猛アピールをかわしながら、サイード邸に泊まらせてもらいタブリーズの街で備品をそろえていた。

ある一軒のキャンプ用品店に入ったときのこと。
ドアを閉めようとしたら別の客がふらっと入ってきた。

イクエとケンゾーはそのことを気にもとめずに寝袋を物色していた。
するとその客がこっちを見つめて言った。

「ケンジョー?」

ん?ケンゾーって言いたいのかな。
でもそうだとしたらなぜケンゾーのことを知ってるのか。

その人こそ・・・
だっちゅーのちゃんだったのだ!

イクエとケンゾーを見かけて後をつけて来たらしい。
たまたま見つけたとは言え、タブリーズは人口150万人の都会。
こんなふうに人がウジョウジョいる街の中で、だっちゅーのと出会うなんて!
彼女の熱い思いが、この出会いを実現させたのかもしれない。

だっちゅーのは、立ったまま勢いよく話し続ける。

でもイクエとケンゾーはサイード邸に帰らなくちゃいけなくて先を急いでいた。

だっちゅーのは続ける。
「今からうちに泊まりにおいでよ!」
「ごめん。
 いま別の家庭にホームステイしてるの。」

「いいじゃん、そこを出ちゃえば。」
「夕ご飯も準備してくれてるだろうし
 荷物もそこに置いたままにしてるから。ごめんね。」

「その人の家どこ?住所見せて。
 今からわたしもいっしょにそこに行く。
 わたしがその人に説明してあげるから。
 そしてうちに移動すればいいでしょ。」


イクエとケンゾーに会いたいという、だっちゅーのの願いが叶ったのだ。
これを逃してはいけないと、だっちゅーのの攻勢は続く。

もうあしたにはタブリーズを出ようとしていたけど、この手段をとらなければだっちゅーのはこの場からわたしたちを離してはくれないだろう。
だから、イクエとケンゾーは心を決めてだっちゅーのにこう言った。

「きょうは今のホームステイ先に帰らせて。
 でも、あしたあなたの家に泊まらせて。」


だっちゅーのは目を輝かせて興奮した声で言った。
「イエース!! オフコ~~ス!!!!」

その「だっちゅーの」いや「マフブーベ」ちゃんがこちら。

a_DSC_0497_201310272350068dd.jpg

プロフィール写真は「だっちゅーの」ポーズでセクシーだったけど、大学院で文学を研究しているまじめな女の子。

好きな作家は「ハルキ ムラカミ」。
イランでも人気があるんだねえ。
すごいね、日本の作家も。
彼女は力説する。
「ハルキ ムラカミの文才をインチキだって言う人もいるけど、わたしは彼はほんとうの天才だと思う! 彼ほどの才能をもつ人はいない!」

マフブーベちゃんの実家はイラン南部の街。
ちなみにイランの公用語はペルシア語。

南部出身のマフブーベちゃんもペルシア語を話すけど、ここイラン北部のタブリーズではトルコ語が一般的に使われている。
大学院で教授がトルコ語で授業するのでついていけず、ペルシア語で授業をしてくれとマフブーベちゃんがお願いしたら、教授は英語で授業をするようになったのだそう。
タブリーズでも若い人はペルシア語を理解できるけど、お年寄りは話せない人が多い。
だから教授はイランの公用語であるペルシア語よりも英語のほうが使いやすいみたい。
いっぽう、マフブーベちゃんもトルコ語がわからないので、生活に不自由を感じるときも多いんだって。

親元を離れタブリーズの大学院に通っているマフブーベちゃんはタブリーズの団地で一人暮らしをしている。

a_DSC_0472_20131027232255ac9.jpg

ちなみに、団地の入口には守衛さんみたいな人がいる。
イスラムの戒律に厳しいこの場所では、独身の女の子が男の子とふたりっきりになるのはNG。
守衛さんは、女の子が男の子を部屋に連れ込まないか見張っているらしい。

別にここは女子寮でもないし、男子禁制の場所でもない。
多くの入居者は家族で住んでいる。

それでも、この前マフブーベちゃんがお兄ちゃんを連れてきたとき「入れたらダメ」と言われたのだそう。
お兄ちゃんがIDカードを見せて兄弟であることを説明し、ようやく立ち入りの許可がでたらしい。

イスラムの教えに従っているかどうか。
そのチェックは政府よりもむしろ熱心なイスラム教徒の一般人が行なっているようだ。

マフブーベちゃんの隣人は朝から晩まで大音量で音楽をかけている。
彼女の部屋にいても、ずっと音楽が隣から聞こえてくる。
日本だと騒音レベルの音量なのでご近所から苦情がくるはずなのに、ここではとくに誰も注意しない。

マフブーベちゃんは言う。
「ほんとうに不思議だよね。
こんなに大音量で音楽をかけているのに誰も苦情を言わない。
それなのに、たとえばわたしが男の子ひとり連れてきたら、すぐに誰かが苦情を言うんだから。」

イスラムの規律のもとで生活しているけど、日本の女子大生となんら変わらない感情を持っている彼女。

さて、そんなマフブーベちゃん。
どんなお部屋で生活してるんでしょう。
一人暮らしのイラン女子の部屋がこちら。

a_DSC_0475_20131027232255696.jpg

殺風景!
それもそのはず。
彼女、この前までテヘランの大学で勉強していて、2週間前にタブリーズの大学院に進級したばかり。
まだ引っ越して間もないから、家具もそろえてないんだって。

10畳くらいのキッチンとリビングルームに、4畳半くらいの寝室。
日本だと新婚夫婦が生活するのにちょうどいいくらいの広さ。

家賃はいったいいくらでしょう?

a_DSC_0483_20131027232316f6d.jpg

1か月、250万リアル。
日本円で約7500円。

繁華街からは少し離れているのが難点だけど、ベランダからの眺めはいい。

a_DSC_0477_20131027232302571.jpg

団地の下に密集しているグレーがかった小さな家みたいなもの。
なんだと思う?

正解は・・・。

a_DSC_0479_201310272323199ad.jpg

墓地!

イスラムの国では、日曜日じゃなくて金曜日が休日。
なので金曜日には、お墓参りしている人の姿がたくさん見えるんだって。

ちなみに、お墓は日本みたいに家族でひとつではなくて、1人ひとつが一般的。

お墓のお値段は、日本円でおよそ15万円!
「高すぎるよねえー!」とマフブーベちゃんは言っていた。

さっそくお昼ご飯をふるまってくれるマフブーベちゃん。

「わたしのお母さんはすごく料理が上手なんだけど、わたしは全然ダメ。
 一人暮らしするとき、お母さんに習ったんだけど、まだまだなんだよ。」

そう言いながらも作ってくれた、コロッケやチキンのスパイス煮。
味はなかなか。

a_DSC_0488_20131027234946753.jpg

白ご飯には、この乾燥させたバーベリーの実をお好みでまぶして食べる。

a_DSC_0492_20131027235001c8c.jpg

紅茶はこんなふうにして作ってた。
下のヤカンにはお湯が入っている。

a_DSC_0527_201310272351271a5.jpg

下から蒸気で蒸すことによって、おいしい紅茶ができる。
たしかに、こうやって作られるイランの紅茶は味に深みがあるような気がする。

マフブーベちゃんはグルジアやトルコ、インドなど海外旅行の経験がある。
だけど日本は未知の国。

イクエとケンゾーは、旅先で日本を紹介するために日本で撮った写真をアルバムに入れて持ってきている。
桜や温泉、お城の写真。
神社やお寺で撮った写真。
イカの刺身を食べている写真や家族写真。
そしてふたりの結婚式の写真。
「思い出にちょうだい」って言われた場合にそなえて同じものが数枚ずつある。

だいたいみんな選ぶのは1枚か2枚くらいなんだけど、日本の写真を見て興奮したマフブーベちゃんは何枚もほしがった。

a_DSC_0535_201310280125533a5.jpg

会ったこともないケンゾーの兄弟の写真までもらってくれた。
日本男児が気になるみたい。

イクエとケンゾーのことをカウチサーフィンで知ったマフブーベちゃん。
カウチサーフィンの自己紹介のページには、自分の写真を載せるようになっている。
イクエとケンゾーも何枚か載せていて、このブログのプロフィール写真と同じ「飛んでいる写真」も掲載していた。
マフブーベちゃんは、その写真をすごく気に入って、わたしたちに興味をもってくれたみたい。
「あんなふうに3人でジャンプしている写真を撮りたい!」

そして、3人でトライ ♪

a_DSC_0504_20131027235004bb8.jpg

やっぱり、ケンゾーだけうまくジャンプできるんだよね。
何回か再チャレンジしたけど、イクエもマフブーベちゃんもダメだね。

体力のない女子ふたり。
早々とあきらめておでかけ♡

a_DSC_0507_20131027235058a10.jpg

あすからいよいよ自転車旅が始まる。
マフブーベちゃんにもつきあってもらって、必要なグッズを買いそろえる。
雨が降ったときにそなえて、テーブルクロス屋さんで自転車や荷物に被せる透明のビニルシートを購入。

a_DSC_0508_2013102723512247a.jpg

きょうは自転車屋さんからマフブーベちゃんの家まで自転車で行くことにした。
バックパックも自転車屋さんに預かってもらっていたので、荷物も全部載せて自転車に乗る。
自転車屋さんからマフブーベちゃんの家まで8キロくらい。

バックパックにテント、寝袋。
荷台にとりつけたロバ用のバッグに押し込み、荷台にも荷物をくくり付けて、いざしゅっぱ〜つ!
自転車屋さんと最後に記念撮影。

a_P1030861.jpg

お世話になった自転車屋さん。
Facebookも交換しあった。

イクエとケンゾーにとっては、外国で自転車を買うという一大イベントの舞台になった自転車屋さん。
自転車屋さんのご主人にとっては、日本人が自分のところで自転車を買うなんて想像すらしていなかっただろうし。

もうここに来ることもないし、お互い会わないけれど、お互いきっと忘れない。

「ありがとうございました。いってきま~す ♪」

さようなら、自転車屋さん。
ここで買った自転車で、イランの大地を駆け抜けます。

このときは、まだ・・・。
予想すらしていなかった。
わずか2日後に、この自転車屋さんに舞い戻るはめになることを・・・。

わずか8キロだったけど、初めてのこの日の自転車旅はかなりハードだった。

車道は、交通マナーの悪いイランの車がびゅんびゅん走ってかなりこわい。
人が行き交う歩道はスピードが出せないし、段差や側溝があって自転車を降りてかかえたり、回り道しないといけない。

そして何より予想以上に過酷だったのは、重い荷物を載せているということ。
後ろが重いので、ハンドルを切っただけで前輪が浮いて自転車が倒れそうになる。
というか、実際何度も倒れた。

荷物をくくり付けているので自転車自体重く、倒れた自転車をイクエひとりで元に戻すのは至難の業。
そのたびにケンゾーが近くに自転車をとめて、ふたりがかりで自転車を起こす。

荷物がなければ立ちこぎで進める上り坂も、荷物があるので漕ぐのが大変で、自転車を押して歩く。
重たい自転車を上り坂で押して歩くだけで息が切れる。

ケンゾーにいたっては、荷物の重さに耐えかねて荷台に設置していた板が割れた。

甘くみていたな。
自転車旅。
ああ〜、先が思いやられるー。

ケンゾーは最初「がんばれば1日100キロくらい進めるんやない?」と言っていた。
自転車が苦手なイクエは「ぜったい無理だよ。がんばって50キロ。」と言っていた。

だけど、これ・・・。
50キロも無理だよ〜

はじめての自転車旅。
わずか8キロの距離。

かかった時間はなんと2時間!
これって、歩くスピードといっしょじゃない?

くたびれはてて、午後9時近く、ようやくマフブーベちゃんの家にたどり着いた。
それでも、彼女に何か和食を作ってあげたかった。
手抜きだけど卵焼きを作ったよ。

a_DSC_0521_20131027235113ba2.jpg

ただの卵焼きだけど、「ケーキみたい!」って彼女は喜んでくれた。

一人暮らしの彼女の家は緊張しなくてすむし居心地がいい。
マフブーベちゃんも、「あしたも泊まりなよ〜。あしたは車持ってる友だちと遠出しようよ。」って誘ってくれる。
これからの自転車旅は正直不安だ。
先延ばししたい気持ちもある。
もうちょっとここにいたいな・・・。

だけど、そんなことしてたらビザの期限が切れてしまう。

きょう一晩ここに泊まらせてもらって、あしたはなんとしてでも出発しよう。

ケンゾーとそう誓って、眠りについた。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

妻からのサプライズ やるしかない!自転車旅

2013.10.27 05:42|イラン☞EDIT
最近甘いものを食べ過ぎているケンゾーです。
イランの家庭におじゃまするとお菓子がたくさん出てくるんだよねえ。
まあちょっと痩せすぎだから少しくらいいいか。

さてさて、サプライズ過ぎる「イラン自転車旅」を今年の誕生日にプレゼントされてしまったケンゾー。
あげたほうのイクエも不安たっぷりという、なんともわけの分かんないプレゼントになってしまったのだった。

きのう下見をした自転車屋とは別の店にも行ってみたけれどイマイチだったので、
自転車はきのうの店で購入することに決定!

a_DSC_0432_2013102703123320d.jpg

a_DSC_0433_20131027031241d49.jpg

車体は台湾製でブランド名は「GAIENT」。
これは有名な台湾ブランド「GIANT」のパクリだろうな。

a_DSC_0323_2.jpg

まあ値段が値段だからコピーだろうがパクリだろうが構わない。
ギアなどのメカはシマノ。
これはたぶん本物だと思う。
ていうか、そうであってほしい。

それよりも気になるのは、なぜかフレームに「NIKE」の文字が。
これはダサすぎる。
なんでわざわざ自転車にNIKEって貼るんだろう?

a_DSC_0439_2.jpg

自転車本体のほかに荷台、ドリンクホルダー、スペアチューブなどを購入。
この店にはケンゾーの26インチ用の荷台がなかったので、近くの本格的な自転車屋に買いに行くことに。
買ったばかりの自転車に初乗りだ。
まだピッカピカだから、ちょっと恥ずかしいね。

a_DSC_0448_20131027031310019.jpg

さらにもっと恥ずかしいことに、本格的な自転車屋には本物のGIANTが置いてあった!
しかも店の人に「いくらで買ったの?これコピーって知ってる?」って言われてしまった。
「もちろん知ってます。
 いいんです、僕ら素人だし1か国だけなんで。」
って返答したけどさすがに恥ずかしかった!

荷台のほかにパンク修理キットや携帯ポンプ、お尻のところにパッドが入ったサイクルパンツなどを購入。
着々と準備が進んでいく。
もう後戻りはできないね。

a_DSC_0449_201310251849070a1.jpg

自転車旅をするにあたって最大の問題点は、『どうやって自転車に荷物を積むか』ってこと。
これまでのバックパックでの旅とは変わって、重いバックパックのほかにテント、寝袋、マット、食料も持ち運ばないといけない。
本格的な自転車屋には荷台に付けられる専用のバッグが売ってあったけど1個5000円もする。
ふたりで1万円だ。
う~ん、どうしよう?

悩みながら街中を歩いていると、荷台に布製のズタ袋のようなものをつけているバイクを見かけた。
おっ、これ自転車でもいけるんやない?

a_DSC_0318_20131025065034e1b.jpg

a_DSC_0317_201310250650307b3.jpg

さらにキョロキョロしながら歩いていると自転車にもつけてるのを発見!
これだ、この布バッグでいこう。
さっそく写真に撮ってバーザールで聞き込み開始!

a_DSC_0319_20131025065045b3d.jpg

この布バッグの名前はすぐに判明。
トルコ語で「フルジューン」。
たぶんバイクだけじゃなくて、もともとは馬とかロバに載せるものなんじゃないかな?

名前は分かったんだけど、売ってる店がなかなか見つからない。
人に聞くと「オー、フルジューン!」って反応はいいんだけど、肝心のどこで売ってるかが判明しない。
広大なバーザール内をさまよい歩くケンゾーとイクエ。

見つからなくて諦めかけていたらおじさんから「日本人ですか?なにか探してるの?」と流暢な日本語で話しかけられた。
話しかけてきたのは日本で4年間働いていたことがあるというラスさん。
ビザがいらなかった20年くらい前までは、日本にはイランからの出稼ぎ労働者がたくさんいたんだよね。

フルジューンの写真を見せて、これを買いたいんだと伝えると「任せてください」と言っていっしょに探してくれることになった。
よかった、これは心強い。

ラスさんの聞き込みのお陰で売ってる場所が判明。
街の中心のメインバーザールからすこし離れたところにある別のバーザールに売ってあるそうだ。
ラスさんと歩いて向かう。

a_DSC_0383_20131025065105ff4.jpg

このバーザールはテント屋が集まってるバーザールだった。
なるほど、フルジューンはテント生地で作ってるからテント屋で売ってるんだ。
あったあった、探し求めてたフルジューンがあったよ!

a_DSC_0389_20131025065116918.jpg

a_DSC_0384_201310250651090b7.jpg

その辺にあった自転車に載せてみて使えるかどうか試してみる。
うん、いけそうだ。
こんな布袋使ってるサイクリストなんか見たことないけど、ケンゾーとイクエはイラン限定だし、予算も限られてるし、これで十分。

a_DSC_0387_20131025065115a77.jpg

a_DSC_0386_2013102506511329a.jpg

寝袋とテントもこのバーザールで調達。
安物なので寝袋はちょっと大きいしテントもテロンテロンの生地でちゃちいけど十分十分 ♪

a_DSC_0419_2013102506521767f.jpg

a_DSC_0422_20131025065225030.jpg

a_DSC_0426_20131025065226a72.jpg

4年間日本で生活し、日本を大好きになったというラスさん。
長い時間付き合わせてしまってごめんなさいと謝ると
「日本ではみんなに親切にされて悪い人はひとりもいなかったよ。
 だから日本人を見かけたらなにかしてあげたいんだ。
 恩返しだよ。」
って言ってくれた。
嬉しいね。そう言ってくれるラスさんに感謝だし、ラスさんに優しくしてくれた日本人にも感謝だ。
こうやって親切の絆が国境をまたいで世界中に繋がり広がっていくって、なんだかいいよね。

ゲットしたフルジューンを持って自転車屋へ。
リアキャリアに載っけてみる。

a_DSC_0438_20131027031216b14.jpg

いいんじゃない?
こんなのぶら下げてるサイクリストなんか見たことないけど、はなから格好の良さなんか狙ってないからぜんぜんOK。
ヨーロッパだとちょっとこれで走るのは勇気がいるけど、まあイランならいけるね。

荷台だけだと小さすぎてバックパックなどが載せられない。
なにか板のようなものを付けたいんだけど、どうしたもんかなあと考えていたら、店主が店の中で使っていた小さな棚を分解しはじめた!
そしておじいちゃんが棚板を荷台にボルトで固定してくれて、さらにフルジューンを束線バンドで固定してくれた。

a_DSC_0440_2013102704140862c.jpg

おおー、見事なコンビプレイ。
「さすが親子だね」って言うと、「父じゃないよ、テクニシャンだよ!」だって。
てっきり親子かと思っていたら、おじいちゃんは従業員だった。

まあ、なにはともあれこれで準備完了だ。
気になるかかった金額は・・・?

自転車       6,400,000リアル(20480円)×2
リアキャリア    500,000リアル(1600円)
          475,000リアル(1520円)
携帯ポンプ     350,000リアル(1120円)
タイヤ交換用の工具 150,000リアル(480円)
パンク修理キット  50,000リアル(160円)
スペアチューブ   55,000リアル(176円)
チェーンオイル   250,000リアル(800円)
ドリンクホルダー  50,000リアル(160円)×2
工具        30,000リアル(96円)
ヘルメット     285,000リアル(912円)×2
サイクルパンツ   600,000リアル(1920円)×2
フルジューン    380,000リアル(1216円)
          250,000リアル( 800円)
テント       650,000リアル(2080円)
寝袋        500,000リアル(1600円)×2
マット       300,000リアル(960円)
ビニルシート    50,000リアル(160円)
ゴムロープ     40,000リアル(128円)

合計 19,200,000リアル=61,440円

いやあ、自転車旅っていろいろ大変だね。
まだ始まってもないけどね。

とりあえず予算内には収まってよかった。
ひとり3万円ちょっとで自転車旅を楽しめるならいいんじゃない?

ワクワク、ドキドキなケンゾーとイクエ。

でも、そのワクワクは長くは続かないことをこのときのふたりは知らなかった。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

バックパッカー中断します

2013.10.26 05:48|イラン☞EDIT
人の家に泊まる機会が格段に増えたイランの旅。
普段よりも念入りに服を洗濯しているケンゾーです。
ザックカバーや靴もこまめに洗わんとね。

時間はちょっと遡るけれど、9月22日はケンゾーの誕生日だった。
この旅を始めて2回目の誕生日、とうとう30代のラストイヤーを迎えてしまった。

ところで読者のみなさんは「夫婦で旅していてお互いの誕生日とかどうやって祝ってんの?」とか「プレゼントとかあげたりしてんの?」なんて疑問に思ったりするかな?

ちなみに、去年のケンゾーの誕生日は韓国の寺で座禅ツアーに参加中だった。
バースデーディナーは超シンプルな精進料理。
寺の中でほかの参加者とともに、もくもくと食べた。
もちろんイクエからのプレゼントはなし。

a_P1000574.jpg

今年のイクエの誕生日はスリランカのビーチリゾート!
といってもシーズンオフで海は大荒れ。
レストランはたくさんあったけど、リゾートなのでどこも高い。
「もういっかあ」ってスーパーで食材を寄せ集め。
缶詰をメインディッシュにホテルの部屋でお祝い。
ケンゾーからのプレゼントはなし。

a_DSC_0145_20131025064924253.jpg

まあふたりとも誕生日を迎えて嬉しいって歳でもないし、四六時中いっしょにいるのでプレゼントをサプライズで用意することもできない。
ふたりで酒を飲みながらささやかにお祝いするくらいしかしないわけですよ。

そして今年も無事にやってきたケンゾーの誕生日。
今年はキルギスの沈没宿「南旅館」で迎えることに。
ふたりで生ビールとワイン、そしてでっかいケーキまで買って半ば強制的にほかの旅人にも祝ってもらおう。
ちなみにこのホールケーキは288ソム(約600円)。

a_DSC_0048_2013102506492860b.jpg

美味しいシェア飯と酒、ケーキまで食べることができて「今年の誕生日は賑やかで楽しいな」とほろ酔い気分でいたそのとき。

「ちょっとこっち来て」と手招きするイクエ。
なんだろな?
部屋の隅まで行くと、イクエがニヤニヤしながら言ってきた。

「誕生日プレゼント欲しい?」

え?!プレゼント?!どういうこと?

イクエとずっといっしょにいたから、内緒で買うとかできんはずなのに。

ケンゾーの頭の中は?マークでいっぱい。

「いいけん、いいけん。プレゼント欲しい?」
「まあ、そりゃ欲しいけど」

イクエがため息をついた。
「はー、そうか・・・。
 欲しいか・・・。
 ほんとに欲しいとよね?
 ふう・・・。」


プレゼントを渡すのをためらっているように思える。
イクエが言い出したのになんで!?

踏ん切りがつかないのを、強引にぬぐいさるようにイクエが言った。
「じゃあ、誕生日おめでとう。はい」

渡されたのはこのカード。

a_DSC_0245_201310250649304fa.jpg

渡されたカードにはバースデーメッセージとともに謎の文字が。

『プレゼント なんと7万円!!(ただし◯◯の軍資金として)』

なんだよ軍資金って!
7万円ってけっこうな金額だよ。
なんの資金だよ!
わけ分かんないよ!!

ニタニタ顔のイクエからもう1枚カードを渡される。
そこには思いもよらない内容が。

a_DSC_0247_20131025064933d8b.jpg

a_DSC_0249_20131025064931bf3.jpg

「イラン自転車旅!!」

うわーお!!一瞬思考が停止したぞ。

「え? イクエ自転車旅したかったと?
 ピーターやマリア(タジキスタンで出会ったサイクリスト)に影響された?」

「そんなことないよ。
 イクエが自転車嫌いなの知っとるやろ?」

「もちろん知っとるけど。
 じゃあなんで?」

「プレゼントやもん、しょうがないやん」

意味がわからん!!

ケンゾーは高校生のときに福岡市から北九州市まで1日かけて自転車で走ったことがあるくらいで、自転車での旅なんてまったくの素人。
イクエにいたっては自転車に乗ること自体苦手だ。

「自転車旅、俺はいいけど、イクエ大丈夫なん?」
「がんばるしかないやろ、プレゼントやもん」

今まで出会ったサイクリストから「イランは道路がきちんと整備されていて走りやすい」とか「イラン人は優しいので旅しやすい」っていう話はよく聞いていた。
自転車旅をするならイランしかない、ってイクエも思いきったんだろう。

でも走りやすいって言ったってイランはデカいよ!
広さは日本の4.5倍!
端から端までは2200kmもあるんだよ。

チャリ旅地図

しかも、イランっていうと「砂漠」ってイメージがあるかもしれないけど、じつは5000mオーバーの山もあって起伏に富んだ地形をしている。
そんなところをド素人のふたりが自転車で旅することなんかできるのかな。
すぐにギブアップしてしまうかもしれない。
でも、受け取ってしまったプレゼント。
まあそうなったらそうなったでいいか。

「よくわからんけどプレゼントやけんやるっきゃないか」
「プレゼントやけんしょうがないよ」

こんなサプライズなプレゼントある?
もらって、「うわあ〜、やったー!うれしい!」って気持ちはないよ。

30代最後の誕生日にもらったのはほんとうの意味で「サプライズ」なプレゼント。

自転車旅なんて思いもしていなかったケンゾーとイクエだけど、イクエの消極的な思いつきでイランを自転車で旅することになった。

イクエなんてイランに入国する数日前から「あ〜あ〜。もうちょっとで自転車旅始まっちゃうよ。」ってかなり不安げだった。
そんなことなら言い出さんどきゃいいのに。

予算は7万円(この7万円の根拠もよくわかんない)。
自転車で旅するということは、キャンプの準備も必要だということだ。
ホテルがある街までたどり着けなかった日はテントで寝泊まりしないといけない。
自転車のほかにキャンピング用品をイランで買いそろえないといけない。
イランに入国して最初の大都市はタブリーズ。
よし、タブリーズで調達してタブリーズから自転車旅をスタートさせよう!

ということで、ここタブリーズでいったんバックパッカーは中断。
どのくらい続けられるかは予想もつかないけど、サイクリストになっちゃいます!!


まずは肝心の自転車選び。
3軒くらい自転車屋をはしご。
イランで自転車っていくらくらいで買えるんだろう。

ひとつは、レース用の自転車なんかも売っているかなり本格的な自転車屋。
1台5万円以上はする。
2台買ったら予算オーバー。
ということで、「街の自転車屋さん」という感じの庶民的な店で買うことにした。

展示してある自転車はマウンテンバイクばかり。
よくわかんないけど、マウンテンバイクで旅してるサイクリストはあまり見かけない気がする。
自転車旅にはマウンテンバイクは不向きなのかな?

a_DSC_0322_20131025065042326.jpg

a_DSC_0323_20131025065044dbd.jpg

背が小さい(148cm)イクエは24インチでもつま先が地面に着く程度。
イクエは「子ども用にしようかな」とか言いよるけど、さすがにそれはダメやろう。
このマウンテンバイクで1台2万円ちょい。
これくらいだったら予算内だ。
ちなみに、イランを旅し終えたら自転車は売ってしまう予定。

近くにもう1軒ほかの自転車屋を見つけたのでとりあえず買うのは保留。
あした買ってしまうぞ!

しかしー。
このときはまだ実感していなかった。
このイクエの思いつきの挑戦がふたりにとって無謀であるということを・・・。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イラン「タブリーズのバザール」☆ 日常の世界遺産

2013.10.25 05:46|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
断捨離を実行しているイクエです。
新しい服を買ったりもらったりしているのに、前から持っているよれよれのくたびれた服を捨てきれないでいるのよね。
バックパックがぱんぱんなので、古い服を順番に捨てるようにしています。

きょうはイラン編で初めて紹介する世界遺産です!

「イランの世界遺産」というと、すばらしいイスラム建築のモスクや古代遺跡を想像する人が多いと思うんだけど、意外や意外、イランにはこんな世界遺産もあるんだよ。

それはー。

a_DSC_0213_20131022232612360.jpg

バザール!!

ここ、タブリーズのバザールは1000年以上前に創設されたんだって。
マルコポーロもここを訪れたらしいよ。
といっても現在のバザールは15世紀に造られたもの。

a_DSC_0210_201310222325453a4.jpg

バザールを外から見るとこんな感じ。
棟続きのお店が通りに面してずら~っと並んでいる。

2010年に世界遺産に登録されたんだけど、はっきり言って「え!?世界遺産」というくらいに建物は老朽化しているし、特に手を加えられてるわけもなく、ごく普通の「商店街」に見える。

a_DSC_0211_20131022232611d22.jpg

a_DSC_0287_201310222330470f7.jpg

タブリーズのバザールはかなり広い。
店の数は7000を越えるらしい。

こんなふうに、外に並んでる店の間に中へと通じる入口がところどころにある。

a_DSC_0212_2013102223262282b.jpg

さ~て、世界遺産のバザールの中へと入っていきましょう ♪
まず目を引くのがこの高い天井。
まるでモスクの天井みたい。

a_DSC_0289_2013102223304031f.jpg

緻密に組まれたレンガ。
カラフルなステンドグラスの小窓から、淡い光が内部を照らす。

a_DSC_0293_2013102223304817e.jpg

バザールにはありとあらゆるものが売られている。
食料品、服、金のアクセサリー、日用品、香辛料、食器、バッグ、工具、電化製品、金物・・・。

a_DSC_0219_20131022232806b3c.jpg

こちらは、ビニールシート屋さん。
かなり限られた顧客しか来ないから暇なのか、お店の人は爆睡中。

a_DSC_0308_201310222334261f7.jpg

こっちは、紅茶屋さん。
いろんな茶葉がどっさり。

a_DSC_0217_2013102223292181a.jpg

紅茶にかかせないのがこちら。
角砂糖にする前の紅茶用の砂糖のかたまり。
かち割って程よい大きさにして、売ってるんだね。

a_DSC_0215_20131022232638695.jpg

同じ種類の店はだいたい同じ場所に集まっているんだけど、通路が枝分かれしたり、合流したりして迷路みたいになっているので、道に迷ってしまう。
右に曲がって左に曲がって、まっすぐ進んでそしてまた曲がって・・・なんてやってると「あれ?ここさっきの場所だ」ってことになる。

「このカラフルなロープ屋さん、さっきも見たような・・・。」
「いや、さっきはちょっと違ったかな。別の店かな。」

って具合に。

a_DSC_0312_20131022233558cec.jpg

狭い通路には両脇のお店の商品が並べられているし、そこをたくさんの人が行き交っているし、「ちょっと通してくれ~」と大きな荷物を載せたリヤカーも通るので、歩くのもけっこう大変。

a_DSC_0311_201310222334428e4.jpg

「お~い!どけどけ~」ってこんなのも通るのよ。
なんだと思う?

a_DSC_0225_20131022232827db4.jpg

a_DSC_0221_20131022232812f8a.jpg

牛の足!!
どんな料理に使うんだろうね。

別のところには、このミニサイズもあったよ。
きっと羊かヤギの足。

a_DSC_0222_20131022232819cc3.jpg

イランのバザールの特徴は隊商宿(キャラバンサライ)やモスク、マドラセ(神学校)などが付属していること。
隊商宿ではバザールに商品を持ち込んだ旅人たちが休み、モスクではバザールで働く人たちが仕事の合間に礼拝をする。

a_DSC_0288_201310222331032c8.jpg

まさにバザールは社会の縮図。
その土地の人たちの生活がつまっている。

イランらしいものを売っている店もある。
この画廊のようなお店。

a_DSC_0294_201310222330430d5.jpg

額縁に入れられているのは絵画ー。
に見えるけど・・・。

a_DSC_0297_20131022233402e1a.jpg

実は絨毯!!
技術力に感服。

a_DSC_0298_2013102223344876f.jpg

中にはちょっとあやしいお店もある。
強引に店主に中に入るように招かれた。

a_DSC_0315_20131022233557f1f.jpg

各国の古いお金やジュエリーを扱っている骨董商。
愛想笑いするケンゾーに商品の帽子をかぶせる店主。

アメリカによって殺害されたサダムフセインの肖像画が描かれたイラクのお札なんかも見せられた。
長居すると商品を売りつけられそうだったので、「時間がないから」と早々と脱出。

a_DSC_0316_2013102223360247b.jpg

でも、迷路みたいな大バザール。
「ヤバっ!またこの店の前にでちゃったよ」ってなるんだよね。

さて、みんなの生活必需品も、ごく限られた人しか必要としない物も、あやしい物も。
ありとあらゆるものを売っている世界遺産「タブリーズのバザール」。
「星いくつ?」

「星、1つ!

この土地の人に愛されてきたバザール。
この社会に溶け込んでいるバザール。
あまりにも「日常」の場所なので、「これが世界遺産?」と感じてしまう。

それでも市場は想像以上に広いし(イクエとケンゾーはまわりきれていない。くまなくまわるには何日くらい必要なんだろう。)「ええっ! こんな専門店まであるよ!」というほどバリエーションに富んだ品揃え。

こんな人々の生活に根ざした「普通」のバザールを世界遺産にした気概はすごい。
息をのむほどの美しい自然、その時代の技術を駆使した建築物、古代の生活が分かる遺跡、そんな世界遺産もいいけれど、たまにはこんな「今も昔も人々の暮らしを支える生活空間」が世界遺産になってもいいよね。

どこまでも続く不思議の世界。
あなたもタブリーズのバザールに足を踏み入れてみませんか。

a_DSC_0305_20131022233428398.jpg


【旅 info.】
  タブリーズのバザールa_DSC_0223_20131022234019ecd.jpg
2010年にユネスコの世界遺産に登録。
タブリーズの中心部に位置する。
日が暮れても開けている店が多い。
金曜日はほとんどの店が閉まる。




にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

初カウチサーフィンは豪邸!

2013.10.24 06:14|イラン☞EDIT
人が良くてどんどん好きになっていってるイランだけど、イラン人の運転マナーは大嫌いなケンゾーです。
歩行者優先なんて考えはこれっぽちもなくて、横断歩道を渡るのでさえ大変。
今まででワースト3に入るほど危険な国だ。

ここイランでカウチサーフィンに初挑戦しようとしているケンゾーとイクエ。
はじめてお世話になる今回のホストは、イクエと同い年(早生まれで32歳)の既婚の男性。
『いつでも家に泊まっていいよ』って言ってくれてたけど、連絡が取れたときにはもうホテルにチェックインした後だったので、今夜は食事だけいっしょにすることに。

電話で話した感じではとても忙しそうだったんだけど会って納得。
今回のホスト、サイードは歯科のドクターだった!
今夜は奥さん(こちらも婦人科のドクター!)のお母さんの家に招待してもらうことになった。
車の中で「お義母さんはとってもリッチなんだ」って言ってたサイード。
じっさいに行ってみると・・・

a_DSC_0229_20131022071505c79.jpg

うーわ!玄関からして超豪華!
やばい、こんな汚らしい格好でお邪魔していいのかな。
急に自分たちの姿が恥ずかしくなるケンゾーとイクエ。
右の男性がホストのサイード。

恐る恐る部屋の中へ。
目の前に広がる光景は・・・

a_DSC_0234_201310220715264f3.jpg

a_DSC_0236_20131022072730c92.jpg

なんじゃこりゃ~!!
めちゃくちゃ広くて豪華やん!!
天井からはキラキラ輝くシャンデリアが吊り下がってる。

完全に場違いなケンゾーとイクエ。
服もみすぼらしいし、足元にいたっては裸足にサンダル。
それを見たお母様がスリッパを持ってきてくれたんだけど、ケンゾーたちが履いたらあとで捨てられるんじゃないかな。

このお母様、なんと職業は裁判官!
女性の裁判官はイランではとても珍しいそうだ。
母が裁判官で娘夫婦はドクター。
いやあ、しょっぱなからスゴいとこにお邪魔することになったな。
ちなみに今日は出張でいなかったお父さんはエンジニアなんだって。

サイード夫妻やサイードのお母さんはとても開放的な家庭。
部屋の中ではスカーフも巻かないし、ケンゾーたちがいてもノースリーブの服をふつうに着てる。
完璧な西洋スタイルのダイニングキッチンといい日本と変わらない服装といい、イランじゃないみたいだ。

a_DSC_0231_20131022071545ab5.jpg

今夜は時間が遅くなってしまったのでメインディッシュは外で買ってきたケバブ。
肉が柔らかくて美味しかった。
きっと高級ケバブなんだろうなあ。

a_DSC_0233_20131022071602f30.jpg

料理もお上手だというお母様。
短いパスタが入ったスープや杏のコンポートも美味しかったよ。

a_DSC_0232_20131022071524856.jpg

a_DSC_0238_20131023051016b77.jpg

この日が結婚記念6周年だったケンゾーとイクエ。
なんとサイードがお祝いのケーキを用意してくれた!
ちゃんと「6」のロウソク付き。
いやあ、まさか結婚記念日をイランのこんなブルジョワな部屋で迎えるとは。

a_DSC_0242_2013102207435898f.jpg

a_DSC_0244_20131022072737472.jpg

サイード夫婦は大の旅行好き。
年に1〜2回はヨーロッパやロシアに旅行に行っている。
ふたりには子どもがいない。
ふたりで自由に旅をしたり楽しみたいから将来も子どもを作るつもりはないんだって。
イスラムの国イランでもこういう夫婦がいるんだね。
たくさんの人に「なんで子どもをつくらないの?」ってしつこく言われるけどそのときは「僕らは子どもの作り方を知らないんだ」ってジョークを交えて答えると、みんなそれ以上問いつめなくなるらしい。

さらに2日後、今度はサイードの実家に泊まらせてもらうことに。
サイードの妻セピッドの実家は落ち着かないくらいの豪邸だった。
サイードの方はどんな家庭だろう。

それでなくても小綺麗な服をぜんぜん持っていないケンゾーとイクエ。
すこしでもみすぼらしく見えないように身支度を整える。
ヨーロッパも控えてるし、そろそろちゃんとした服を買わないといかんなあ。

a_DSC_0247_201310220727402c8.jpg

a_DSC_0252_20131022073356dd5.jpg

もてなしてもらうばかりでは申し訳ないので、お菓子の手土産を買っていざサイードの実家へ。

a_DSC_0273_20131022073328f03.jpg

こちらもやっぱり、なかなかの豪邸ぶりだった!
さすが息子を医大に通わせるだけのことはある。

a_DSC_0406_20131022074351c29.jpg

a_DSC_0396_20131022073435b8f.jpg

サイードは3兄弟。
奥でメガネをかけておどけてるのが次男のアーミン。
国営の石油会社のエンジニアで、なんと1週間後に結婚式を控えてる。
新婦はサイードが紹介した歯科医師。

右側の緑のストライプが末っ子の3男。
大学受験を間近に控えた高校生。
サイードを含め3人とも流暢な英語を喋ることができる。

a_DSC_0393_2013102305144095e.jpg

サイードのお母さんもセピッドのお母さんほどではないけれど開放的。
部屋の中に入るとイクエに「スカーフを取っていいのよ」と言ってくれた。
エンジニアだったお父さんは9年前に他界されたそう。

料理の講師をしているというお母さん。
チーズたっぷりのラザニアが美味しかった。
まさかイランで本格的なラザニアを食べられるなんて思ってもみなかった。

a_DSC_0398_20131022073313c85.jpg

a_DSC_0400_20131022073841402.jpg

破天荒な長男、陽気でちょっと保守的な次男、そして真面目な末っ子。
3兄弟も、それぞれの奥さんたちも、そしてお母さんも、みんな気さくでとても感じのいい家族だった。

a_DSC_0402_201310220738184e0.jpg

そしてケンゾーとイクエの寝床はというと・・・

a_DSC_0403_20131022073817331.jpg

広!!
ここを2人じめ。
実際は部屋は右側にも広がっていて、写真に写っている広さの2倍はある。
キッチンもあってパーティーのときに使っているっだって。
敷き布団はこれまでにないくらいふっかふか ♪

至れり尽くせりのこの家に2泊させてもらったケンゾーとイクエ。
お別れのときにイクエはお母さんからスカーフも頂いた。
サイードと家族のみなさん、お世話になりました!

a_DSC_0452_201310220738519e4.jpg

a_DSC_0456_20131022074425b1b.jpg

初体験だったカウチサーフィン。
いきなり見ず知らずの人の家にお邪魔するのはちょっと緊張したけど、とても気さくな家族ですぐに打ち解けることができた。
豪邸ぶりにちょっとビックリしたけれど、いろんな人たちとコミニュケーションを取ることができるのがカウチサーフィンの魅力だね。
つぎはどんな家庭にお邪魔することができるかな。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

カウチサーフィン きほんの「き」

2013.10.23 06:20|イラン☞EDIT
イランではお腹をくださないイクエです。
トイレも清潔で「うわ、きたない」って思うところがないイラン。
イラン人ってキレイ好きだから調理場も衛生を保ってるからかな。

タブリーズで出会うイラン人たちが「あそこには行った?」「あそこはいいよ!」「絶対観光したほうがいい」と口を揃えて言う場所。

それがキャンドヴァーン村という場所。
山肌に奇岩が林立。
その岩をくり抜いて造った家に今でも村人たちが住んでいるらしい。

まずはホテルの近くから路線バスに乗る。
イランの路線バスは一律2000リアル(約6円)と激安。
ICカード式でカードを機械にかざして乗る。
カードをもっていないイクエとケンゾーだけど、どこでも係の人がイクエたちを外国人と知るや「そんなのいいよ、いいよ」とカードをかざすことも料金を徴収することも免除してくれる。
うわさによると、運賃が安すぎるので払わないで乗っても誰も文句を言わないみたい。

路線バスの終点で降りてオスクー行きのバスに乗り換える。
ちょっと遠いからここではちゃんと運賃を払うよ。

さらにオスクーからは乗合いタクシーで。

a_DSC_0337_20131019184245eac.jpg

タブリーズの街から距離にすると50キロ。
直通のバスもないしちょっと行くのが面倒だけど、「村」っていうくらいだからしょうがないよね。

a_DSC_0372_20131019191105066.jpg

イランでは田舎でも、道が整備されている。
だから、よく他の国ではありがちなじゃり道やでこぼこ道を走ってボンボンっと天井に頭を打ちつける、なんてこともない。

30分くらいすると見えてきた!
まさに「ミニカッパドキア」だ!!

a_DSC_0340_20131019190115a69.jpg

まるでモミの木みたいな形の不思議な岩がにょっきにょっき。
とんがり帽子のそれぞれの岩にはいくつかの穴があり、そこに小さな窓やドアがついている。

a_DSC_0342_20131019190155528.jpg

たしかにカッパドキアよりも奇岩が並んでいる範囲は狭いし「ミニ」かもしれない。

だけど、カッパドキアと違うのは今でも普通に「家」として使われていて、そこに人々の日常生活があるということ。
「生きているカッパドキア」って感じだ。

a_DSC_0341_20131019190152cb0.jpg

a_DSC_0360_20131019190805d57.jpg

ちゃんと電線が引かれている。
マンホールがあって水道だって整備されているみたい。

a_DSC_0357_20131019190805fe2.jpg

このあたりは雪が降る場所。
きょうだってタブリーズは晴れていたのに、ちらちらみぞれが降っている。
洞窟部屋は意外と冬は暖かくて、過ごしやすいのかもしれない。

a_DSC_0347_20131019190209c6c.jpg

ただ、こんなおもしろい村なんだけどイクエとケンゾー、感動が薄い。
大好きだったカッパドキアと比べると迫力が足りないってことも原因のひとつかもしれない。
でも、最大の原因は・・・。

a_DSC_0352_20131019190157bc5.jpg

観光地化され過ぎて、多くの家がお土産屋さんやカフェをやっているからかも。
たくさんの看板が目につくし、「寄っていかない」と言われるたびに興ざめする。

こんな場所では、ひっそりと伝統的な生活を送ってほしい。
素朴な村人との交流がしたい。
それは、外の人間のエゴってわかってはいるけど・・・。

イランではチャードルや黒い布で体を覆っている人が多いけど、この村の女性たちはちょっと違う。
思い思いの柄を身にまとっている。

a_DSC_0364_20131019190811b9f.jpg

なんかインドのサリーみたいじゃない?

a_DSC_0365_201310191908080d2.jpg

そんな村人との交流を期待していたけど果たせず(せめて子どもと遊ぼうと思ったら「ギブ ミー ペン!」「ギブ ミー マニー!」ってインドで何百回と聞いたせりふを再び聞くことになったし・・・)都会のタブリーズへ。

観光よりも現地の人たちとの触れ合いを求めているイクエとケンゾー。
そのために買わなければならないものがあった。

まずひとつは・・・。

a_DSC_0271_201310191842209cd.jpg

ペルシア語の辞書。
この前オルーミーイェでホームステイさせてもらったフェリーバの家族は簡単な英語さえ知らなくてコミニュケーションに手間取った。
イランの人たちって「外国人と話したい!」「日本人を歓待したい!」って気持ちが強くてしょっちゅう笑顔で話しかけられるんだけど、お互い言葉を知らないから会話がすぐ途切れてしまう。

だから手のひらサイズの辞書を2冊購入♡
わたしたち用に英語からペルシア語を調べる辞書。
相手用にペルシア語から英語を調べる辞書。

a_DSC_0325_20131019184247a40.jpg

そうそう。
イラン人はけっこうみんな活字が好きみたい。
本屋さんもたくさんあるし、街のキヨスクの新聞コーナーには何種類もの新聞が置かれてたくさんの人が立ち止まって食い入るように見ている。

(※ちなみに今までの国で、国民がもっとも活字に興味がないと思った国は中国)

だから辞書選びも10軒近くの本屋さんを訪ねた。
この本屋さんはこちらから何も言わずとも清算のとき値引きしてくれた。優しい!

そしてもうひとつ手に入れたものは・・・

a_DSC_0279_2013101918430037e.jpg

テレホンカード!
出会う人の多くに「携帯持ってないの?」「電話番号教えて」「困ったことがあったらいつでもわたしに電話して」って言われる。
そのたびに「電話がなくて使えないんだよね・・・」と言いながらメールアドレスを教えていた。
せめてこちらからでも連絡できる手段があれば・・・。

イランの街には公衆電話がある。
このカードさえあれば、いつでも仲良くなった人に電話することができる。
度数によって値段が違うんだけど、買ったのは20000リアル(約64円分)。
どのくらい使えるか分からないけど、携帯にかけてもなかなか度数は減らないのでけっこう長く通話できるみたい。

(州によってテレカの種類が違って、買いなおさないといけない場合もあるので注意。
いま思ったけど日本の20歳以下の人に「テレカ」って言ってもわからんかもね。)

そして!
今回の旅でイクエとケンゾーが初挑戦しようとしていることがある。
それがカウチサーフィン ♪

わたしたちのブログの読者の方にはカウチサーフィンを知らない人も多いと思うので、簡単に説明します。

カウチサーフィンっていうのは、「ホームステイしたい人」と「宿泊客を受け入れる人」をつなぐインターネットのサイト(の運営団体)の名前。
世界各国の人が利用しています。

カウチ画像

「カウチ」には「ソファー」とか「寝床」とか「休む場所」って意味がありますね。
「サーフィン」の意味は「波乗り」だけど「ネットサーフィン」って言葉もあるように「情報の波にのって渡り歩く」というイメージ。
だから「カウチサーフィン」=「サイトでカウチ(寝床)を探しながら旅をする」という感じでしょうか。

カウチサーフィンの特徴は、無料であるということ!
メンバーになるために登録料なんてのもいらないし、ホームステイしてもその家庭に謝礼金を払うというルールもない。

参加したい人は、ただプロフィールや自分の写真なんかを載せてメンバー登録すればいいだけ。

もちろんイクエとケンゾーみたいに「カウチを見つけている人」にとっては「ホテルに泊まるよりも安く旅ができる」というメリットがあるけれど、それ以上に「その国の一般家庭におじゃまして異文化交流する絶好の機会になる」というのが最大の魅力。
もちろんこれは「受け入れ側(ホスト)」にとっても同じです。

だから自己紹介のページに「teach. learn. share」という欄があって、ホームステイしたい人はどんなことをホストに提供できるかをアピールするようになっています。
たとえばわたしたちは「日本語を教えます」「和食を作ります」「世界一周中なのでこれまでの旅の話や写真をお見せします」なんてことを書いています。

「会ったこともない人の家に泊まって大丈夫?」なんて心配もあると思うけど、自己紹介のページがけっこう細かくて、仕事/学歴/座右の銘/これまでの経験/カウチサーフィンに対する意見・・・などなどたくさんあります。
これを参考にしたり、あとはこれまでその人の家に泊まったことのある人の「評価欄」があるのでその評価を見て信頼できる人かどうかを判断します。

さらにサイト上でメッセージのやり取りができるので、どういう家なのか質問したり自分たちのことをもっと細かく紹介することもできます。
ホームステイの実践の前にネット上でコミニュケーションを深めていきます。
イクエとケンゾーは、実際にホームステイするかは置いといてたくさんの人とメッセージのやりとりをしています。

カウチ画面

カウチサーフィンでホームステイ先を探すやり方には2つあります。

ひとつは自分から見つけること。
たとえば「イランのタブリーズでホームステイしたいな」と思ったら、タブリーズ在住のホストを一覧で見ながら「この家庭、良さそうだな」と思う人を見つけてその人に「ホームステイさせてください」とメッセージを送って返事を待ちます。
いわば、積極的に自分好みのホストを探すやり方ですね。

もうひとつは、自分の旅のスケジュールを書いて「ホスト」からのご招待を待つこと。
たとえば「10月10日~10月20日ごろタブリーズに行きます。家に泊まらせてくれる人募集中です。」みたいな内容を書きます。
すると「お、この日本人おもしろそうだな。よし、家に泊めてあげよう!」という人が「うちに泊まってもいいよ」という誘いのメッセージをくれます。
こちらのやり方は、「来るもの拒まず」みたいな感じでやや受動的。

イクエとケンゾーははじめてのカウチサーフィンということで、ふたつめの「受動的」なやり方でホストを探していました。

そしたら、来る!来る!
ご招待の嵐!!!
結果、お断りしなきゃいけなくなりました。
20代前半の若い男性からの誘いも多かったけど、お母さん、奥さん、子どもたちとも交流したいのでなるべく「家族持ち」の家庭を選ぶようにしています。

(イランは「おもてなし」精神にあふれた国なのでたくさんのイラン人からご招待を受けますが、国によってはこっちから積極的にホスト探しをしないと見つからないところも多いようです。
イクエとケンゾーどっちもメンバー登録してホストを募集していたんだけど、ケンゾーにはたくさんご招待がくるのにイクエにはなんとゼロ!
イスラム圏では女性ひとりでカウチサーフィンを利用するのはちょっと難しいかもしれません。
実際にこのあとお世話になった家庭も「うちは若い女の子は受け入れない。妻が嫌がるから。だから男性やご夫婦、女性2人組に限定して受け入れてる」とおっしゃっていました。)

カウチサーフィンについては知ってたんだけど、全部英文で登録しないといけないので面倒くさがりやのイクエとケンゾーは「やってみたいな」と思いながらもなかなかやる気がおきませんでした。

でも実際やると意外と簡単なので「早くやっておけば良かったな」と思うし、みなさんにもおすすめです。
たしかにプロフィールの項目は細かいけど、一度に完成させようとは思わずに時間があるときに少しずつ埋めていけばいいと思います。
イクエとケンゾーもまだ空欄にしてるところもあるけど、それでも利用できています。

「現地の人と交流はしたいけど知らない人の家にホームステイはちょっとな・・・」と不安な人は、「おうちで家庭料理をいただきたいです」とか「車で街案内をしてくれる人を募集しています」なんてこともお願いすることができます。

もちろんこのカウチサーフィン、旅行中の人だけじゃなく日本にいるあなたも利用することができます。
「ホスト」になれば英会話スクールに通わなくても生の英語をマスターできるし、海外旅行しなくても異文化交流できますよ。

でも、実際カウチサーフィンってどうなんでしょ。
あしたは「カウチサーフィンでの初めてのホームステイ体験」をお伝えします。
どうなることやら。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イランの実態

2013.10.22 06:15|イラン☞EDIT
CMに出てくる女の人みんながスカーフを巻いているのが奇妙に思えるイクエです。
日本と同じようなつくりの洗剤のCM見てても、出てくる主婦のスカーフの部分だけに目がいって違和感を感じるんだよね。

イランはじめての大都会にやってきたイクエとケンゾー。
人口150万。北部で一番の都市、タブリーズ。

タブリーズ

まずは宿探し。

そのまえに、きょうはイランの実態を紹介しながらブログを書いていこうかな。

旅をしながらブログをやっているイクエとケンゾーにとっては、宿はインターネットができるところがいい。
いつもは、宿代や清潔さ、スタッフの印象などともに「Wi-Fi付き」であるかを宿選びのポイントにしている。
だけど、イランでは「Wi-Fi付き」というのを条件から外すことにした。
Wi-Fi付きの安宿が少ないというのもあるし、たとえついていても遅すぎて使い物にならないというのを聞いていたから。

「カフェネット」と呼ばれるインターネットが有料でできるお店が街にはあるのでそこを活用することにした。
だいたい1時間15000~20000リアル(約50円~60円)。

さて、ここで「イランの実態①」

①イランではインターネットが規制されている

これは中国と同じ。
おそらく、政府にとって都合が悪い情報を国民に知られたくないということや、国家の安定を揺るがすツールとしてインターネットを活用させたくないというのが理由だと思う。
中国と同じようにFacebookはもちろん、わたしたちのこのFC2のブログも見られないし、ヤフーなんかの日本のサイトも見られない。

たとえばヤフーの画面にしようと思っても、かわりにこんなわけのわからない画面が表示される。
わたしたちがアクセスしたいものは、ほとんどこの画面になってしまう。

iran.jpg

でも、抜け道があって、ほとんどのイラン人はVPN(ほかの国のサーバーに迂回する)などでネットを使っている。
イクエとケンゾーもイランではこのサービスを利用している。
ちなみにVPNは有料のものと無料のものがあって、中国では有料のものに登録したけど今回は無料のサービスを使っている。
無料でも質が落ちることはない。

選んだホテルにはもちろんWi-Fiはついていない。

a_DSC_0202_201310191816167d5.jpg

ここの宿にたどり着くまで長かった。
ガイドブックに載っていた宿は満室で断られ、ほかの宿にあたってみるも安いところは全部満室、あっても宿代が高かった。
オルーミーイェでもそうだったけど、イランは需要に対して安宿の数が少ないのかな。

ダブルで250000リアル(約800円)。
ちなみにシャワーは別料金。

カフェを兼業していて従業員はフレンドリー。
中庭もあって、シーツやベッドマットが常に干されていて清潔のように見える。

a_DSC_0205_20131019181614069.jpg

だけどいるんだよね・・・。
南京虫が。
何匹も殺したけど、何十か所も刺された。
立地と値段と従業員の良さとほかに選択肢があまりないということで、結局南京虫の恐怖に怯えながらもこの宿に4泊もした。

a_DSC_0206_20131019181617c6a.jpg

タブリーズの街には服や靴のお店がたくさんある。
チャードル(黒い服)を羽織っている女性は多いけど、みんなその中はおしゃれをしている。

a_DSC_0209_201310191816171c6.jpg

「イランの実態②」
②女性も男性もおしゃれに気を遣い、こぎれいにしている

イクエとケンゾーは薄汚いので恥ずかしくなるほど。
靴下履かずにサンダル履きってのは、イランではあまり美しくないみたいね。
「ラフ」はダメ。「ちゃんと整った格好」がいい。

女性はみんなばっちりメイクしている。
目元なんてもうただえさえ彫りが深いのに、上下にアイライン入れてマスカラたっぷりだからね。
眉毛も濃い。
爪も整えてマニュキアも塗っている。
イラン人はもともと美しいけど、さらに磨きをかけてるから世界でもトップクラスの美女だと思う。

そして「イランの実態③」
③女性は足首まで隠れるズボンかスカート、長袖、あたまにはスカーフ
これは鉄則。旅行者も同じ。
もし違反したら、警察にとやかく言われる前に一般の人に指導される。

子どもは例外だけど、だいたい9歳ぐらいからやらないといけないらしい。

a_DSC_0514_20131019182034843.jpg

この写真、女の子たちの頭よりも、背景が気になるよね。
肉屋のほうに目がいってしまう。

a_DSC_0516_201310191820419ec.jpg

「イランの実態④」
④イスラム教徒なので豚肉は食べてはいけない。だけどイラン人は肉料理が大好き。

家庭では鶏肉料理がよく出てくるし、街にあるレストランの半分以上がキャバーブ(ケバブ)屋さん。
お肉を挟んだサンドウィッチやハンバーガー屋さんもたくさんある。
というか、キャバーブ、サンドウィッチ、ハンバーガーを出さないレストランを見つけるのが大変なくらい。

そうそう。
豚肉もダメだけど、もちろんアルコールもダメ。

「イランの実態⑤」
⑤ビールっぽいジュースが人気。アメリカ嫌いなくせにコカコーラは大好き。

a_DSC_0429_20131019181803f79.jpg

左のがコーラ。
偽物コーラーじゃないよ。
ちゃんとペルシア文字で「コカコーラ」、裏側には「coca cola」と英語で書かれている。
右側はビールっぽいけど麦でできた炭酸のジュース。ザクロとかレモンとかフレーバーを選べる。

さあ、タブリーズの観光に行きましょう ♪

まずは14世紀初めに建てられた大きな城塞。
アルゲ・タブリーズ。

a_DSC_0253_201310191817192a6.jpg

10階建てくらいの高さはあるかな。

正直な感想は「ふ~ん」。
特に美しくもないし、うわあすごいなあとも思わない。
だけど、この城塞についての逸話が気になる。

a_DSC_0260_201310191817163d1.jpg

その逸話と言うのが、昔はこの上から犯罪者を突き落としていたらしいんだけど、ある女性はチャードルがパラシュート代りになって助かったんだって。
黒いマントがパラシュートみたいに膨らんで、女性が優雅に着地したところを想像するとなんか笑えるよね。

刑罰といえば「イランの実態⑥」
⑥今でもムチ打ちの刑が行なわれている。
「ええっ~!! 原始的な!」って思うでしょ。
でもイラン人に言わせると「普通」なんだって。
ムチで打たれる刑が「通常」の刑らしい。
ムチを打つプロがいるらしいからね。

タブリーズの街には古いモスクもあれば、イランっぽくない建物もある。

a_DSC_0265_20131019181720857.jpg

繁華街の交差点に面した時計塔。
「時計塔」って言いながら、時刻がまったく合ってないんだよね。

a_DSC_0263_20131019181717d49.jpg

夜はライトアップされて一段とキレイ。

a_DSC_0519_2013101918203191c.jpg

こんなタブリーズの街は、交通渋滞でラッシュ時は大変。
「イランの実態⑦」
⑦車を持っている人は多い。しかもけっこういい車に乗っている。

a_DSC_0412_2013101918180574a.jpg

「イラン」っていうとなんかいつも戦争してそうで、未開で・・・っていうイメージをもつ人も多いかもしれないけど、けっこう洗練されている。
石油の採れるイラン。
確かに日本と比べて物価は安いけど、生活水準はそんなに低くないように思う。
道路は田舎でも舗装されていて、日本の道路状況よりもいいくらい。
ちなみに日本車はふつうのセダンタイプで400万くらい。
日本で買うよりも倍くらいの額らしい。

a_DSC_0427_20131019181759688.jpg

タブリーズでは路線バスがたくさん走っている。
ポンコツじゃなくて、ちゃんとしたバス。

a_DSC_0331_201310191817483c5.jpg

ガソリン代が安いから、長距離バスも市内の路線バスも運賃はかなり安い。
市内の路線バスは一律2000リアル(約6円)。 安い!!

a_DSC_0283_2013101918172014b.jpg

バスにちなんだ「イランの実態⑧」
⑧女性と男性で乗り場と座席が分かれている

a_DSC_0409_20131019181802a93.jpg

たとえ夫婦でも、親子(すごく小さい子は例外)でも分かれて乗らないといけない。
街によって違うみたいだけど、とくにタブリーズではバスの前列が男性、後列が女性というルールは徹底している。
男性と女性のスペースの間にはフェンスで仕切ってあって、行き来できない。
だから乗るのも降りるのも、男性は前のドア、女性は後ろのドアから乗らないといけない。
ケンゾーと「次降りるよ!」と叫びながら意思の疎通をするのが難しかった。

a_DSC_0199_2013101918160001f.jpg

a_DSC_0463_2013101918203766a.jpg

最後に、分かる人には分かる「イランの実態⑨」
⑨懐かしのあのガムがある

小さな店に行って「ジャポーン?」って言われたから「うん」って答えたらお店の人が「ジャポーンのお菓子があるよ」ってレジの前に並べてあったガムを指差した。

こ、これは!
ちゃんと箱の横にMADE IN JAPANの文字。

a_P1030866.jpg

期待通りのイラン。
予想外のイラン。
驚きのイラン。

これからのイラン旅が楽しみだ♡
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

観光なんてどうでもよくなった

2013.10.21 05:44|イラン☞EDIT
便器の横のお尻を洗うホースで、髪を洗ったイクエです。
頭にスカーフ巻いてないといけないイランでは、みんなが通る廊下の共用の洗面台で女が髪を洗うなんてことできないからしょうがないね。

街で「ジャポーン!?」と声をかけられ、まったく言葉が通じないのにイラン人の家庭におじゃましてしまったイクエとケンゾー。

言葉は通じないけど、なんとかなるもんだね。
この家庭で、もう何杯目のお茶をごちそうになってるだろう。

a_DSC_0125_20131019173553023.jpg

ちなみにこの家にはフェリーバ(38歳)と二人息子のアーラッシュ(21歳)とプイヨン(20歳)が住んでいる。
フェリーバは17歳で結婚、子どもを生んでいる。
日本の感覚からするとかなり早い。

フェリーバの夫はぶどう農園で働いている。
ぶどうが実るこの季節、大黒柱のお父さんはぶどうが採れる別の街に住み込んで収穫作業をしているので今は不在。

ここオルーミーイェを含め、トルコに近いイラン北部は人種としてはトルコ人。
フェリーバたちによると、祖先が昔トルコからここに移り住んだのだそう。
だからみんなトルコ語を話す。

トルコ語がわからないイクエとケンゾー。
英語がわからないフェリーバたち。
お互い言葉がわからないから、会話に時間がかかる。

お父さんがぶどう農園で働いているっていう情報も、フェリーバが紙にぶどうの絵を描いて必死に説明してくれたからわかった。
「伝えあう」「分かりあう」というのは、言葉以上にその意志が重要なのかもしれない。

息子たちのおばあちゃんは、フェリーバの妹といっしょに別の家に住んでるんだけど、この家に遊びにきてくれた。
イクエってけっして「おじさんキラー」じゃないんだけど「おばあちゃん、おばさんキラー」なんだよね。
自分で言うのも何なんだけど、年上の女性に好かれる。

a_DSC_0092_20131019173556bef.jpg

娘みたいに思われるのかな。
ちなみに、この家庭でもそうだしほかの女性にも言われたんだけど、イランでは前髪が短いのはとっても珍しいらしい。
「アハハハ! なんで前髪がこんなんなのー!?」と言われる。

イランではみんなスカーフで髪を隠すから前髪も長くしている。
イランで前髪が短いのはスカーフをしない小さな女の子くらい。
だから前髪が短いと「かわいらしい」と映るみたい。

イランを旅する女性! 前髪短くしていくとみんなにウケますよ!

ちなみに外では絶対巻いとかないといけないスカーフだけど、家では外すのOKだし半袖着るのもOK。
厳格な家庭だとNGみたいだけど。

このおばあちゃん、スカートがまくれて足が見えた。
ストッキングの下に湿布みたいなのがペタペタ貼ってある。
足が痛いのかなあ。
「おばあちゃん、足痛いの? 大丈夫?」ってさすろうとしたら、湿布じゃなくて紙幣だった!

ひざ下ストッキングを財布代りにしてたんだ!
ストッキングの中には何枚ものお札がねじ込んである。
イクエとケンゾーがおばあちゃんの隠し財布を発見してびっくりしたら、娘や孫も大爆笑。

そんなかわいいおばあちゃん、イクエとケンゾーに子どもがいないというのがわかるとものすごく同情してくれた。
バングラデシュでもそうだったんだけど、イスラムの国で結婚してるのに子どもがいないというのはかなり驚かれる。
「女は子どもを産むべし!」だからね。

この1年旅をしてきて「どうして子どもを産まないの!?」という質問は100回以上されていると思う。
「そのうちね」とか「日本で働いてて忙しかったから」とか「いま旅行中だから」と言ってももちろん納得してもらえない。

(出産のことだけでなく「早く結婚すべし」という教えもあるから、独身女性が結婚もせずひとりでイスラム圏を旅行するのはかなり奇異に思われるみたい。)

この家のおばあちゃんは、イクエのお腹をさすりながら「インシャー・アッラー(神がお望みなら)」と何度も唱えている。

「大丈夫、神が授けてくれる」
そんなふうに慰められてるみたい。

ありがとう、おばあちゃん。
おばあちゃんは心配してくれてるのに、本人たちがそんなに真剣に考えず旅行なんてやってるから、なんだか申し訳ない気持ちになる。

おばあちゃんが家に帰るというので、最後にみんなで記念撮影。

a_DSC_0115_20131019173553f78.jpg

おばあちゃんにプレゼントを、と思って記念に五円玉にリボンをかけたものを渡した。
するとおばあちゃんは「お金なんて受け取れない!」と突き返す。
「記念だから」「お守り代りに」って説明してもおばあちゃんにとっては「お金をもらう」というのは気が引けるみたい。
「たったの五円の価値しかないんだから」と家族といっしょに説得。
するとおばあちゃんは五円玉を受け取ったんだけど、五円とは比べものにならないくらいの額のイラン紙幣をイクエの手に押し付けてきた。

「いやいやいや、困る困る。
 そんなことなら五円玉を返してもらったほうがいい。」
そう言って今度はイクエたちがおばあちゃんにイラン紙幣を押し付けるんだけど受け取ってくれない。
そこでケンゾーが強行手段に出た。
おばあちゃんのひざ下ストッキングに紙幣をねじ込んだ!

家族みんなで大笑い。
おばあちゃんも、顔を赤らめて照れ笑い。
五円玉を胸につけて、家へと帰っていった。

しばらくするとおばあちゃんからフェリーバに電話がかかってきた。
電話を代わって「チョクサオール(ありがとう)」と伝える。
おばあちゃんは「インシャー アッラー」と何度も何度も繰り返す。
フェリーバがお腹を指しながら「おばあちゃんは赤ちゃんができるように祈ってるんだよ」と言った。

わ、わるいねえ、おばあちゃん。
が、がんばるよ。

電話を切ってしばらくしたら、チャイムが鳴った。
どんなお客さんかと思ったら・・・。

息を切らしながらやってきた、おばあちゃん!!

a_DSC_0118_201310191736165b3.jpg

わざわざ家からイクエのために干しアンズと、ブレスレット、それにこのハデハデの赤いヒョウ柄シャツとタンクトップを持ってきてくれてプレゼントしてくれた。

ありがとうおばあちゃん!
きっとおばあちゃんの勝負服として大事にタンスにしまってたんだね。
びっくりするぐらい派手だけど、がんばって使わせてもらうよ!!

それからはフェリーバの妹とお友達もやってきた。
挨拶しあって3人で外出。

a_DSC_0127_201310191736078ec.jpg

言葉がわからないからどこに向かっているかわからないんだけど、やってきたのはショッピングビル。
その一室のお店の鍵をフェリーバが開けた。
ここは、フェリーバのお店らしい。

a_DSC_0128_2013101917373189f.jpg

家にも編みかけの小物や毛糸があったし、フェリーバはここで手作りのものを売っているみたい。

a_DSC_0129_20131019173742582.jpg

そしてなぜか既製品の下着も売っている。
いきなりイクエの胸を服の上からモミッ。
売り物のブラジャーからイクエサイズのものをプレゼントしてくれた。
(あとからつけたら結局ブカブカだった。
イラン人は豊満なのね。
ケンゾーには「そのブラジャー、意味をなしてない」って言われてるけど使ってるよ!)

そして派手なパンツももらった。
スカーフで頭を隠して、暑くても長袖のコートですっぽり体を覆っているイラン人女性たち。
でも下着はセクシーなのがお好みなのかも。

a_DSC_0132_201310191737521af.jpg

フェリーバのお店をあとにして、タクシーに乗り、街を歩き、ある場所を目指す。
(タクシー代はフェリーバが払ってくれた。申し訳ない。)

そうそう。
イランの街には、こういうのもいるよ。

a_DSC_0143_2013101917375380c.jpg

向かった先と言うのは・・・。

a_DSC_0144_20131019173750465.jpg

ん?
なんでバックパック持ってるの?

なんとチェックインしていたホテルをフェリーバの(強引な)勧めにより出て、きょうはフェリーバの家にホームステイすることに。

家でお昼ご飯をごちそうになったあたりから、フェリーバの引き止め作戦は始まって、寝室のベッドにイクエとケンゾーを座らせて「ここで今から昼寝をしなさい」とか「ちょっとお風呂に入ってゆっくりしなさい」と言われ続けていた。
さらに「もう、きょうはここに泊まりなさい!」と説得され・・・。
最初はお断りしてたんだけど、最後は根負けしてホームステイすることに。

ホテルの部屋にすでに荷物を置いていたし、泊まらないにしてももう夕方だし無料でチェックアウトってわけにはいかない。
ホテル側からは宿泊費全額支払うように言われたけど、フェリーバが交渉してけっきょく半額を支払うことにした。

きょう街で出会ったばかりの人の家にホームステイ。
イランってすごい国だな・・・。
あのバングラデシュの旅の再来だ。

a_DSC_0151_20131019173903920.jpg

まさかフェリーバの家で夕食まで食べるとはなあ・・・。
夕食のメニューはスパゲッティ。
ちなみにイランでは夕食よりも昼食のほうが豪華。

『地球の歩き方』の旅で使うペルシア語のページを見ながら、一生懸命日本語を紙に写すフェリーバ。

a_DSC_0149_201310191738482f4.jpg

「こんにちは」とか「さようなら」はいいとして、「安いホテルはどこですか」「バスの切符はいくらですか」なんて日本語、覚えなくていいと思うけど。

その後はみんなで折り紙。

a_DSC_0158_20131019173856144.jpg

a_DSC_0159_20131019173859326.jpg

「泊まらせる作戦」に一勝しているフェリーバ。
次は「あすも泊まらせる作戦」を敢行。

「なんで明日ここを出て行かなきゃいけないの?」
「夫が働くぶどう農園に行って、いっしょにぶどう狩りをしようよ」と誘われる。

ぶどう農園の街ってここからかなりの距離で1日では無理だよね。
そんなことしてたら一週間コースになっちゃうよ。

本当に、バングラデシュの旅が思い出される。
バングラでも結局流されてしまって、予定外のホームステイをしてビザの期限が切れるところだった。
バングラのときは最後はインドとの国境まで見送りに来てくれて、涙の別れになった。

ケンゾーと話す。
「もう絶対あしたここを出よう。
 そうじゃないと、いつまで経ってもここから脱出できんようになる。」
「うん。キリないもんね。」


「バスの切符をもう買ってるから」って断ると「バスの切符を破ってしまえばいいじゃない」と何度もバスの切符を破る仕草をする。

ダメダメ。
負けちゃダメだ。

「イランをまわって、最後にまたこの街に来るから」と説得し、次の日、この家を出ることにした。

バスターミナルまで車で送ってくれるフェリーバ。
途中、おばあちゃんが住む家に立ち寄った。
でも、バスの時間は迫っている。

a_DSC_0160_201310191739098db.jpg

バングラデシュのときと重なる。
バングラデシュのときも、ようやくホームステイ先の家族を説得して家を出たはいいけれど、途中なぜか学校に寄らされたり、親戚の家に寄ったり、友だちに紹介されたりとどんどん時間が過ぎていって、その日のうちに国境越えできない可能性が出てひやりとしたんだった。

今回もバスの時間が過ぎたら、また家に舞い戻ることになる。

時間がないことをアピールして、おばあちゃんとお別れ。

a_DSC_0163_201310191740033d1.jpg

ありがとう、おばあちゃん。
車を見送りながら「インシャー アッラー」と何度も言い続けるおばあちゃん。

a_DSC_0166_20131019174004fe8.jpg

もう100回目くらいの「インシャー アッラー」だ。
おばあちゃん!子づくりがんばるよ!!

a_DSC_0168_20131019174004ad9.jpg

よし、今度こそバスターミナルだ。
そう思ったら、今度はフェリーバの妹のだんなさんがいるところで車がとまった。

a_DSC_0171_20131019174011df0.jpg

大急ぎであいさつして、写真撮影。

ようやくバスターミナルへ。

a_DSC_0173_2013101917401347b.jpg

バスターミナルに着いても、フェリーバは「本当にきょう行くの?」と聞いてくる。
そして切符を破る仕草をする。

フェリーバ、ごめんね・・・。

バスが出るときまで見送ってくれるのかなと思ったら、フェリーバは待合室でお別れの言葉を言った。
今にも泣きそうな顔になっている。
たぶんこれ以上ここにいると、涙が出てしまうからなんだと思う。
抱擁すると、フェリーバはうつむいたまま、足早に待合室から出て行った。

ちらっとこっちを見返したフェリーバは泣いているみたいだった。

フェリーバ、ありがとう。
たった一日だったけど、とても楽しかったよ。
出会えて良かった。
ほんとうに、ありがとうね。
忘れないから。

タブリーズへと向かうバスの中、オルーミーイェ湖が見えた。
世界でも有数の大きさの塩湖。
いまでは水不足やダムの建設からか水面の半分以上が干上がっている。

a_DSC_0185_20131019174237dfd.jpg

a_DSC_0189_20131019174159d3a.jpg

それでも水を湛えている部分は、水面に雲が映って「ウユニ塩湖」みたいになっている。

a_DSC_0193_20131019174213cd5.jpg

たしかにきれいだけど、感動しない。
こんな風景を見るよりも、フェリーバたちと過ごした時間のほうが何倍も楽しかったから。

a_DSC_0191_20131019174311df1.jpg

「そういえばここ、観光しにこようとしとった湖やね。
 結局、オルーミーイェの観光地には行けんかったね。」
「うん。
 オルーミーイェに来たらみんなが行くっていう教会も見とらんよね。」
「でも、そんなのもうどうでもいいね。」
「うん。
 イランの旅は、観光よりも人と触れ合うのが一番かもしれん。」

まだ2晩しか過ごしていないイラン。
それでも「この国が好きになる」というのをイクエとケンゾーは確信している。

だってわたしたち、観光よりも「人」が好きなのだから。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イランの家庭に初潜入

2013.10.20 06:02|イラン☞EDIT
昨夜南京虫にやられて寝不足のケンゾーです。
見つけるたびに潰していったら、朝にはシーツが血だらけになってた。

きょうはタブリーズというイラン北西部の中心都市まで移動する予定。
マークーのバスターミナルは街から2kmほど離れている。
乗合いタクシーに乗っていかないといけないんだけど、まだイランのタクシーに慣れていないケンゾーとイクエ。
電卓片手にドライバーのおっちゃんと値段交渉をしていると、ひとりの青年が「自分もターミナルに行くから、いっしょにタクシーに乗ろう」と言ってくれた。

18歳のこの青年、ターミナルじゃなくて手前にある学校に行くため途中で降りたんだけど、ドライバーにターミナルまで行ってくれるようにお願いしてくれて、さらにはケンゾーたちのお金まで払ってくれた。
自分たちで払うからいいよって言ったら、「いいんだよ、あなたたちはゲストだから!」だって!
そんなこと18歳で言える?
自分だったら18歳のときに見ず知らずの外国人相手にそんな男気のあること言えなかったよ。
男前の青年ありがとう!

a_DSC_0004_20131017012258e8c.jpg

ターミナルの中にバス会社のカウンターがずらっと並んでいる。
ところがタブリーズ行きのバスは全部満席。
きょうはもう無いよ、だって。

a_DSC_0005_20131018030331755.jpg

どうしよう?
「テヘラン行きならあるよ」って勧められたけど、それはちょっと急ぎ足すぎる。
急ぐよりも寄り道して「ふらりゆるり」なほうがふたりの旅には合っている。

地図を見ながらイクエが行った。
「ちょっと遠回りになるけど、このオルーミーイェってとこは?」
オルーミーイェ行きのバスならあるそうだ。

じゃあそっちに行っちゃおう!
イランでは今まで以上にその場の流れに身を任せて旅をしよう。

オルーミーイェ

ということで急遽目的地を変更。
マークーからオルーミーイェまでは1人70,000リアル(約220円)。
これがバスチケット。
もちろんペルシャ語なのでなんて書いてあるのかさっぱり分からない。

a_DSC_0008_20131018030336431.jpg

かろうじて分かるのは数字だけ。
数字はそんなに難しくないのですぐに覚えられる。
ペルシャ語は日本語と逆で右から読んでいくんだけど、数字は左から。
英語のVのような۷が7、点۰が0、۷۰۰۰۰で70,000。
۲は2、۱は1、3をひっくり返したようなƐは4。
解読すると1人70,000リアルで2人だから合計で140,000リアルってこと。
ちなみに右側に日付が書いてあるんだけど、イスラム暦なのでさっぱりわからない。

出発まですこし時間があるので、ぶらぶら散歩をすることに。
歩いているとすぐにお茶に誘われる。
イランではお金を払ってチャイを飲む必要がなさそうだ。

毎日毎日、人の写真ばかりが増えていく。
そんなところもバングラとそっくり。

a_DSC_0010_2013101803032733a.jpg

a_DSC_0018_201310180305058fc.jpg

a_DSC_0016_20131018030501f76.jpg

世界遺産もたくさんあるイランなのに、観光らしい観光はまだぜんぜんしていない。
でもそれでいいや。
こんなにかわいいおじいちゃんがいるからね。

a_DSC_0013_2013101803045439a.jpg

a_DSC_0012_20131018030335526.jpg

さあオルーミーイェへ出発だ。
ほかのブログには「イランのバスは超豪華!」「お菓子やジュースがついてて大満足!」なんて書いてあるけどどうなんだろう?

a_DSC_0019_2013101803045884b.jpg

うん、まあ見た目は悪くはないよ。
肝心の車中は?

a_DSC_0020_201310180305047ba.jpg

まあ「豪華!」ってほどじゃないけどボロくはない。
でもシートカバーはなぜか『Iran Air』。
ちょっと胡散臭いにおいがぷんぷんしてきたよ。

a_DSC_0032_201310180307075eb.jpg

そしてシートベルトがこんなにちゃちい。
万が一のときはまったく当てになりそうにない。

a_DSC_0025_201310180307133ac.jpg

それでもイクエのはまだマシだ。
ケンゾーのなんかこれだよ。

a_DSC_0027_20131018030713d21.jpg

もはや意味をなしてない。
それでもイランはけっこう車に関するルールが厳しくて、ハイウェイの入口に差しかかるとシートベルトを締めるように車掌に言われる。
それも飛行機のように一人一人チェックする念の入れようだ。
締めることができないケンゾーが「どうしたらいい?」って車掌に聞いたら「結んでおいて」だって。
徹底してるのか適当なのかよくわからない。

出発して4時間半。
ほぼ全員が爆睡している間にオルーミーイェに到着。

a_DSC_0034_201310180307109e1.jpg

今度はちゃんとタブリーズに行けるように、タブリーズ行きのバスチケットもその場で買うことに。
オルーミーイェ ~ タブリーズ1人55,000リアル(約175円)。

バスターミナルからバザールがある街の中心までタクシー1台20,000リアル(約64円)。
安宿は満室ばかりでホテル探しにちょっと苦労した。
ちょっと高めの「ARK HOTEL」というホテルしか空きがなかった。
シャワー・トイレ共同でダブルが400,000リアル(約1280円)。

a_DSC_0044_20131018030843b8a.jpg

a_DSC_0036_20131018030709afc.jpg

この街でおもしろい食べ物を発見。
「アーブ・グーシュト」っていうんだけど、羊の肉やじゃがいもが入ったスープにパンをちぎって入れて、専用の道具でぐちゃぐちゃに潰して食べるというもの。

a_DSC_0040_20131018030837489.jpg

a_DSC_0042_20131018030847e4f.jpg

a_DSC_0043_20131018030852f38.jpg

まあ見た目ほど味は悪くはない。
でも、これ潰さずにそのまま食べたほうがいいんじゃないかなあ。
潰す意味がいまいちよくわかんない。


ここオルーミーイェにもクルド人が住んでいる。
街を歩くとだぶだぶのズボンをはいた男の人たちの姿をよく目にする。

a_DSC_0045_20131018030857e67.jpg

a_DSC_0047_20131018031045397.jpg

みんなクルド人としての誇りをもってる。
マイノリティーの人も堂々と胸を張って生きられる世の中になってほしいよね。

a_DSC_0055_20131018031044dc8.jpg

a_DSC_0057_20131018031011c4a.jpg

ドルをリアルに両替したくて銀行へ。
するとそこで女の人に声をかけられた。
「ジャポーン?」
「イェス、ジャポーン!」と言うとテンションがMAXになる女性。

英語はほとんど、というかまったく喋れない。
ただ興奮しながら「アイ ラブ ジャポーン!」と言いながら身振り手振りで必死に何かを伝えようとしている。

自分とあっちがわを交互に指しながら「チャイ」と一生懸命何か誘っている。
「家にお茶を飲みに来て!」って言ってるんだろう。
イランではこういう誘いには遠慮をしないと決めたケンゾーとイクエ。
もちろん、喜んで行きます!

家へと向かうタクシーの中でも興奮冷めやらぬ彼女の名前はフェリーバ。

a_DSC_0059_20131018031034328.jpg

英語が喋れないフェリーバ。
ペルシャ語が喋れないケンゾーとイクエ。
(といっても、このあたりのイラン人は全員トルコ語で会話している。もちろんケンゾーとイクエはトルコ語も話せない。)
どうしてもコミニュケーションがとりたい彼女は「英語が喋れる友だちがいるから(たぶんそんな風に言ってるんだろう)」と何度も携帯で電話をかけてはイクエにはいっと携帯を手渡す。
どこの誰かも分からぬまま会話するイクエ。

a_DSC_0060_20131018031033c8b.jpg

でもいつも10秒ももたずに会話は終了。
イクエが言うには「全員が全員ほとんど英語がしゃべれずに会話が成立しなかった」そうだ。

タクシーはオルーミーイェの郊外へ。
着いたのは団地の一画。

a_DSC_0065_2013101803112971f.jpg

a_DSC_0067_2013101803115116c.jpg

イランの一般家庭に初潜入だ。
部屋はそれほど広くなく、日本の団地くらい。
キッチンを入れたダイニングルームは12畳くらいで、別に6畳くらいの部屋が2つ。
液晶テレビやパソコンもあるしけっこう立派な部屋だ。
これはイランの平均的な家庭なのかなあ。

a_DSC_0070_2013101803120056e.jpg

a_DSC_0071_20131018031225b64.jpg

a_DSC_0073_20131018031207135.jpg

二人の息子も登場。
別の家で暮らすおばあちゃんも駆けつけてくれた、
左のお兄ちゃんはアーラッシュ21歳、車のエンジニア。
右の弟プイヨン20歳、天気を勉強している学生。

a_DSC_0080_20131018031304db1.jpg

大学生の兄弟二人も英語はまったくダメ。
「name」とか「how old」とかもわからない。
そんなときはわざわざ英語ができる人に電話して「名前」を英語で「name」というのを教えてもらったりしていた。
きりがないので、便利なものを活用することにした。
Google翻訳!
この家のパソコンで英語とペルシャ語を翻訳しながらコミニュケーションしていく。

a_DSC_0088_20131018031310167.jpg

右から文字を書くイラン。
アドレスを入力する場所などパソコン画面が全部反転している。

a_DSC_0116_20131018031356540.jpg

そして美味しいランチ。
イランではこうやって床に座って食事をする。
おばあちゃんがどんどん皿に料理を取り分けてくるのでお腹いっぱいだ。

a_DSC_0110_2013101803133264b.jpg

おばあちゃん手作りの大きめのチリのピクルスは、程よい辛さとすっぱさ。

a_DSC_0107_20131018031314d0a.jpg

フェリーバが作ったチキンもおいしい!

a_DSC_0109_20131018031323849.jpg

イランではじめての家庭料理を満喫したケンゾーとイクエ。
お昼ご飯だけでおいとまするつもりだったんだけど・・・。
まさかの・・・。
はたして明日はどうなるのか。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イランで死刑になるかもしれない宗教

2013.10.19 05:55|イラン☞EDIT
荷物になるからイヤだったけど、ケンゾーがずっとほしがっていたのでカメラの三脚をイランで購入するのを許してしまったイクエです。
330000リアル(約1000円)で買ったんだけど、あしたからどうやって持ち運ぶんだろう。
というか、そんなにこだわりもって撮影してないんだけど(イクエは)本当に使うのかな。

イクエとケンゾーにとって、イラン最初の街マークー。

トルコから国境越えしてそのままタブリーズに向かうのは時間的に厳しい。
だからここで一晩過ごそうと考えいていたので、とくにこの街に何かを期待していたわけではない。

だけどマークーの街は、着いたとたん「おお!ここ意外とすごいんじゃない!?」と思った。

街が崖に囲まれている。
映画の舞台に紛れ込んだような、別の惑星に来てしまったような。

a_DSC_0662_20131017005759517.jpg

「垂直に切り立っている」と言うより「反り上がっている」という表現が合う。
弓なりにカーブして崖の上の方が街側に迫ってきている。

a_DSC_0671_201310170058083a4.jpg

『地球の歩き方』によると崖の中腹まで上ることができ、そこには19世紀にイランで生まれたバーブ教、そして後を継いだバハーイ教の寺院跡があるらしい。

バーブ教、バハーイ教はシャリーア(イスラム教徒が守るべき法)やコーランを否定しているため、政府からは弾圧されているのだそう。

「バハーイ教の寺院跡は現在はイスラーム寺院として使われている」
『歩き方』にはそう記してある。

崖をのぼっていたらイラン人に声をかけられた。
「こっち、こっち」というのでついて行くことに。

男性2人組で双眼鏡で何かを調べている。
言葉がわからないので正確には理解できないんだけど、どうも街の職員らしく、ここをライトアップして観光地化しようと試みているらしい。
そして、日本人のグループがこの崖でロッククライミングをした、というようなことを言っていた。
そういう可能性も含めてこの崖を街の活性化に活かそうとしているのかもしれない。

あてもなくこの男性2人組のあとをついて行くと、おもちゃのようなモスクがあった。
これが『歩き方』に載っていた「バハーイ教寺院跡に建てられたモスク」?。

a_DSC_0680_201310170058096fa.jpg

かなりとってつけたようなモスクだ。
そうまでしてわざわざこんなハリボテ置く意味あるかね。

『歩き方』によれば、19世紀半ばに生まれたバーブ教は当時イランを支配していたガージャール朝政府から徹底的に弾圧されて、信徒たちを率いていたバーブは逮捕され、1847年にここマークーに監禁された。
その3年後にタブリーズで処刑されたそうだけど、きっとここがバーブ教、バハーイ教の人たちにとっては聖地になっていたのだと思う。
きっとそれが政府は嫌だったのだろう。

a_DSC_0717_20131014220520600.jpg

そして『歩き方』には「現在ではバーブ教徒、バハーイ教徒ともにムスリムからは異端と見なされていて、イランでは信徒はいないとされている」と書かれている。

崖の上からは街が見下ろせる。
崖と山の狭間に、住宅や商店が密集している。

a_DSC_0685_20131014220153b64.jpg

双眼鏡をもった2人組につきあっていたら、下からのぼってきたおじさんに出くわした。
おじさんは英語が話せる人だった。

2人組が先に歩いていったので、一瞬おじさんとわたしたちだけになった。

おじさんが2人組の居場所を目で確認し、声をひそめて言った。

「バハーイ教って知ってますか?」
「はい。ここが聖地だったんですよね。」

おじさんの顔がぱっとにこやかになった。
そして、声をひそめたままこう言った。

「わたしはね。
 その、バハーイ教の信者なんですよ。」


え!?
バハーイ教徒ってイランにはいないんじゃなかったの?

おじさんが先に歩き始めた。
ケンゾーと顔を見合わせた?

「聞き間違いだよね。
 そんなわけないよね。
 だってバハーイ教って死刑にされるってWikipediaに書いとったよ。」
「いや、でもバハーイ教って言ったよ。
 だけん、ここに来とるんじゃない?」

おじさんとまた3人だけになったので聞いてみた。
もちろん、誰にも聞かれないようにひそひそと。

「あなたの宗教って、バハーイ教ですか?
 政府が認めていないと聞いてたんですけど・・・。」

「そうです。
 わたしも2年前まで投獄されてましたから。
 家から遠く離れた場所に3年間もですよ。」


目の前にバハーイ教の人がいるということにも驚いたし、なによりも会ったばかりのわたしたちにそれを打ち明けてくれたことに驚いた。

おじさんは言った。
「わたしは〇〇(※マークーから数百キロ離れた街)に住んでいます。
ここには家族と車でやってきたんです。
家族はいま街のホテルに待機してます。
あしたの朝7時、ここに家族みんなで来てお祈りをするから良かったらまた来ませんか?
ここの朝はとても気持ちよくて美しいですよ。」


おじさん家族は、わざわざこの聖地に2日くらいかけてやってきていたのだった。
きょうは下見に来たのだろう。

見つからずにお祈りできる場所なのかどうか。
監視しているような人はいないか。

「あした7時ですよ。
 家族も紹介したいから。
 また会えたらいいね。」


おじさんはそう言い残して、家族が待つホテルへと向かっていった。

「どうする?」
「もう一度会ってみたい気もするね」
「でも、朝7時かあ。
 早いなあ。」

イスラム教シーア派の国イランで、まさか最初の日に出会った人が、発覚したら死刑になるかもしれないバハーイ教徒だなんて。

おじさんはとても穏やかな表情で優しい口振りで紳士的な人だった。
もう一度おじさんに会って、もっとバハーイ教のことを聞きたいし、どんなふうに家族で祈りを捧げるのか見てみたい気がした。

つぎの日。
目覚ましはセットしていなかったけど6時半に目覚めた。
「ケンゾー、ちょっと行ってみらん?」

顔だけ洗って急いで宿を出て、あの崖を目指す。
間に合うかな。

途中、おじさんたちが乗った車がイクエとケンゾーを追い抜いた。
窓越しにおじさんがこっちを向いて微笑んだ。

崖の麓の駐車場で、みんなにあいさつをする。
車は2台で、おじさんの奥さんや子ども、娘の夫など10人近く。
素性がわからない外国人のイクエとケンゾーを不審がりもせず、この聖地にいることを受け入れてくれる。

おじさんが言うには、バハーイ教は争いを好まず、どの宗教も尊重し、平和を愛し、男女平等の教えがあるのだという。
だから「男女平等」を訴えるバハーイ教はイスラムからしたら受け入れがたいのかもしれない。

みんなで崖をのぼっていく。

a_DSC_0708_201310142202488f1.jpg

朝の7時。
街はまだ眠りについているかのように静か。
この崖にわたしたち以外誰もいない。

「きれいですね。」
「ええ、きれいでしょう。
 朝はきれいですね。」


a_DSC_0710_20131014220512b47.jpg

「こういうところにみんなで来て、祈りを捧げているのがばれても問題はないんですか。
捕まることだってあるんですか。」


おじさんは少し笑いながら答えた。
「発覚したら大問題ですよ。
捕まるでしょう。
だから、この時間帯に訪れているんです。
7時だったらほかの人は寝てるかまだ家にいるでしょう。」


小さな本を手に、それぞれがぞれぞれの場所を見つけて何かを唱えはじめた。

それはまるで歌だった。

ひっそりとした朝。
そこにのびやかなメロディーが静かに響く。

それぞれがそれぞれのペースで。
それぞれがそれぞれのページを。

だけどどの声もお互いをじゃましあうわけではない。
不協和音にはならない。
共存していて、なぜか耳に心地いい。

a_DSC_0726_20131014221556322.jpg

バハーイ教徒は全世界に600万人いて、イランには30万人いると言われている。
だけど『歩き方』に「イランでは信徒はいないとされている」と載っていたように、イラン政府の見解は異なるのかもしれない。

ケンゾーが言っていたようにWikipediaの『イランにおける信教の自由』というページには「バハーイ教の信仰が発覚した場合、逮捕・投獄されることや場合によっては死刑に処される・・」とある。
このあと別の場所で仲良くなったイラン人の女の子にバハーイ教徒のことを質問したときはこう言われた。
「バハーイ教徒であることを公表しても逮捕はされない。わたしの大学の友だちに信者がいて周りにも公表していた。だけど、常に監視されるし圧力を受ける。結局友だちはその監視に耐えられなくて、アメリカに逃げて今もアメリカで生活してるよ。さらにバハーイの人が何かを犯して捕まった場合は刑がふつうの場合よりも倍になる。」

『ロンリープラネット』には「公共の場で信仰することは違法で、バハーイ教徒は仕事や教育の場では差別される」と書かれている。

イラン政府が水面下でバハーイ教徒に何をやっているのかはわからない。
どの程度バハーイ教徒を弾圧しているのかわからない。

だけどこの目の前にいるおじさんが逮捕されたというのは真実だと思う。
おじさんによれば、ある夜、秘密警察が突然家のドアをノックし部屋に上がり込んで、そのままおじさんを逮捕し、2年間も牢屋に入れたのだという。
暴行を受けたのか聞いたら、暴行は受けずに牢屋に入れられただけだとおじさんは答えた。

a_DSC_0732_20131014221757ccc.jpg

バーブーが監禁されたと言われる場所におじさんはひとり立っていた。
自分自身も差別を受け、監視され、逮捕されたのに、それでもこうやってリスクをおかしてまで聖地に来て祈りを捧げている。

「バハーイ教ってわかれば死刑にもなるって聞いたのですが・・・。」
「そうです。
 1週間前にもバハーイ教の男性が射殺されましたよ。」


おじさんは穏やかにわたしたちの質問に答える。

そして、読んでいる聖典を見せてくれた。

a_DSC_0718_20131014221525fe2.jpg

「こういう聖典を持っているのが見つかったら捕まりますか。」
「ええ。だめですね。」
「イランではこの本はどうやって出回り、みなさん手に入れるんですか。」
「これは海外で出版されてるんです。
 そして、こっそりイランに持ち込まれ、配られるんです。」


a_DSC_0719_2013101422153117b.jpg

それぞれの場所で祈りを捧げている家族。

祈りながらみんな泣いていた。

お互い距離を保っていた家族たちが、だれかれともなくひとつの場所に集まった。
おじさんの妻が、柔らかい声で祈りの歌を響かせる。
それにあわせるようにほかの人も同じフレーズを口ずさむ。
厳かな合唱のようだ。

a_DSC_0739_201310142217554a6.jpg

涙を拭いながら歌う人たち。

なんて、もの悲しいメロディーなんだろう。

祈りの歌は悲しみに満ちていて、とても切なく聞こえる。

朝の静かな時間は終わりに近づいている。
まもなく、街が活気づくころだ。
人知れず行なわれるこの祈りの儀式も、終わらせないといけない。

おじさんは、「わたしの住む場所に来たときはぜひ連絡して」と電話番号を教えてくれた。

おじさんも、ご家族もみんな温和で上品な感じの人たちだった。

イスラム・シーア派の国。イラン。
そのなかでほかの宗教を信仰しているマイノリティーの人たち。

虐げられても、命の危険があっても、それでもなお信仰をやめない人たち。

仏教徒ではあるけれど、仏教の世界観について説明できるほど知識もなく強い信仰心なんてない無宗教のようなわたしに、この人たちの信念を理解することはできないに等しい。

それでも、誰もが自分の信じるものを自由に信仰できる世界であってほしい。
それと同時に、信仰による争いや差別なんてない世界であってほしい。

イランで最初に迎えた朝、そう思った。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イランが大好きになる予感

2013.10.18 06:08|イラン☞EDIT
イラン人の優しさに毎日癒やされているケンゾーです。
こんなにもてなしの精神にあふれてる国はバングラデシュ以来だ。

きょうはいよいよイラン入国の日。
いままでイスラムの国には何度も行ったことはあるけれど、イランは筋金入りのイスラム国家。
旅人の間でのイランの評価はかなりいいけれど、こればっかりは行ってみないことには分からない。
さあ、どんなイラン旅になるかな。

ドウバヤズットから国境のギュルブラックまでドルムシュで7リラ(約350円)。
思わぬ展開で2回入国することになったトルコ。バイバイ!
まさか3回目はない、かな? どうだろ?

a_DSC_0630_20131014211413e4c.jpg

走ること30分、ズラーッと並ぶトラックの列が見えてきた。
1km以上連なってるんじゃないかな。
イランに行くためにトルコの出国手続きを待ってるトラックだ。
長いときは3日間待たないといけないそう。
気が遠くなる。

a_DSC_0626_201310142114091a1.jpg

トラックの列を横目に進んでいくと、イミグレーションの入口に到着。
ここからは歩き。しかもかなりの距離。
500mはあるんじゃないかな。

a_DSC_0628_20131014210857e39.jpg

a_DSC_0631_20131014211430891.jpg

芝生の上でシートを広げてピクニックをしている人たちがたくさんいる。
って言ってもここイミグレーションの敷地内だよ。
こんなほのぼのした国境ははじめてだ。
なんだかイラン、楽しめそうな予感がする。
ま、トルコ人かもしれないけどね。

a_DSC_0633_20131014211436d62.jpg

a_DSC_0634_201310142114570e3.jpg

イミグレが見えてきた。
奥の小高い丘にはトルコとイランの国旗がはためいてる!
なんども経験あるけど、国境越えってやっぱりワクワクするね。

a_DSC_0636_20131014211641a30.jpg

トルコ出国はなんなく終了。
いよいよイランに入国。

とその前に、スカーフを取り出し上半身をすっぽり覆ってしまったイクエ。
そう、イランは厳格なイスラム国家。
観光で訪れる外国人に対しても服装には厳しい。
この先イランを出国するまでは常に頭を覆っていないといけないのだ。
面倒くさいけどしょうがない。

a_DSC_0640_20131014211651b2a.jpg

イラン革命の指導者ホメイニ氏と現在の最高指導者ハメネイ氏のでっかい写真が見える。
もうあの先はイランだ。

ていうか、厳格なイスラム国家なのにこういう写真はいいのかな?
禁じられてる偶像崇拝にはあたらないのかな?
チャンスがあったら誰かに聞いてみよ。
じつは触れたらいけないタブーだったらヤバいかな?

a_DSC_0641_20131014211652fc7.jpg

ちょっとドキドキだったイランの入国手続きは・・・
いやー、スゴかった!

なにがスゴいって、まずは騒がしい!
入国を待ってる人がウジャーっといて、とんでもない量の荷物であふれかえってる。
こりゃどうしたもんかな?と一瞬たじろいでると、みんな一斉に「マイフレンド!」って言いながらツーリスト用の小部屋へ案内してくれた。

荷物をかき分け進んでいくと、両脇の人が順番に握手を求めてくる。
なんだか24時間テレビのマラソンランナーになったみたい。
かなり照れくさいけどね。

小部屋では英語が流暢な美女が対応。
もちろん全身黒ずくめで出てるのは顔だけ。
美人なのにもったいない。

名前や生年月日などを書類に記入。
ドルとユーロの現在のレートや、ここから別の街までの行き方なども教えてくれる。
しょっぱなからイランは好印象だ。

無事にスタンプを押してもらってイランに入国!
外に出ると「ドル? リラ? チェンジ!」と叫ぶ両替商に取り囲まれる。
とりあえず余ったトルコリラだけでも両替しようと思ったんだけど、ここの両替屋達には要注意!
数人と交渉したんだけど嘘つきばっかり。
実際に渡す金額をごまかすインド人みたいな手口を使ってくる。
イランリアルは桁数が多いし、0が1つ少ないトマンという単位もあるのでややこしい。

a_DSC_0642_2013101421172829d.jpg

なんとかまともな人を見つけて両替をすることができた。
56トルコリラ(約2800円)が840000イランリアル(約2690円)に。

きょうはここからマークーという街まで行く予定。
ほんとはこの国境から直接マークーに行ければいいんだけど、ここからは手前のバーザルガーンまでしか行けない。
タクシーで1人10000リアル(約32円)。

a_DSC_0647_201310142117425bc.jpg

バーザルガーンまではあっという間、坂道を下るだけ。
歩いていける距離だった。
ここでまたタクシーを乗り換える。
面倒くさい。
わけがわかんないシステムだなあ。

バーザルガーンからマークーまではタクシーで1人20000リアル(約64円)。
話に聞いていたとおりタクシー代は安いんだけど、はたしてこれが適正価格なのかどうなのか。
まだぜんぜんピンとこないや。

a_DSC_0649_20131014211855084.jpg

およそ20分でマークーに到着。
街の周囲はゴツゴツした茶色い岩山にぐるりと囲まれている。
街全体が隠された秘密基地みたいだ。

マークー

a_DSC_0653_20131014211737719.jpg

a_DSC_0667_20131014212049cd8.jpg

ホテルの選択肢はすくない。
「歩き方」に載っていた2つのホテルは閉まっていた。
メイン通り沿いの「Alvand Hotel」へ。
ベッドが置いてあるだけのシンプルな部屋。
トイレ・シャワー共用でダブルが300000リアル(約960円)。
タクシー代と比べるとかなり割高だけど、カウンターにちゃんと表示されていた料金なのでぼられているわけではなさそう。
まだイランの物価がぜんぜんわかんないや。

a_DSC_0655_20131014212007337.jpg

a_DSC_0654_20131014211902442.jpg

さっそくイランの街を歩いてみますか!
女性は全員チャドル(マント)を着て全身黒ずくめなのかなあと思ってたけど、そんなことはないみたい。
頭をスカーフで覆ってるだけの人も多い。

a_DSC_0658_20131014212011690.jpg

a_DSC_0668_20131014212115a76.jpg

ATM自体は街中いたるところにある。
だけどアメリカと仲が悪いので、アメリカの決済システムを利用するクレジットカードは使えない。
たとえVISAやMasterなんかが使えたとしてもレートが悪すぎるので利用しない方がいいみたい。

a_DSC_0661_201310142120446e4.jpg

街の人たちはみんな気さくで明るい。
歩いていると「チャイ(紅茶)!チャイ!」としょちゅう声をかけられる。
イランでは『遠慮はしない』と決めたケンゾーとイクエ。
なんどもチャイをごちそうになって、お腹がチャッポンチャッポンだ。

a_DSC_0692_20131014212208d68.jpg

a_DSC_0765_2013101421243663d.jpg

チャイをごちそうになった場所は床屋さんの前。
ここの理容師は、なんと御年72歳、キャリア50年以上のおじいちゃん。
イスが年期を感じさせる、渋いねえ。

a_DSC_0755_201310142123029a2.jpg

客もおじいちゃん。
え?その髪のどこを切るの?と思ったらひげ剃りだった。
ていうかバリカンを使ってるからヒゲ刈りだね。

a_DSC_0758_201310142123055ac.jpg

a_DSC_0763_20131014212332002.jpg

まだ1日目なんだけど、ケンゾーとイクエが大好きなバングラと似てるんだよねえ。
人が明るくて優しくて。
もうすでにイランが好きになってきた。

a_DSC_0670_20131014212119c0d.jpg

a_DSC_0673_201310142122029ad.jpg

a_DSC_0707_2013101421223311f.jpg

a_DSC_0698_20131014212229a81.jpg

素敵な出会いに恵まれてイランが大好きになったらいいな。
イラン旅スタートです!!

これからのイラン旅への期待も込めて下のバナーの応援クリックお願いします!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

じいちゃんはかわいいのが一番

2013.10.17 06:28|トルコ☞EDIT
丸投げのケンゾーと違ってようやくカウチサーフィンの使い方をマスターしてきたイクエです。
イランでのホームステイ先を探してるんだけど、こっちからお願いせずともどんどんご招待が来ています!
イラン編でお楽しみに♡

さて、いよいよトルコ最後の場所であり、イランとの国境の街ドウバヤズットを目指すイクエとケンゾー。

ドウバヤズット

あまり「沈没」(同じ宿に長期滞在すること)をしないイクエとケンゾーだけど、このクルドの街に居心地の良さを感じて、一週間くらいいたい気分になっている。

チェックアウトのとき「あ~あ、まだほんとうはいたかったのに・・・」とケンゾーにつぶやくと「ええっー!! いまさら!? そんなこと言われたら・・・。じゃあ、きょう行くのやめる?」とあきれて言われるも、後ろ髪引かれる思いで宿を後にした。

だって、イランが待ってるもんね。
それにきょう行くドウバヤズットの街だってクルドの街だからきっと気に入るはず。

歩いてドルムシュ(ミニバス)乗り場へ。
ワンからドウバヤズットまではおよそ2時間半。

a_DSC_0450_20131014202913b4c.jpg

ワン湖を囲むように、舗装された道路が続く。
ワンに来るときもワン湖のほとりをバスで通ったけど、そのときは自分の体の限界に挑戦していたので、風景を楽しむ余裕がなかった。
心に余裕があると、見える風景もずいぶん雄大に見える。

a_DSC_0457_20131014203132eb4.jpg

ドウバヤズットに近づいてくると、存在感のある山が見えてきた。
標高5137メートルのアララト山(アール山)。
この山を見るのは2回目。

a_DSC_0469_201310142040212e5.jpg

聖書ではノアの方舟がこのアララト山にたどり着いたとされている。
ドウバヤズットからアルメニアまではわずか50キロほど。
そのアルメニアはキリスト教徒の国で、3か月前にアルメニアのエレバンを訪れたときもアララト山がよく見えた。
アララト山があるのは今ではトルコ領だけれど、アルメニアの国章にもアララト山はデザインされていてアルメニア人の心の拠り所になっている。
複雑な事情をもつ山。

そんな車窓を見ながら、ドウバヤズットの街に到着。
ここにも、あの山がそびえる。

a_DSC_0486_2.jpg

安いホテルを求めて、街をさまようイクエとケンゾー。

見て!この巨大キャベツ。
なぜかこの街ではこの巨大キャベツが出回っている。
日本のキャベツの10倍くらいはありそうな大きさ。

a_DSC_0476_20131014202926c93.jpg

値段を聞きながら歩き回るも、なかなか安い宿が見つからず気分が滅入りそうになったとき、隣に欧米人の若い女の子を連れた(いかがわしい)現地のおじさんに英語で話しかけられた。
「安宿を探してるんです」っと言うと、「そこまっすぐいって右に曲がるとヤーラってホテルがあるから」と勧められた。
(このおじさんは、ツアー会社を経営している。
気持ち悪いくらいフレンドリーに話しかけて、晩ご飯やお酒をおごると誘ってくる。
そして「わたしのオフィスでお茶を飲みながらお話ししよう」と言う。
たぶん高額のツアーを組まされるはず。
イクエとケンゾーはご飯の誘いに乗ろうとしたけど、ツアー会社の経営者とわかってから関わらないようにした。)

a_DSC_0502_20131014204029ded.jpg

おじさんはいかがわしかったけれど、このホテルはスタッフのおっちゃんたちも優しいし、Wi-Fi付きで35リラとオススメ。

a_DSC_0477_20131014202919126.jpg

そして、このホテルにはもうひとつのメリットがある。
それは、チャイを飲めるということ♡

このホテルにはフロントがない。
チャイ屋兼ホテル。
ホテルに入るときも出るときも1階のチャイ屋を通らないといけない。
かならず客やスタッフのおっちゃんたちから「チャイ飲んでけ~」と言われてごちそうになる。

a_DSC_0482_20131014204148d5f.jpg

チャイ屋の椅子に座っているオーナーらしきおじいちゃん。
何時間も、大きめの砂糖を専用のカッターで切って角砂糖を作り続けている。
このおじいちゃんが一番「チャイ飲んでけ~。おかわりもしなさい。」と言う。

a_DSC_0509_201310142034367e4.jpg

ワンの街と同じく、この街もなんかいい ♪
ほどよく都会で活気があって、でも下町みたいに人情味であふれていて。

a_DSC_0613_201310142032019c8.jpg

かわいくて明るい子どもたちがたくさんいる街も好きだけど、わたしは「じいちゃんがダンディーでかわいい街」というのがどうも好きなようだ。

a_DSC_0499_20131014203731728.jpg

このじいちゃんなんて、バイクにたくさんの造花をつけて颯爽と走っていたよ。
ちなみにサイドカーには孫と思われる男の子。
ダンディズムとかわいさの同居。

イスタンブールやパムッカレ、カッパドキア・・・。
トルコはたくさんの見所があって誰でも楽しめる観光大国だと思うし、みんなにお勧めできる国だけど、今までなんかしっくりこなかった。
だけど、東部を旅してトルコがしっくりくるようになった。
最後の最後に、トルコに愛着をもつなんて。

でも、もうすぐここともおさらば。

トルコ料理も食べ納め。

a_DSC_0512_20131014203443b77.jpg

特大ミートボールがご飯に載っているアブディギョル・キョフテ。
ロカンタ(トルコのレストラン)ではおなじみのパン食べ放題ともおさらばだ。

a_DSC_0514_2013101420344668b.jpg

トルコのスウィーツやフルーツも買って、部屋で食べ納め。
いちじく、ざくろ、メロン(と言われたけど甘さゼロのキュウリ)。
静物画みたい。

a_DSC_0505_2013101420373453c.jpg

ただこの街にいて、歩いて、出会う人にあいさつして、チャイ飲んで、おいしいものを食べて。
それだけでじゅうぶん心が満たされる。
だけど「観光地」にも行ってみることにした。

街から少し離れた山の中腹に建つイサク・パシャ宮殿。

a_DSC_0608_20131014203234973.jpg

当時の知事イサク・パシャが1685年から造りはじめ、99年後にできたんだって。
完成したのはイサク・パシャの孫の時代の1784年。

a_DSC_0578_201310142033126a2.jpg

宮殿の近くに、崖と溶け込むように存在している要塞。
そして、土台を崖の斜面に埋め込まれたようなモスク。

a_DSC_0534_2013101420344675b.jpg

a_DSC_0535_20131014203452238.jpg

このモスクは青や緑の鮮やかなタイルで飾られてはいない。
ベージュや茶色を基調とした、不規則な石の組み合わせ。
ここから近いアルメニアの教会の造りとそっくり。

a_DSC_0610_20131014203235da9.jpg

イサク・パシャの宮殿にも、モスクがある。
そのほかハーレムやお風呂場、調理場、牢獄、レセプションホール・・・。

a_DSC_0545_20131014203341d90.jpg

淡い色の石。
豪華な装飾はないけれど、気品がある。
差し込む太陽を受けた石は、なめらかな光沢を放つ。

あのポーズをしたら「なんそれ?」とケンゾーに言われた。

a_DSC_0564_20131014203349141.jpg

宮沢りえの『サンタフェ』のポーズを真似したんだけどね。
アラフォーのケンゾーはわかってくれると思ったんだけどね。

今思うと宮沢りえすごいよね。
あの写真集が出版されたとき、まだ18歳だったんだよ。
今で言うAKBで上位の子が、ヘアヌード出すみたいなもんだね。
それを許した社会もすごいね。

a_DSC_0599_20131014203253e5e.jpg

崖の上に立つ宮殿。
大きなテラスがあって、風を受けて外を眺めているだけで気持ちがいい。

a_DSC_0571_201310142033543dc.jpg

かつての壮麗な宮殿のテラスからは、昔とほとんど変わらない人々のつつましい生活が垣間見える。

a_DSC_0581_20131014203316ae2.jpg

なんで景色がいいところでいつもケンゾーはストレッチをしたがるのかな。

a_DSC_0586_20131014203319392.jpg

イクエも真似してみた。
ケンゾーに「えぇぇ! かったい!」って笑われた。

そうかな。
自分ではかなりがんばって限界まで体を曲げてるように感じてたんだけど・・・

写真で見ると、ひどいね。

a_DSC_0587_201310142032528ee.jpg

こんなんじゃダメ。
だって、もうすぐあのイランに行くんだから。
さあ、あすからいよいよイラン偏。

待ってろよ!イラン。
待っててね!読者のみなさま。


【旅 info.】
  ドウバヤズット イサク・パシャ宮殿a_DSC_0561_2013101420313764c.jpg
ドウバヤズットまではワンからドルムシュで2時間半。
運賃1人20リラ。
街にはホテルやネットカフェ、レストラン多数。
イサク・パシャ宮殿は市街地からおよそ5km。
山の中腹に建つので行きはドルムシュ(1人3リラ)に乗ったほうが楽。
入場料5リラ。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

ミャンコとワンコ

2013.10.16 05:54|トルコ☞EDIT
イスラーム国では受けがいいのでヒゲを伸ばしはじめたケンゾーです。
どこまで伸ばそうかな。

ここワンにはその名も「ワン猫」という有名な猫がいるらしい。
なんでも目の色が左右違うんだって。
猫よりも犬派のケンゾーだけど(日本にチワワの「ほたて」を残してきている)、動物好きとしては見てみたい。
ちなみにこれが「ほたて」です↓

a_IMG_1254.jpg

a_IMG_1356.jpg

今では数が少なくなってきているのか、ユズンジュユルという大学で保護・繁殖を行っている。
誰でも見学可能なので行ってみることに。

カンピュス行きのドルムシュで終点のユズンジュユル大学へ。
校舎の入口にいる警備員に「ワン猫」を見たいと言うも、英語がまったく通じない。
イクエが手を招き猫みたいにして「ニャ~オ、ニャ~オ」って言うと、「ああ!ミャ~オ!」って分かってくれた。
トルコでは猫はニャ~オじゃなくてミャ~オなのかな。

a_DSC_0263_20131008015514d4c.jpg

ワン猫は校舎とは別のところにいるみたいだ。
警備員が身振りで「まっすぐ行って左」と教えてくれた。
どこで左に曲がるかはビミョーなんだけどとりあえず歩いていってみる。

しばらく歩いたけど、やっぱりどこで曲がるのか分かんなくなった。
道端で作業をしているおじさんに聞いてみることに。
「ニャオ?」って言ってみたら、「ミャオ!」って言い直して分かってくれた。
間違いない、トルコでは猫はミャ~オだ。
「ニャンコ」じゃなくて「ミャンコ」だな。

ワン猫がいる建物はとても立派だ。
政府も援助しているのかな。

a_DSC_0265_20131008015505932.jpg

さあワン猫はどんなミャンコかな?
ケージの中に・・・
いたいた!
真っ白な猫だ!

a_DSC_0266_20131008015517e54.jpg

a_DSC_0267_20131008015516298.jpg

柵に近づいていくと猫のほうから寄ってくる。
かなり人懐こい。
どんな目をしてるのかな?

a_DSC_0273_20131008015510ce4.jpg

おおー!
右がブルーで左がイエローだ。
なんだか神秘的だねえ。

目の色のバージョンは色々あるようだ。
こいつは右がイエローで左がブルー。

a_DSC_0330_20131008015634fe7.jpg

全部のワン猫が目の色が違っているとは限らない。
みたところ半分は両目が同じ色でぱっと見ふつうの白猫だ。
両目とも同じ色だったらついつい「あー、こいつダメなやつ」なんて可哀想なことを言ってしまう。
ごめんごめん、ちょっと期待はずれだけどかわいいから許してやろう。

a_DSC_0306_2013100801560641a.jpg

a_DSC_0303_20131008015557c9c.jpg

a_DSC_0305_20131008015608e0a.jpg

ちぎった草を顔の前で動かすと・・・
寄り目になってブサかわいい。

a_DSC_0318_20131008015617dcd.jpg

a_DSC_0315_2013100801560212a.jpg

あれよあれよという間にいっぱい寄ってきた。
かなり人懐こいなあ。
まったく動じずに爆睡中の猫もいたけど。

a_DSC_0325_201310080156483f3.jpg

a_DSC_0337_20131008015638456.jpg

a_DSC_0341_20131008015643472.jpg

建物の中には、ちっちゃいのがいっぱいいた!
無邪気でかわいい。

a_DSC_0354_201310080157248e7.jpg

a_DSC_0365_201310080208548eb.jpg

目が金網でつぶれてるよ!
必死すぎ!

a_DSC_0362_20131008020902e5a.jpg

ちょっと人相(猫相?)が悪いやつもいる。
ちっちゃいのにふてぶてしい顔してるよね。

a_DSC_0373_20131008020902298.jpg

a_DSC_0370_201310080208543c8.jpg

そして、まだ産まれて間もないちびっ子たちがいた。
眠そうなお母さんの周りではしゃぎまわる子猫たち。

a_DSC_0347_20131008015716aa0.jpg

a_DSC_0345_20131008015645a7d.jpg

a_DSC_0348_201310080157174ad.jpg

「DINNING ROOM」と書かれた部屋にはずらっとエサが並んである。
猫って同じ場所でしか食べないのかな?
それとも、その日の気分で選ぶのかな?

a_DSC_0368_20131008020910cc9.jpg

さっきの子猫の部屋をのぞいたら・・・
おっぱいを飲んでた。
重なりあって必死に飲んでる。
下の子は潰れてんじゃないの?
お母さんはそんなのお構いなしに寝ちゃってるけどね。

a_DSC_0381_2013100802043377b.jpg

最後に全国の肉球ファンのために、プッニプニの肉球をどうぞ!

a_DSC_0378_20131008020603f1a.jpg


さあてかわいいニャンコ、いやミャンコに癒やされたあとは、ワンコだ。
といっても犬じゃなくて、ワンのシンボル「ワン湖」です。湖です。

ワン湖はトルコ最大の湖、琵琶湖のおよそ6倍の大きさだ。
ワン・ジャナーヴァルという巨大生物が棲息しているとかいないとか。

ワン湖のほとりには紀元前9~6世紀に栄えたウラルトゥ王国が築いた「ワン城」の跡がある。
このワン城跡がワン湖に沈んでいく夕陽が眺められるサンセットポイントだそうなので行ってみることに。

a_DSC_0387_2013100802094000b.jpg

現在はほとんど廃墟となっているけれど、上から見るワンの街並みはなかなかいい。
山と緑に囲まれた街なんだね。

a_DSC_0392_20131008021015459.jpg

a_DSC_0390_2013100802105512b.jpg

a_DSC_0399_20131008021013275.jpg

肝心の夕陽は・・・

a_DSC_0402_20131008021041cf8.jpg

a_DSC_0405_2.jpg

おおー!
西の空と湖面が黄金色に染まってる。
きれいだね。
多少イヤなことがあっても、こんな夕陽を見たら「まいっか。また明日があるさ!」って気になるね。

刻々と変わっていく空の色。
最後に真っ赤に空を燃やしながら太陽は沈んでいった。

a_DSC_0418_20131008021146d4d.jpg

a_DSC_0419_20131008021156b1f.jpg

あしたはトルコ最後の街ドウバヤズットだ。
いよいよイランが目の前に迫ってきた。
あしたもお楽しみに!


【旅 info.】
  ワン猫・ワン城跡a_DSC_0356_201310080216103e2.jpg
ワン猫見学はカンピュス行きのドルムシュで終点のユズンジュユル大学へ、1.5リラ。
ドルムシュを降りたら人に「ミャ~オ?」と聞けば場所を教えてくれる。
見学料は1リラ。
ワン城跡へは「Kale」と表示のあるドルムシュで、1.5リラ。
無理矢理案内してガイド料をねだる子どもたちがいる。


にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

実在しないけど確かにあるクルディスタンという国

2013.10.15 05:35|トルコ☞EDIT
おとといクルドについてあしたお伝えします、と言いながらきのう更新が途絶えてしまったイクエです。
すみません。
ケガをして病院に行ってました。たいしたケガではなくて切り傷、擦り傷です。
心配しないでください。詳細は後日お伝えします。

トルコ東部の街、ワン。
この街がすっかり気に入ってしまった。

実際に見たトルコは、トルコに来る前にもっていたイメージと違っていた。
イメージしていたよりもずいぶんヨーロッパ的だったし、イスタンブールなんてとても洗練されている街だった。

イメージしていたトルコは、もっとアラブの雰囲気があって、活気があって、どこか泥臭くて。
この、ワンの街こそイメージしていたトルコそのものかもしれない。

a_DSC_0097_201310141941271ac.jpg

a_DSC_0099_201310141940586b2.jpg

泊まっている安宿はモスクの目の前。
モスクはこの土地の人たちの大切な礼拝の場所であり、人が集まる社交場でもあり、商売の場所でもある。

部屋にいると大音量のアザーン(礼拝の呼びかけ)で起こされる。

路地を行き交う人たちの賑やかな声は不思議と安らぎをもたらす。

窓から通りの様子を覗き見するのは、まったく飽きない。

もうすぐ礼拝の時間が終わるころ。
定位置につく売り子たち。

a_DSC_0100_20131014194116f6f.jpg

テーブルクロスを売る青年。
そんなのここで買う人いる?

突然、騒がしくなる。
お祈りしていた人たちがいっせいに外に出てきた。

a_DSC_0107_20131014200338cf7.jpg

路上にシートを広げ、売っているのはズボンや靴下、ワイシャツ。
いったい一日にいくつ売れるの?って思ってたけど、人だかりができて商売繁盛。
でもやっぱり、テーブルクロスはさっぱりだけど。

a_DSC_0106_20131014200333647.jpg

一番儲かっているのは、子どもたち。
大人達が靴を脱いで礼拝する間、手際よく靴磨きに専念していたもんね。

a_DSC_0104_2013101419405676e.jpg

今までのトルコとは明らかに違う街の雰囲気。
どこか雑然としているけど、わたしはここが好きだ。

歩いていると「チャーイ!?」と言われ、椅子に座るようにうながされる。
まったく英語を話さないおじさんたち。
それでも、陽気に話しかけてお茶をおごってくれる。

a_DSC_0134_201310142001171df.jpg

おいしそうにいただくのを満足げに見守っている。
あったかいねぇ~。

a_DSC_0137_201310142001210c7.jpg

カメラをもっていると「おーい!おれを撮れ!」
いざカメラをむけるとちょっと緊張した面持ちでポーズを決める。
知らない人たちのポートレートが毎日増えていく。

a_DSC_0449_2_20131014195840aa4.jpg

話しかけられ、握手しあい、いっしょにお茶を飲み・・・。
いいね、こういうの。
歩くだけで楽しいワンの街。

街では、ときどき作業着のような衣装を着ている人に出くわす。

a_DSC_0255_20131014200155566.jpg

この服を売っている店もよく見かける。

a_DSC_0445_20131014200016178.jpg

このワンの街はクルド人の街。
クルド人は独自の文化をもっていて、トルコ語とは違うクルド語を使っている。
「トルコ人」ではなく「クルド人」としての誇りをもっている人たちだ。

a_DSC_0259_201310142000074ee.jpg

クルド人は自分たちの国をもたない、世界最多の少数民族と言われている。
人口は3000万人。
クルド人たちの正式な国家は存在しない。
彼らの「国」である「クルディスタン」は、トルコ、イラン、イラク、シリア、アゼルバイジャン、アルメニアの国境地帯にまたがっている。
つまり、クルディスタンの範囲は現在の引かれている国境と合っていないのだ。

トルコでは独立を求めてクルド人たちが政府と争い、武力闘争がおこなわれることもあった。
そして、政府から弾圧を受けることもある。

そんな血なまぐさい問題を抱えているクルド人地区。
だけど、ここの人たちは親しみやすく、旅人であるわたしたちにとても優しい。

ワンの繁華街を離れるとクルド人たちの集落がある。

a_DSC_0198_2013101420014917d.jpg

簡素な土壁の平屋が並ぶ。
牧畜で生計を立てている家庭が多く、屋根には干し草がどっさり。

a_DSC_0187_201310141942279ee.jpg

a_DSC_0182_20131014194230c4c.jpg

無邪気な子どもたち。
「自分はトルコ人というより、クルド人だ」っていうアイデンティティは何歳ぐらいからもつようになるのかな。

a_DSC_0195_20131014194331e56.jpg

小学生くらいになると、羊飼いの仕事を任されるみたい。
家畜を追い立てる棒を肌身離さない。
さまになってるね!

a_DSC_0191_20131014194418db1.jpg

a_DSC_0193_201310141959191cf.jpg

目の前を白猫が横切った。
これがうわさのワン猫!?
両目の色に注目。
こんな目で見つめられたらドキッとする。
(ワン猫については、あした詳しく紹介します ♪)

a_DSC_0172_20131014194223eb3.jpg

集落を見下ろす丘の上にそびえるのは、オスマン朝時代の1643年に建てられたホシャップ城。

a_DSC_0185_20131014194214b65.jpg

a_DSC_0199_2013101419435296f.jpg

このお城は、クルド人領主が建てたもの。
だから、眼下に広がるこのクルド人の集落はかつての「城下町」ってとこかな。

a_DSC_0211_20131014195345204.jpg

この城には部屋が365室もあったのだそう。
石造りの壁が残るだけでいまではかつての華やかさはうかがいしれないけれど、きっとこの城もそして城下町も、クルド人の街として栄えていた時代もあったんだろうな。

a_DSC_0203_20131014201252b44.jpg

a_DSC_0212_2013101419543229d.jpg

でも、こんな場所ももはやクルド人のものではなくなっているのかもしれない。
城の一番高い場所にはためいていたのはトルコ国旗。

a_DSC_0218_20131014194955921.jpg

はためくトルコ国旗は下のクルド人の集落からもよく見える。

「この遺産はトルコのもの。クルドなんて知らないよ。ここに住んでいるあなたたちはトルコ国民なんだから。」
まるでそうアピールしているかのよう。

ワンの街は、2011年10月に起きたトルコ東部地震で大打撃を受けた。
当時、トルコ政府は被災地の支援に消極的だったと言われている。
「クルド人の街だから」
それが理由だったのではないかと噂されている。

a_DSC_0260_2013101420130672a.jpg

中国の四川省地震のときも、中国政府の対応の遅さが指摘され、チベット族の地域だからではないかと言われていた。

本当のところはどうかわからない。

だけど、東日本大震災のときは日本で暮らす人たちみんなが被災者のことを想っていたし、被災地のために何かしたいと思っていた。

それに比べて、トルコ東部地震や四川省地震では、政府だけではなく、国民自身も被災者に同情し、被災者の悲しみを自分のことのように感じるというのが薄かったのかもしれない。
「トルコ人」と「クルド人」、「漢民族」と「チベット族」という見えない壁。
それはかなり厚いものなのだろうか。

ワンの街では、たくさんの子どもが仕事をしている。
こんな光景は、トルコのほかの街ではあまり見なかった。

a_DSC_0241_201310141959271d6.jpg

学校ではトルコ式の教育が取り入れられていて、トルコ語で授業がおこなわれている。
だけど家庭でも外でも話されているのはクルド語。
トルコ語での授業をよく思わない両親が、学校に行かせるのをためらい、働かせているのかもしれない。

a_DSC_0164_201310141942226c2.jpg

もしくは、地震で親を失った子どもが生きていくために働いているのかもしれない。

救われるのは、子どもたちがみんな楽しそうに仕事をしているということ。
大人よりも楽しげに働いている。
こんな楽しそうに元気に働く子どもたちをほかの国で見たことがない。
もしかしたら、子どもも働くということがクルドの文化なのかもしれない。

靴磨きやポケットティッシュを売る子どもたちに、一日に何回も声をかけられる。

a_DSC_0163_2013101419583342f.jpg

なぜか、彼らから悲壮感はまったく感じられない。
明るいのはクルドの気質なのかもしれない。

子どもたちがもつたくましさ、したたかさ、さわやかさ、無邪気さ・・・。

トルコのなかのクルディスタン。
正式には存在しないクルディスタン。
今後、忘れ去られるかもしれないクルディスタン。

だけどたしかにここにはトルコとは明らかに違う、クルディスタンという地がある。

そしてわたしたちふたりは、このクルディスタンと、クルド人たちが大好きだ。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

地獄バス やってしまった!!

2013.10.13 06:20|トルコ☞EDIT
こっちの人のアイメイクが濃いので、「少しはわたしも」とアイラインとマスカラをちゃんとするようになったイクエです。
こっちの人ってもともと濃い顔なのに、薄い日本人よりもさらにメイクを濃くする。
余計に顔の濃さに差が出てくるよ。

2回目のトルコ。
今回の旅の目的はイランビザをゲットして、陸路でお隣のイランに行くこと。
すべてはイランのために。

だけどせっかく来たトルコ。
イランに一気に行く前に前回は旅しなかった、東側のワンという街に立ち寄ることに。

ワン

この「ワン」という街、日本からのパックツアーではなかなか組み込まれなくてそこまで知られていない街だけど、「ワンが良かった!」っていうバックパッカーは多い。
何がいいのかはわからないけれど、行って確かめてみましょう。

あ~あ、またあの夜行バスに乗るのか・・・。

トルコの長距離バスは、日本の普通のバスよりも設備が整っていると言われている。
それぞれの座席の前にはモニターがついているし、たまにWi-Fiが使えるときもある。

a_DSC_0083_201310080108594da.jpg

さらには車内サービス。
ドライバーのほかに、飛行機でいうキャビンアテンダントのような役割をするスタッフが1~2人乗っている。
3時間おきくらいにワゴンサービスでコーヒーやジュース、お菓子が配られる。

日本人のバックパッカーからの評判はとてもいい。
だけど、イクエとケンゾーはこのバスが好きではない。

ワゴンサービスがあるので、やっと眠りに落ちたってときに起こされるし、フットレストもないしリクライニングもそこまで倒せるわけではないので、熟睡できない。
長距離バスだけど、トイレが車内にない。

モニターとかどうでもいいから、トイレをつけてほしい!
ワゴンサービスいらないから、運賃を安くしてほしい!

でも、どのバス会社も値段も設備もサービスも同じなんだよね。
トルコってバス会社がたっくさんあるのに、なんで横並びにするかね。

多くの旅人は、過度なサービスのトルコの高級バスを絶賛するし、旅ブログでも「車内サービスがあるよ!」とか「きれいで、眠れるよ!」って紹介されている。
ごくたま~に「トルコのバスは好きじゃない」って人に出会ったときは、とても共感する。

たぶんね、飛行機でぐっすり眠れる人や清潔なバスが好きな人やトイレが近くない人にとってはトルコバスはいいのかもしれない。
でも、イクエとケンゾーにとっては、中国やベトナム、インドなどのあのチープな2段ベッドバスのほうが断然いい。
2段ベッドバスってのは、真ん中に通路があって両サイドにズラッと2段ベッドが並んでいるバス。
インドのバスなんて「シングル」「ダブル」を選ぶことだってできる。
車内にトイレがないときが多いけど、インドなんかはしょっちゅう車がとまって、その辺の道端の影で現地の人と用を足すことも簡単にできる。

インドのダブルベッドバスはカーテンで仕切られるし、それぞれのところに扇風機もついていた。

a_DSC_0001_20131008010854d06.jpg

イクエとケンゾーにとっては快適ではないトルコの夜行バスも、今回が最後かな。
車内サービスのコーヒーやジュースを飲んで、アイマスクをして眠る努力をする。
でも、やっぱりなかなか眠れない。

途中の大きなターミナルでバスが止まった。
トイレ休憩かな。

トルコでは公衆トイレはほとんど有料。
しかも高い。1リラ(約50円)もする。
ちなみにスーパーでペットボトルの水1.5ℓが0.5リラで買える。
つまり水を体内に入れることより、排出することのほうが高くつくということ。

貧乏性のイクエとケンゾーは車内サービスのドリンクを飲むけど、でもその分出す量が増えてお金がかかるから飲まないほうが安くつくのかも。

トイレは高いけど、車内にトイレはないので出せるときに出しとかないといけない。
そう思って、ふたりで小走りでターミナルの中の有料トイレへ駆け込んだ。

1リラ分、できるだけ多く出し絞って
「ふう~」。

するとケンゾーが叫んだ。
「イクエイクエ!! おれらのバスが動きよるっ!!」

止まっていたはずの場所にバスがない。

バスが発車して、今にも駐車場から出ようとしている。

へ!?
どういうこと!?

「ノーノーノーノー!!!!」
「ウェイト、ウェイト!! プリーズ!!!」

暗闇の中、ふたりで大きく手を振りながらバスを追いかける。

こんなわけのわからない街。
しかも午前2時に置いてけぼりにされたらどうしたらいいの!!

一気に眠気が覚める。
バスが遠ざかっていく。
サンダルで広い駐車場を走る。

哀れな格好のアジア人に乗客が気づいてくれたのか、ようやくバスが速度を緩めて止まった。

バスのスタッフは自分には非がないというように、トルコ語でアピールしている。

でも彼はわたしたちが終点まで行くことを知ってるし、手元の座席表にも記入している。
わたしたちがトイレに向かうときも目が合った。
座席には貴重品以外の荷物を置いたままにしていた。

なんで!?
人数確認し忘れたでしょ!
ドライバー以外にふたりもいるんだから。
ジュース配ることだけが仕事じゃないんだから!

インドやアジアの国なら、こちら側もそういうリスクを警戒するけど、トルコの高級バスでこんな仕打ちにあうなんて。
油断してしまった。

ケンゾーが言った。

「ウンコせんで良かったあ」
「しとったらアウトやったね」

ケンゾーは有料トイレのとき「もったいないからどうせならウンコまでしてやれ」と、よくわからないポリシーをもっている。
今回そのポリシーが貫徹されないで、ほんとうに助かった。

それからは、ますます眠れなくなった。
途中、もう1回トイレ休憩があったけど、こわいのでおとなしく座席で待機。

暗い空が白くなっていき、夜が明けた。

あと1時間ほどで目的地ワンの街に着く。
窓からは琵琶湖のおよそ6倍の大きさのワン湖が見える。

a_DSC_0088_20131008010902c6c.jpg

「わあ、キレイ」
なんてことを、イクエとケンゾーは感じる余裕もなかった。

あの、スリリングなトイレ休憩からまもなく5時間が経とうとしている。

ふたりの頭の中にあるのは
「トイレしたい!!」

これまでの人生で「トイレ行きたい瞬間」のベスト3に入るくらい、膀胱がぱんぱん。
イクエの場合、これまでの1位はチベットの空港からラサの街までのバスの中。
そのときは同乗していた日本人の男の子に励まされながらなんとか堪え、着いたとたんに出会ったばかりのその子にバッグを預け、トイレめざして猛ダッシュした。

でも、もうこの1位を更新する勢いだ。

バスの揺れが余計に刺激する。
あぶら汗が出てくる。

「がんばろう・・・」
「はよ、着かんかなあ」

顔をしかめて励ましあう。

「バス、止めてもらう?」
「でもあのスタッフが、止めてくれるかな。
 止めてもらっても、隠れてやる場所がない。」


a_DSC_0078_20131008010855d5d.jpg

ずっと続く平原。

どうしよう~。
どうしよう~~!
どうしよう~~~!!

iPhoneのGPSの地図で今いる場所を確認する。
まだ40キロはある。
30分はかかる。
膀胱炎になってしまう。

「がまんできんかも。」
「イクエ、ここでできる?」
「どうやって!?
 男はいいかもしれんけど、女ってどうやってできると!?」

「わからんけど、しゃがんで。」

ケンゾーがバスに常備されている、ゲロ袋を3枚重ねにした。
幸い、乗客は途中で降りていって少なくなっている。
見張りのスタッフも仕事を放棄して、一番後ろの席を占領して横になって爆睡中。

「できるかな・・・」
「できるよ!」

しましたよ。

お恥ずかしいのであえて、あっさり書きます。

バレずにしましたよ。
(※これに対する質問・批判コメントはいっさい受け付けません!)

長く旅をしてるといろんなピンチがあって、どうにかして乗り切るものなんですね。

ケンゾーもいざしようと思ったけど、ケンゾーの位置からは後ろの人に見られそうなのでやめた。
ケンゾーに「がんばれ!がんばれ!!」と言いながら、ようやく終点に着いた。

「イクエ、荷物よろしく!!」

a_DSC_0092_2013100801090360a.jpg

ケンゾーはトイレを探す余裕もなく、死角を探して無事にことを成し遂げた。

やっぱりトルコバスはイクエとケンゾーにとっては鬼門だ。

最後まで
 やってくれたね 
     トルコバス


宿について荷物の整理もしないまま、放心状態。

本当に
  身も心まで
     つかれたよ


a_DSC_0093_2013100801092750f.jpg

シモの話が続いたので、ここらへんでお口直しを。
長く旅をしていて「この街、いいな。過ごしやすいな。長くいたいな。」って思うのは、居心地のいい宿があって人が優しくてお財布にも優しくてそしておいしい食事にありつけること!
ワンの街は、これまでのトルコの街で「食」が一番いい街だった。

a_DSC_0148_20131008011234d3b.jpg

ワンには優雅な朝食文化がある。
直訳すると「朝食通り」という名の「カフヴァルトゥジュ通り」
1940年代に創業された老舗朝食サロンなど、数件が軒を連ねる。
これから仕事に行く人も、早朝からここで商談する人も、小さな子どもを抱えた家族連れも・・・。
そんな地元の人たちから愛される朝食サロン。
同じような店が並んでいるので客引きも激しい。

a_DSC_0439_20131008011317015.jpg

でもどこもメニューは一緒。
パンにサラダ、チーズ、オリーブなど。
シンプルだけどおいしい!

a_DSC_0152_20131008011307eb5.jpg

ミルクや紅茶は飲み放題で、無くなりそうなタイミングで持ってきてくれる。
2人前で20リラ(約1000円)。
安くはないけど、値段以上のものが得られる。
朝からこんなふうに時間を過ごせるというのは贅沢な気分になる。
まるで高級ホテルのビュッフェ。

「これで白ワインがあったら最高なのにねえ」

a_DSC_0154_20131008011310f93.jpg

パンに付けるクリームチーズやハチミツ、バターが驚くほどおいしい!
クルミやゴマのようなものをすりつぶしたものは、ハチミツとからめてパンに添えて。
ちょっとだけ、きな粉のような味がする。

a_DSC_0435_20131008011317762.jpg

ハムと目玉焼き。
目玉焼きは半熟でちょうどいい火加減。
ハムはけっこうスパイシー。

節約旅のふたりは、いつもは朝食を安宿のベッドの上で買ってきたパンとインスタントコーヒーですませるけど、この優雅な朝食サロンが気に入って2回も行った。

そして、もうひとつ通った食堂がある。
ここはオススメ!
ワンにいった際はぜひ。

場所は繁華街のバザール近くにある大きなモスクの前。

a_DSC_0133_20131008011221a6b.jpg

店頭のオーブンの中に、チキンまるごとかけられてぐるぐる回っている。
ワンでは、だいたいどの店でも店頭にきちんと値段を書いた張り紙をしている。
そして安い。
たとえばお肉たっぷりのケバブの巻物(ドネール)は平均で2.5リラ(約125円)。
イスタンブールの半額。
しかもイスタンブールのものより大きい。

この店では張り紙に「〇〇、5リラ」と書いてあったので、どんな料理かわからないけど頼んでみることにした。

a_DSC_0131_201310080112186d1.jpg

a_DSC_0121_20131008011042ddc.jpg

出てきたのは半羽のチキンとご飯。

a_DSC_0126_201310080110513ca.jpg

ふたりぶんで、チキンまるごと1羽。
それだけでもボリュームがあるのに、サラダやパンも出てくる。

a_DSC_0124_20131008011046f74.jpg

a_DSC_0129_20131008011209039.jpg

ひとり約250円でおなかいっぱいになる。
トルコなのになんでこんなに安いのかな。
チキン1羽いくらなんだろう。

お店の人もみんなまじめで好感が持てる。

a_DSC_0130_201310080112133d1.jpg

というか、この街、みんなすごく優しいんだよね。
明るいし、紳士だし。
だから余計に居心地が良くって。

この街、実は、ほかの街とはちょっと違う街なのです。

ここはクルド人の街。

トルコではクルド人の存在を忘れてはいけなかった!
そのお話は、またあした・・・。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

イランビザ リベンジなるか?

2013.10.12 06:19|トルコ☞EDIT
寝る前にストレッチを念入りにするようにしたら、ずいぶん寝つきがよくなったケンゾーです。

キルギス・ビシュケクを深夜に出発し、イスタンブール経由で戻ってきたよトルコ・トラブゾン。
まさかまた来るとはねえ、まったくの予想外。

トラブゾン

およそ3か月ぶりだけど、洗練された都会って感じだね。
やっぱり同じ都会でも旧ソ連圏の街とは雰囲気が違う。
根本的に陽気というか明るいというか。

a_DSC_0029_201310070119343d0.jpg

a_DSC_0030_2013100701193482a.jpg

前回は行かなかったところを街歩き。
街の中心から西へ20分ほど歩くと、14世紀に建てられた城壁が見えてくる。
なかなか立派な城壁だ。

a_DSC_0061_201310070120169da.jpg

a_DSC_0067_20131007012023421.jpg

a_DSC_0062_201310070120168dd.jpg

昔ながらの街並みが残っている一画もある。
細い石畳の道が迷路のように入り組んでいる。
脇道に一歩入るだけで街の印象がまったく変わる。

a_DSC_0065_20131007012025d97.jpg

a_DSC_0069_2013100701205079e.jpg

a_DSC_0068_20131007012054a6e.jpg

きれいに公園が整備されている。
いやー、ヨーロッパみたいな街並みだね。
やっぱ中央アジアとは違うわ。

a_DSC_0074_20131007012049e42.jpg

今回のホテルももちろん「HOTEL BENLi」。
なんてったって街のど真ん中でアクセスが抜群にいい。
ツイン35リラ(約1700円)、Wi-Fiあり。
今回の部屋はバルコニー付き。
黒海や街を眺めながらゴハンを食べられるし、洗濯物は干し放題。

a_DSC_0050_20131007011948d73.jpg

さてさて、わざわざトラブゾンに舞い戻ったのはイランビザをGETするため。
イラン大統領選の影響で申請が不可能だった前回のリベンジだ。
大統領選も終わり、以前のように即日発給が再開されていることは確認済みだけど、やっぱりちょっとドキドキする。
ビザ申請は朝9時半から13時まで。

a_DSC_0057_20131007012016b1f.jpg

必要な物は顔写真2枚だけ。
一応正式なサイズは4cm × 5cm みたいだけど、どんな大きさでもいいみたい。
ただし、女性はスカーフ等で頭を覆った写真でないといけない。
イクエもビシュケクの宿で撮ってパソコンで加工した写真を提出したけれどまったく問題なかった。
ちゃんとした写真用紙じゃなくてペロンペロンの紙だったけどOK。
しかもこれ、頭から被ってるのはスカーフでも何でもない黒のババシャツで、肩に羽織ってるのは宿のシーツやけんね。

DSC_0004.jpg

なにはともあれ、無事に申請は完了。
振込み口座の番号が書かれた紙切れを渡されるので、指定の銀行で1人60ユーロを振り込む。
銀行は街の中心にあるメイダン公園前のマクドナルドの前の道を西へおよそ300m。
注意点は、なぜか領事館で渡された紙に書いてある銀行名と違うってこと。
向かって右側にある青い「TURKIYE BANKASI」が正解。

a_DSC_0033_20131007011941daf.jpg

a_DSC_0032_201310070119428be.jpg

銀行の振り込み用紙を持って受取り時間の午後4時半に再び領事館に行くと・・・

DSC_0059.jpg

やったー!イランビザGET!!
3か月前が嘘みたいにあっさり取れた。
よし、イランに行けるぞー!

イランビザ@トルコ・トラブゾン
申請 月~金9:30~13:00
受取 即日16:30
費用 60ユーロ
必要書類 顔写真2枚(女性はスカーフ着用)



夜はトラブゾン名物ハムスィ(イワシ)のフライとサバのグリルをつまみにパンを食べまくる。
このバスケットに入ったパンを見ると「トルコに来たなあ」って思うんだよねえ。
物価が高いトルコではひたすらパンでお腹を満たす!

a_DSC_0075_2013100701210034b.jpg

a_DSC_0515_201310070120591b6.jpg

イランビザもGETできたことだし、イランめざして東に向かいまーす!

先日、ランキングの週間インポイントが1万を越えました。ありがとうございます!
「ケンゾー イクエに一票」というバナーをクリックしてもらうと1回につき10ポイント入り、ブログランキングが上がる仕組みです。
クリックは同じサーバーからは1日1回有効です。
つまり1万ポイントとは、1週間で1000回クリックしてもらったということです。

みなさま、いつも応援クリックをしていただきありがとうございます!!
ブログを書くやる気がさらに出てきます。
これからも応援よろしくお願いします☆
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

世界一周中の人 無視しないで!中央アジア旅しよう

2013.10.11 05:53|アジア☞EDIT
ケンゾーとイクエは中央アジアを73日間、旅しました。

そもそも「中央アジアってどの国?」という感じだし、旅人にとってはマイナーな国。
わたしたちも旅する前は、中央アジアにはどんな魅力があるのかもいまいちわかりませんでした。


中央アジア

世界一周しているほかの旅人も、中央アジアをルートから外す人が多いと思います。
だって、バックパッカーにとってインドは外せない国で、そこから西回りの人は観光大国のイランやトルコを目指すだろうし、東周りの人はネパールや中国、東南アジアに行くだろうし。
ユーラシア大陸のまんなかに位置する中央アジアなんだけど、そこをルートに入れると寄り道や回り道になってしまいますもんね。

わたしたちも、もともと中央アジアをルートに入れるつもりはありませんでした。
モンゴルで会った日本人のMさんに「中央アジアいいですよお~。ぜひ行ってほしいなあ。」と言われてもそのときは「ふ~ん、そうなんですね(でもたぶん行かないなあ)。」と生返事していました。

ふたりの旅のペースが遅く、ほかの世界一周旅行者にどんどん追い越されていき、それでも気にせずにいろんな国に立ち寄っていたら「こうなったら、もう中央アジアにも行っちゃう?」ということになって・・・。
西に進んでいたのに向きを変え、トルコから北上、コーカサスを旅し、東を目指してカスピ海をフェリーで渡り中央アジアへと向かいました。

a_DSC_0169_20131003154741f8a.jpg

a_DSC_0241_201310031548111dd.jpg

逆走してルート的にはかなりの回り道になったけど、それでも中央アジアを旅して良かった!!

中央アジアは意外と見どころも多いし、大自然を満喫できるし、治安も悪くなく旅行がしにくいわけではありません。
だから、ぜひ、中央アジアにも足をのばしてみて!!

中央アジアのハイライト

★☆遺産☆★

世界遺産のイスラム建築群(ウズベキスタン)
サマルカンドやヒヴァ、ブハラには日本からのパックツアーでも訪れるほど有名なモスクなどがたくさんある。
タイルを緻密につなげて造り出す独特の美、見上げるほど高くて壮大な規模、タイムスリップしたような異国情緒・・・。
圧倒されます!

a_DSC_0172_201310031548050c3.jpg

a_DSC_0300_20131003154839829.jpg

a_DSC_0551_20131003154907541.jpg

ロシア正教会の建物(カザフスタン)
ロシアに近くて、かつてソ連圏だった中央アジアには「ここはロシア?」という建物がけっこうあります。
教会は、おとぎ話に出てきそうでとてもかわいい。
そのほか、オペラ・バレエの劇場やサーカス場もあって、安く観覧できます!

a_DSC_0073_20131003154742c03.jpg

a_DSC_0049_2013100315474211e.jpg

★☆自然☆★

パミール高原、ワハーン回廊(タジキスタン)
世界の屋根と言われるパミール高原、川向こうにアフガニスタンの集落が続くワハーン回廊は、秘境好きにはたまらない場所。
自然の厳しさとともに美しさを大迫力で体感できます!

a_DSC_0254_20131003154812251.jpg

a_DSC_0499_20131003154904316.jpg

アルティン・アラシャン(キルギス)
キルギスはとにかく雪山と鮮やかな緑の草原が織りなす、自然の景色がすばらしい。
ただ移動しているだけで車窓からの景色に「えーっ!こんなきれいなところがあったの!」と圧倒されます。
そのなかでも断然オススメなのはアルティン・アラシャン。
わたしたちふたりがトレッキングの魅力を知った場所です。
山好きじゃない人も、キルギスに来たらトレッキングがしたくなりますよ!

a_DSC_0329_20131003154837a21.jpg

a_DSC_0452_20131003154902284.jpg

★☆体感☆★

アフガンバザール(タジキスタン)
アフガニスタンと接しているタジキスタンで毎週土曜日に開かれる市場。
2つの国を隔てている国境の川の中州、言わば無国籍地帯に両国の人が集まって物を売り買いします。
アフガニスタン人と触れ合い、アフガニスタンを垣間見られる場所です!

a_DSC_0188_20131003154807918.jpg

a_DSC_0293_20131003154835595.jpg

a_DSC_0292_20131003154833974.jpg

温泉(タジキスタン・キルギス)
意外と知られていないのが中央アジアの温泉。
けっこういろんな場所に温泉があって、地元の人たちに人気。
ヨーロッパみたいに水着で入るような邪道な方法では入りません。
日本とおなじく、すっぽんぽんで入ります。
白濁色で硫黄の匂いがするお湯もあれば、無色透明で湯加減がちょうどいいお湯もある。
ロケーションが山の中や秘境なので、温泉好きにはたまらない!

a_P1030784.jpg

a_P1030795_20131003154937a9c.jpg

★☆交流☆★

NORIKO学級(ウズベキスタン)
ウズベキスタンの田舎町、リシタンに日本人の方がつくったNORIKO学級。
地元の子どもたちの学びの場でもあり、憩いの場でもあります。
ここでホームステイしながら、子どもたちに日本語を教えたりいっしょに遊んだり。
長期のボランティアはもちろん、旅行者が立ち寄って1、2日間だけ子どもたちと遊ぶのも大歓迎!
旅の途中に立ち寄って、ほっこりした気持ちになりませんか!

a_DSC_0709_20131003154933b46.jpg

a_DSC_0661_20131003154931deb.jpg

アスランバブの村(キルギス)
キルギスやカザフスタン、ウズベキスタンではエコツーリズムが流行っています。
とくに見どころはないんだけど、旅行者が田舎に行って、ホームステイしながら地元の人たちの暮らしを体験し、自然の良さを発見する。
そのエコツーリズムをあっ旋しているNGOがあり、そこでホームステイ先を紹介してもらえます。
キルギスのアスランバブでは、CBTという団体に紹介を受けてホームステイしました。
アスランバブの人たちはホスピタリティーあふれていて、歩いていたらすぐにお茶に誘われ、楽しい交流ができますよ!

a_DSC_0420_2013100315484177e.jpg

a_DSC_0520_2013100315490769a.jpg

a_DSC_0589_20131003154909371.jpg


ここに注意!! クリアすれば楽しめるよ ♪

★☆キルギスの腐敗警官☆★

中央アジアで悪名高い警察。
地元の人からはもちろん、旅行者にも難癖をつけて金を巻き上げようとする。
ウズベキスタンなどではだいぶ改善されてきているが、キルギスはあいかわらずです。
職務質問のようにして「パスポートを見せろ」と言ってきて、ついでに「財布も見せろ」という流れになる。
お財布の中身を調べる振りをしてお札を抜く。
実際、同じ宿に泊まっていた日本人も被害にあっていました。
キルギスの警察官は暇なので、よく職務質問したり、なかなか解放してくれなくて面倒くさい。
警察がいたら近づかないようにしましょう。(急に逃げるのは逆に怪しまれますが。)
もし、運悪く話しかけられても絶対にお財布は見せないこと、そして個室や密室に連れて行かれそうになったら断固拒否すること。
「財布を見せる義務はない。日本大使館に連絡する。」と強気でいきましょう。
そしたら「あ、こいつからは金を巻き上げられないな」と引き下がります。
(パスポートは持ち歩く義務があるので常に携帯しましょう。)

ビシュケクの日本大使館では『財布を見せる義務はない・・・』などとキルギスの警察にむけた警告書を配布しているので、これを持ち歩いて警察に見せるのもいいかもしれません。

★☆ウズベキスタンの出入国時の持ち出し、持込み金額の記載☆★

ウズベキスタンでは入国したときの所持金より出国したときの所持金が多ければ「滞在中に労働したのではないか」などと見なされて違法となります。
入国するとき、出国するときに税関申告書に所持金を記入しなければなりませんが、必ず出国時には入国時より金額を少なく書いてください。
また、記入した金額と実際に所持している金額が異なってもいけません。
ウズベキスタンに入国するとき、現地人が抜き打ちの財布検査を受けて、申告書よりも多く所持していたのでその分を(腐敗)兵士に巻き上げられていました。

★☆ウズベキスタンの滞在登録書/レギストラーツァ☆★

旅行者は、街を移動するたびに「◯月◯日にどこどこに滞在」といった滞在登録をしなければいけません。
地元の役所で個人でやることもできるけど、面倒くさい。
だけど、旅行者が泊まるような宿ではチェックインの際にパスポートを預ければ宿側がやってくれます。
宿側がスタンプ付きのレシートのようなもの(泊まった日付と宿の連絡先、パスポート番号などが記入してある)を発行するので、旅行者は常にこれを持ち歩きます。
この滞在登録がないと、違法となり罰金を払わないといけません。
チェックを受けないで済むときもありますが、出国のときや街の中で調べられるときもあるので注意。
わたしたちふたりは、フェルガナ地域に行くときに軍の検問所があってパスポートとともに調べられました。
問題はツーリスト用ではない宿や場所(民泊やテント泊)に泊まるとき、滞在登録書が発行されません。
わたしたちも一度、ホテルなどがない街に夜遅く列車で到着し、その辺の人の家に泊めてもらいました。
わたしたちはつぎの日に泊まったホテルでもらった滞在登録書の日付を、前日から泊まっているように改ざんしました。
自分で役所に行って滞在登録することもできますがこれはかなり面倒そうなので、ちゃんとした宿に泊まったときに宿の人にお願いして余分に滞在登録書の紙をもらうか、日付を改ざんしてもらうか交渉してみてください。

DSC_0373.jpg

★☆カザフスタンの滞在登録☆★

カザフスタンではそれぞれの街で毎日滞在登録をする必要はありませんが、入国して一度だけ自分でオヴィール(警察署のようなところ)に行って滞在登録書を発行してもらわないといけません。
無料でその日のうちに発行してもらえますが、パスポートのコピーが必要でした。
滞在登録は入国して5日以内にしないといけません。
逆に言えば、5日以内で出国する人はしなくていいということ。
だから、カザフスタンを5日以内で旅する人も多いです。
でも、それほど手続きは面倒ではないですよ。

DSC_0055.jpg

★☆ビザの問題☆★

中央アジアを旅する旅人にとって最大のハードルはビザ。
日本で取得する分にはそんなに大変ではないけれど、長期旅行者は旅先でビザを取得しないといけません。
どこの国でも手間がかかるものだけど、中央アジアは別格。
1週間、2週間待たされるのはざら、係員は横柄で嫌がらせとしか思えない態度をとられる、などなど。
宿ではビザ取りにまつわる悲嘆や怒りの話題に事欠かない。

ところがビザ取りは「逆ルートにするとスムーズ」。
西周りで旅している人たちはビザが不要のキルギスで各国のビザを取ることが多い。
そしてストレスを溜めていく。
ケンゾーとイクエは東周りで中央アジアに入ったんだけど、ビザ取りは拍子抜けするくらいスムーズでした。

ウズベキスタン@トルコ・イスタンブール
所要1週間
30日間 マルチプル $25
イスタンブールでウズベキスタンビザGETできる?

カザフスタン@グルジア・トビリシ
所要5営業日
それぞれ30日間 ダブル 無料
ビザに振り回される旅人

タジキスタン@アゼルバイジャン・バクー
所要2営業日
30日間 シングル $35
勘弁してくれ、トルクメニスタン!

「中央アジアの北朝鮮」と言われているトルクメニスタンのビザだけは中央アジア各国かイランでないと取得できない。
アルメニアやアゼルバイジャンでトライしたけど、取ることができませんでした。


旅のヒント

つぎのことを心がければ、中央アジアの旅がもっと楽しくなり、もっと充実しますよ!

★☆ロシア語を覚える☆★

東南アジアや中東と比べものにならないほど英語は通じません。
簡単な単語(ワン、ツー、スリーとか、ブルー、グリーンとか、ショップ、フードとか、ゴー、スリープとか)さえ、まるっきり通じない。
中学1年生レベルの英語が話せる人と出会うと、感動さえします。
中央アジアの人たちにとってはロシア語が世界言語で、毎日のように「ロシア語は話せないの?」とロシア語で聞かれます。
「話せない」と答えると残念そうな顔をするし、そこで会話は途切れます。
わたしたちも、ロシア語はまるっきりわからないので「ロシア語が話せたらもっと交流できるし、旅が100倍楽しくなるのにな」といつももどかしさを感じていました。
旅する前に少しでも多くの単語を覚え、簡単なフレーズだけでも習得することをお勧めします。

★☆ウズベキスタンでは闇両替☆★

ウズベキスタンのお金、スムはどんどん貨幣価値が下がっています。
地元の人たちは外貨をほしがっていて、どこでも闇両替することができます。
公式レートと闇両替のレートは全然ちがっていて、断然、闇両替のほうがお得。
わたしたちが旅したとき公式レートは1ドル2100スム、闇だと1ドル2750スム。
つまり100ドル両替すると、闇のほうがおよそ3000円も得だということ。
ATMでお金をおろせば公式レートが適用されます。
お得に旅したい人は入国する前にドルを用意して現地で両替するほうがいいです。
闇両替は「闇」なので店舗はありませんが、宿やそのへんのレストランや店、バザールなどでできます。
ただしあくまでも「闇」なので、警察に見つかったら大変なことになること、悪い両替商にあたったら騙されてお札を少なく渡されるなどのリスクがあることもお忘れなく。

a_DSC_0665_20131007001556ee7.jpg

★☆マルシュ(ミニバス)や乗合いタクシーはしっかり値段交渉☆★

中央アジアではそれほどぼったくられることはありませんが、例外は乗り物。
外国人ツーリストとわかれば、ふっかけてきます。
乗る前に現地の人に運賃の相場を確認しておきましょう。
また、キルギス・ビシュケクの街の中を走っているマルシュでは原則、大きな荷物を持ち込めないことになっています。
ドライバーによっては大目に見てくれますが、たまに荷物代と称して2人分の運賃を請求されます。
このときは払わざるをえない。

a_DSC_0354_20131007001550fbe.jpg

★☆良い旅をするため季節を選ぶ☆★

わたしたちは7月から9月にかけて中央アジアを旅しました。
ウズベキスタンでは7月中旬がもっとも暑いシーズンで、砂漠地帯では気温が60度を超えます。
暑いとかなり疲れるし、食欲もなくなるし、日中観光することもままならない。
「季節を間違えた!」と後悔しました。
7月から8月の上旬は避けたほうがいいでしょう。
逆に、8月9月はタジキスタンの高所やキルギスのトレッキングにはいい季節だったと思います。
もう少し遅ければ道路が雪で通れなくなったり、トレッキングもできなかったりしたことでしょう。
1、2週間時期をずらすだけで、気候は全然違います。
中央アジアは砂漠地帯もあれば山岳地帯もある。
季節を考慮してルート作りをすると旅が楽しめますよ。

a_DSC_0613_201310070015546b5.jpg

a_DSC_0415_2013100700155114d.jpg


中央アジアにもある! 「沈没宿」はココ!

長期旅行者なら、たまに「沈没」(=積極的に観光せず同じ宿に長期滞在すること)するときもありますよね。
マイナーな中央アジアにも沈没宿があるんです。
ビザ取りや体調を崩して意図せず沈没している旅人も多いけれど、居心地のいい宿でのんびりするのもいいかも。

★☆パミールロッジ(タジキスタン・ホーログ)☆★

パミール高原・ワハーン回廊の拠点の街ホーログの宿。
敷地が広く緑がたっぷりで、ちょっとした公園のような雰囲気。
部屋泊は$8だけど、テラスだと$6。
ホットシャワーあり、インターネットは有料でできる。
テラスは屋根があるので雨が降っても大丈夫。
開放的で意外と居心地がいい。
自前のテントで寝泊まりしているサイクリストなど多数。
高山病や移動続きで体調を崩す旅人たちの療養所のようになっている。

a_DSC_0235_20131003154809c5a.jpg

★☆南旅館(キルギス・ビシュケク)☆★

ビシュケクの団地の一室にある日本人宿。
街の中心からはすこし離れているし、場所がわかりにくいけれど居心地は抜群にいい。
熱々でたっぷりのお湯が出るシャワー、サクサクのWi-Fi、読み応え十分の日本の本。
みんなで協力して作るシェア飯も魅力のひとつ。
しかも1泊250ソム(約525円)!
ここにはまるとなかなか抜け出すことができなくなる。

a_DSC_0005_20131003154735e1b.jpg


だからあなたに勧めます!中央アジアの旅

ケンゾー
まだまだ多くの日本人にとっては遠い地域の中央アジア。
ケンゾーにとってもそれは同じだった。
「アジア」ではあるけれど、いったいどんなところなのか?
「スタン」がつく国、「シルクロード」、「砂漠」というワードしか思い浮かばない。

もともと行く予定になかったので予備知識はほとんどなくまっさらな状態で突入!
そして2か月旅した結果は・・・楽しかった!
知らない世界に飛び込むドキドキ、ワクワク感。
今までにないほど雄大で美しい自然。
素朴で明るく、ホスピタリティにあふれた人々・・・。
旅の楽しさを再認識し満喫した2か月半だった。

中央アジア、オススメです!

a_DSC_0472_20131007002623736.jpg

イクエ
中央アジアっていまいちイメージがわかないけど、地図を見てみて!
けっこうユーラシア大陸で広範囲を占めてるでしょ。
だから無視しちゃだめだよ。

・悪い人はほとんどいないし治安も悪くない。
・カザフスタンを除いて物価も高くない。
・マルシュや乗合いタクシーがたくさんあって移動に困ることはない。
・意外と欧米人ツーリストも多く、ゲストハウスや民泊(有料のホームステイ)など宿探しには苦労しない。

そう! 実はバックパッカーが旅しやすい場所なのです。
「あんまりなじみがないから」「行くのが面倒くさいから」そんな理由で中央アジアをスルーするのはもったいない。
むしろ、馴染みがないからこそ、イメージがわかないからこそ、行ってみようじゃありませんか。
どことなく日本と共通点があって、でも日本よりヨーロッパ寄りで、なおかつロシアの文化が根強く残っていて、だけどイスラム圏で異国の雰囲気たっぷりで・・・。
中央アジアを旅すれば、「世界はつながっている!」というのを実感できます。
ぜひ、中央アジアへ♡

a_DSC_0019_2013100315473708a.jpg
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

旅したカザフスタン こんな国

2013.10.10 05:33|アジア☞EDIT
カザフスタンには7/15、16と9/15~22まで合計8泊10日滞在しました。
物価が高いので訪れる前からテンションが上がらなかったカザフスタン。
そんなカザフスタンの旅を振り返ります。

◇旅の費用はいくら?

カザフスタンでいくら使ったのか発表します。
 
交通費           24,235テンゲ
外食費            2,500テンゲ
その他のフード・ドリンク   5,025テンゲ
宿泊費           35,000テンゲ
観光費            5,245テンゲ
雑費              365テンゲ

合計  47,041テンゲ(1テンゲ=0.65円)
約4,704円/1日2人で

やっぱり高い、キルギスの倍かかってる。
とくに宿代が高い。
1泊ふたりで平均2800円!
外食も高いし、店で売られている物も日本より高い品物がけっこうあった。
貧乏バックパッカーには辛い国だ。


◇移動手段はこうでした

アルマティはバス、トロリーバス、メトロ、トラムなど公共の乗り物は充実している。
ほとんどが80テンゲ(約50円)で乗れる。
遠くに行く場合は、バスターミナルからマルシュ(ミニバス)や乗合いタクシー。

a_DSC_0021_201310030418019ba.jpg

a_DSC_0033_20131003041803f39.jpg


◇こんなお宿に泊まりました

バックパッカーが少ないカザフスタンには、残念ながらバックパッカー好みの安宿はほとんどない。
それでも最近アルマティにドミトリーのゲストハウスができてきた。
まだできたばかりなので旅ブログなどではあまり紹介されていないけど、英語のホステル予約サイトで検索すると何軒か出てくる。
相場はドミで2000テンゲ、団地を改装したものが多い。Wi-Fi、キッチン付き。
ただしバックパッカーのための安宿というよりも、現地の人たちが利用する簡易ホテルといった感じ。
スタッフもまだ運営になれてないし、居心地がいいわけでもない。
でも、これから徐々にツーリスト客が増えていって他の国のゲストハウスのようになっていくかも。

a_DSC_0044_2013100304434733e.jpg

小さな街では食事付きの民泊が主流。
泊まる場所に困ることはないと思う。

a_DSC_0012_20131003050257fa4.jpg


◇これが一番うまかった!

ケンゾー 「チョコレート」
がっつり旅したわけじゃないんで悩むんだよねえ。
外食ってほとんどしなかったし。
あえて挙げるとしたらチョコレートかなあ。
中央アジアのほかの国とおなじで、民泊先ではお茶と一緒にお菓子が出てくる。
でもそこはリッチなカザフ、種類も量もNo.1だった!
とくにチョコレートがほかの国よりおいしい。
ウズベクもタジクもキルギスもチョコレートはあるんだけどおいしくないんだよね。
その点カザフのチョコはちゃんとチョコの味がしておいしかった。
ちなみにこの写真とは違うんだけど、けっこうおいしい『RAKHAT(ラハット)』というブランドがある。
カザフではかなり有名で、サティ村でいっしょになったコーちゃん、ソーフィーちゃんもお気に入りだった。
そんなラハットをロッテが買収する話しがあるそうだ。
買収されることになったらラハットのチョコの味が落ちるんじゃないかと、今カザフっ子たちは気が気じゃないそうだ。

a_DSC_0619_20131003041014930.jpg

イクエ 「バザールの食堂のランチセット」
物価の高いカザフスタンでは外食の値段がほとんど日本と変わらない。
「バザールに行けば安くておいしいものにありつけるんじゃないか」
そう思って行ってみると地元の人たちで賑わう食堂発見!
ランチセット450テンゲ(約300円)、ジュース付き。
メインや副菜を選べるみたいだけどメニューが読めないのでおまかせ。
出てきたのはハンバーグみたいなものと餃子のようなものが入ったスープ。
どっちもひき肉を使った料理だけど、これぞ中央アジアの代表料理。
日本人の口にも合う。

a_DSC_0041_201310030443456a7.jpg

a_DSC_0040_20131003044342298.jpg


◇おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「コルサイ2」
コルサイ1から森をかき分け、沢を渡り、崖を登ること2時間半。
目の前に突如姿を現した湖、コルサイ2。
深い森と高い山に囲まれ、隠れるように佇んでいた。
ケンゾーとイクエ以外には人がおらず、時が止まったかのように静寂に包まれている。
魚を釣るわけでも、泳ぐわけでもなく、ただただぼーっと眺めていただけなんだけど、それで充分。
透き通った水に心が洗われるようで、清々しい気持ちで満たされた。

a_DSC_0405_20131003034409e81.jpg

a_DSC_0419_201310030344121aa.jpg

イクエ 「カインディ湖」
カザフスタンに行く前はこの湖の存在を知らなかった。
アルマティに着いて写真集を見て「ああ、きれいだなあ」と思って行くことにした。
写真では水の色はとてもきれいだけど実際はどうだろうと思っていたけど、やっぱり鮮やかで見る角度によって色が変わってキレイ。
そこに生えている木々が時代から取り残されているようで、神秘的。
車で行ったけど、あえて歩いて行くと森の間から湖がちらっと見え始めた時の感動はひとしおかも。

a_DSC_0189_201310030443525f7.jpg

a_DSC_0215_201310030443538aa.jpg


◇ふらり ゆるり カザフスタンの感想は?

ケンゾー
ぎりぎりまで、というかカザフに入ってしまっても「どこに行く?」「なにを見る?」って悩んでいたけど、美しい山と湖を楽しめたサティ村に行くことができて良かった。
でも、やっぱり物価が高いのがネックだね。
アルマティはもちろん、サティ村にしても宿代がけっこう高い。(3食付きで1人約2300円)
宿だけじゃなくて全てのものがほかの中央アジアの国と比べて高い。
でも人はいい!車の運転も荒くないし、わりと豊かな生活をしているから気持ちに余裕があるのかな。
まあでも、総合的に考えてもカザフはとくにオススメはしないかな。
あえてカザフに行かなくても、ウズベキスタンやキルギスで十分中央アジアは満喫できると思う。

a_DSC_0071_2013100305003876d.jpg

a_DSC_0084_20131003050041620.jpg

イクエ
カザフスタンの観光地について、ほとんど情報がないし、情報があってもあまり惹かれる場所ではない。
だけど、絶対に発掘すればすばらしい観光地があるはず!
だって、あんなに国土が広いんだもん。
今回がんばって調べて、サティ村と湖に行くことができたけど、もっとがんばればもっとたくさんのすばらしいところを発掘できたんじゃないかと思う。
物価が高いのはネックだけれど、カザフスタンの人々は穏やかで優しいし、嫌な思いをすることもなかった。
「物価が高いけど人は優しい」ということを考えれば、自転車旅やカウチサーフィンを活用する旅のスタイルがぴったりなんじゃないかな。
ケンゾーは「カザフはとくにオススメしない」なんて言ってるけど、カザフに失礼だ!
旅人たるもの、自分で見どころを開拓したり、その国にあう旅のスタイルを発見したりすべし!
物価の安いキルギスで自転車とテントを調達し、自転車旅をするのはいかが?
きっとカザフの人たちの優しさに触れ、広大な自然を体感し、いい思い出ができるよ♡

a_DSC_0030_2_20131003001125cfd.jpg

a_DSC_0026_201310030011229b0.jpg
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

いい年の夫婦が何やってんだろ!?

2013.10.09 06:10|カザフスタン☞EDIT
靴を洗いたいけどブラシがないので1年間洗っていないイクエです。
靴がすぐ臭くなるケンゾーはたまに手で洗ってるんだけど、長期旅行者のみなさんはどうしてるのかな。

山の中の湖のコテージ(正しくは山小屋)に泊まることにしたイクエとケンゾー。
2階建てで、ベッドは10台あるからオンシーズンのときはここにトレッキング客を詰め込むんだろうけど、冬が近づき登山客は少ないのでイクエとケンゾーで占領する。

ロケーションはいいんだけど、部屋にトイレや水道はない。
食料は下の街で買い込んできた。
晩ご飯は、カップラーメン!

電熱コイルが役に立つ!
電気があればどこでもお湯湧かせるからねえ ♪

a_DSC_0333_20131002225111852.jpg

標高1800メートル。
夜は寒いので中国で買ったユニクロダウンを着て、インドで買ったニット帽をかぶる。
カップラーメンをすする、イクエとケンゾー。
わびしい食事。

こんなとき、ちょっとむなしくなる。
そして、なんだかおかしく感じる。

「いい年して、夫婦でカップラーメンをすするなんて・・・。
 わたしたち何やってんだろうな。」

ケンゾーなんて来年40歳になってしまう。
自分が子どものころ40なんて、もうかなりのおっさんだった。
おっさんとおばさん、夫婦でカップラーメンをすすっている。
小さいころのわたしに「あなたがおばさんになったら、家族みんなで温かい食卓を囲むでもなく、だんなさんとおしゃれなレストランで大人なディナーをしているわけでもなく、寒がりながらだんなとカップラーメンすすってるよ」ってもし伝えたとしたら。
きっと小さいわたしは幻滅するだろうな。
「ええ〜!? やだあ〜!! そんな大人になるのー!」って。

逆に、旅に出る前のわたしの状況を伝えたらどうだろう。
「あなたは大人になったら、好きな人と結婚して、休みもなく夜も関係なくバリバリ働いて。たまに息抜きにだんなさんと美味しいレストランに行ってお酒を飲んだり、ときどきは短期旅行にも行って。」って。
小さいわたしは「わ〜♡ そうなんだ♡」って喜ぶかな。

自分で選んだ道。
自分がよかれと思って、ここでカップラーメンを食べているんだけど「ああ〜。ほかの人は美味しい食事を食べられていいなあ。なんかみんなと住む世界が違うなあ。」と矛盾したことを思ってしまう。

でも、その思いを打ち消すようにこう思う。
「でも、これはこれで楽しいでしょ。
あと2年旅して、日本に帰ったらいつでも外食できるし、たまに贅沢しておいしいものを食べられるよ。」

でも、またそれを打ち消すようにこう思った。
「ん? またそんな時が本当に来るのかな?
旅で貯金も使ってしまって、働き口も見つからなくて。
夫婦で6畳のワンルームアパートで寒がりながらカップラーメンすすってるんじゃない!?」

「夫婦でなーにやってるんだろうな。ばかだなあ。」って思うけど、「夫婦で好きなことやって、わがままな人生送ってていいな」っても思う。

朝起きて美しい自然に身を委ねれば、贅沢で幸せな気持ちに満たされる。

a_DSC_0342_20131002225113448.jpg

ここにはコルサイ1、コルサイ2、コルサイ3と3つの湖がある。
このうち、コルサイ2がもっとも美しく、大きいのだそう。
きょうはこの、コルサイ2まで歩くことにした。

a_DSC_0429_201310030217035da.jpg

一番下の湖、コルサイ1に水を送り届けている川。
その川がコルサイ2へと続いているので、この川沿いを登っていく。

3つの湖は川でつながっている。

a_DSC_0348_20131002225121c4a.jpg

森の中をずんずん歩いて行く。
コルサイ2は標高2550メートル。
2時間半ほどの山登り。
道のりは5キロ以上。

トレッキング中のイクエとケンゾーはいつも無言。
ただもくもくと歩く。

もくもく、ずんずん。

でも、途中から

はあはあ、とぼとぼ。

「あ〜、もう、きつい・・・」

歩きはじめて2時間半。
弱音を吐きはじめたとき、向こう側がひらけているような気がした。

「ねえ、あのへん湖やない?」
「おお! でたあ!」

a_DSC_0353_2013100222511939a.jpg

a_DSC_0360_20131002225119c9b.jpg

森の中の湖を見ていつも感じること。
それはー。

「なんてピースフルな場所なんだ!!」

誰もいなくて、静かで、雄大で。
ただただ、美しい。

a_DSC_0412_20131003000206f89.jpg

a_DSC_0402_20131002234826af9.jpg

人里離れた場所に、こんなに美しい場所がひっそりとあることがもったいないというか、恐れ多いというか。

透明度は高いのに、見る角度によってエメラルドグリーンや深緑、薄い水色、落ち着いた青に見えたり。

a_DSC_0361_201310022348184a3.jpg

この湖の水は飲めるらしい。
現に、この湖から流れる川の水を宿でも飲んでいたのだから。

a_DSC_0371_20131002234820095.jpg

ときどき、小さな小さな魚たちがピチャピチャと跳ねている。
水鳥が群れをなして、旋回したり、着水したり。

a_DSC_0373_20131002234824d39.jpg

湖を取り囲むように生える天山トウヒ。
そして、紅葉も。

a_DSC_0378_201310022348241f5.jpg

きのうはコルサイ1の湖畔でイクエがごろんと横になって昼寝をしたけれど、きょうはケンゾーがお昼寝。
ほんとうにそんな環境の中で、草の上に寝転がってお昼寝って幸せなんだよね。

セルフタイマーで記念写真。

誰かといっしょにいて「ふたりの写真撮ってあげようか」って言われることもあるけど、断ることが多い。
まもなく結婚7年目に突入する夫婦。
2ショット写真に興味はない。
自分たちの写真よりも、その時出会った人たちを撮るほうが価値があるしおもしろい。
でも「ああ、ここ、絶景だ。」ってときにはどちらからともなく「ふたりで写真撮っとこうか」となる。

a_DSC_0416_201310030002146e9.jpg

いつも肩なんか組まないのに、写真のときはなぜかケンゾーは腕をまわしたり、肩に手を置いたりするんだよね。
「なんでいつも肩組むと?」と突っ込んだけど、ケンゾーもわからんみたい。
ラブラブ夫婦を演じたいのだろうか。

2ショット写真も撮ったことだし、帰りましょう。
帰るのは寝泊まりした山小屋じゃなくて、その先のサティ村。
もう一泊山小屋に泊まってもいいんだけど、食料が尽きた。
20キロ先のサティ村まで歩いて行こう。

もくもく、ずんずん。

さきは長い。

もくもく、ずんずん。

10キロ以上歩いたとき、イクエとケンゾーはある決断をしてしまった。

「道を外れて、あの山を越えて、斜めにつっきって村を目指そう」

その決断をしたのには2つの理由がある。

ひとつは、車道沿いに国立公園のエントランスがあってきのうそこで入場料を払ったはいいけれど、そのとき係のおばちゃんに「1日で帰る?」と言われて(※英語じゃないのでよくわからない。推測。)無事にたどり着けるか、湖畔で泊まることができるのか確証がなかったし、説明もできず面倒くさいので「うん。」と言ったこと。
なんでおばちゃんがそう聞いたのかはわからないけど、もしかしたら2日券とかあったのかな。
おばちゃんはちょっと高圧的で、イクエとケンゾーのなかでは印象があまり良くなくて、おばちゃんに会ったら「あんたたち、きのう1日で帰るって言わなかった!?」って怒られてなんか面倒くさいことになるかも・・・という不安があったので、できるだけおばちゃんと顔を合わせたくない。
車道から外れて山を突っ切れば、エントランスを通らずにすむ。

そしてもうひとつの理由は、地図上では山を突っ切って斜めに村を目指したほうが近道だから。

車道に沿って小高い丘が連なっている。
どの丘もなだらかそうには見えないし、草が生い茂っている。
それでもできるだけ登りやすそうなところを見つけないと。

a_DSC_0264_201310030235061d3.jpg

「よし、あの辺から登ろう!」
「は? あっちのほうが良くない?」

夫婦の意見が分かれたけれど、イクエは(珍しく)ケンゾーの提案に従うことにした。

もくもく、ずんずん。

丘は見た目よりも急勾配。

はあはあ、とぼとぼ。

下に見える川。
その川沿いに車道がある。
そこを外れて、ずいぶん登ってきた。

a_DSC_0439_20131003000210589.jpg

トゲトゲの植物が生えている中を、身をかがめて通り抜けないといけない場所もある。
トゲトゲが服にひっかかったり、トゲトゲが行く手を防いで回り道しないといけなかったり。
これは完全にルート選びをミスしたのでは?

a_DSC_0441_20131003000210a3e.jpg

ほら、だって向こうの雪山と同じくらいの山の高さじゃない?
もっと、低くて越えやすそうな丘があったと思うけど。

「ねえねえ、これ本当に行けると?
この山を越えたら、平原が広がっとるって確証ないし、山越えたらまた山があるっちゃない?」

「わからん。
でも尾根を歩いて行けばいいけん。」


a_DSC_0455_20131003000213da5.jpg

「ねえ! ここ頂上じゃないやん。
まだ上まであるやん!」

「うん・・。
おとなしく、車道を歩いて行ったほうが良かったかね・・・。
こんな無謀なことする人、おらんよね。
たかが、あのおばちゃんのために。」


なあに、やってるんだろうな、わたしたち。
いい年して。

それが悲しくもあり、おかしくもあり。

山を越えたら、丘、丘、丘だった。

「あ〜あ・・・。」

a_DSC_0461_20131003001052866.jpg

ケンゾーが嬉しそうに言った。

「でも、ここ、意外に絶景やない!?
向こうに雪山が続いとって、めっちゃきれいやん!
ああ、きれーい!」


確かに、きれい。
人なんて来ないし、かなり穴場の絶景ポイント。
でも、ケンゾーへのいら立ちと疲労と、無事たどり着けるかの不安がこの絶景で解消されるわけではない。

「うん、きれいやけど、疲れとらんかったらね。
ここだけが目的でハイキングするならいいけど。
とにかく、日が暮れる前に帰らんとえらいことになる。」


a_DSC_0465_20131003001054a99.jpg

でも、やっぱりキレイ。
疲れが和らぐほど。
草原が広がり「ああ、これがカザフスタン」って感じのロケーションだ。

夫婦で何してるんだろうね。
ハハハ。やっぱりおかしいね。

a_DSC_0476_20131003001055f10.jpg

「めっちゃきれい。
 おおお〜!」


連呼しながらシャッターを切るケンゾー。

わたしたち以外誰もいない、どこまでも続くなだらかな草原。
太陽が沈むに従って、空の色と草原の色が刻々と変わっていく。

「時間ないけん、はよ行こうー。」

いくつもの山と丘を越え、トゲトゲにひっかかり、草が靴に入ってきては靴を脱いで草を取り出し、牛や馬やヤギの糞を避けて通る元気もなく何度も踏みながら、ようやく丘の向こうにサティ村が見えてきた。

a_DSC_0459_20131003001050209.jpg

「疲れたねえ」
「お腹空いたねえ」

こんなときは、おいしい食事とお酒で疲れを癒したい。
でも、泊まる家の夕食はじゃがいもとパンとお菓子の簡単なものだった。

a_DSC_0481_2.jpg

でも、それだけでも幸せになれるから不思議よね。
いい年の夫婦がなにやってんだろうね。

a_DSC_0478_20131003011200a84.jpg

つぎの日、アルマティまで戻るミニバスが朝出発と聞いていたけど、客が集まらないためなのか昼出発に変更になった。
でも、別にイライラはしない。
そんなの、もう慣れっこ。
別に急いでいる旅じゃない。

「まあ、しょうがないたい。
この家、3食付きやけん、昼ごはん食べられるっちゃない。」

「うん、朝早く出発だったら朝ごはんも食べられんかったかもしれんけんね。
朝と昼、2食分浮くね。」


期待していた通り、昼ごはんが出てきた。

a_DSC_0017_20131003001120cc2.jpg

「これ、きのうの夕ご飯の残りに麺を入れただけやんね!?
しかもどこまで湯がいたらこんななると?ってくらい麺がヤワヤワやね。」

「でも、昼ごはん出てきただけでもありがたいね。
味も悪くないたい。」

「うん、味は悪くないね。」

ふと、冷静になったときいつも思う。

いい年した夫婦が何やってるんだろうね。
でも、なんかおもしろいね。

自分たちでも笑いが出てくる。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

人はなぜ湖に惹かれるんだろう

2013.10.08 05:34|カザフスタン☞EDIT
きのうプロフィール写真の件でイクエにダメだしされたケンゾーです。
足元まで入れると顔が小さすぎて判別できないと思ってカットしたんだけどねえ。
よかれと思ってやったことが逆効果。
ちゃんとフルサイズに戻しときゃいいんでしょ!

湖から柱が生えている神秘的なカインディ湖を見て家に戻ると、日が暮れて寒くなってきた。
標高が高いから体が冷える。

そんなケンゾーとイクエに、うれしいものが待っていた。

ひとつは紅茶!
銀色のサーバーの下には炭が入れられて赤々と燃え、中のお湯はあつあつ。
美味しいお茶をたっぷり堪能できる。

a_DSC_0233_20131002063617de0.jpg

ほかの中央アジアの国では緑茶が好まれる。
紅茶も飲むんだけど、ミルクなんて入れることはなかった。
だけどカザフスタンではミルクティーにするのが一般的なんだって。
しかも、紅茶は茶葉ごと煮出したものなのでかなり濃くて苦いのでお湯で割らないといけない。
この銀色のサーバーに入っているのは紅茶ではなくてお湯。
これとは別に濃い紅茶の入ったヤカン、そしてミルクの入った容器がテーブルには用意される。
お椀に、お湯、紅茶、ミルクを好みの分量注いで混ぜて、ミルクティーの完成。

カザフ人のコーちゃんが、みんなの分のミルクティーをつくってくれた。
カザフスタンでは、おいしくミルクティーを入れられるかどうかが良い嫁の条件。
なので結婚式では、婿側のゲストの前で花嫁がミルクティーをつくるのを披露して、振る舞うのだそう。
婿側のゲストは、花嫁が注いだミルクティーがおいしいかどうかをチェックする。
だから、花嫁は紅茶、お湯、ミルクを絶妙のバランスで配合できるようにお母さんから習って練習するらしいよ。

コーちゃんのいれてくれたミルクティーはおいしかったよ!

ほかにも体を温めてくれるものがあった。

a_DSC_0002_20131002063613251.jpg

この家にはサウナがあった!
家にサウナがあるってやっぱりロシア文化の影響なのかな。
熱い石でジュウジュウと温められている。
汗がじわじわと出てくる。
日本だとサウナってダイエットのために利用されるけど、ここでは本当にお風呂代り。
まるで湯船につかったみたいに体の芯から温かくなり、リラックスできる。

a_DSC_0003_20131002063616571.jpg

サウナのおかげで夜はぐっすり。

つぎの日、カザフ人のコーちゃんと韓国人のソーフィーちゃんは、きのうのカインディ湖で満足して、朝イチでアルマティに帰ってしまった。
残されたケンゾーとイクエ、さあどうしようか。
このサティ村からおよそ14km離れた山の中に北天山山脈の真珠と形容されることもあるコルサイ湖という湖があるそうだ。

コルサイ湖は標高1800mに位置するコルサイ①、2250mのコルサイ②、2650mのコルサイ③と3つの湖で構成されている。
コルサイ③からはキルギスがもう目の前だ。

コルサイ

このところ湖ブームがきているケンゾーとイクエ。
もちろん、行くっきゃないでしょう

いちばん近いコルサイ①の湖畔にはホテルが数件あるそうなので1晩泊まることに。
そこまでは車で行くこともできるけど、タクシー代も高くつくし、歩いていくのも気持ち良さそうなので、がんばって自分たちで歩いて行こう。
余分な荷物をサティの宿に置かせてもらい身軽な格好でトレッキングスタート!

a_DSC_0245_20131002033513eb1.jpg

村を出る前に一番大事な食料の調達。
サティ村には3、4件商店があるので買い物には困らない。
この店には生ビールサーバーが置いてあった
甘い誘惑に打ち勝って、パン、野菜、カップラーメンを購入。

a_DSC_0248_2013100203351523e.jpg

a_DSC_0249_201310020335185b4.jpg

村を抜けると雄大な自然が広がっている。
殺風景な荒野しかイメージがなかったけど、こうして見るとカザフスタンもなかなかいいね。

a_DSC_0250_20131002033519916.jpg

馬が前からやって来た。
よく見ると乗ってるのは女性、さらによく見ると赤ちゃんを抱いてる!
しかも赤ちゃんは爆睡
お母さんも赤ちゃんも、どっちもたくましいなあ。

a_DSC_0254_20131002033519a0e.jpg

a_DSC_0255_20131002033543004.jpg

馬に乗って剥けたお尻の皮がやっと再生したイクエとケンゾーは、ひたすら歩いて湖をめざす。

雪化粧をした山が美しい。
遠くの山を見ていると、なんだか油絵を眺めているような錯覚になる。
青白くかすんでいて、なんだか現実感が薄らぐんだよね。

a_DSC_0260_20131002033547bb0.jpg

a_DSC_0258_201310020335454cd.jpg

a_DSC_0265_20131002033547863.jpg

コルサイ湖周辺は国立公園。
途中に料金所があるので入場料と環境保護税を支払う、1人700テンゲほど。

川辺で牛たちが日光浴
ケンゾーとイクエを凝視、けっして視線をはずさずにジーッと見つめられる。
なにを考えてるんだろうね。

a_DSC_0266_20131002033549b83.jpg

a_DSC_0267_2013100203361438f.jpg

この川は山の上にあるコルサイ湖から流れ出てきている。
きっと雪解け水なんだろうね、かなり冷たい。
お天道様はもう真上。
トマトときゅうりを川で冷やしてランチタイム ♪

a_DSC_0270_2013100203361788b.jpg

a_DSC_0272_20131002033619c29.jpg

腹ごしらえをしたら出発だ。
黄色く色づいた林道を歩いていく。
もうすっかり秋やねえ
秋刀魚の塩焼き食べたいなあ。
たっぷりの大根おろしにかぼすを絞って。

a_DSC_0275_2013100203362210d.jpg

a_DSC_0277_20131002033624fc5.jpg

休憩をいれて4時間、コルサイ①に到着!
距離がちょっと長かったけれど、勾配はそんなに急じゃない。
ハイキング気分で十分登れる。

坂道を登りきったら、パッと視界がひらけて雄大な湖がお出迎え。

a_DSC_0286_20131002033644eee.jpg

a_DSC_0283_20131002033648286.jpg

きれいな湖だ。
太陽の光を浴びてキラキラ輝く湖面、湖をぐるりと囲んでいる深緑。
そして奥の雪山がいいアクセントになっている。

湖をゆっくり見る前に寝床の確保。
コルサイ①を見下ろす高台にロッジが10棟ほどある。

a_DSC_0292_20131002033652dcd.jpg

ケンゾーとイクエの今夜の宿はこの赤い屋根のロッジ。
ちょっと古ぼけてはいるけれど、きれいなシーツ類を用意してくれるので問題なし。
1人2000テンゲ(約1300円)、トイレ、シャワー・食事なし。
湖畔のリゾートホテルのコテージというよりも、キャンプ場のバンガローみたいな感じかな。

a_DSC_0291_20131002033704241.jpg

a_DSC_0289_20131002033642b9f.jpg

さて、湖畔を散策しに行こう。
水の色が見る場所によって違うんだよね。
青かったり、緑色だったり、はたまた透明だったり。
そして同じ場所でも刻一刻と変化していく。

a_DSC_0293_201310020337382f9.jpg

a_DSC_0300_2013100203374100d.jpg

a_DSC_0316_201310020337425c9.jpg

a_DSC_0325_20131002033816c19.jpg

ただ水が溜まってるだけなのに、なんでこんなにも湖に惹かれるんだろう。
ぼーっと眺めてるだけで気持ちが落ち着いて安らぐ。
この水と同じように湖が自分のすべてを受け止めてくれてる気分になるのかな。
波風が立たないその静かな姿に本能的に癒やされるんだろうね。

a_DSC_0298_20131002033746a8f.jpg

a_DSC_0314_201310020337448de.jpg

a_DSC_0329_20131002033816242.jpg

あしたはさらに足を伸ばしてコルサイ②まで行っちゃいます。
そして帰りが・・・。

お楽しみに!


【旅 info.】
  コルサイ湖a_DSC_0301_20131002045855cef.jpg
最寄りのサティ村からコルサイ①まで14km。
サティ村で車をチャーターするか、歩いて行く。
車はコルサイ①までしか行けない。
湖に向かう途中の入口で入場料など約700テンゲを払う。
湖畔の宿は夏や土日は利用者が多く満室となったり宿泊費が高くなるかも。
冬場は雪で道が閉鎖されたり宿が閉館する可能性もある。
食料は持参、標高が高いため防寒具必要。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

なぜ!? 湖からニョキニョキ!柱、はしら、ハシラ

2013.10.07 05:23|カザフスタン☞EDIT
せっかく渾身のジャンプをしたのにこのページのプロフィール写真の足元の部分をケンゾーにカットされて、飛んでるのかわからない写真になっていて不満なイクエです。

とくにこれといった見どころがないカザフスタン。
でもせっかく来たんだから意地でも楽しみたい。
世界遺産のイスラム建築はウズベキスタンですでに堪能したし、ビルが林立する首都のアスタナに行ったところで楽しめる予感はしない。

・観光地が期待できないなら、ほとんど無名の村に行って、飾らないカザフスタンの姿を見てみたいなあ。
・そしてそこに雄大な自然があれば、なおいいなあ。
・田舎とはいえ、車のチャーターなんかせずに公共の乗り物で行けるところがいいなあ。


そんなわがままな条件をクリアするところ、見つかるかな?

見つかったよ!

カザフスタンの写真集を見ていて、「うわあ、ここ素敵だなあ」って思った場所。
サティ村ってところが拠点の村なんだけど、前日にバス乗り場で確認したら、マルシュ(ミニバス)が毎朝7時に出ていることが判明。

ネットで検索してもサティ村を紹介しているブログは見つけられなかったし、どんなところかいまいちわからないけど、めざせ!サティ村

サティ

朝6時に宿を出て、バスターミナルへ。

ほんとうにサティ村行きの車はあるんだろうか。
キョロキョロしていたら、ターミナルの外の路上でサティ村行きのワゴンを発見!
しかも乗客に20代くらいの若い女の子2人がいて、英語で話しかけてきてくれた。

1人はアルマティに住んでいるカザフスタン人のコーちゃん。
もう1人はソウルから旅行で来ているコーちゃんの友人の韓国人のソーフィーちゃん。
ソーフィーちゃんは以前カザフスタンで暮らしていたことがあって、カザフスタンが大好きで今でもときどき遊びに来ているんだって。

この2人もサティ村に旅行に行くというから、心強い。

アルマティを抜けると、荒涼とした大地が広がっていた。
カザフスタンっぽい景色だ。

a_DSC_0108_201310010339049f2.jpg

車窓から見える、長く細い雲のようなもの。
これはキルギスとの国境に立ちはだかる天山山脈の支脈であるアラタウ山脈。
ずーっと長く続いている。
あの山を越えればそこにはキルギスの湖、イシククルが広がっているんだって。

a_DSC_0103_20131001033903591.jpg

車は途中から舗装されていないでこぼこ道に入ったけど、無事に5時間ほどでサティ村に到着した。

うん。やっぱり田舎だ。
さて、どこに泊まろう?

a_DSC_0118_201310010339080ec.jpg

まあ、なんとかなるだろうって思って来たはいいけれど、ほかの乗客は降りていってしまった。
車に残されたのはわたしたちふたりと、コーちゃんソーフィーちゃん。

ドライバーが困った顔で「着いたけど、どうするの? どこ行きたいの?」

「え、えええとー。
 どっかゲストハウスにでも・・・。」

曖昧に答えるイクエとケンゾー。

そして「どこか有料で泊めてもらえる家があれば・・・。」とドライバーに尋ねるコーちゃん。

こんな、いいかげんな4人だけど、なんとかなるものだね!
ドライバーの知り合いの家に連れて行ってくれた。

a_DSC_0112_20131001033906d8d.jpg

見た目は普通の民家。
余っている部屋を有料で提供してくれる。
4人1部屋で、3食付き。
ひとり3500テンゲ(約2250円)。
ほかの中央アジアに比べたら高いけど、カザフスタンは物価が高いので、まあいいんじゃないかな。

a_DSC_0119_20131001033909d6c.jpg

さて、この村に来た一番の理由。
写真集で見たあの湖に行きたいから!

でもどうやったらそこに行けるのか、ここから何キロくらい離れているのか。
そこまでは情報収集することができなかった。
「とりあえず、サティ村まで行けばなんとかなる」と信じてやってきた。

そしたら、コーちゃんとソーフィーちゃんもその湖を見たくてこの村にやって来てたんだって♡
タイミング良い〜 ♪

a_DSC_0193_201310010403248ff.jpg

湖までは片道15キロくらい。
ふたりだけだったら、1日潰して気合いで歩いて行くかもしれない。
だけど、湖に行きたい人間が4人いる!
アルマティからここまで車を運転していたドライバーに5000テンゲ(約3250円)のチャーター代を払って、4WDに乗り換えて、ドライバーの運転で湖まで行って帰ってくることにした。

a_DSC_0130_201310010403197cd.jpg

雪解け水を運ぶ川。
その上をためらうことなく進む車。

馬が悠々と歩く。
プップ〜 ♪とクラクション。

a_DSC_0133_2013100105323833b.jpg

この場所も、もう秋だね。
黄色く色づいた葉が、太陽を受けてキラキラ輝いている。
アルマティで暮らしているコーちゃんが嬉しそうな顔で「うわあ、すごくキレイ!ああ、嬉しい!」と興奮している。
大自然がいっぱいのカザフスタン。
それでも都会っ子にとっては、美しい自然は珍しいんだね。

a_DSC_0142_20131001040318188.jpg

車で行けるのは途中まで。
最後の30分くらいは山を歩いて下っていく。

a_DSC_0144_2013100105324038b.jpg

木の間から見え隠れする鮮やかなブルー。
あれだ!! 
写真集で見た湖は!!

a_DSC_0147_20131001040321491.jpg

ひっそりと、でも存在感たっぷりに美しさを見せつける湖!
キルギスのトレッキングで絶景の湖を見てからというもの、イクエは湖フェチになってしまった。
高い山の頂上に登って達成感を味わうよりも、高い山々に囲まれて姿を隠すように存在している湖にめぐりあうことのほうが貴重な気がする。

この湖の名前はカインディ湖
水の色、そしてこのロケーションもさることながら、この湖に心惹かれたのは不思議な柱が何本も立っているから!

a_DSC_0166_20131001040324c64.jpg

a_DSC_0189_20131001044341ae4.jpg

ニョキニョキっと、すくすくっと、何十本も立っている。
こんな湖、見たことある?

いったい誰が立てたの?
何のために立てたの?

a_DSC_0225_2013100104282575a.jpg

この柱みたいなもの、天山トウヒというマツ科の針葉樹林。
まわりに生えている木々と同じだけど、枝と葉がなくなってるから柱みたいに見える。
この湖、実はずっと昔からここにあったわけではない。
この柱のような幹を見てもわかるように、以前ここには木が茂り、まわりと同じように森になっていた。

a_DSC_0156_20131001045821263.jpg

1911年このあたりで大地震が起きた。
地滑りで山は崩れ、雪崩が起き、水が押し寄せた。

a_DSC_0206_201310010443442e3.jpg

a_DSC_0196_2013100104434345a.jpg

そしてかつて林だったこの地は陥没。
そしてこの湖ができたんだって。
かつてここが森だったことを物語るのは、地震以前からここに生えていたトウヒの木々。
でも、その木々だって今では枝もなくなって柱のようになってしまっている。

a_DSC_0169_20131001042819e64.jpg

でも、水中には違う世界が広がっている。
外気にあたっている部分は枝も葉もすっかりなくなってしまっているのに、水に浸かっている部分は枝もあり葉も茂り、当時のまま。

a_DSC_0180_201310010453300df.jpg

標高2000メートルの、雪解け水でできたこの湖は水がとても冷たいために、不思議なことに水に浸かっている部分の枝や葉は枯れないのだそう。
冷凍保存みたいな感じなのかな。

a_DSC_0186_20131001045823159.jpg

a_DSC_0183_20131001045329e06.jpg

こんな湖があるなんて、カザフスタンに来るまで知らなかった。
世界には大自然が織りなす、美しくてそして不思議な景色がいっぱいあるんだろうな。
でも、そんな景色こそ、人知れずひっそりと存在しているものだ。

a_DSC_0228_20131001044347c9b.jpg

そんな美しくて不思議で、ひっそりと存在する景色に、これからの旅でいくつ巡り会えるかな。
なかなか巡り会えないだろうな。
でも、だからこそ貴重なのかも。


【旅 info.】
  カインディ湖a_DSC_0164_20131001042816c74.jpg
アルマティからサティ村へ。
アルマティのサヤハットバスターミナルからマルシュが毎朝7時頃発。
およそ5時間、2500テンゲ。
サティ村から湖までおよそ15km。
歩くか車をチャーターする。
冬期は行けるか不明。
湖の手前で入場料・環境保護費700テンゲを支払う。
サティ村には民宿、ゲストハウス、小さな売店あり。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中央アジアに先進国があった!?

2013.10.06 05:31|カザフスタン☞EDIT
次の国イランを目前にひかえ、ここ数日ホテルでダラダラしているケンゾーです。
パワーを充電することも大切やからね ♪
(カウチサーフィンの登録のためiPhoneで格闘中のイクエはこの文章を見て怒った。
 「はあ!? こっちはずっと忙しいんだけど!!」
 ケンゾーは英語がダメなので、面倒くさい英文の登録をイクエに任せている。)
(いやいやいや、そんなこと言ったら俺だってちゃんと働きよるよ。
 イランに備えてVPNのセッティングとか。)


ロシアビザの取得がおもな目的だったアルマティ。
まあ、けっきょく見事に撃沈してしまったんだけどね。
ということでロシアは諦めてトルコ経由でイランに行くことにしたケンゾーとイクエ。
一番安かったビシュケク発トルコ・トラブゾン行きのチケットはすでに購入したんだけど、フライトは8日後だ。
せっかく来たんだから(もう来ないだろうし)、アルマティを観光しときますか。

1997年にアスタナに首都が移るまでは、ここアルマティにカザフスタンの首都が置かれていた。
首都のアスタナよりも都会で人口も多く、カザフスタン第一の都市。

標高は900メートル近くあって、背後には雪化粧した山脈が連なっている。
スケート場もあるし、スキーだってできるんだよ。

a_DSC_0088_2013100101145766d.jpg

アルマティを一言で表すとなんだろう。
まあ普通の都会、先進国といってもいいくらい。

カザフスタンは石油産出国だし、天然資源も豊富。
経済が潤っていて、ほかの中央アジアよりも裕福な生活をしている人が多い。
物価も高くて、日本と同じくらいの値段設定のものも多い。

車をもっている人も多くて、大渋滞になることもある。
そしてほかの中央アジアと違って、ドライバーのマナーがいい。
歩行者優先で、道を渡ろうとすると停まってくれる。
歩行者が道を渡るときに車が停まるって日本では普通だけど、ほかの国では減速もせずにクラクションだけならして歩行者を蹴散らすことが多いんだよね。
だから久しぶりに車が停まってくれるのを体験すると、とってもありがたい気分になって、笑顔でドライバーに何度も会釈をしてしまう。

a_DSC_0039_20130930173158b2d.jpg

歩いている人はおしゃれだし、きれいなショッピングセンターもたくさんあるし、薄汚いバックパッカーであることが恥ずかしくなる。
一応シルクロードのオアシス都市として栄えた街だそうだけど、今となってはシルクロードの面影はぜんぜんない。

a_DSC_0028_201309301731512b6.jpg

2011年にはメトロも開通し、中央アジアのなかで最も経済的に発展している都市だと言われている。
メトロの構内は新しくきれい。
入口なんてガラス張りで日本よりもセンスがある。

a_DSC_0036_20130930173154af7.jpg

ちなみに噴水の奥の丸い建物はサーカス場。
旧ソ連だった中央アジアでは、こんなふうにサーカス場やオペラやバレエの劇場が街の中にある。
ロシアの影響だね。
中央アジアでサーカスや本格的なオペラを安く観劇できるなんて、意外でしょ。

メトロのおしゃれな入口から、地下へ潜ると・・・。
全体的に暗い。
旧ソ連のイメージから抜け出せないのかな。

a_DSC_0031_3.jpg

この傾斜が急で、長〜いエスカレーターもほかの旧ソ連圏と共通している。
でも、ケンタッキーの広告がいたるところにある。
ほかの旧ソ連よりも街の中に広告が多い。
それほど、みんなお金に余裕があって、購買意欲があるってことかな。

a_DSC_0033_2.jpg

アルマティは、カザフスタンのほかの街よりもロシア人が多い。
街中にはロシア正教の教会もある。
これは滞在登録をしたオヴィールの近くにあった「ニコールスキー教会」。

a_DSC_0043_201309301732163c9.jpg

鮮やかな水色がかわいいね。
ロシア正教の教会といえば、屋根の上の玉ねぎ型のドーム。
この教会は金ピカだ。
なんだかクリスマスツリーに飾るおもちゃみたいやない?

a_DSC_0044_20130930173218802.jpg

a_DSC_0045_20130930173221245.jpg

教会の内部は・・・
イコン(聖画像)で埋め尽くされている!
イコンもロシア正教の特徴のひとつだ。
壁面に描かれた色鮮やかなイコン。
カトリック教会とは印象がぜんぜん違うね。

a_DSC_0047_20130930173223cf3.jpg

a_DSC_0049_20130930173225e60.jpg

イコンはパステルカラーで明るい雰囲気。
窓からさんさんと光が差し込み、開放的な感じさえする。

a_DSC_0051_2_2013093017502371f.jpg

a_DSC_0053_201309301733070f3.jpg

そしてこちらがアルマティで一番有名な「ゼンコフ正教教会」。
1904年に建てられた木造の教会だ。
これもカラフルだね。
なんだかケーキみたいだ。

a_DSC_0071_20130930173327694.jpg

厳かな教会というよりも、メルヘンの世界のお城。

a_DSC_0073_20130930173343860.jpg

内部は、もちろんイコンがいっぱい。
全体的に金色がたくさん使われていてキンキラキンだ。
壁や床に落ちているステンドグラスの影がきれいだね。

a_DSC_0077_20130930173349df5.jpg

a_DSC_0086_2_20130930174806a0e.jpg

a_DSC_0080_20130930173349e9d.jpg

a_DSC_0084_20130930173348f8d.jpg

もちろん教会だけでなくイスラム教のモスクもある。
カザフスタンでは、キリスト教徒とイスラム教徒が半々くらいの割合。
こちらはその名も「中央モスク」。
金色でツルんとしたドームが特徴的だね。
カザフの人たちは金色がお好き?

a_DSC_0057_20130930173302a30.jpg

a_DSC_0058_20130930173302253.jpg

中庭のベンチではおばあちゃんが熱心にコーランを読み上げていた。

a_DSC_0062_2013093017332028b.jpg

a_DSC_0061_3.jpg

カラフルで派手派手な教会のあとに見ると、シンプルで拍子抜けするくらい地味だ。
でもこっちのほうが落ち着くなあ。
絨毯に座り込んでぼーっとできるしね。

a_DSC_0063_2013093017332314e.jpg

a_DSC_0064_201309301733259da.jpg

a_DSC_0065_201309301733251bb.jpg

でも、イクエは不満そうに出てきた。
女性の部屋は別室で、狭くて天井にドームもなくて、シンプルすぎたみたい。

アルマティは、こんなもんかな。
ロシアビザはダメだったんだけど、せっかくカザフスタンに来たのでもうちょっと足を伸ばしてみようかな。

でもカザフスタンって広大な国土の割には、見どころがないんだよね。
トルキスタンという街に世界遺産のイスラム建築の廟はあるけど、ウズベキスタンですばらしい遺産をたくさん見てきたし・・・。

イクエはずっとガイドブックとにらめっこ。
ネットで検索するも心惹かれる観光地がない。
日本語では出てこないから英語でも検索。

そして情報収集のため、アルマティのインフォメーションセンターに行ってみた。
そこでカザフスタンの写真集を見ていたイクエがつぶやいた。
「うわ! ここ行きたい!」

あしたから「カザフにもこんなところがあるんだよ!カザフ観光の穴場編」をお伝えします!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

次の国決定!10分で決断

2013.10.05 05:52|カザフスタン☞EDIT
新しいプロフィール写真にけっこう反響をもらってちょっと嬉しいケンゾーです。
手と足を擦りむきながら撮影したかいがあったというもんだ。

雄大な大自然と居心地のいい南旅館に別れを告げ、ケンゾーとイクエが次に向かうのはお隣の国カザフスタン。
カザフスタンを訪れるのはじつは2回目。
アゼルバイジャンのバクーからカスピ海を渡って来たとき、カザフスタンのアクタウに上陸したのだった。
でもその日のうちにウズベキスタンに抜けたのでまだカザフスタンがどんな国なのかもよく分かっていない。

正直、カザフって見どころある?
ガイドブックやネットで調べたり、行ったことのある人に聞いたりしてもイマイチ響くものがないんだよねえ。
分かったことは、かなり都会でかなり物価が高いってこと。
う〜ん、モチベーションが上がんないなあ。
ケンゾーとイクエにとってカザフスタン最大の目的は、ロシアのトランジットビザをゲットすることかな。
すでにおよそ2週間後のモスクワ行きの航空券を購入済みなんだよね。

ビシュケクの西バスターミナルからアルマティ行きのマルシュに乗る。
事前情報ではアルマティまで300〜350ソム。
マルシュ乗り場に行くとドライバーとは別にその場を仕切っているお兄ちゃんがいた。
お兄ちゃんに料金を聞くと300ソム(約630円)。
よし情報通りだ。

アルマティ

a_DSC_0009_201309300454017da.jpg

250ソムほどキルギスのお金が余るので、ターミナルの売店で食料を買い込んでマルシュに乗り込む。
ドライバーが運賃を徴収しはじめた。
はいはい、2人で600ソムね。
するとドライバーが「これじゃ足りないよ」だって!

え?どういうこと?
「1人300でしょ?」と聞くと
「ニェット、400ソム!」

なんですと?!
客引きの兄ちゃんに300ソムって言われたんやけど。
もう1ソムも残ってないよ。
うそー!!どうしよう?

さっきの兄ちゃんを探すけど、どっかにいっちゃって見当たらない。
300ソムって言われたんだよ!って説明するけど伝わんない。
しまいには後ろの席のおばちゃんに「わたしたちも400ソムなのよ」って言われてしまった。

どうしよう。
たった200ソム(約420円)のためにATMで引き出すのはばからしい。
しょうがない、今買ったばかりの店に戻って返金してもらうしかない。
買ったものは2か所の売店で、瓶詰めのピクルス、ビスケット、パン。
ピクルスとビスケットはいけたとしても、むき出しのパンは厳しいだろうなあ。

1軒目ではすんなりとピクルスの返品に応じてくれた。
問題のパンは・・・やっぱりダメ!
パンだけじゃなくてビスケットも返品できなかった。

調達できたのは90ソムだけ。
開き直ってドライバーに「これしかない」ってお金と返品できなかった品物を差し出したら、「しょうがねーなあ」って感じでお金だけ受け取ってそのまま乗せてくれた。
よかった!!

走りはじめて1時間もしないうちに国境に到着。
すべての荷物を持って出入国の手続きへ。
出国も入国もいたってスムーズ。

a_DSC_0012_20130930045402837.jpg

a_DSC_0014_20130930045405418.jpg

車が手続きをして出てくるまで、イミグレーションを出たところで待っておかないといけない。
置いて行かれないためにも、同じマルシュに乗ってる現地人を覚えておいて、そばで待ってたほうがいい。

a_DSC_0017_20130930045404ed5.jpg

およそ4〜6時間でアルマティのサイラン・バスターミナルに到着。
時間帯によってはビシュケクとアルマティ周辺が渋滞するので時間が読めない。

a_DSC_0018_201309300454070ff.jpg

バスターミナル前から路線バスに乗り換えて市街地にあるホテルへ向かう。
カザフのバスには車掌がいる。
たいてい女性なんだけどみんな親切。
ストレスなく乗り物に乗れるって旅するうえではけっこうポイントが高い。

a_DSC_0021_20130930045420d70.jpg

中央アジアの中ではダントツで物価が高いカザフスタン。
もちろんホテルも例外じゃない。
選択肢がほとんどない中、かろうじて安宿と言えるホテルが数件ある。
今回チョイスしたのは「Hostel City」。
南旅館と同じく団地の中にある。
ドミで1ベッド2000テンゲ(約1300円)、キッチン・Wi-Fiあり、朝食なし。

a_DSC_0027_20130930045426bf7.jpg

a_DSC_0024_20130930045436e76.jpg

a_DSC_0022_20130930045422f2e.jpg

はっきり言ってここはおススメしない!
設備等は問題ないんだけど、問題ありなのがスタッフ。
若い女の子が2人交代でいるんだけど、そのうちの1人がダメだった。
掃除は全然しないわ、朝方まで大音量でTVを観るわで大迷惑。
夜はうるさいくせに、昼過ぎまで共有スペースのソファーを占領して寝ている。
ソファーに座ってパソコンやっていたら「私は眠いの!ここに座らないでキッチンに行って!」なんて言われたからね。

あとロケーションがいいもんだから、終電を逃したり夜中まで遊んだ地元の人たちがよく利用してるみたいで深夜の出入りが多くて寝られない。
日本のネットカフェやサウナみたいに、朝方まで仮眠するために使われているのかな。
宿泊客はほぼ地元の人。
スタッフも英語はしゃべらないし、ホテル内の張り紙も全部カザフ語だから何が書いてあるのかわからない。
ここは最悪のホテルだったなあ。
オススメしないので場所は載せないよ。

アルマティの宿は、ホステル〇〇などホテルの予約サイトで検索すればいくつかでてくるよ。
どこもだいたい2000テンゲ。設備は同じような感じ。
この宿がダメだったので「アルマティバックパッカーズ」ってところにも泊まったけど、そこはみんなフレンドリーで、半分が外国人ツーリスト、半分が現地人でみんなフレンドリーでオススメだよ。

カザフスタンを旅する上で面倒くさいことがひとつある。
それは滞在登録。
空路で入国した場合は必要ないんだけど、陸路で入った場合は5日以内に滞在登録をしないといけないのだ。
手続き自体はいたって簡単。
オヴィールという役所に行って窓口で申請するだけ。
ケンゾーたちが行ったアルマティのオヴィールではパスポートのコピーが必要だった。

a_IMG_2460.jpg

DSC_0055.jpg

そしてそして、アルマティの最大にして唯一の目的、ロシアビザ!
行って参りましたよロシア領事館!

a_IMG_2457.jpg

結果は・・・惨敗!撃沈!
トランジットビザは取れるには取れるんだけど、最大でも3日だけ。
「10日間のトランジットビザを取るの簡単だよ!」と話していたスイス人夫婦は、運良くキルギスの大使館で取れたから10日もらえたんだろうな。
ツーリストビザも取れそうな雰囲気ではあったけれど、もういいや。
そこまでしてロシアに行きたいかっていうとそうでもないし。
ロシア行きはやめた!

ホテルに戻って速攻モスクワ行きの航空券とサンプトペテルブルク発エストニア行きのバスチケットをキャンセル。
キャンセル代約1万6千円損したけど仕方がない。
長く旅してると、こんなこともある。
とくに中央アジアではビザを取り直したり、ビザを取ったけど予定変更してビザを無駄にしたという旅人にけっこう会ってきた。
ビザがらみでお金を無駄にすることは、こういったふらり旅にはつきものなのかもしれない。
さあ気持ちを切り替えよう!

ケンゾーとイクエの今後のルートなんだけど、ふたりに残された現実的な選択肢はカザフスタンかキルギスから飛行機でどこかに飛ぶこと!
さっそく、インターネットでどの方面の飛行機が安いか調べた。
2万円台で行けるところは、ドバイ、トルコ、東欧、ギリシア、ドイツやスイス、スウェーデン・・・。
いくつか候補が出てきて、世界地図を見ながらふたりで話し合う。
ふたりにとっても、ドキドキの瞬間。

でも、とくにこだわりもなくいつも「ふらり」なふたり。
行き先は10分で決まった。

「もういいたい! この国にしよっか!」
「うん、安かけん、行っとこう。そがんしよう!」

ふたりが出した結論は・・・
トルコ・トラブゾンに戻り、ビザを取って陸路でイランに行きます!

一度ふられたイラン。(その時の記事はこちら
飛行機代もお得だし(ビシュケクーイスタンブールートラブゾンで1人215ドル)、これはイランに呼ばれてるんじゃないの?
ということで中央アジアのつぎはイランに決定!!
いやあ、イラン楽しみだ。まだビザ持ってないけどね。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

旅したキルギス こんな国

2013.10.04 05:31|アジア☞EDIT
キルギスには8/20~9/15、22~24まで29泊30日滞在しました。
イメージしていたよりも自然が美しく、トレッキングの魅力にはまったふたりでした。
そんなキルギスの旅を振り返ります。

◇旅の費用はいくら?

キルギスでいくら使ったのか発表します。
 
交通費           5,646ソム
外食費           4,595ソム
その他のフード・ドリンク  5,221ソム
宿泊費           19,620ソム
観光費            170ソム
雑費            1,825ソム

合計  37,077ソム(1ソム=2円)
約2,472円/1日2人で

「観光=足を使って自然を楽しむ」だったのでお金はかからない。
キルギスは物価が安いのでバックパッカーにはオススメの国。
酒も安いのでほぼ毎日飲んでいた。


◇移動手段はこうでした

移動はほとんどマルシュルートカ(乗合いワゴン)。
長距離の移動の際には一応料金交渉したほうがいいけれど、ほとんどの場合現地人と同じ料金で乗れる。
ビシュケクの市内を走っているマルシュでは、バックパックなど荷物が大きいと荷物代を別途請求される可能性あり。
その際の料金はドライバーのさじ加減しだい。

a_DSC_0176_201309292340297a5.jpg

a_DSC_0204_20130929234030bbb.jpg


◇こんなお宿に泊まりました

宿には困らない国。
ビシュケクではぜひ南旅館に。(南旅館の記事はこちら
宿代も250ソムと破格だし、ホットシャワーとWi-Fiも申し分なし。
場所が分かりにくいけど、がんばって訪ねる価値はある。

a_DSC_0005_2013092923194737a.jpg

観光客なんてこないような地方都市や田舎の街にも1、2軒はホテルがある。
ホテルにシャワーがなかったり、ほかの客がいなくて従業員1人だけで閑散として、まるでつぶれたホテルのようなところもあるけれど、まあ、値段も安いし許容範囲。
トクトグルの安ホテル、1人150ソム。

a_DSC_0065_20130929232038bf9.jpg

ホテルがない田舎の村では民泊ができる。
大きい家の家庭が有料で客をホームステイさせる形式。
朝食夕食付きで500ソムくらい。

a_DSC_0063_2013092923194681c.jpg


◇これが一番うまかった!

ケンゾー 「トマト丼」
アルティン・アラシャンの山小屋の夕食で出てきた。
使ってある食材はトマト、じゃがいも、にんじん、玉ねぎでけっして多くないし、味付けもシンプル。
だけどこれが旨かったなあ。
つゆだくで熱々の米を一口、二口と噛み締めるたびにトレッキングの疲れが癒やされていくようだった。

a_DSC_0378_20130929233456fdf.jpg

イクエ 「ベーコン」
トレッキングをしたときに、お弁当の中に入っていたベーコン。
遊牧民の人が作ったのかな。
お弁当に2回入ってて、2つとも違う味のベーコンだったけどどっちもおいしかった。
皮、赤身、脂身と層になっていて、白い脂身の部分が多いけど決して油っぽくない。
締まっていて、ビーフジャーキーのように固くて歯ごたえ十分。
保存がきくように塩がたっぷり入っている。
塩辛いのでトマトやキュウリといっしょに食べるとマヨネーズやドレッシングなんて必要ない。
酒のあてにちびちびかじるのもいいかも。

a_DSC_0616_2013092923054990c.jpg


◇おすすめ!!一番良かった場所

ケンゾー 「アラコル」
たどり着くまでがハードで大変だったぶん目にしたときの感動はひとしおだった。
色がなくゴツゴツと荒々しい山々と、青い空、エメラルドグリーンに輝く湖のコントラストが神秘的。
世界中にはまだまだ美しい絶景がたくさんある。
やっぱり旅っていいなあ、美しい景色をもっともっとみたいなあと改めて思った。

a_DSC_0329_201309292334549a7.jpg

イクエ 「アスランバブ」
正直言ってキルギスで一番すばらしかった場所はアルティン・アラシャン。
アラコルの美しさを目の当たりにしたとき、心がふるえて涙がにじんだ。
「感極まる」というのはこういうことを言うんだ、と実感した瞬間。
だけど写真を見返してみて「ああ私、いい顔してるな!」って思うのはアスランバブ。
よっぽど楽しかったんだろうなって思う。
何もないただの田舎だったけど、歩いているだけで幸せになれた。
みんな笑顔で手を振ってくれるし、しょっちゅうお茶のお誘いを受けるし、ホームステイ先のおっちゃんはいつも笑わせてくれるし・・・。
キルギスを好きになった3日間だった。

a_DSC_0191_201309292243244e0.jpg

a_DSC_0420_20130929224327774.jpg


◇ふらり ゆるり キルギスの感想は?

ケンゾー
正直、キルギスにはぜんぜん期待していなかった。
ビザも必要ないし「ルート的に行かないといけないから行っとくか」程度。
ところがいい意味で期待を裏切られ、見どころたっぷりだった。
キルギスの魅力はなんと言っても美しい自然。
イシククルをはじめとする湖やアルティン・アラシャンなどの雄大な山々。
タジキスタンのパミールやワハーンと違って、交通費は安いので手軽に大自然を満喫することができる。
もちろんそのためには多少足を使って歩き回らないといけないけど。
あと、酒好きにはたまらない国だね。
アルコール類がとんでもなく安い!
ビールなんか2ℓが220円くらいで買えるからね。
ケンゾーとイクエも山に籠るとき以外はほぼ毎日飲んでた。

a_DSC_0472_20130929233458a08.jpg

a_DSC_0195_201309292356425d7.jpg

イクエ
決して大きくないキルギス。
「キルギス」って聞いて思い浮かべるものはないし、それほど期待もしていなかった。
中央アジアを旅するついでにちょっと立ち寄ろうと思っていた国だった。
だけど実際来てみたら・・・。
こんなにスケールの大きな自然を楽しめるところだったなんて!
チベットの高い山々や、タジキスタンのパミール高原やワハーン回廊の大自然は有名で、旅人あこがれの場所でもあるけれど、負けてないよキルギス!!
7000メートル級の山もあるし、まぶしい緑の草原やなだらかな丘は開放的な気持ちにしてくれるし、山に囲まれたエメラルドの湖は幻想的。
イクエとケンゾーがトレッキングに目覚めた場所となった。
こんなにすばらしい自然があるのに知られてないなんてもったいない。
ビザもいらないし、物価も高くないし、ミニバスがいっぱいあって移動に困らないし、南旅館という居心地のいい良い宿はあるし。
だから旅好きのみなさん!キルギスを無視しないで行きたい国にエントリーしてあげてください。

a_DSC_0124_2.jpg

a_DSC_0537_20130930000048cc6.jpg
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

がんばれOGGY!

2013.10.03 05:47|キルギス☞EDIT
久しぶりにチキンの照り焼きを食べて大満足のケンゾーです。

自分の家のように居心地がいいビシュケクの南旅館。
そんな南旅館で夕食後、いつものようにまったりしていると新たな旅人がやって来た。

旅人がやってくるときはおもに2パターンある。

ひとつは、ガチャ、と大きな音でドアを開け、ガサゴソ靴を脱いだりバッグを置いたりして「おお!こういうところかあ。こっちにも部屋があるのか。あ!みなさんこんばんはー!!」とやけに賑やかにやってくる人。
そして、もうひとつはほとんど音も立てずにさらっとやってきて「こんばんは」と静かに言う人。

彼は後者だった。

「ん? 誰か来たっぽい!?」

そう思った矢先、彼がぱっとみんなの前に姿を現したときはビックリした。

a_DSC_0086_201309290549434e7.jpg

「ええっ〜!?  OGGY?」
「OGGYなのに、よくスムーズにここに来られたね?」

a_DSC_0088_2013092905494485c.jpg

Mr.OGGY。
世界一周ブログさすらい さまよい さがしもののOGGYだ。
先日、世界一周ブログランキングで1位を獲得し引退した有名ブロガーりり記のリリーさんの弟でもある。

OGGYとのファーストコンタクトは5か月前のインド。
マドゥライの詐欺旅行会社で列車代を騙し取られたことを彼のブログで知り、勝手に腹が立ったケンゾーとイクエが列車代を取り返したのがはじまり。
(そのときの詳細はこちらさすらい さまよい・・・』OGGYの敵討ちだ!!

その後メールなどでやりとりはしていたけれど、2か月半前グルジア・トビリシで念願の初対面を果たす。
しかしそれもケンゾーとイクエが列車に乗るまでのわずか1時間だけ。
(そのときの詳細はこちらさすらい」のあの人に会うために!

ブログランキングでは抜いたり抜かれたり、いつもお互い同じような順位。
旅のルートもなぞっているかのようにほぼいっしょ。
ここにきてOGGYがとうとうビシュケクまで追いついて来たというわけだ。

いったいOGGYってどんな男なんだ?!
今回も丸1日しかいっしょに過ごす時間がなかったけれど、だいぶOGGYという人間がわかったよ。
ということで、ドンキー特集につづいてOGGY特集をしちゃおうかな。
題して「がんばれOGGY!」

南旅館に着いてから、部屋をぐるっと見回したOGGY。
OGGYの目が止まったのは、日本語の本がたくさん並んでいる本棚。

a_DSC_0015_201309290644174ed.jpg

「これ、僕のためにあるような本ですね。
 読まないといけないですね。」


a_DSC_0017_2013092906441919e.jpg

人がいいOGGYはすぐに人を信用してしまってインドで騙されてきた。
その結果、人間不信にも陥っている。
がんばれ OGGY!

シェア飯(=宿泊者が宿で協力してつくる食事)で有名な南旅館。
夕方になると旅人が手分けして準備をする。
料理が苦手なOGGYももちろん参加する。
ここでは手伝わざるもの食うべからず、だ。
がんばれ OGGY!

a_DSC_0001_201309290548182ec.jpg

野菜を切る手つきは、まあ悪くはない。
「うーわ、もうこれだけで旨そう!」と何やら訳の分かんないことを叫んでいる。

a_DSC_0004_201309290548247b9.jpg

切ったニラとニンニクの芽を見ただけで旨そうって・・・。
OGGYいままで何食べてきてたんだ?

「あ〜!おいしそうな匂い!! うわあ、すごく美味しそうな匂いしません!?」ってみんなに同意を求めるOGGY。
「え、そう? まだ炒めてもないのに?」

けっこう匂いに敏感なのかな。

a_DSC_0003_2013092905482057b.jpg

じつはOGGYは食べ物の好き嫌いがいっぱいある。
でもまあ、OGGYにはなんか好き嫌いが多いのが似合うから納得する。
きのこ類は全滅!
ワースト3は松茸、2は椎茸、断トツでダメなのがしめじ。
椎茸でとった出汁もダメなんだって。

あとダメなのがレバー、アボカド、バナナ。
共通点はネチョネチョするもの。
とくにレバーはネチョネチョ+パサパサするからダメらしい。
レバーってパサパサしてるか?

ということで今夜のメニューは、スタミナたっぷりレバニラ丼(笑)!

だって、OGGYの嫌いな食べ物の話になる前に南旅館のシェフが「今夜レバーなんてどうです?」って言ってきて、みんな大賛成したんだもん。
そしたらOGGYが「じつは・・」って言い出したんだな。
ケンゾーとイクエが「大丈夫大丈夫!せっかくやけん今日克服しよう!」って優しい親心で半ば強制的にレバニラ丼に決定。
シェフは「しいたけも使うはずだったんですけどね・・・」って言ったけど、まあかわいそうだからレバーだけにしといてあげよう。

さあ旨そうなレバニラ丼ができあがったよ。

がんばれ OGGY!
どう?いける?無理?

a_DSC_0010_20130929054910947.jpg

a_DSC_0011_20130929054915846.jpg

「ぜんぜんネチャネチャしてない!
 美味しいです!」


おー、よかったよかった。
それね、たぶん給食のレバーのイメージをずっと引きずってたんだと思うよ。
あれでレバーがダメになった人多いと思うもん。

ちなみに好きな食べ物はスイカ、クリームシチュー、白玉団子。
シャキシャキしたものとモチモチしたものがお好みらしい。

今夜も食後に世界で一番好きなスイカを食べてご満悦。
のはずが・・・

「いままでで一番パサパサしていてマズい!」

この顔芸ももうひとパターン欲しいね。

a_DSC_0019_201309290549178af.jpg

a_DSC_0018_20130929054913fa5.jpg

OGGYと言えば「沈没」(=とくに何をするでもなく同じ宿で長期滞在すること)。
遺跡や観光にはあまり興味がないようで、アグレッシブなほうではない。
さらに最近、事あるごとにブログで旅のモチベーションの低下を吐露している。
まあ、がっつり旅人っぽくないのがOGGYのファンを増やしているのかもしれない。

そんなOGGYなんだけど、チラ見したノートがすごかった。
細かい字で情報がびっしり!
ちゃんと赤ペンで色分けしたりもしている。
めちゃくちゃマメやん!

a_DSC_0007_20130929054829da1.jpg

a_DSC_0009_201309290548241c7.jpg

さらにこれはOGGYがイランで使っていた「歩き方」。
付箋がたくさん付いている!
受験生の参考書みたいだ。

a_DSC_0614_201310030324417cf.jpg

a_DSC_0615_20131003032452dd1.jpg

中も下線を引いてあったり書き込みがたっぷり。
ケンゾーとイクエなんかいつも寝っころびながら読んでるよ。
ペンを片手に「歩き方」を読んだことなんかないよ。

a_DSC_0616_20131003032503e2a.jpg

a_DSC_0618_2013100303244168a.jpg

めっちゃ周到に準備しとるやん。
せっかくこんなにしとるんやったら、もっとこれを活かしてアグレッシブにいこうよ!
めちゃくちゃ意外やったわ。

スイカを食べながらブログ書き。
隠し撮りをしたら「ちゃんと背筋を伸ばすのでこっちを使ってください」だって。
なにそれ?普段はシュッとしてますアピール?
めっちゃ不自然やから。

a_DSC_0020_20130929054918387.jpg

a_DSC_0021_20130929054943625.jpg

書くのに行き詰まってしまったようだ。
お、いいねえ。
新しい顔のパターンやん。

a_DSC_0023_20130929054941983.jpg

3人で今後の旅について話し合った。
「おふたりは長く旅をして、たくさん遺跡や絶景を見てきて、感動が薄れるってないんですか?」
「いまんとこないよねえ。」

「そうなんですね・・・。
僕、人から絶賛されたり期待値が大きかったりした場所は、逆にそれほど感動しなかったってことがよくあるんですよね。
楽しみにしていたぶん『あれ?がっかり!』みたいな。
イランも一番行きたい場所で期待もしてたから、ちょっと違いましたね。
もう、日本帰ったほうがいいのかな。」


「じゃあさ、逆に行くつもりがない国に行ってみたら?
おれたち、いままで良かったなあって思う国って行くつもりなかったところが多いよ。
期待もイメージもないぶん、新鮮だしおもしろいし。」

「OGGYさあ、またインド行ってリセットしたら?
やっぱりインドって刺激も多いし。
パキスタン、インド、バングラデシュ、ミャンマー。
このコース良くない!?
マイナーだし、刺激ありそうだし『旅してる感覚』が味わえる気がする!」

「え〜? まったく興味ないです。
行きたくないです。
面倒くさそう。
いちいち、交渉したりするの嫌なんですよね。
今までで良かった国はネパール、トルコ、ウズベキスタン。
全部、メジャーな観光地で旅行客も多くて、カフェやレストランも整っていて旅行しやすい。
そういうところがいいんですよ。」


OGGYは、今までいろんな旅人に会ってきている。
そして、OGGYがほかの旅人に抱く印象で一番多いのは「なんか若すぎる。テンションについていけない。」っていう感想。
OGGYもまだ20代だしじゅうぶん若いのに。
しかも自分より年上の旅人に対しても「若い。テンション高すぎ。」と思うことが多いようだ。

のんびりマイペースなOGGY。
旅に対してどこか冷めているOGGY。

でも、それでいいんじゃないかなとも思う。
ガツガツ忙しく移動していろんなところを見て回るのもいいけど、OOGYみたいに面倒くさいことを避けてゆっくりまったりするのも悪くない。

だってねOGGY、社会人のときがんばってたんだよ。
朝出社して、家に帰るの朝4時くらいだったんだって。
「そりゃあきつかったね。
 旅に出たい気持ちもわかるよ。
 給料良かったと?」

「まあ、残業代もらえたら。
 200時間以上の残業が対象だったんですけど。」


200時間の残業って、週休2日だと1日10時間は残業しないといけない計算。
休みが潰れる日も多かったらしい。

ケンゾーとイクエも大きな夢を描いて旅に出たというよりも、とにかく日本での忙しい日々から解放されたくて海外逃亡をしたという感じ。
だから自分がいいように旅を楽しめばいい。

3人で話し、あっという間にお別れの時が。

OGGYはOGGYらしい旅をすればいいよ。
あんまり考え過ぎないでシンプルに旅を楽しんでいこう!

また会おう。
お互いにいい旅を!
(未明のフライトのため、午前2時に宿を出たケンゾーとイクエだったけど、ずっと起きていて見送ってくれた!)

a_DSC_0024_20130929054945594.jpg

がんばれ OGGY!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

がんばれドンキー!

2013.10.02 05:39|キルギス☞EDIT
最近寝つきが悪いケンゾーです。
眠いのにいざ寝ようと布団の中に入ってもなんか寝られんっちゃんねえ。
けっきょく朝方までモゾモゾして寝られないこともしょっちゅう。
どうしたらいいんやろ?

中央アジアを旅して2か月あまり。
ひと目見たその時から、虜になってしまったものがある。
それはドンキー、つまりロバだ。

日本ではあまり馴染みのないドンキー。
けれど中央アジアではどこでも大活躍。
ドンキーなしでは人々の生活は成り立たないと言っても過言ではない。

とんがった大っきな耳と縁取りされた目。
その愛嬌たっぷりの姿にケンゾーとイクエはメロメロ。
毎日ドンキーを見かけては癒やされていた。

今回は日々黙々と働いているドンキーへのエールを込めてドンキー大特集です。
(ほとんどの読者のかたはケンゾーとイクエのテンションについて来れないと思いますが、どうか寛い心で読んでください!)


車で走っていると、ドンキーに乗ってぽくぽく移動している人たちを良く目にする。
これがまたなんかいいんだよねえ。

a_DSC_0072_20130927224055e02.jpg

a_DSC_0528_2013092722422699a.jpg

どんな人が乗っても拒まないドンキー。

a_DSC_0045_20130927224041164.jpg

「馬よりもずっと体がちいさいボク。
 だから、子どもたちを乗せるのが得意なんだ。」

a_DSC_0544_20130927224224dd6.jpg

a_DSC_0071_20130927224037ebd.jpg

a_DSC_0476_2013092722421849b.jpg

「子どもだけじゃない。
 ボク、こんなに小さいのに。
 いい年したおじさんだって容赦なく乗るんだ・・・。」


a_DSC_0554_20130927224252470.jpg

「乗せるのは人間様だけじゃない。
 てんこ盛りの荷物。
 ボク、つぶれちゃうよお・・・。」


a_DSC_0692_20130927224323393.jpg

a_DSC_0113_20130927224103682.jpg

a_DSC_0583_20130927224256462.jpg

自分の何倍以上もの荷物を背中に載せて、うつむき加減に黙々と歩く姿を見ると「がんばれドンキー!」と心の中で叫ばずにはいられない。

a_DSC_0013_201309272240306ea.jpg

a_DSC_0147_20130927224128090.jpg

a_DSC_0642_20130927224302bb7.jpg

きょうも人や荷物を運び続けているドンキー。

a_DSC_0343_20130927224156cd2.jpg

a_DSC_0173_20130927224132665.jpg

a_DSC_0529_20130927224226b3c.jpg

じつは意外に楽天的なのかも。
どんなに荷物を載っけられてもマイペース。

a_DSC_0686_201309272243025fe.jpg

a_DSC_0202_20130927224154780.jpg

「あ〜あ、もっとシュッとしてかっこいい馬に生まれたかったなあ。」

a_DSC_0542_201309272242246ed.jpg

いつも哀愁が漂っているドンキー。
働いていない時もなんだか悲しそう。

a_DSC_0021_201309272240396fa.jpg

a_DSC_0153_20130927224130c1c.jpg

そりゃ、隠れたいときだってあるよね。

a_DSC_0106_20130927224057d8e.jpg

「こんなにけなげにがんばっているのに。
 ちゃんと毎日人間様の言うことを聞いているのに。
 とってもかわいい顔をしているのに。」


a_DSC_0017_20130927224037d1d.jpg

フランスでは、生徒が宿題をしてこなかったり悪いことをしたときには、罰としてドンキーの耳の形をしたものを教室で頭につけさせられて、笑い者にされるんだって。

a_DSC_0131_201309272241014ad.jpg

「ボクはそんなに恥ずかしい対象なの?」

a_DSC_0136_20130927224105294.jpg

a_DSC_0144_20130927224120990.jpg

赤ちゃんドンキーは毛がふわふわ。
一生懸命、お乳を飲んで。

「早く大人になりたいな。」

a_DSC_0362_20130927224200c2e.jpg

大人になったら、人間様にこき使われることをまだこの時は知らない。

a_DSC_0361_20130927224156ffa.jpg

ドンキーとして生まれた運命。
大人になったら、毎日毎日、重い荷物を載せられて、ときには邪険に扱われて。

a_DSC_0629_201309272242583e2.jpg

a_DSC_0688_20130927224320932.jpg

「だけど、ボクだって。
 牛のように、日がな一日好きなだけ草を食べたい。
 馬のように、人間様のパートナーとして、かわいがられたい。」


a_DSC_0178_2013092722412586a.jpg

「でも、いいんだ。
 ボクがちょっと我慢すれば、それでみんな喜んでくれるならー


a_DSC_0282_20130927224157990.jpg

・・・ボクは嬉しいよ。」

a_DSC_0697_2013092722432413f.jpg

がんばれ、ドンキー!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

海外で日本を思い出すとき

2013.10.01 05:59|キルギス☞EDIT
馬のせいで剥けた尻の皮が新しく再生したイクエです。
もう痛くない。大丈夫よ!

トレッキングシーズンは夏。
まもなく冬に入ろうとしているアラ・アルチャはオフシーズンに入ろうとしている。
結局、泊まっているホテルの宿泊客はわたしたちと、ピーターたちだけ。

これからどんどん寒くなり、雪の日も多くなっていくだろうな。
でも、この時期に来て良かったかも♡

なぜなら・・・。

a_DSC_0195_201309270540184b8.jpg

a_DSC_0149_2013092717151654b.jpg

紅葉が美しいから!

日本だと「紅葉狩り」を楽しむけれど、こちらの人たちは紅葉を見に行くっていうことはあまりしないのかもしれない。
紅葉の季節だから人が多いっていうのがないんだよね。

a_DSC_0152_20130927053639898.jpg

季節の移り変わりを感じることが好きな日本人。
春は花見、夏は海水浴、秋は紅葉狩り、冬は雪遊び。
海外にいると四季を感じる機会なんてほとんどないけれど、色づく葉を見ていると「ああ、秋だなあ」ってしみじみしてくる。
2か月前に中央アジアに来た時は60度を超えるときもあって灼熱地獄だったのに。

きょうは紅葉で美しい景色を見ながら山歩き。
山歩きといっても、本格的な山登りはしない。
坂はゆるやか。
マイペースで行けるところまでいって、お昼を食べて戻ってこよう。
山から雪解け水を運んでいる川に沿って歩いていく。

a_DSC_0148_20130927053647c4d.jpg

a_DSC_0211_201309270542146a5.jpg

左右に折り重なる山々の間を抜けていく。
まるで日本にいるような気持ちになってくる。
大分県の耶馬渓に似てるんだよ。
岩山に凛と立っている色づいた木々の姿。

a_DSC_0130_20130927053636bb1.jpg

海外にいて日本にいる錯覚を覚えるときって、こういった自然を見ているとき。
そこにはその国の言葉で書かれた看板もないし、服装や顔が日本人とは違う人たちの姿もない。
そこに人が住み、街をつくれば見慣れない海外の風景になる。

a_DSC_0202_2013092705401771d.jpg

渓谷を歩いていると、川が広がり、ひらけた場所にでた。
さっきまでの日本的な風景とは一変。
そこにあるのは別世界。

a_DSC_0173_2.jpg

a_DSC_0167_2_2013092717151952d.jpg

馬たちの隠れ家。
悠々と水を飲んだり草を食べたり。

a_DSC_0157_2013092705364363d.jpg

a_DSC_0180_20130927053836936.jpg

a_DSC_0181_20130927053840894.jpg

40頭くらいいる。
お乳を飲んでいる子馬も。

a_DSC_0184_201309270540121b1.jpg

じゃれあっている馬たちも。

a_DSC_0188_201309270540138cf.jpg

一生懸命、仰向けになって転がりながら背中をかいている馬もいる。

a_DSC_0161_201309270538299b2.jpg

出発から3時間半。
標高も高くなり、紅葉で彩られた山は、グレーと白が織りなす冬山へと姿が変わった。
気温が低くなり、風も強くなってきた。
軽装備でこの先まで進むのは危ない。
ここをイクエとケンゾーの折り返し地点にしようかな。

a_DSC_0204_20130927054017668.jpg

午後になり、宿へと向かうイクエとケンゾー。
連日のトレッキングで足取り重く、トボトボトボ・・・。

そして、草を食べ水を飲んでいた馬たちも家路へと向かっていた。
みんなで群れをなし颯爽と、タッタッタッタ♪

大群で走る馬って日本では競馬でしか見ないから本当に新鮮。
かっこいいんだよねえ。

a_DSC_0207_20130927171734e08.jpg

a_DSC_0209_20130927054215b94.jpg

行きの道もそうだったんだけど、幾筋もの小川が横切っている。
渡るのが大変。
細い小川は助走をつけてジャーンプ!!

太い川は・・・。
どうにかうまく越えられないかと右に行ったり左に行ったりして渡れそうなところを見つけてみるけどない。

仕方なく靴と靴下を脱いで、ジャブジャブジャブ。
雪解け水は冷たすぎて痛い!!
「うううう〜」と唸りながら渡り終え、足を温める。

a_DSC_0214_20130927054218571.jpg

夕方までに宿に戻ることができたイクエとケンゾー。
首都のビシュケクから近いから日帰りもできるところだけど、泊まるからこそ味わえる光景がある。

それは、朝日や夕陽に照らされる山々の姿。
神々しい。

a_DSC_0223_20130927054406e77.jpg

a_DSC_0221_20130927054216299.jpg

さあて、きのうに引き続ききょうもたくさん歩いたことだし、夕食を食べて早めに寝ましょう。

イクエとケンゾーにとっては、この季節の山歩きは紅葉狩りでベストシーズン。
だけど、この国の人たちにとってはもう冬のはじまりでオフシーズン。
お店も食堂も閉まっている。
頼みの綱は、あの高級ホテルのレストラン。

a_DSC_0217_20130927054215269.jpg

きっときのうと一緒でスープとサラダしかないんだけど、あたたかいものを口にできるだけでも良しとしなきゃね。
ホテルの入口の扉が・・・・
開かない!!

なんで〜!?
建物の奥にまわると、窓越しに従業員の姿が見えた。

「食事したいんだけど」
「ニェート!(ないよ!)
 レストランはおしまい。」


シーズンオフで客はいなくなったし、ホテルは一時閉館して改装作業に入るらしい。
たしかに、入口にはリフォーム用の建築資材や道具が置いてあった。

「ダメなの?」
「うん、ダメ!」
「そっかあ・・・。
 わかった。」


ホテルを後にし、我らの宿泊所の山小屋へ。

「わかった。」じゃなくない?
素直に引き下がったイクエとケンゾーだけど、夕ご飯どうするの!?
部屋に入りベッドに腰かけ、冷静になるふたり。

「なんもないよね・・・。」

「そうよ、なんもないよ。
 パンの残りのかけらが少し。
 それとこのお菓子だけ。」


「絶対お腹空くよね。
 どうすると?」


「どうするもこうするも、ないたい。
 我慢するかホテルにもう一度頼みに行くか。」


そしてもう一度客のいないホテルへ。
「パンとか、野菜とかなんでもいいからちょうだい!!
 お願いします!!」

(もちろん英語はいっさい伝わらないので、単語とジェスチャーで。)

「ニェート(ない!)」

「買わせてください!
 お願いします!!
 お腹が減ってどうしようもないんです!」


若くてきれいなウエイトレスのおねえちゃんはいつものように愛想がなくて冷たい。
だけど、いつも掃除したり厨房で働いているちょっとふっくらしたおねえさんが優しかった。

「トマト、キュウリ、パン、果物くらいならあるよ。」
「お願いします!!」

a_IMG_2426.jpg

ふっくらねえさんは、なんだかうれしそうにして厨房でガサゴソ食材をかき集める。
そして、笑顔で出てきた。

「はい。これでいい?」

「スパシーバー!!(ありがとう!!)
 スパシーバ!!
 あの・・・おいくらですか?」


「えっと、150ね!(約300円)」

「(高いっ!)
 150ですね♡ わかりました。
 スパシーバ!!!」


ふっくらねえさんは、笑顔で150ソムを受取り自分のポケットに入れた。
普通に店で買うのより5倍くらいの値段だし、お金は確実にふっくらねえさんのお小遣いとなったけど、分けてもらえたことをありがたいと思わないといけない。
持ってきていたブランデーとお菓子もあるし、寂しいディナーではあるけれどひもじくはならない。

a_DSC_0228_201309270544087ee.jpg

オフシーズンに突入の時期だったけど、紅葉狩りも楽しめたし満足。
翌日は、朝から歩いて山を下っていく。

a_DSC_0230_20130927054412b69.jpg

ヒッチハイクができるかなって思ってたけど、この時期なかなか山に来る人はいなくて車も通らない。
でも、まあいいか。
かわいいリスだっている。
馬に乗って羊を放牧する遊牧民の姿だって見ることができる。

a_DSC_0254_20130927054653270.jpg

a_DSC_0242_201309270544156c3.jpg

何より、秋を感じることができたしね。

a_DSC_0140_20130927172719d6b.jpg

日本ももう、秋ですね。
サンマと大根おろしが食べたいなあ。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから!