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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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日本


「コカン」という街に繰り出す

2013.08.18 05:45|ウズベキスタン☞EDIT
たった今しゃべってたのにすぐに寝ているケンゾーのとなりでブログを書いているイクエです。
それを指摘したら「病気かなあ」とつぶやいたけど、病気じゃないよ。

ウズベキスタンの主要観光地を旅したイクエとケンゾーとおかあ。
タジキスタン行きを急遽取りやめて、ウズベキスタンをたっぷり観光しようと決めた。
次に行く場所は見どころはそれほど多くない北東部のフェルガナ盆地。
その国を知るには少なくとも2週間くらいいて、いろんなところに行ったほうがいいからまあこれもいいか。

まず目指すのはフェルガナ盆地のコーカンドという街。
『地球の歩き方』には「コーカンド(コカン)」と表記されていて、現地人は「コカン」と発音しているのでイクエとケンゾーとおかあは「コカン」と呼ぶことにした。
響きもおもしろいし!
日本では小さな声で言わないと恥ずかしい「コカン」だけど、ここでは堂々と「コカン!」と言える。

コカン

コカン行きの乗合いタクシーが集まるタシケント駅の近くまで行くと、タクシー(と言っても白タク)が数台集まって、客引き攻撃。
3人でチャーターするつもりだったけど、一人旅をしているフランス人女性が同乗者を探していたのでいっしょにシェアすることにした。

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帽子を被っているのが同乗者のフランス人。
このフランス人、ちょっと変わり者で現在シルクロードについての本の執筆活動中。
本を書くだけでは食べていけないから、普段は子どもたちに劇やダンス、歌を教えているんだって。
助手席に座って、ドライバーのおじさんと意気投合していたかと思ったらおじさんの話が気に入らなくてそっぽを向いたりとなかなか気性が激しい人だ。

そのフランス人が言うには今朝タクシー乗り場に着いたときにどの車に自分を乗せるかでドライバー同士がもめて流血騒ぎが起こったらしい。
熾烈な客引き合戦。
こわ~い。

このドライバーのおっちゃん、客を無視して好きなところで車を止める。
何をするかと思ったらスーパーで食材を買っている。
早く行こうよーーー!

両脇に畑が広がる幹線道路。
そこでもまた車がストップ。
今度は何?

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また買い物。
おっちゃんが品定めしているのはスイカのようだけど、実はメロン。
ウズベキスタンはスイカも豊富だけど、メロンもいろんな品種があって今が食べごろ。
おっちゃん、1軒目のメロン屋さんで価格交渉がうまくいかず、20メートル先のメロン屋にも立ち寄った。
おっちゃん、早く~。
仕事しよ~。

フェルガナ盆地に行くには、カムチック峠を越えていかないといけない。
車にはエアコンがなくて窓を開けて走ってるんだけど、峠を登るときゅうに涼しくなった。

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峠を登ったと思ったら、そのまま下っていきフェルガナ盆地を目指す。
ここはタジキスタンとキルギスに挟まれた場所で何度も軍のチェックポイントがあった。
その度にパスポートとこれまでのホテルの滞在登録書をチェックされる。

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チェックポイントをようやく抜けて、車は順調に進み始める。
と思ったら、まーたおじさん買い物してるし。

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今度はアンズですか。
このあとも、市場に寄ってまた大量のパンとスイカを買った。
そしてコカンの手前でようやく「ホテルはどこ?」と聞いてきた。

イクエたちはコカンの中心部にあるホテルにめぼしをつけていた。
車に乗ったとき、フランス人に「ホテルどこに泊まる?」って聞いたら「まだ決めてなくて現地に着いてから決める」って言ってた。

おっちゃんにイクエたちがホテル名を教えていたらいきなりフランス人が『ロンリープラネット』を広げてイクエたちの言葉を遮って「わたしはNIGINAホテルに行きたい」って言ってきた。
1対3だけど押しが弱い日本人。
とりあえず先に彼女のホテルに立ち寄ってそのあと寄ってもらおう。

NIGINAホテルは中心部から外れた場所にあって探すのに一苦労。
車を止めて現地の人に聞いてもわからなくて、優しい人がわざわざホテルに電話して場所が判明してたどり着けた。

で、着いたらそのフランス人が驚きの言葉を発した。
「早くここであなたたちも降りなさいよ。
ドライバーを長く拘束させるとかわいそうでしょ。
ほら、早く!」


「いやいや、わたしたちはほかのホテルに泊まりたいし、そこまで送ってもらうよ。」
「だったら、またタクシーつかまえればいいでしょ。
早くドライバーにお金渡しなさいよ。」

あんたのホテル探しにこっちはここまで付き合わされたのに!

おっちゃんと彼女がイクエたちの荷物をトランクからおろし始めた。

なんなんだろう、この展開は・・・。
1対3なのに完全に彼女が主導権をもって、彼女の都合のいいようになっている。
「またタクシーつかまえるの大変だし、いちから価格交渉しないといけないから嫌。」
「じゃあ、マルシュ(乗合いワゴン)にでもバスにでも乗ればいいじゃない。」
「はああ~!? わたしの母は65歳で疲れているし、こんな3人分の大荷物でマルシュに乗って、また降りてそっから歩いてホテルまで行くなんて大変でしょうが!」

おかあは「なんで!? 嫌よ降りたくない。ホテルまでなんで行けんと?」としかめっ面で言っているけど、すべて荷物はおろされてしまい、しかたなく車を降りるはめになった。

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英語の会話がわからないおかあは、なんでこんなことになったのか理解しがたく戸惑っている。
3人でホテルのフロントに座って、呆然実質。無言・・・。
その姿を見てやっと彼女が「あれ?ちょっと自分マズいことした?」って感じに。

こちらも「自分たちはこうしたかったのに、あなたにあわせないといけなくてこうなった。あなたのやったことはあなたには都合が良かったけどわたしたちにとっては悪かった」というのを冷静に説明したら、彼女は「ソーリー。だってこのホテルが一番いいんだよ。あなたたちがこのホテルに泊まらないなんて思ってもみなかった・・・」って爪をかみながら急におとなしくなった。

たぶんこれって、日本人同士なら何の問題もなくスムーズにいったんだよね。
「わたしはここに泊まりたいけど、相手にとってはどうなのかな。
 先に相手のホテル探しにつきあおうかな。」ってお互い思いあうよね。

態度でわかってくれてるだろうと思ってたけど、彼女はフランス人。
真っ先にこちらの意見を主張しておくべきだった。

まあでも、彼女はかなり変わり者でまわりが見えない人だったから、今回の展開は彼女がフランス人だからというよりも、彼女の性格がそうさせたのかもしれない。

でも、外国の人となにかをシェアするときは、流されないようにこちらの意思を最初からしっかり主張しないとなって改めて思った。

結局移動するのは面倒くさいのでこのホテルに泊まることにした。
3人部屋で10万スム(約4000円)。

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部屋にはクーラーもあるし、バスルームもある。
だけど、このバスルームがくせもの!
なぜか窓も換気扇もない。
お腹の調子が悪い3人組。
臭いがこもるんだよねえ。

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当然、トイレに入ったら「うわあ、くっさ~。誰? さっき、やったの。」となる。
「いや、あんたのほうが臭かったよ」「いやいや、まだマシでしょ。」

窓も換気扇もない限り、トイレの臭いはなくならないわけで、バスルームのドアを少しだけ開けて臭いをとるしかない。
そのかわり、部屋が臭くなるから部屋の入口のドアも開けて換気。
だからルールを決めた。

・うん◯を出したらすぐにいったん水を流す。
・うん◯をしたあとは便器の蓋を閉める。

このホテルにはトイレも問題があるけど、Wi-Fiがないことも難点。
これまで遊牧民のテントや小さな村に泊まっていたし、これからもインターネットが使えない場所をまわる予定。
ホテルの横にここでは珍しくWi-Fiの使えるカフェがあった!
(ちなみにホテルの部屋でもここのWi-Fiが入ったので、パスワードを聞いてから部屋でも使えた)
ホテルの人さえ英語が通じなかったのに(todayとかhot waterとかも伝わらない)、このカフェのオーナーは英語を話せる。
ウズベキスタンでは英語を話せる人がとても少ないので、なんとも頼もしい。
観光のアドバイスもしてくれるし、ついでに両替までしてくれた。
もちろん公式レートよりも断然いいレートで。

100ドル札1枚を渡したら、こんなになったよ。

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なんど見ても奇妙。
3人で手分けして数える。面倒な作業。
いったい、ウズベキスタン全国民が一日にお札を数える時間を累計したら何百時間、何千時間になるんだろう。
無駄な時間と労力だ。
これをほかの生産的なことにまわせばいいのに・・・。
国家の損失だと思う。

両替もしたことだし、コカンの街に繰り出そう。
コカンは1700年代にコカンド・ハーンの首都になった街。
コカンド・ハーン国は領土をどんどん拡大させていったものの、1850年代からロシアから領土を侵されていき、滅んでしまった。
そんなロシアの脅威にさらされていたなか1863年から10年の歳月をかけて造られたのがコカンド・ハーン国最後の王様フダヤル・ハーンの宮殿。

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40人以上の女性が暮らしたハーレムもあったんだって。
男性にとってはうらやましい?
でも、40人の女性の相手をするって大変よね。

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この宮殿もモスクと同じように壁や天井に細やかな装飾がほどこされている。
隙間なく鮮やかに飾られているけど、けっしてけばけばしいという感じがしないのは規則性と統一感のある模様だから。

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この時期のウズベキスタンはとにかく暑くてちょっと外にいるだけでとても疲れる。
宮殿のまわりは公園になっていたので、そこの喫茶店で一休み。

中央アジアはお茶の文化。
地元の人は毎日のように緑茶を飲んでいる。
もちろん、砂糖なんて入れないよ。
暑いときにはキンキンに冷えた飲み物がほしいけど、やっぱり熱いお茶を飲むとふっと心がなごんで疲れが和らぐ。
おかあがもってきた酢昆布と梅干しがあればなおさらね。

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お茶もいいけど、さらに癒やされスポットを開拓!
公園には溝があってきれいな水が流れている。
子どもたちが気持ち良さそうにパシャパシャ遊んでいる。

いや~、これ、いいよ。
体が冷えるし。

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「足湯」ならぬ「足水」を3人でやってたら、地元のおじさんに真似された。
コカンで流行るといいね!

ここから歩いていける次の観光ポイントへ。
王様たちのお墓のモダリ・ハーン廟とダフマイ・シャーハン廟。

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すぐ近くと思ってたのに、これがなかなか着かない。
イクエとケンゾーはいつもこうやってさまよってるから何てことはないけど、おかあにとっては酷だよね。
これまで経験してきたパックツアーだと、エアコンの効いたバスで観光地の目の前まで連れて行ってくれる。
そしてたいていその観光地は間違いない。
見応えがある、ツアー会社お墨付きの観光地。
だけど、イクエたちの場合は苦労してその場所に行ってみたのはいいけど、たいした見どころがなかったってこともよくある。
今回も「な~んだ。こんなもんか。がっかり。」ってことになりそうな気が・・・。

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うん、やっぱり。
今まで見てきたブハラやサマルカンドのものと比較できないほどの規模の小ささ。
そうだよね。
「うわあ、すごい!」っていう観光地だったら、もっと日本人旅行者が訪れるはずだもんね。

ごめんね、おかあ。

でも、これがイクエたちの旅のスタイル。
効率よく、いいとこばかり、ってなかなかいかない。

さまよったり、無駄に時間をかけてしまったり、予想外の展開になったり。

でも、きっと、それでいいんだ。
そして、きっと、それがいいんだ。


【旅 info.】
  コカンa_DSC_0443_201308121040452b6.jpg
タシケント駅近くの白タク乗り場から車で4時間半ほど。
車1台10万スム。(4人で乗ったら1人2万5,000スム)
途中、パスポートや滞在登録書のチェックポイントあり。
これまでのすべての日程の滞在登録書をチェックされる場合もあるので注意。
冬は雪で道路が閉鎖されることもあるらしい。
フダヤル・ハーン宮殿は内部が博物館になっていて入場料3,000スム。
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