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旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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ウズベキスタン「サマルカンド」☆☆☆ 緻密は美しい

2013.08.14 06:22|ウズベキスタン☞EDIT
旅をしてまもなく1年が経つけれど英語のレベルはまったく向上してないイクエです。
英語がネイティブじゃない人たちとはレベルはあまりかわらないのでなんとか会話が成立。持ってきている単語帳を開こうとも思いません。アメリカに行けば必要に迫られて、少しは勉強したり新しい単語を覚えたりするのかなあ。

ウズベキスタンの観光地と言えばサマルカンド!
ウズベキスタンってどこだっけ?って思っても案外サマルカンドは知ってるって人、多いんじゃないかな。
シルクロードの中心地だったところでいろんな異名をもっている。

「青の都」
「イスラム世界の宝石」
「東方の真珠」

そんなサマルカンドを象徴する場所がここ。

レギスタン広場から見る、3つのメドレセ(神学校)。
街のなかにあって、大きな存在感を放っている。
のだけど・・・。

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一番いい場所に変なものが建てられていてじゃまをしている
毎年8月に開かれる音楽祭のために、客席が作られていた。
しかも、警備上の理由からか客席の前に出て写真を撮っちゃだめって係の人に怒られたケンゾーは、かなり機嫌が悪くなってしまった。
そりゃそうよね、ウズベキスタンといえばこの写真!っていうのが撮れないんだから。
まあ、機嫌直して、観光しましょう。

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正面に見えるのがティラカリ・メドレセで1660年に建てられたもの。
ティラカリっていうのは「金ぱくされた」って意味。
その名の通り、ここを修復したとき金が3キロも使われたんだって!

中に入るとキンキラキンの礼拝所。
ドームの内側には星や植物をあしらった細やかな模様。
首が痛くなるほど見入ってしまう。
金ピカに吸い込まれそう~。

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信者はこちらを向いてお祈りする。
キラキラすぎて、集中できないんじゃない?

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さて、向かって左側のウルグベグ・メドレセは1420年に建てられた神学校。
当時は100人以上の学生がここに寝泊まりしながらイスラム教や数学、哲学まで勉強していたんだって。

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サマルカンドのメドレセの何がすごいかって、タイルのモザイク画が緻密すぎること!
無地の場所がないくらいゴチャゴチャに模様が描かれてるんだけど、それでいて規則正しくて統一感があって絶妙なバランスがとれているんだよね。

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でも、ちょっとコミカルなデザインもあるよ。
向かって右側のシェルドル・メドレセ。
シェルドルっていうのは「ライオンが描かれた」っていう意味でライオンがお日様を背負っている絵がある。
ライオンって言ってもトラに見えるし、お日様って言っても変なおじさん。

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偶像崇拝が禁じられているイスラム教で、あえてタブーを侵して人や動物の絵が描かれたのは、これを造らせた支配者が自分の権力を誇示しようとしたためらしい。
だけど、その代わりに建築家が自殺したっていう伝説があるみたい。

夜になると、月の光に照らされたドームはまた違った姿を見せてくれる。
あやしく、そしてつややかに浮かび上がるドームの青さ。

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レギスタン広場のこの3つのメドレセがウズベキスタンではもっとも有名。
だけど、意外にここよりもいいかも!って思った場所がシャーヒズィンダ廟。
王の一族の霊廟が並んでいて「死者の通り」とも呼ばれているところ。

玉ねぎ型のアーチの向こうに見え隠れする様々な青にハッとする。
青いカーテンのような、巻いた絨毯をいくつも立てかけているような。

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コバルトブルーやマリンブルー、エメラルドグリーン・・・。
さまざまな青や緑で装飾した廟が一直線に建ち並んでいる。

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イクエのおかあが言う。
「ほかの地域では立派な建物に大理石が使われている。
 大理石は磨けばそれだけできれい。
 だけど砂漠地帯の中央アジアでは大きくてきれいな石をほとんど見ない。
 建材は素焼きレンガばっかり。
 素焼きレンガは色も味気ない。
 だからこうやってタイルのモザイクで表面を覆って美しくしたんだろうね。」

たしかにそうかもしれない。
息をのむほど美しいこの技法は、資源が少ないからこそ発達したのかもしれない。

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タイルは太陽の位置や光の度合いによって色や輝きがかわっていくからおもしろい。
太陽をまともにうけ、まばゆい光を反射させているタイルは、ときおりガラスのようにも見える。

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それぞれの廟のなかにはお墓がある。
現地の人たちが祈りを捧げている。

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模様がとても優雅で美しい。
華やかだけれど、上下左右対称で安定しているし、色もそれぞれのデザインも調和している。

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コーランの一節などが書かれているアラビア文字のカリグラフィー。
この白い文字も装飾の一部となっている。

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幾何学模様ばかりではない。
壁に描かれた山や川の絵。
曲線や色遣いが柔らかくて品がある。

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それぞれの廟はドーム型になっている。
その天井に施されている装飾がそれぞれ違う。
どれも甲乙つけがたい!
建築家がそれぞれの自信作を競っているかのよう。

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こちらは中央アジア最大級のモスク、ビビハニム・モスク。

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大きいのはモスクだけじゃない。
これ、なんだと思う?

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正解は書見台。
大きなコーランをこの大理石の台に置いて読んでたんだって。

このまわりを願い事を唱えながら三周すると叶うと言われていて、イクエもおかあも3回まわる。
おかあはどんな願い事をしたのかなあ。

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このモスクにはいろんな伝説が残っている。
その伝説のひとつはこんなおはなし。

当時の王様ティムールがインド遠征に行っている間に、お妃さまのビビハニムがその功績をたたえて巨大なモスクを贈ることにした。
有名な建築家たちを集めて建設が進められたけれど、王様が帰る前に完成させることが難しくなった。
そんなとき、お妃さまに恋心を抱いていたひとりの建築家がお妃さまにお願いした。
「もう働けません。あなたがほしい。わたしの望みを叶えてください。」

お妃さまは、いくつかの卵に色をつけてこう諭した。
「見かけは違うけど、味は同じ。後宮にいるどの女性でも捧げるからわたしのことはあきらめて。」
すると建築家はふたつのグラスを持ってきて言った。
「どちらも同じ色だけど、ひとつには水。片方には心を惑わす美酒が入っている。」

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そう言われたお妃さま。
とうとう建築家にキスを許してしまったけれど、そのキスの痕が残り、凱旋した王様にばれてしまう。
怒った王様は建築家を死刑、お妃さまをミナレット(モスクの塔)から投げ捨てたのだそう。

美しいものには、なぜか恐ろしい言い伝えがつきもの。

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さて、「サマルカンドブルー」と呼ばれる美しい青が競演する世界遺産の「サマルカンドの建築群」。
「星いくつ?」

「星、3つ!

さすが世界的に有名なサマルカンド。
ひとつひとつの建物が壮大で存在感があって迫力満点。
「青」ってこんなにたくさんの色があるんだな、「青」ってやっぱりかっこいい色だな、品がある色だなって思う。

そしてサマルカンドの建築物を美しくしているもうひとつのものは、その緻密さ。
大きくて堂々とした建物。けれど、それを飾るのは細かすぎるモザイク画。
それが絶妙なバランスを保っている。

「うわあ、美しいなあ」と驚嘆して、視線を外す。
そしてその1分後にまた同じものを見て「うわあ、美しいなあ」と同じ感動ができる。
本当の美は、何度見ても感動するんだね!

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