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ケンゾー   イクエ


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灼熱のシルクロード 60℃の中を壮絶移動

2013.08.10 05:30|ウズベキスタン☞EDIT
ケンゾーに「すぐに物をどこにしまったのか忘れるのがおかんにそっくり」と言われているイクエです。「無い。どこいった?」って言いながらまわりの人を巻き添えにするけど探すと30秒で出てくるのよね。

きのうの「世界遺産シリーズ」でお伝えしたヒヴァの街。

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シルクロードのなかのオアシス都市として栄えた街。
ここにいるとシルクロードの時代にタイムスリップしたみたいだね、なんて言い合ってたけど、このあとイクエとケンゾーには嫌でもシルクロードの時代を体感しなければならないことが待っていた。

きょうはここからブハラへと向かう。
翌日にはイクエの母がはるばる日本からやってきて2週間の3人旅が始まるのだ。

ヒヴァブハラ

ホテルの人たちは「タクシーで行ったほうがいい。ここからだと1台100ドル、4人集まれば1人25ドル。」ってしきりに勧めてくる。
「もっと安い方法で行きたい。バスや乗合いワゴンで。」って答えると「今はとんでもなく暑いし、ここから直通はないから一度ウルゲンチまで行かないといけないよ。」って大変そうな顔をする。

みんなの「やめたほうがいい」という言葉を無視し、ミニバス(1人2000スム)でウルゲンチへと向かった。
ウルゲンチの終点で降りたはいいけれど、ブハラ行きのバスってどっから出てるんだろう。

きょうも言葉が通じないまま、それでもまわりの人たちに聞く。

「◯番のミニバスで、駅前に行くとブハラ行きのバスに乗れる。」と言われた(ような気がする)。

言葉が通じないときの「・・・と言っているような気がする」っていうのはだいたいはその推測があっているんだけど、3割は勘違い。

イクエとケンゾーは楽観主義だから、7割のほうを信じてミニバスに乗って駅へ。

結果は・・・。

3割のほうだった

そこにいる人たちは「ブハラ行きのバスが頻発しているのは別の場所。あのミニバスに乗って行きなさい。」と言われた(ような気がする)。

指されたミニバスは、さっき乗ってきたヤツじゃん!!
完全に逆方向に来てしまった。
そのバスに乗って同じ道を戻る

今度はあってるのかなあ。
これはまた3割のほうの失敗に終わるパターンじゃない?

イライラと戸惑いと不安がつのる。

そしたらミニバスの運転手が「ほらここだよ〜。降りなー。」って(言ってるような気がする)。

見るとバスやミニバスがとまってる一画が。
運転手は窓から顔を出して「おい、こいつらブハラに行きたいんだって。だれか乗せてやってくれ。」ってバス停にいる人たちに大声で伝えた(ような気がする)。

「ラフマト(ありがとう) バイバーイ

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ブハラに行くにはタシケント行きの大型バスに乗って途中のブハラで降ろしてもらうか、ブハラ直通の乗合いワゴンに乗るか。

大型バスは途中で乗客を乗り降りさせるので時間がかかるけど、運賃は1人3万5000スム(約1300円)。
乗合いワゴンはすぐに出発するって言ってるけど、運賃は1人4万スム(約1500円)。
いつもは安いほうを選ぶんだけど、大型バスだったら何時にブハラに着くかわからないので乗合いワゴンに乗ることにした。

それにしても4万スムって高い!!
こりゃぜったいにふっかけられてるよ。

ドライバーのおっちゃんと電卓片手に交渉するも、ふたりで7万までしか下がらない。
おっちゃんは「いま払え」と言っている。
いやいや7万でも高いよ!
先払いさせようとしているのが、あやしい。
現地人より高いんじゃないの?
あとで払うのを渋るかもしれないって思って先払いさせたいのかも

「わたしたちはローカルプライスで乗りたい!
 ほかの乗客の人と同じ金額を払うから。
 ほかの人が払うときにいっしょに払うから。」

おっちゃんは「わかった。わかった。じゃあ現地人と同じ価格ね! ほら、乗って。」と言った(ような気がする)。

結局乗客は青年とおじさんとわたしたちふたりの計4人だけ。
この路線ってあまり使う人ないのかな。
かなりの大移動だもんね。

途中、ワゴンはガソリンスタンドに立ち寄った。
ドライバーは手持ちの金がないからか、乗客から運賃を回収し始めた。
ふたりで7万(ひとり3万5000)と言われていたけど、現地人が払う適正価格はいくらなのか。
さて、青年とおじさんが払うのを見届けてから払うことにしましょう。

青年、そしておじさんがお札を数え始める。


ん?

そしてお金をドライバーに渡す。

え・・・。

ドライバーのおっちゃんが勝ち誇ったような顔で「ほれ、数えてみな」とわたしたちにお札を渡した。

現地の青年とおじさんが払ったのはそれぞれ4万スム。

が〜ん

ドライバーのおっちゃんを信じなかったわたしたちが悪い。
ふたりで7万スムって、あれは負けてくれてたんだね・・・。
現地人とおなじ8万スムをおっちゃんにしぶしぶ渡す

ひとり4万スムって高いけど、走行距離と乗客の少なさを考えたらしょうがないのかもしれない。

ドライバーのおっちゃんは「客少ないから、ひとり一列ずつ使っていいよ。寝ときなさい。」ってわたしたちに勧めている(ような気がする)。

青年が一番後ろのシートを陣取り、横になる。

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もうひとりのおじさんも、前列でずっと寝ている。

車内にはエアコンなんてないし、窓からくる風は熱風。
ただでさえ暑いのに暖房みたいな風が、ぶおぉおお〜って車内に入ってくる。
こんな暑さは初めて

中央アジアは今が一番暑い時期。
気温は60度くらい。
しかもシルクロードでもこのあたりがもっとも暑いらしい。

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窓を開けたほうがいいのか開けないほうがいいのかどっちがマシかわからない。
だけど風がくれば汗が乾く。
窓を開けなければ汗でびしょびしょになるのは間違いない。
サウナに暖房をつけたような車内にいると、頭がボーっとなる。
喉の乾きが止まらない。
だけどミネラルウォーターの水も、お湯の温度になっている。

こんな不快度100パーセントのなか眠れるはずがない。
おじさん、よく爆睡できるよね。

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途中で昼食タイム。
こんな暑さでは食欲も出ない。
食堂でご飯食べてるのはドライバーのおっちゃんだけ。
とりあえずわたしたちは持っていたビスケットだけをかじる。
人間が耐えられないほどの暑さの場所。
そんなところでも、暮らしている人たちがいる。

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ここに生まれたらこの暑さがあたり前で不快感なんて感じないのかな。
みんな強すぎるよ。
なんで、こんな爽やかな顔ができるのー?

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とっととこの灼熱のシルクロード地帯を抜け出したいのに、ドライバーのおっちゃんは食堂でのんびりしている。

「ああああーーー!! 早くしてくれーーー!!!
 いつまで食ってんだよーー。」

魂が抜けたような状態になったイクエとケンゾーはふたりでドライバーの悪口をぼやきあう。

ようやくワゴンは出発。
このあたりはトルクメニスタンとの国境。
砂漠に突如あらわれた湖。

この向こうは未知の国トルクメニスタン。
行きたかったのにビザが取れなかった国トルクメニスタン。
でも、きっと暑さ地獄だよ、トルクメニスタン。

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サウナって10分入っていたら苦しくなってもう出たくなるでしょ。
サウナに暖房をつけたようなこのワゴンにもう3時間も乗ってるよ。
あと倍の時間はかかるよ。

「もういやだ・・・。暑い・・・。きつい・・・。」

不快感しか出てこない。

こういうときにどうすればいいのか。
ただ無の境地になるしかない。

なにも考えない。感じない。
あぐらをかいて、チーン。

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ケンゾーはコンディションの悪いワゴンのなかで、パソコンを広げてひたすら漫画を読んでいる。
現実逃避。

灼熱のシルクロード400キロの旅。
キャラバンたちはこんな暑さのなかよく移動ができたな。
不思議でしょうがない。
車の中は影だし、熱風だけど風がくる。

だけど、この灼熱の中を歩いたりラクダに乗って移動するっていうのは並大抵のことじゃない。

木陰なんてのもない。
休憩しても暑いだけ。

でも、昼間に休んで、夜に月明かりのなか移動したほうがまだマシだろうな。
よくシルクロードの絵で満月のなかラクダに乗っている人たちが描かれるけど、ほんとうに夜移動してたのかもな

意識朦朧のなか、シルクロードのキャラバン隊に思いを馳せる。
水がなくなったらどうしてたのかな。
灼熱のなかを移動して亡くなった人も多いんだろうな。

過酷なシルクロード。
それでもそのシルクロード数千キロをキャラバンたちが歩き、西洋のものが日本にまで運ばれている。
シルクロードってロマンチックなものじゃない。
壮絶だよ。

無の境地になって7時間半。
ようやくブハラにたどり着いた。
怒濤の大移動。

よくがんばったよ。イクエとケンゾー。
そしてドライバーのおっちゃん、灼熱の中400キロの運転は過酷だったよね。
そりゃ運賃も高いはずだよ。

ホテルへと歩いて向かう途中、見たこともない鳥たちが道端を歩いていた。

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なんてかわいいの。
なんておもしろい姿なの。
タイミングがあわなくて撮れなかったけどこの水玉のトサカがパーっと広がるの。

でも7時間半も無の境地にいたから、思うように心が動かない。
こころ、ここにあらず。

「かわいい鳥だね・・・」
「変なの・・・」

現代のオアシス、クーラーの効いた部屋に早く行きたい。
宿はどこだ?

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あした、この灼熱地獄のウズベキスタンに日本から65歳のおかんがやって来る。
完全に時期と場所のチョイスを失敗したな。
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