Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

ジャンル
カレンダー
03 | 2013/04 | 05
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 - - - -
月別記事
リンク
見てくれてありがとう!
ふたりのお勧め旅グッズ











 日本→韓国→モンゴル→中国→ラオス→ベトナム→台湾→シンガポール→バングラデシュ→インド→スリランカ→アラブ首長国連邦→オマーン→トルコ→ジョージア→アルメニア→アゼルバイジャン→カザフスタン→ウズベキスタン→タジキスタン→キルギス→イラン→イタリア→バチカン→チュニジア→フランス→チェコ→オーストリア→ポーランド→イスラエル→パレスチナ→ヨルダン→イギリス→アイルランド→ポルトガル→モロッコ→スペイン→ハンガリー→スロバキア→スロヴェニア→クロアチア→セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→モンテネグロ→コソボ→マケドニア→アルバニア→ギリシャ→エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→アルゼンチン→チリ→パラグアイ→ボリビア→ペルー→エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→キューバ→ベネズエラ→パナマ→コスタ・リカ→ニカラグア→ホンジュラス→エル・サルバドル→グアテマラ→ベリーズ→メキシコ→アメリカ→
日本


パスポート詐欺はイヤ!安住の地へ引越し

2013.04.11 06:20|インド☞EDIT
Facebookでほかの人が「久しぶりに友達と居酒屋です♪」とか「きょうはこんなの作りました♡」という文章と和食の写真を載せているのを見て、「いいなあ~」と心の底から思って、唾が出てくるイクエです。

インドの首都デリー。
この街に魅力はないけれど、インド各地に行くための起点なのでここに滞在するのも3回目だ。

そして、バックパッカーが集まるニューデリー駅前に泊まるのも3回目。

a_DSC_0665_20130407022810.jpg

騒がしいし、道は汚いし、リクシャの勧誘はうるさいし、全然居心地が良くない。
だけどここにバックパッカーが集まるのは、駅前で便利だし安宿がたくさんあるから。
それぞれの宿に大差はないのでどこでも良かった。

a_DSC_0666_20130407022808.jpg

客引きに連れられてたどり着いたのが「Shiva Dx」というホテル。
『地球の歩き方』にも載っているし、ワークキャンプでいっしょだった韓国人のエンジーたちもここに泊まったって言ってたから、まあいいか。
トイレ・シャワー付きの狭いダブルルームで400ルピー(約700円)。

エンジーが忠告していたのを思い出した。
「サービス料も込みの値段なのか、最初に確認したほうがいいよ。」

安宿でホテルのサービス料を加算されるなんて体験したことがないけれど、一応部屋を見せてもらったときに確認する。

「サービス料やエキストラチャージも全部入れて400よね?」

「うん、すべて含まれている」若いスタッフはそう返事した。

フロントに戻ってチェックイン。
フロントで対応したのは別の30歳くらいの男性。
500ルピー札を渡す。

「おつりがないから、あした50ルピー返すね。」
男はさらりと言った。

ん?? いまさりげなく言ったから聞きそびれそうになったけど、待って! 
なんで50ルピー?

「おつりは100ルピーでしょ。」
「サービス料が50ルピー。」
「さっき、確認したら全部入れて400って言ったよ!!」
「OK OK!
 ノープロブレム。
 じゃあ400でいいよ。」

あー、なんか信用ならんな、このホテル。
でも長く泊まるわけじゃないし安いから我慢しよう。

パスポートをフロントに預ける。
(インドでは宿泊客の情報をホテル側が把握していないといけないようで、宿泊者名簿にパスポートやビザ番号など細かく記入したり、パスポートをいったんフロントに預けないといけない場合が多い。)
パスポートは明日の朝8時に返すと男は言った。

翌朝、部屋をノックされたので出てみると若いスタッフが立っていた。
その子が「フロントに来て」って言う。
なんで?って聞いても、あんまり英語が話せないようで理由がよくわからない。
まだ客が寝てるかもしれない朝早くに部屋をノックして、しかも用件も言わずにわざわざ客にフロントまで出向かせるというのはちょっと失礼じゃない?

「ごめん、よく意味が分かんない」
そう言ってドアを閉めた。

そしたら30分くらいして部屋の電話がなった。
受話器から男の声。

「フロントに今から来て!
 あるインド人があなたを待ってるから。」

は?
誰それ?

無視し続けるのも面倒なのでフロントに行ってみるか。
ガイドがツアーの勧誘しに来たのかな。
へんなインド人が「デリーを案内しますよ」とか馴れ馴れしく話しかけてくるのかな。
ケンゾーは風呂場で洗濯していたから、とりあえずイクエだけ行って断ることにした。

そしたらきのうのスタッフがフロントにいて高圧的なしゃべり方で言った。

「あなたのパスポートには問題がある。
 だから、そこの椅子に腰掛けて待っていなさい。」

は!? 問題って何? 
詳しく説明を求めるけど、ビザの期日と入国スタンプの期日があっていないとかつぶやくだけ。
いやいや、意味がわかりません。

「じゃあ、パスポート確認するから預けてるパスポート返して。」
「いま、パスポートはここにはない。
 外にコピーを取りにいっている。
 そこに座って5分待っていなさい。」

なんで勝手にパスポート持ち出すのよ!

イクエには先が読めてきた。
きっとパスポートのコピーに、ビザの期日とかスタンプを小細工してイクエに見せる気じゃないか。
そしてきっと警察役みたいな男が出てきて「これは問題だ!ビザの日にちより前に入国してる。罰金払え!」とか「強制送還されたくないならパスポートを訂正してあげる。でも手数料払え!」とかそんなことを言うんじゃないか。
ここで負けてはいけない!

「わたしのパスポートにはまったく問題がない。
 意味がわからないから、ちゃんと説明して!」

ホテルの男は表情を変えないまま「問題がある。インドの入国はどっから? いつ入国した?」と質問する。
こっちに問題はないし騙しの手口だとはわかってはいても、「パスポートに問題がある」って高圧的な態度で言われるとなぜか胸がドキドキしてしまう。
だめだめ、落ち着かないと。

男はまるであら探しでもするかのように畳み掛けるように質問する。
「インドはどのくらい滞在してる?
 今までどんなルートで来た?」

インド初心者じゃないよ、もうインドに来て2か月経つよ、だから簡単に詐欺にはだまされないよ!
アピールするように、今まで行ったインドの町の名前をたくさん並べて「デリーも3回目だからね!」って語気を強めて訴えた。

そしたら男は急に別のことを言い出した。

「帰りの航空券はもう取ってるの?」
「いいや、まだ取ってないよ。」
すると男は大げさに驚いた様子で
「えー! 持ってないの? どうして!?」と言ってきた。

これは、騙しの路線を変更してきてるな。
きっと、帰国のチケットを持ってないと不法滞在になるとか言いはじめて、今すぐ航空券を手配しないといけないって脅して、高い航空券を買わせる気だ。
たしかに、そういう国はある。
入国するときに帰りのチケットまで持っておかないと、入管でチェックされて入国を拒否されるときがある。
でも、イクエには自信があった。
なぜならバングラデシュでインドビザを取るときに、ビザを取るのに苦労して4回もインド大使館に行くはめになったから。
そして最終的には大使館員との面接日が設定されて、個室で職員に30分くらいインド旅行のプランを説明したから。
そのときにインドの次の目的地はまだ決めてないけど、スリランカかネパールかどこかの国に行きたいって全部説明していた。
そして「ALL AIR/LAND ROUTES」と書かれたビザが発給された。

なかなか部屋に戻ってこないイクエを心配したケンゾーもフロントにやってきた。

「意味がわからん! あんたは嘘つきだ。
 ホテル変える!
 チェックアウトするからパスポート返して」
ケンゾーはきっぱり男に言い放った。

「どうせ、パスポートに問題があるって難癖つけてお金もらう気でしょ!」
イクエとケンゾーがふたりで大声で言うと、男は態度を変えた。

「大丈夫。
 うん、何の問題もない。
 何の問題もないよ。
 勘違い。
 パスポートの日付も正しいし、何の問題もない。」

はあ?
さっきまで「プロブレム!!」って言ってたのに急に「ノープロブレム!」って。

男は大声で急いでパスポートを持ってくるように別のスタッフに命じて、イクエたちに返した。

もうこんなホテル、信用ならん。
ニューデリーの安宿ではたくさんのバックパッカーが騙されたりトラブルに巻き込まれたりしている。
安宿街のニューデリーに別れを告げて、安住の地を目指した。

それは・・・。

a_P1030236.jpg

旗がはためく、チベット難民村。
中国からの迫害を受けてインドに亡命してきた人たちの難民キャンプ。
ここなら穏やかに生活しているチベット人でいっぱいだし、第一外国人旅行者はほとんど泊まらないから旅行者を騙す人なんていない。

でもカシミーリゲート駅近くの難民村に行ったらあまりにもディープすぎて、旅行者に開放しているようなホテルがなかった。
お坊さんの宿坊はあったけど・・・。
宿坊のお坊さんが言うには、新しいチベット難民居住区が別のところにあってそこにはホテルがあるという。

そのマジュヌカティラという地域に移動したら、見えてきた見えてきた ♪

a_P1030241.jpg

チベット仏教のタルチョ(5色の旗)が遠くからでも目立つ。

まわりはぐるりと塀に囲まれていて、インドとは違う空間がそこにはできている。
壁には「燃える 抵抗する 闘う チベットの自由のために」と言う文字。

a_P1030275.jpg

だけど決して閉鎖的ではない。
門に扉はなく、誰でも入ることができる。

a_P1030243.jpg

難民キャンプとは言っても、コンクリートの家が建ち並ぶ。
家や商店、レストラン、ホテル、学校、寺院、病院。
小さな街のようになっている。

a_P1030247.jpg

a_P1030266.jpg

a_P1030263.jpg

ホテルは10以上はある。
最初に発見したホテルに入ると写真のダライラマ法王がお出迎え。

a_P1030245.jpg

トイレ・シャワー、WiFiつきでダブルで500ルピー。
悪くないので即決。

a_P1030249.jpg

ニューデリーの宿はけたたましいクラクションの音でうるさかったけど、ここは違う。
朝と夕方には寺院から、お経が聞こえてくる。
子どもたちの楽しげに遊ぶ声が響く。
けっして嫌じゃない音。

a_P1030264.jpg

狭い場所に建物が所狭しと建っている。
車が走るような大きな道はなく、すべて路地のようになっている。
路地裏で子どもが遊んでいたり、お坊さんたちが集まってお茶を飲んでいたり。

a_P1030265.jpg

そして、ここに泊まって一番よかったことは食事!
カレーに飽きていたイクエとケンゾーを、チベット料理が癒やしてくれる。

レストランもいっぱいある。

a_P1030271.jpg

おばあちゃんが店主の食堂や、洗練されたレストランまで。

WiFiも使えてクーラーも入っててとてもきれいで店員のマナーもよくて、日本の居酒屋みたいに靴箱があって靴脱いでまったりできるインドで一番くつろげるカフェ発見!

a_P1030254.jpg

ほんとにインドじゃないよ、ここは。
お客さんも日本人の顔に似ているチベット人だから、日本にいるみたいで落ち着く。
お坊さんもくつろいでいる。

モモ(チベット餃子)50ルピー(約90円)はちゃんとセイロに入れられて運ばれてくる。
蓋を開けると湯気が立ちこめる。

a_P1030253.jpg

やっぱり箸で麺を食べるっていうのがいいね!
ギャツク45ルピー。

a_P1030267.jpg

意外とベジタリアンが多いインド。
もちろんヒンドゥー教徒にとって神聖な牛肉は食べられない。
だけど、ここではたくさんの肉料理が食べられる。

いつもチベット人で繁盛している「Tee Dee」というレストラン。
絶品料理に巡り会った!
「チェレ(牛タン炒め)」80ルピー。

a_P1030268.jpg

牛タンは全然硬くなくて、何枚でもいける!
量もたっぷり。
野菜といっしょに炒めてあって、にんにくが利いいる。
唐辛子で少し辛く、しかも甘い。
この甘辛い味付けっていうのは、日本人の舌に合う!

インドの大都会デリーにこんな安住の地があったなんて。

インドに疲れた人、インド人から騙されて少しインド人と距離を置きたい人、牛肉料理が食べたい人・・・。
観光地に行くのには不便だけど、このチベット難民居住区マジュヌカティラにちょっと逃げてみてはどうでしょう。

ホテルもレストランもあるから滞在には困らないよ。
ちなみに地下鉄のVidhanSabha駅もしくは VishwaVidyalaya駅からサイクルリクシャで20ルピーくらいで行けます。
スポンサーサイト