Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

ジャンル
カレンダー
10 | 2012/11 | 12
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
月別記事
最新コメント
RSSリンク
リンク
ブロとも申請

この人とブロともになる

見てくれてありがとう!
メールはこちらから ♪

名前:
メール:
件名:
本文:

ブログ村ランキング
ふたりのお勧め旅グッズ










ふたりの旅も大詰め。あともうちょっとだけおつきあいお願いします!

 日本→韓国→モンゴル→中国→ラオス→ベトナム→台湾→シンガポール→バングラデシュ→インド→スリランカ→アラブ首長国連邦→オマーン→トルコ→ジョージア→アルメニア→アゼルバイジャン→カザフスタン→ウズベキスタン→タジキスタン→キルギス→イラン→イタリア→バチカン→チュニジア→フランス→チェコ→オーストリア→ポーランド→イスラエル→パレスチナ→ヨルダン→イギリス→アイルランド→ポルトガル→モロッコ→スペイン→ハンガリー→スロバキア→スロヴェニア→クロアチア→セルビア→ボスニア・ヘルツェゴビナ→モンテネグロ→コソボ→マケドニア→アルバニア→ギリシャ→エジプト→スーダン→エチオピア→ケニア→ウガンダ→ルワンダ→タンザニア→マラウイ→ザンビア→ボツワナ→ナミビア→南アフリカ→アルゼンチン→チリ→パラグアイ→ボリビア→ペルー→エクアドル→コロンビア→ベネズエラ→キューバ→ベネズエラ→パナマ→コスタ・リカ→ニカラグア→ホンジュラス→エル・サルバドル→グアテマラ→ベリーズ→メキシコ→アメリカ→
日本


「ふたりでふらり」はブログランキングに参加中!
1日1回のclickが順位に反映されます。
ぜひポチッと応援お願いします ♪
↓↓↓
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

中国語で「西紅柿」って食べ物、な〜んだ?

2012.11.30 21:29|中国☞EDIT
寒いモンゴルで300円で買った中古のセーターを
今まで毎日のように着ていたのに
暑い地域に来たので名残惜しい気持ちで宿に置いてきたイクエです。


安い! うまい! 豊富なメニュー!
3拍子そろって
貧乏バックパッカーには天国のような中国の食生活。

こんな素敵な中国グルメともそろそろおさらばしないといけない。

中国グルメ、最終編をお届けします!
(1元=約13円)

中国で毎日1杯は食べたのが麺料理。
バリエーションが豊富なので、まったく飽きない。

こちらは、長距離バスの移動中に立ち寄った食堂で食べた10元の麺。
透き通った色の麺は弾力があって、酸っぱさがたまらない。

a_P1000967.jpg


中国人はナッツを料理に使うのが上手。
「燃面」というちょっと辛い麺。
ナッツと肉みそをからめて食べると香ばしくて美味☆
こちらは8元。

a_P1010074.jpg


豆腐専門店の食堂で食べた7元の麺。
スープには豆腐がたくさん入ってて、下に麺が沈んでいる。
上にのっているのは、おからで作ったかりんとうのようなもの。

a_DSC_0534_20121128113052.jpg


こちらは唐揚げとゴマがトッピングされた麺。
食欲、そそられる〜。10元。

a_DSC_0564_20121128130207.jpg


雲南省のバスターミナルの食堂。
バスを待つ短い時間で急いで食べられるのはやっぱり麺。

a_DSC_0796_20121128113300.jpg

5元と激安。
スープはいっしょだけど麺の種類は好きなものを選べる。

a_DSC_0798_20121128113300.jpg

a_DSC_0800_20121128113259.jpg

セルフサービスでいろんな薬味を好きなだけトッピング。
もちろん、薬味は無料。

a_DSC_0803_20121128113259.jpg


麺だけじゃない。
チャーハンや丼もの、ご飯類も、安くてお腹いっぱいになる。
中華丼も中国では7元の安さ。

a_DSC_0454_20121128113054.jpg


これは中国版カレーライス。10元。
色が薄くてとろみがついている。
でも、けっこうスパイシー。

a_DSC_0470_20121128113053.jpg


点心だって負けてはいない。
こちらは、点心ばかりのファーストフード店。

a_DSC_0664_20121128113300.jpg

中国では、水餃子や蒸し餃子が人気で
焼き餃子はめったに食べられない。
だけど、この店にはちゃんとあった♡
焼き餃子、揚げ春巻き、どちらも10個で7元。
肉まん類は1個1.5元と激安〜。

a_DSC_0662.jpg


食事の時間が来るのが待ち遠しい中国。
メニューを見て、よくわかんなくて頼んでもハズレはない。
しかもほんとに安い! 100円で食べられる。

a_DSC_0456.jpg

メニューの漢字を見ながら、だいぶ中国語を覚えたイクエとケンゾー。
たとえば青椒肉絲(チンジャオロース)でおなじみの「青椒」はピーマンのこと。

では、ここから食材クイズの時間です。

Q「土豆」って野菜はなんでしょう?
(ヒント:土の中で育つ、ちょっと大きな豆?のようなもの)

Qでは「豆芽」はな〜に?
(ヒント:豆から芽が出て・・・)

Q「西紅柿」は?
(ヒント:西洋から伝わった赤い柿。デザートというよりも料理で使います。)

Q「菜花」っていう、茹でると美味しい野菜は?
(ヒント:菜の花じゃないよ。お花みたいな野菜。)

答えはのちほど。

さて、辛い料理で有名な四川省。
慣れてくるとこの辛さがヤミツキになる。
注文してテーブルにきた料理はすべてたっぷりのラー油と山椒と
唐辛子がかかっていた。
こちらはちょっと奮発。といっても、3皿で43元。

a_DSC_0522_2.jpg

奥の麻婆豆腐も美味しいけど、手前の肉料理も
味がしみてて、とろっとろで、めちゃくちゃおいしいーーーー!!

a_DSC_0520.jpg


肉もいいけれど、こんな素朴な茄子料理も引けを取らない。
ただの茄子なのに、なんでこんなにおいしいの!!
この甘酸っぱい絶妙な味付けが何とも言えない。
10元で手に入る至福の時間。

a_DSC_0469.jpg

さて先ほどのクイズ、わかりましたか?

答えは・・・

「土豆」=じゃがいも
「豆芽」=もやし
「西紅柿」=トマト
「菜花」=カリフラワー

せっかく覚えた中国語。
もう本場の安い中華料理が食べられないと思うと残念でたまらない。

次の国でも安くておいしいものにありつけますように!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

昆明 トラベラーが行き交う街

2012.11.29 21:37|中国☞EDIT
中国の路線バスの車内の座席で、母親が息子のパンツをおろして
そのままおしっこさせているのを見て、深いため息をついたイクエです。
(床には私たちのバックパックを置いていたのに!)

東チベットの旅への拠点となっていた成都ともお別れ。
新たな国に向かうべく、寝台列車で南の雲南省・昆明を目指す。

成都のセブンイレブンで仕入れた日本酒とつまみをおともに。

a_P1010082.jpg

イクエのなかで、チープなつまみナンバーワンはイカフライ。
久しぶりに味わう日本酒にワクワクしてたんだけど
日本酒飲んだら、無性に刺身が食べたくなって
むなしい気持ちになった・・・。
大好きなサーモンの刺身にわさびをつけて食べたい!!
安い回転寿司の炙りサーモンでもいいな。

a_P1010084.jpg

酒を飲んで、眠って、目が覚めたら車窓の景色はこれまでと違っていた。
「東南アジア」の雰囲気がただよっている。
緑が多くて、田んぼが広がる。
同じ中国とは思えない景色。

a_DSC_0555_20121127121500.jpg

着いた昆明はとっても暑い!!
今までセーターとダウンジャケットを着ていたのに半袖で十分。
街には、鮮やかな花々が咲き誇る。

ほんと、違う国に来たみたい。
中国、でっかいなあ〜。

a_DSC_0655_20121127122549.jpg

「雲南省」っていうと山の中の田舎に少数民族が住んでいるイメージだけど
雲南省の首都である昆明市は大都会。
高層ビルが立ち並んでるし、建設ラッシュ。
道路は車で大渋滞。

a_DSC_0577_20121127121500.jpg

a_DSC_0615_20121127201912.jpg

ビルに隠れた路地には、古い街並みも残っている。
でも、再開発が進んでいる昆明市。
あと3年もしないうちに取り壊されそう。

a_DSC_0708_2.jpg

a_DSC_0713_20121127122548.jpg

今回、世界旅行をしていて思うことは
10年前の学生のころに一人旅していたときと比べて
世界各国はグローバル化されて
どの街も同じようなビルが建ちはじめている。
その国伝統の建物や街はなくなっていくいっぽう。

その国の人たちが着ている服も伝統衣装じゃなくなっている。
とくに若い子が着ている流行のファッションなんて
どの国でも似たようなもの。

どんどん世界が面白くなくなってきているなあって思う。


これまで、空が霞んで黄色だった中国のほかの都市。
でも、昆明はまだ大気汚染が進んでいない。
ふつうに青空が見えるだけで、気持ちがぜんぜん違う。
爽やかで晴れやか。

a_DSC_0639_20121127122427.jpg

a_DSC_0617_20121127122427.jpg

こんな気持ちがいい青空のもとで
人の目を気にせず太極拳したい気持ちもわかるよ、おばさん。

a_DSC_0630_20121127122426.jpg

公園は憩いの場所。
おじいちゃんたちがゲームしながらまったりしていたり
鳥かごを木にぶらさげて自慢の鳥を見せ合ったり。

a_DSC_0730_20121127122905.jpg

a_DSC_0721.jpg

鳥のさえずりがあちこちで響く公園。
そのまわりの路上には出店がたくさん。
ほとんどがペットショップの出店。

a_DSC_0733_20121127123140.jpg

鳥のほかに、ウサギや大きなネズミ。
蛇やクモなんかも。ちょっと気持ち悪い。

a_DSC_0744_20121127123139.jpg

しかもほとんどのケージには、たくさんの動物や、は虫類が詰め込まれている。
人口?密度が高すぎる。なんかかわいそう。

a_DSC_0743_20121127123139.jpg

昆明でもっとも古い仏教寺院の円通寺。
熱心に祈る人の姿が絶えない。
お寺はカラフルで、明るい。

a_DSC_0684_20121127122428.jpg

a_DSC_0680.jpg

a_DSC_0699_20121127122429.jpg

a_DSC_0698_20121127201912.jpg

繁華街を歩いていたら
たくさんの白衣を着た人たちに遭遇。
椅子を置いて、マッサージをしている。

a_DSC_0749_20121127201911.jpg

白衣を着ている人たちは目が見えないようで
お客さんは次から次に椅子に座り
けっこう人気があるみたい。


昆明で泊まるのは「ハンプ ユースホステル」。
繁華街のビルの上にありながら
広いテラスがあってとても居心地がいい。
かなりオススメ。

a_DSC_0595_20121127122032.jpg

併設されたカフェで、無料のコーヒーサービスがある。
コーヒー好きのイクエとケンゾー。
でも旅行中は「カフェでのドリップコーヒーは贅沢品だ!」と
インスタントで我慢していた。
しかも、ブラックのインスタントがなかなか売ってなくて
ミルクパウダーと砂糖が混ざっている甘ったるいインスタントを
しょうがなく飲んでいる。

久しぶりに飲む、ちゃんとしたブラックコーヒー。
日本で飲んだら、たぶん普通のコーヒーなんだけど
ものすごおく美味しく感じる♪
1杯800円くらいの高級コーヒーの味がする。

a_DSC_0604_20121127122033.jpg

テラスでコーヒーを飲みながら下を見ると
輪ができていて、音楽が流れている。

a_DSC_0613_20121127122033.jpg

民族衣装や民族楽器で、まわりながら踊り続けている人たち。
傘をさしてる人もいて、単調なリズムにあわせて
けだるーい感じで、足をあげたり、手をたたいたり。
本気で踊っている感じじゃないんだけど、楽しそう。
日課のようにここで毎朝踊ってるんだろうな。

a_DSC_0601_20121127122032.jpg

雲南省にはおよそ25の少数民族がいると言われている。
中国全体だと55以上の少数民族がいる。
気候も地域によってぜんぜん違うし、文化も違う。言葉も違う。
よくひとつの国にまとめているなって思う。


このユースホステルのカフェは
「トラベラーカフェ」という名前。

雲南省はベトナム、ラオス、ミャンマーとの国境がある。
これから中国を抜けて東南アジアへ行く人
いま東南アジアを旅してきて、ここにたどり着いた人
そんな人たちがこのホテルに集まっている。

いろんな国の人たちがいて、いろんな国の言葉が飛び交っている。
ただひとつの共通点は「トラベラー」、旅人であるということ。

a_DSC_0758_20121127123140.jpg

住所不定、無職のイクエとケンゾー。
何の肩書きもない。
ただの、旅してる2人。

けれど「トラベラー」って響きは案外いいかもしれないな。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

ミッ◯ーにド◯えもん さらには実写版も!

2012.11.28 20:42|中国☞EDIT
きのうラオスの宿のお兄ちゃんに「ラオス人?」って言われたケンゾーです。

突っ込みどころ満載の人民だらけだった中国。
なんじゃこりゃ〜!の最終回です。

原付の荷台から何かちらちら見えるなあ、と思っていたら・・

a_DSC_0461.jpg

鶏だった!しかも4羽も。
荷物に押し潰されてる。

a_DSC_0458.jpg

リアカーの物売り。
まさかそんなものまで?!

a_DSC_0405_20121125234840.jpg

ニット帽と一緒にヘルメットも!
まあ、たしかに被り物だけど。
なんかノリが軽過ぎる。

a_DSC_0407_20121125234946.jpg

公園はネタの宝庫。
こうやって達筆を披露してるおじいちゃんもいれば・・

a_DSC_0493.jpg

小ちゃいハサミでひげを切るのに夢中になってるおじいちゃんも。

a_DSC_0482_20121125233651.jpg

ひげの後は鼻毛も。
やっぱ身だしなみは大事やからね♪

a_DSC_0486.jpg

寝台列車でパンチのきいた髪型のおばちゃんに遭遇。

a_DSC_0543_20121125233652.jpg

パンチ

ちなみに一晩明けた次の朝もまったく乱れはなし!
どんだけスプレー使ってるんやろ?
頭が天井についとるよ!
それでも乱れなし、恐るべし。

a_DSC_0546_20121127115937.jpg

バスの乗客の視線を独り占めしてるマダム。
それは外し忘れ?それとも確信犯?

a_DSC_0637_20121127113929.jpg

街でよく見かけた遊具。
ブサイク4連発!

busaiku_20121125233652.jpg

やっぱりそこは中国、突っ込まずにはいられない。
偽物シリーズ!

a_DSC_0084_20121125205301.jpg

a_DSC_0653_20121125205259.jpg

a_DSC_0335_20121125205300.jpg

a_DSC_0296_20121125205300.jpg

子どものものだからってクオリティ低過ぎ。
ひとりっ子政策で子どもは大切なんじゃないの?

最後に、バカボンに出てくる警官が中国にいた!
こちらは実写、リアルバージョンだ!

a_DSC_0719_20121126004100.jpg

中国を離れてちょっとだけさびしいケンゾーでした。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

世界旅行の最大の目的・・・これかもしれない

2012.11.27 20:48|中国☞EDIT
穴があいたり紛失したりして、靴下3足セットを5元で買ったイクエです。

前日、東チベットから成都に戻る乗合い車で出会ったモーくん。
成都に到着したその足で
モーくんといっしょにディナーに行き、おごってもらって
ユースホステルまで予約してくれて、送ってくれた。
彼とは「中国人」と「日本人」の違いなんか感じずに
「友だち」のような感覚でいられる。

いい出会いをしたな〜。
将来、日本に来てくれることがあれば
ぜったい美味しいものをごちそうしたいなあ。
いつかまた会えるときが来るのかなあ。

そんなことを思ってたらモーくんが言った。
「あしたもいっしょにごはん食べに行こう!
 友達夫婦があした成都に来るからみんなで食べよう。」

異国の地で
「いっしょにメシ食べにいこ〜。」みたいな自然なノリで
外国の人と付き合えるといううれしさ!

四川料理の特徴は辛いこと。
名物料理には唐辛子と山椒が「これでもかっ」というくらい入っている。
とくに「火鍋」は有名で、モーくんはぜひ火鍋を食べさせたいらしい。

さっそく翌日、火鍋のレストランへ!
そこで出会ったのがこの2人。

a_DSC_0409_20121127084325.jpg

モーくんの友だちのケンくんとファンネルちゃん。
モーくんと同じで2人とも医師。
以前3人で同じ病院で働いていたそう。

この夫婦、モーくんの出身地の広東に住んでるんだけど
今は年に1度の休み(1年に5連休しか取れないらしい)で
モーくんを訪ねてきたんだって。
2人には息子がいて、いまはお母さんにみてもらってる。
当直もあって多忙な2人だけど、お母さんと暮らしてるから
仕事と家庭を両立できてるみたい。
「日本は働いてる女性は子育てしにくくて
 育児休暇も1年しか取れないの」って言ったら
「いいほうだよ〜。中国は半年しか取れないよ!」って逆に言われた。

一人っ子政策の中国。
「男女の生み分けとかやってるの?」って聞いたら
「やってないよ〜」という返事。

娘よりも息子のほうがほしい人が多いから
男の子ばっかりにならないように
産科の医師は、出産前の妊婦さんに
お腹の赤ちゃんの性別を絶対に教えちゃダメなんだって!!

話している間も、ケンくんはやわらかい笑顔をむけてくれる。
ケンくんとモーくん、タイプは違うけどとっても仲が良い。

a_DSC_0422_20121125192523.jpg

モーくんは誰にでも好かれるんだろうな。
さっぱりしていて、ほんとうに気持ちがいい性格。
おおらかで、すぐに人と打ち解ける。
きっと、記者だったら取材相手に好かれてたくさんネタとってくるだろうな・・・
なんて、イクエは前職のときの癖でついついそう思ってしまう。

日本だと医者ってなるのも難しいし、開業医だと稼ぎは多くて
まあ言い方は変だけれど「トップクラス」の職業。
中国でもそうなの〜?って質問したら
中国では医者なんてそんな給料も高くないし
そんな扱いじゃないよって言われた。
一番みんなが就きたがる職業で給料が高いのは「国家公務員」なんだって。
でも、公務員はどんなに勉強していい大学に入って、どんなに優秀な人でも
なれないらしい。

なぜなら・・・
コネが必要だから!
(たぶん、賄賂も必要だろうな。)

「そんなところが、ほんと中国ダメだよね」
とさらりと言ってしまえるモーくん。

そして旅行の話になって
モーくんが「チベット自治区、ラサに行ったほうがいいよ」って言った。
「行きたいんだけど、外国人は今、入れないんだ。」
そう返したら
「あー、そうだった。ごめんごめん。忘れてた。
 今ね、ラサは銃をもった警察官がいっぱいで
 すごいことになってるからね。」ってモーくんは言った。

今度はイクエたちがモーくんに聞いた。
「チベットのことどう思うの?」

モーくんは神妙に答えた。
「ダライラマの考え方を知ることはできないし
 チベットの情報も集められない。
 だから自分がチベットのことを語る資格はない。
 自分がいろいろ言うべきではないと思う。」

モーくんが、別の話題にしたそうだったので
チベットの話はそこで終わった。
なんでモーくんがチベット自治区に行くことを勧めたのか
わからない。
けれどきっと、いろいろ考えてるんだろうな。


モーくんは、火鍋でゆであがった具材を
「はい。これ食べなよ!」って具合に次々に皿にのっけていってくれる。
でも食べるべき具よりも、味付けのために入っている唐辛子と山椒のほうが多い。
めちゃくちゃ辛いよ〜〜!!

a_DSC_0419_20121125192524.jpg

辛そうに食べるイクエとケンゾーを、楽しそうに見るモーくん。
でも、モーくんが一番辛そうだからね。汗かきまくってるからね。
四川料理は辛いけど、広東料理は辛くないから
中国人といっても、実は3人とも辛いのが苦手らしい。
「辛い!辛い!」と言って格闘しながら5人で食べる。

で、モーくん。
またも嬉しそうに「これ食べなよ!」って変なものを皿によそってくれた。

さあ、これはな〜んでしょ。
この形。そして、この模様・・・。

a_DSC_0415_20121125192524.jpg

ブタの脳みそ!

モーくんは、人にゲテモノを食べさせるのが好きだ。
きのうはウサギの頭だったし・・・。
そして、自分ではけっして食べようとしない。
面白そうに笑いながら、他人が食べるのを見ている。

モンゴルでもヤギの脳みそを食べたけれど
ブタの脳みその味は・・・。

まったく味のしない豆腐!

ていうか、味がなんにもしないから別に無理に食べんでいいやん!!
「モーくん、食べなよ」って勧めると「いやいや、俺はいい」って言う。

きのうはモーくんにごちそうになったので
きょうはイクエたちがおごるつもりでいたんだけど
きょうもモーくんが全部支払ってくれた
たくさん飲んで、食べた(高いのか安いのかわからないけど
ブタの脳みそというレアな物まで食べた)ので
額はけっこういってて、モーくんは100元札を5枚くらい払ってた。
日本でも安い額じゃないのに、中国ではなおさら高いと思う。
イクエとケンゾーもこれまで社会人をしてきたので
おごったりおごられたりというのには慣れている。
けれど、きのう会ったばかりの
しかも二度と会うこともないかもしれない外国人であるイクエたちに
おごってくれるなんて・・・。

モーくん、ぜったい日本に来てね!
そのときは、おいしいもの食べさせるから。

辛い火鍋を汗をかきながら堪能した5人。
モーくんの勧めで「錦里古街」という成都の観光地に向かった。
古い街並みを再現したところで土産物屋や屋台が並ぶ。

「ここはね、夜がいいんだよ。」
モーくんが言った通り
ちょうちんが灯り、なんか日本の夏祭りみたいな雰囲気。

a_DSC_0446_20121125193105.jpg


路上の耳かき屋さんも出没。
耳かき好きの、というか耳かき中毒のイクエとしては
トライしたいところだけど、怖いので見ておくだけにしとこう。

a_DSC_0447.jpg

飴細工の屋台があった。
ルーレットみたいになっていてまわりに動物の絵が書いてある。
矢印が止まったところの動物を飴で作ってくれる。
モーくんがイクエとファンネルちゃんにやってみるように勧めるので
女子2人はそれほどやってみたいわけじゃなかったけどやってみる。

a_DSC_0428_20121125192523.jpg

一番モーくんが楽しそう。
若干、「はいはい、しょうがないわね」みたいな感じで
子どもの遊びにつきあっている母親のようになってるけど。
モーくんは「龍が大きくて、かっこいいから龍を狙って」と言ってたんだけど
残念ながら蝶だった。

a_DSC_0433_20121125192523.jpg

モーくんは、いろんなことを勧めてくる。
いろんなものを屋台で買ってきては「これ、食べて」と渡す。
しかも珍しいものや変なものをチョイスしてくるから
ひとくちでもう十分。両手にたまっていく。
ファンネルちゃんも
「また買ってきたの! もういらないよ。」って感じなんだけど
ここでも「はいはい、しょうがないわね」と
子どもにつきあう感じになっていく。

パントマイムしてる人がいて
「いっしょに写真撮りなよ!」ってまた勧めてくるモーくん。
先にケンくんファンネルちゃんも
「しょうがないなー」って感じで写真撮影。
で、イクエとケンゾーも。

a_DSC_0443_20121125192815.jpg

カメラを向けているモーくんが一番、満足そうで嬉しそう。
人を楽しませたい!いろんなものを味わわせたい!って
ホスピタリティーであふれるモーくん。
そして、それを「しょうがないなあ」と思いながらも
嬉しく受け止める4人。

世界旅行をしていて、新しい国に入るとき
「この国でも素敵な出会いがありますように。」って思う。

結局、旅行をしていて
「あの国がよかった!」って思う判断基準は
どんな素晴らしい観光地に行けたか、よりも
どんな人に巡り会えたか。

その国でいい出会いがあると
「この人たちがこれからも幸せでありますように
 この国がこれからも平和でありますように」と願うことができる。
日本に帰ってからも
「あの人たち元気かな」と思いを巡らすことができる。

そんな国が世界地図の上にどんどん広がっていくことが
この世界旅行の一番の目的かもしれないな。

中国の旅も終盤になってきて
なかなか英語で会話できる人と出会えなくて
中国では、この目的を果たすことは無理かもしれないなって半ば諦めていた。

そんなときに出会えた3人。
しかも予期せぬトラブルで出会えたモーくん。

いろいろあった中国だけど
この3人に出会えたから、中国、やっぱり好きになっちゃったな。

a_P1010081.jpg
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

旅した東チベット こんなとこ

2012.11.26 20:48|アジア☞EDIT
東チベットは11/5~11/16まで11泊12日周遊しました。
共産党大会真っ最中でしたが特に問題なく無事に旅することができました。
東チベット周遊をふりかえります。

◇旅の費用「ゴン カツェ レェ(いくら)?」
東チベット周遊でいくら使ったのか発表します。

交通費          1,688元
外食費           754元
その他のフード・ドリンク  65.2元
宿泊費           820元
雑費             33元

合計  3360.2元
約3,640円/1日2人で
およそ半分が交通費。
チベット自治区に行くとしたらツアー料金だけでも最低7万円はするので
かなりリーズナブルにチベットを楽しむことができる。


◇移動手段はこうでした
成都〜ダルツェンド(康定)〜リタン(理塘)まではパブリックバス。
リタン〜ガンゼ(甘孜)〜セルタ(色達)までは民間の乗合いワゴン。
どの街も早朝から乗合いワゴンが客引きをしている。
前日に値段交渉して予約をしていたほうがいいかも。
成都〜セルタまでパブリックバスはあるけれど
所要時間は短くても15時間くらいはかかる。

※公安・警察の検問
大きな街の出入り口にはチェックポイントがある。
リタンまでは外国人でも問題なく入れるようだ。
リタンには欧米人旅行客もいる。
けれど、リタンから先では欧米人を見なかった。

ケンゾーとイクエは中国人に見えたのか
幸運にも一度もパスポートの提示を求められず東チベットを周遊できた。
しかし、途中で公安に引き返すように言われて
そのままバスで成都に戻らざるを得なかった旅行者もいるという話は何度か聞いた。

東チベットは正式には外国人立ち入り禁止地区ではない。
しかし、公安のさじ加減で追い返されることがあるのも事実。
なので、目立たない格好をしてワゴンの後ろの席に座るのがよい。
万が一、パスポートの提示を求められたら逆らわずに提示し
あまりチベットのことには触れずに
「中国のいろんなところを旅行している」くらいの説明にとどめれば
問題なく入れるかもしれない。
成都のゲストハウスのスタッフにアドバイスされたことは
「大人数で旅行しないこと 欧米人と旅行しないこと」。
少人数の日本人グループだと、地元の人たちに紛れ込める。

a_DSC_1001_20121125173201.jpg


◇こんなお宿に泊まりました
リタンでは「和平酒店」。1人30元!
見た目はオンボロだけれどお湯も出るしネットも繋がる。
リタンのバスターミナルを右に出てガソリンスタンドの横。

a_DSC_1047.jpg

ラルンガルゴンパでは「※荣兵館」(※は口へんに刺)。
ラルンガルの丘の頂上にあるホテル。
ツインで160元だけれどオフシーズンなので120元で泊まれた。
ドミトリーも35元である。

a_DSC_0873_20121125180417.jpg

東チベットエリアは冬場はとにかく寒いがエアコンがある宿はほとんどない。
そのかわりに安宿でも電気毛布が置いてある。
宿を決める時には電気毛布がきちんと使えるか確認したほうがいい。
電源が入っても暖かくならない電気毛布もあった。
そんなときケンゾーとイクエは客がいない部屋に忍び込んで電気毛布を交換していた。


◇「シンボ(おいしい)!」これが一番うまかった
ケンゾー 「ラルンガルゴンパの食堂で食べたカレーじゃがいも」

読んで字のごとくカレー味のじゃがいも料理。
ごくごくシンプルな料理だけれどそれまで中国ではなかったスパイシーな味付け。
ひとくち食べた瞬間に中国を脱出した気がした。

a_DSC_0787_20121125180911.jpg

イクエ 「バター茶」

けっして美味しくはない。
うす〜い牛乳に、油とたっぷりの塩を混ぜたような味。
地元の人は大好きだけど、イクエたちにはひとくちで十分。
だけど注文したら、ポットにたっぶりくる。
けれどチベット文化には欠かせない存在。
バター茶なしにチベット食文化はない!

a_DSC_0168.jpg


◇おすすめ!!一番良かった場所
ケンゾー 「ラルンガルゴンパ」

アジアで一番行きたかった場所。
頭の中で想像がどんどん膨らんでいっていたけれどやっぱり素晴らしかった。
青い空と山に囲まれた大自然の中に突如出現する生活感丸出しの僧侶たちの街。
現実感がなくなってしまうくらいの絶景だった。

a_DSC_0911_20121125173201.jpg

イクエ 「暗くてろうそくの灯りに照らされている寺の中」

ゴンパの建物の中は、外光がほとんど入らず
ろうそくの灯りだけがきらびやかな仏像を照らしている。
そんななかをチベタンたちが一心にまわり続け、五体投地をしている。
人々の祈りの姿と幻想的な雰囲気。
それこそが「チベット」を象徴している。

a_DSC_0269_20121125180419.jpg


◇ふらり ゆるり 東チベットの感想は?
ケンゾー
四川省の一部とはいえ中国とはまったく違う「国」だという印象をもった。
すべてがチベット仏教の上に成り立っているチベタンの生活。
どんなに虐げられようとも決して失わない信仰心。
世界一なんじゃないかなと思うほどの笑顔。
ほんとに魅力的で美しいところだった。

a_DSC_1135_20121125173200.jpg

a_DSC_0158.jpg

イクエ
6年前に行ったチベット自治区とはやはり雰囲気は違った。
チベット自治区はモンゴルのような大自然のなかに
ポツン、ポツンと家が建っていて
「よくこんなところに人が住んでいるな」と感心した。
四川省にある東チベットは、中国政府からの介入をより強く受けている分
チベタンたちが結集している感じがした。
一か所にまとまって生活し、チベット文化を守っている。
「チベット自治区と東チベット、どちらに行くべきか」
神々しい山や湖、大自然を体感し、過酷な地で昔ながらの暮らしをしている
チベタンに会いたいならチベット自治区に。
中国政府の圧力に屈せず、チベット文化と信仰心を守っている
チベタンたちの気骨さを感じたいなら東チベットに行かれることを
おすすめします。

(中国政府が所持を禁止しているダライラマ14世の写真も
 ゴンパには堂々と掲げられ、人々が祈りを捧げている。)
a_DSC_0098_20121125180418.jpg

東チベットの状況は、政情によってころころ変わるので
行かれる際は最新の情報を入手されてください。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊12日目 ハプニング!旅の醍醐味

2012.11.25 02:37|東チベット☞EDIT
博多の焼き鳥と豚骨ラーメン、そして芋焼酎が恋しいケンゾーです。

今日はロンダク(炉霍)から成都に戻る日。
あと約7時間バスに乗っていれば成都に着く。
快適なゲストハウスがある都会の成都がちょっと恋しくなってきた。

バスは朝6時30分発。
チケットはもう買ってある。
念のためバスセンターには6時10分に到着。
ガンゼやダルツェンド行きのバスはあるけれど成都行のバスが見当たらない。

奥の駐車場に成都行のバスを見つけた。
けれどまだドライバーも乗っていない。
出発が遅れてるんだろうな。
待合室で待っていよう。

出発時間の6時30分を過ぎた。
おかしいな。中国の列車やバスはかなりオンタイム運行だ。
5分過ぎた。
チケット売場にいる、早朝からバッチリメイクのお姉さんに聞いてみた。
そしたら怪訝な顔して紙に何か書いて渡される。
なんとそこにはこんな感じの文字が書かれていた!
「成都行のバスはもう出発しちゃったよ」

はい?いやいやいやいや、意味が分かんないんですけど!!

俺らチケット持ってるし、20分前からずーっとここで待ってるよ!
必死に説明するケンゾーとイクエ。
別のおっちゃん係員がやってきて「成都行のバスはあっちから出たよ」って指差した。
指差した先はバスセンターから遠く離れた川沿い路上だった。
写真の奥のグレーの車が停まってるところの後ろ!
しかもまだ真っ暗だったから分かんないよ。

a_P1010060.jpg

うそーなんでそんな離れたとこから出るん(涙)。
いくら抗議してもバスは出てしまったんでどうしようもない。
お姉さんには「明日もバスあるよ」って言われたけど俺らには明日はないんだー!

なぜって、金がないから!
ふたりの所持金は20元オンリー。
キャッシュカードでおろせさえすれば何とでもなるのに、昨日全てのATMで全滅。
イクエのカードもNG。
あろうことかケンゾーのカードは一度吸い込まれてしまった。
とりあえず乗り損ねたバスチケットを払い戻してもらう。
手数料取られずに全額戻ってきたのでよかった。

さあどうする?
明日のバスチケットを買うことはできる。
でもそうすると今夜泊まるところがない。
さすがに20元で泊まれる宿はない。
ターミナルのただ椅子があるだけの待合室で一夜を過ごすか?
でも途中で閉め出されたらどうしよう。
昨日の宿のおばちゃんに泣きつくか?
金はないけど乗合いワゴンに乗るか?
どうしよ? どうしよう? どうしたらいい?

a_P1010059.jpg

ふたりで泣きそうになりながら出した決断は
①もう一度ATMを試してみるという悪あがき
②窓口でカードを使って引き出すというダメもと
③USドルの両替という秘策
どれかひとつでも上手くいけば問題無し!

銀行が開くのがたぶん9時、いまはまだ7時過ぎ。
銀行がある場所はここから少し離れている。
重いバックパックを背負って歩くのはイヤだ。
ふたりの悲しい状況を知っているチケット売場のお姉さんに
バックパックを置かせてもらえるようお願いしたけどダメだった。

こうなったらついさっきまで泊まっていたおばちゃんにお願いするしかない。
1時間前までいた部屋に戻るケンゾーとイクエ。
階段を上る足取りが重い。

願いを込めて部屋のドアをノックするけれど
シーン。
何度もドアを叩くけど誰も出てこない。
おばちゃーん!もうどっか出かけたと?泊まっていたあと2人の中国人は?
ダメだ、この階段で時間をつぶすしかない。

こんな時って恐ろしいほど時間が経つのが遅く感じる。
何度ため息をついたか分かんない。
9時前にイクエにキャッシュカードとUSドルを託して送り出す。
ケンゾーは荷物の番。

a_DSC_0263_20121122163033.jpg

1時間くらいしてイクエが戻ってきた。
もうその表情と足取りで結果は分かるけど一応聞いてみる。
「どうだった?」
「全部ダメ。しかもイクエのカードも吸い込まれた。」
!!!
「なんとか戻ってきたけどね。」
はあ、よかった。けどどうなってんだ?
なんで今まで普通に使えてたカードが使えなくなったんだろう?

もう現金をゲットする手段は無くなった。
無理矢理気持ちを奮い立たせてどうするか話し合う。
出した結論は・・・とにかく今日、ここロンダクを脱出する!
きっとここが田舎過ぎるからカードも使えないんだ。
成都に着きさえすれば大丈夫だ。きっと。

バックパックを背負いなおし成都に行ってくれる乗合いワゴンを探す。
でもこれが厳しかった。
ワゴンはいっぱいあるけれど成都行きがぜーんぜん無い!
やっと見つけたワゴンもチャーターで1,000元!だって言われた。
いくら非常事態でもそれは無理だよ!!

いよいよヤバくなってきた。
こうなったらヒッチハイクでもするか?
きのう本当にあるのか疑わしいけれど
ツーリストインフォメーションセンターの看板を見かけた。
ひょっとしたら欧米人と会うことができてドルと元を交換してくれるかも。

今度はケンゾーが街へ。
インフォメーションを探しながらも見かけたホテルに入って
クレジットカードが使えるか片っ端から聞いていく。
でも淡い期待はことごとく打ち砕かれていく。
よく考えるとこれまで中国でクレジットカードを使えたためしがない。
やっぱりまだ庶民にはビザやマスターカードは
普及してないんだろうな。

ツーリストインフォメーションの看板はあるんだけれど
どんなに探しても肝心のオフィスが見つからない。
イクエのもとへとぼとぼと帰っていたら
「チェンドゥ(成都)!チェンドゥ!」という叫び声が。
朝何度か声を交わしていた乗合いワゴンの兄ちゃんが車から声を掛けてきたのだ。

ちょっと慌てた感じで降りてきて
成都まで行きたいんだろ?1人300元でいいぞ、って言ってきた。
わざわざケンゾーたちを探してたのかな?
助手席には客と思われるチベット人の青年が乗っている。
成都方面に行く客が見つかったようだ。

300元だとまだバスの2倍。
非常事態なんだけどやっぱりなんか悔しい。
250元!っていうと、兄ちゃんマンガみたいに頭を抱え込んだけど
ちょっと投げやりな感じでOKしてくれた。
とにかく急いでるみたいで「早く車に乗れ。行くぞ!」って急かされる。
ケンゾーは「よっしゃー、助かった!」って感じだったんだけど
イクエ抜きで話をまとめるわけにはいかない。
バスターミナルで待ち合わせることにしてイクエのもとへ。

ことの成り行きを話すとイクエも賛成。
兄ちゃんの車に乗り込むケンゾーとイクエ。
「レッツゴー!」頼もしい兄ちゃんのかけ声とともに車は発進。
なんとかロンダクを脱出できそうだ、と思ったのも一瞬
車は見慣れてしまった乗合いワゴンの溜まり場で止まった。

携帯で電話しながらどっかに行ってしまったドライバーの兄ちゃん。
助手席にはチベット人の青年、後部席にはケンゾーとイクエ。
車にはまだあと1人乗ることができる。
客を捜しに行ったんだ。

30分以上たってやっと兄ちゃんが帰ってきた。
またまた「レッツゴー!」の声とともに発進。
もう他の客は諦めたのかな。
何ともすっきりしないまま10分くらい走るとまた車が止まった。

そこは街の反対側にある別の乗合いワゴンの溜まり場。
チベット人の青年に別の車に乗り換えてもらいたいから
降りるように言っている。
どういうことなんだろう?
青年を車の外でほったらかしにして自分は集まった仲間と何か話してる。
客の取り引きなのか、ドライバーの交代なのか。

a_DSC_0278.jpg

しばらくすると声の渋いおじさんと戻ってきた。
中国の中尾彬は助手席に座った。新たな客のようだ。
そして3度目の「レッツゴー!」。
もうまったく信用していないケンゾーとイクエ。

やっぱり1分も走らず止まる車。
おばちゃんドライバーとなにやら話している。

a_DSC_0282_20121122165654.jpg

戻ってきた兄ちゃんは全員おばちゃんの車に移れと言ってきた。
ははーん、わかってきたぞ。
この兄ちゃん自分で成都まで行く気は最初からないな。
成都まで行く他の車を見つけて仲介料をゲットする作戦なんだ。
ま、こちらとしては成都まで連れて行ってくれれば誰の車でもいい。

念のためおばちゃんに成都まで1人250元か聞いてみる。
そしたらおばちゃん「私はそんなの聞いてないわよ」みたいな反応。
兄ちゃんどうなってんの?
けっきょくこの車チェンジは白紙に。
このあとケンゾーたちを託せる車を探し続ける兄ちゃん。

a_DSC_0285_2.jpg

やっと見つかったのかワゴン車に移されたケンゾーとイクエと中尾彬。
近距離の客を途中で拾いながら順調に車は走っていく。
今度こそ成都へ向けて走っているのか?
ちょっと期待しはじめたらまたしても車は止まってしまった!

a_DSC_0286.jpg

ここでまさかの車チェンジ。
いったい自分たちの金は何人の手に渡っていくのだろう。

a_DSC_0310_20121122163031.jpg

ワゴンからセダンに乗り換えてふたたび走り出す。
ドライバーのお兄さんは時々携帯で電話している。
その電話がなんかイヤなんだよなあ。
と思っていたら車がUターン。
車チェンジした街まで戻ってしまった。
もう訳が分かんない。

バスターミナルらしきとこでまた待機。
この街はロンダクよりも都会だ。
ひょっとしたら金をおろせるかもしれない。
近くのATMまで走って行って試してみたら、おろせた!
やった!これでひと安心だ。
あとは成都まで帰るだけだ。それが難しそうだけど。

ふたたび走りはじめた車。
今度こそ大丈夫なんじゃないかな。
かなり走ってるよ。

そうはうまくはいかない?また止まっちゃった。
でも車チェンジじゃなかった。
中尾彬の目的地はここだった。
中尾彬が降りて、新たな客と思われる男の人がかわりに乗ってきた。

a_DSC_0321_20121122165653.jpg

窓の外にはいつの間にか美しい山々が見えるようになっていた。
そういえば今乗ってきた男の人も登山の格好をしている。
そうしたら「四姑娘山」の看板発見!
そうかここが有名な四姑娘山なんだ。

a_DSC_0322_20121122165653.jpg

車はどんどん山を登っていく。
ところどころ道を雪が覆っている。

a_DSC_0323_20121122170124.jpg

a_DSC_0327_20121122170124.jpg

山が目の前に迫る。
薄く雪を被った姿が美しい。

a_DSC_0336_20121122170123.jpg

a_DSC_0352.jpg

a_DSC_0354_20121122170122.jpg

最高地点到達!標高は4,400mを超えていた。

a_DSC_0360_20121122170122.jpg

a_DSC_0363_20121122170422.jpg

a_DSC_0369.jpg

a_DSC_0376_2.jpg

バスよりも1人100元高かったけど
こんなきれいな景色を見ることができたから、かえって良かった。


美しい四姑娘山を降りると景色は一変。
4年前の四川大地震の爪痕がここにもまだ残っていた。
道路はまだまったく復旧されてなく大きな岩がごろごろ。
崩壊したままの建物も手つかず状態。
この調子だと元通りになるのにあと何年かかるのか。

a_DSC_0384_20121122170420.jpg

a_DSC_0388_20121122170420.jpg

a_DSC_0389.jpg


四姑娘山から乗ってきた中国人は英語が喋れて車の中で会話が弾んだ。
イクエと同い年のモー(莫)くん。じつは泌尿器科のドクターだった。
広東に奥様と息子さんを残し成都で単身中だそうで
今回休みが取れて四姑娘山に登山に行っていたそうだ。

彼から今夜成都でいっしょにご飯を食べようという嬉しいお誘いをもらった。
成都の火鍋をどうしても食べさせたいみたい。
無事に成都に到着してモーくんに店まで連れて行ってもらう。

a_P1010066.jpg

モーくん食事だけでなく、いいゲストハウスがあるからと電話で予約までしてくれた。

a_P1010069.jpg

バスに乗って火鍋屋まで来たけれどいっぱいで入れない。
残念ながら火鍋はパス。
別の店に歩いていく途中でモーくんが焼き鳥を買ってくれた。

a_P1010072.jpg

別の店で乾杯。外で。

a_DSC_0402_20121122170711.jpg

これ食べてみて!とモーくんがいたずらっ子の表情で何か注文した。
これなんだか分かるかな?

a_DSC_0397_20121122170712.jpg

a_DSC_0398.jpg

答えはウサギの頭!
成都はウサギ料理が有名なんだって。
頼んだはいいけどモーくん、自分はけっして食べなかった。

魚のグリルも美味しかった!
今夜はケンゾーとイクエだけだとありつくことができない料理を堪能。
なんと今夜の食事、モーくんが全部おごってくれた。
出会ったばかりなのにありがとう!

a_DSC_0401_20121122170711.jpg

偶然に偶然が重なって出会うことができたモーくん。
きょうはハプニングも含めて旅の醍醐味を満喫した1日だった。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊11日目 お城の家に住む民族

2012.11.24 21:14|東チベット☞EDIT
体重計に久しぶりにのったら2キロ痩せていたイクエです。

東チベットのダンゴ(炉霍)から成都方面へ戻るイクエとケンゾー。
さてどこを経由しようか。
長距離バスがつなぐロンダク(丹巴)へ行ってみよう!
ロンダク周辺は、美人が多いところとして有名らしい。
別名「美人谷」とも呼ばれている。
どんな美人に出会えるのか。とても楽しみ♡

ロンダク

バス停でバスを待っていると、同じバスに乗るという2人組と出会った♪
カップルかな。兄弟かな。
漢字を書きあって筆談する。

a_DSC_0142_20121120075239.jpg

2人は結婚して1年の新婚さんだった♡
奥さんの実家がここダンゴで、旦那さんの実家がこれから行くロンダクなんだって。

どちらもチベット族。
やはり地域が違っても、文化や宗教、言葉の壁がないチベット族同士が
結ばれやすいんだろうな。
でも、今はチベットの子どもたちは学校で中国語を教えられる。
しかもチベット地区に移住する漢民族も増えている。
将来はチベット族と漢民族の結婚が増えて
純粋なチベット人はいなくなるかもしれないな。

ロンダク出身の旦那さんに筆談で聞いた。
「美人多?」
そしたら旦那さん、こう書いて答えた。
「現在美人少」
若い美人の子は村を出て都会に働きに行って
村にはかつて美人だったかもしれないおばあちゃんしかいないみたい。
ざんねーん!

筆談で盛り上がっていたらおんぼろバスがやってきた。

a_DSC_0147_20121120075239.jpg

今まで乗ったバスのなかで一番ぼろい。
壊れた窓がテープで固定されている。

a_DSC_0160_20121120075238.jpg

バスの側面のトランクは閉まらないので後ろのトランクしか使えないんだけど
みんな荷物が多いからすぐにいっぱいになる。

a_DSC_0150.jpg

中国ではみんな尋常じゃないくらい大量の荷物を持っている。
出稼ぎに行くであろう人たちは布団や衣類を詰め込んだズタ袋を持っているし
他人からたくさんの荷物を預かっている人もいるみたい。
結局、乗客の大量の荷物は車内にあふれる。
運転席のまわりもこの通り。

a_DSC_0153_20121120075238.jpg

もちろん通路も荷物で埋めつくされるから
席に座るには荷物を踏んで行かないといけない。

a_DSC_0165_20121120075541.jpg

イクエとケンゾーの荷物も通路に置かれ
さらにその上に他の人の50キロくらいありそうなズタ袋を載せられる。

イクエとケンゾーの全財産が入ったバックパックなんです!
もっとみなさん大事に扱ってあげて〜!
ああー、踏まないで。そこのおっさん!!

と、心の中でいくら叫んだところでどうしようもない。



目的地まで、このおんぼろバスで運賃71元、6時間あまり。
チベット族の村々を通り抜けながら進んでいく。
こんな田舎のチベット族の村を見下ろす丘にも
こんな文字がでかでかと書かれている。
「中国共産党万歳」

a_DSC_0161_20121120075237.jpg 

ロンダクへの道は舗装されていて、廃車寸前バスだけど
スムーズに進むし、車窓の景色も楽しめる。
美しい草原や渓谷、神々しい雅拉雪山。
このルート、けっこうオススメです。

a_DSC_0198.jpg

a_DSC_0207_20121120075540.jpg

ロンダク周辺の村は『ナショナルジオグラフィック・チャイナ』で
「中国でもっとも美しい村」第一位に輝いたんだって。
窓から上を見上げると
「よくあんなとこに住んでるなあ」っていうくらいの
山の上のほうに家が建っている。
よく見ると、どの家もお城みたい。
(でも、この地区も九寨溝界隈のチベット族の村と同様
 どの家にも中国国旗が建てられていた・・・。
 そうさせられてるのかなあ。せっかくの景観なのにね。)

a_DSC_0292.jpg

a_DSC_0305_20121120080024.jpg

このあたりに住む人たちは「ギャロン・チベット族」。
独特の文化をもっていて
これまで見てきた家々とは違う。
その多くが石と木でつくられた3階建ての家。
1階部分で家畜を飼い、2、3階が居住スペース
一番上の階は壁がなくて、ベランダのようになっている。
こんなお城みたいな家、いいなあ〜。

a_DSC_0211_20121120075540.jpg

a_DSC_0301_20121120080024.jpg

夕方、ロンダクのバスターミナルに到着。
ここでもホテルの客引きのおばちゃんたちの攻撃にあう。
ホットシャワーもあるし、安いからと
ひとりのおばちゃんに連れられてホテルに向かう。

え!ここ??
ふつうの、というかけっこう古めかしいアパートなんだけど。

a_DSC_0226_20121120075850.jpg

ホテルと言うより、おばちゃんちだった!
おばちゃんが暮らしているアパートの部屋にベッドを置いて
客を泊められるようにしている。
ベッドが置いてある部屋が2部屋、そしてリビングルームにもベッド。
置けるだけベッドが置いてある感じ。
とりあえず、1泊60元だし部屋もきれいだし、まあいいか。

a_DSC_0221_20121120075539.jpg

いちおう、おばちゃんは他のちゃんとした宿と同様
イクエとケンゾーのパスポートをリビングのソファでチェックして紙に記入している。
あやしいけれど、違法でこの商売をやってるわけではなさそう。
部屋からの眺めもワイルドでなかなかよい!

a_DSC_0222_20121120075539.jpg 

さっそく、ロンダクの街に繰り出す。
美人はいるかな〜。

a_DSC_0242_20121120075849.jpg

残念ながら目を引くほどの美人にはなかなか出会えないけれど
街を歩く女の人たちの後ろ姿は美しい
刺繍の入った頭巾をかぶっている。

a_DSC_0230_20121120075849.jpg

a_DSC_0248_20121120075848.jpg

a_DSC_0243.jpg

a_DSC_0244.jpg

みんな長い髪を三つ編みにして、額の上に渡している。

a_DSC_0258.jpg

この頭巾を売っている店も多い。
デザインや色使いがちょっとずつ違って
みんないくつかもっていて、その日その日で変えているのかな。

a_DSC_0249_20121120080026.jpg

みんな女の人は髪を長くして、三つ編みしてると思ったら・・・。
三つ編みの付け毛が店頭に並んでいる!
地毛じゃなかったのねえー!

a_DSC_0250_20121120080026.jpg

いよいよ、この東チベットの旅も最後。
あした成都に戻る日だ。
所持金が少なくなったので、ATMで降ろすことにした。

この世界旅行、イクエとケンゾーは
日本から大金をもってきているのではなく
その都度その都度、ATMでおろしている。

これまで何度もおろしているのでATMの使い方はバッチリ
と思ったらなんか、おろせない!
たま〜に、日本のカードが使えないときがある。
このATMはダメか〜と思って取り消しボタンを押すんだけど
カードがでてこない!!!
機械にカードが吸い込まれた〜

命のカードが!

夕方だったけど、幸運にもATMのある銀行はまだ営業していた。
身振り手振りでカードが吸い取られたことを説明し
なんとか鍵をあけてもらって救出成功。ほっ。

所持金はほとんどないけど
あしたのバスのチケットは購入してるし
とりあえずきょうの宿代はおばちゃんにもう払ったし
あした成都にもどって、お金をおろそう。

所持金はゼロに近いから
きょうの夕食は安い食堂を探して
ひとり100円くらいのディナーにすることにしようっと。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊10日目 危うくむちうちに!

2012.11.23 21:20|東チベット☞EDIT
一言自己紹介を忘れてしまいました!
髪の襟足がくりんくりん、白髪も目立ちはじめたアラフォーケンゾーです。
読者の方から指摘していただいて慌てて追記しました。

想像を絶する美しさだったラルンガルゴンパ。
そろそろ成都に戻らなければ。

問題はどうやって帰るのか?
セルタ(色達)から成都への直行バスもあるけれどいったい何時間かかるんだ?
元気がありあまっている若者なら問題ないかもしれないけれど
なんたってふたりはアラフォーとアラサー夫婦。
とてもじゃないけどそんな過酷な移動には耐えられない。
時間に追われているわけでもないので成都まで刻んでいくことに。

せっかくなので行きとは違うルートを通りたい。
ここから東にあるマルカム(馬爾康)に行くことができれば
1泊して成都への直行バスに乗ることができる。
マルカムから成都は10時間、それくらいなら大丈夫だ。
ラルンガルからマルカム行きのワゴンは出てるかな?

夜明けのラルンガル。
この街に心の中で別れを告げながら、高台のホテルから下っていく。
それぞれの家では、朝食や暖をとるために薪が燃やされ
街は煙で包まれている。
僧侶たちの1日がまた始まる。

a_DSC_0062_20121120141314.jpg

ワゴンの溜まり場には数台の車がいたけれど全部セルタ行き。
「マルカム?」って聞いてまわっても「メイヨー(無し)」としか返ってこない。
ここで待っててもラチがあかないんでセルタまで戻ることにする。

セルタ行きのワゴン。
車内にはチベット人の青年がいて、中国語で話しかけてきて
お菓子をくれた。
自分たちは日本人でチベット語も中国語も喋られないんだと英語で返事をする。
そしたら
「オハヨウゴザイマス」
日本語が返ってきた!
日本語で自己紹介もしてくれたけど
あまりにも長くて難しかったので名前を覚えられなかった・・・。
この青年、「ナルト」が好きだ、みたいなことを言っている。
ナルトってマンガだよね?
たぶんマンガを読んでちょっとだけ日本語が喋られるんだ。
ワンピースなら話についていけるけど、残念。

彼は、鮮やかな組紐を2つ、プレゼントしてくれた!
身振り手振りで中国語で説明してくれたんだけど
なんとなく理解できた。
チベット仏教のお守りらしい。

a_DSC_0066_20121121203052.jpg

このお守り、チベット人が車のルームミラーなどに付けているのをよく目にする。
これからの旅をチベットの仏様が守ってくれるので心強い。
ありがとう!そして名前覚えられなくてごめんなさい!

a_DSC_0063_20121120141313.jpg

やさしいチベット青年とはセルタで別れ、ワゴン探し再開。
マルカン行きのワゴンが見つかった! ほっとひと安心。
車の中で他の乗客が来るのをしばらく待つ。
だけど集まらない。
このまま2人だけで出発するとチャーター料金になるけどいい?って言われた。
そんなにお金は払えない。
降りて別のワゴンを探しはするけれど、どうもマルカン行きは厳しそうだ。
「メイヨー」ばっかり。
しかたない、マルカムより距離は稼げないけどダンゴ(炉霍)にしよう。
成都にちょっとでも近づいていけばいいかな。

ダンゴ

ダンゴ行きの車はすぐに見つかった。1人100元。
しかもワゴンじゃなくて普通車でけっこうキレイだ。
中国のメーカーの車で「五菱」書いてある。
三菱の車並みとはいかなくとも
これは乗り心地もいいんじゃない?
トランクスペースはないのでバックパックはルーフの上に載っけられた。
あ~あ、バックパック埃まみれになるだろうな。
汚れるのは仕方ないけど、お願いだからちゃんと縛って落っことさないでよ!

a_DSC_0070_20121120141313.jpg

ふたりの淡い期待は走りはじめてすぐに打ち砕かれた!
この「MITSUBISHI」ならぬ「ITSUBISHI」の車。
乗り心地がいいどころか史上最低の酷さ。
いままで乗ってきたおんぼろワゴンが高級車に思えるほど酷すぎる。
お尻が何度も浮き上がってシートに叩きつけられる。
やばい、ダンゴに着く頃には尻が壊れる!
つねに腹筋に力を入れていないと振動でウゲーッってなる。
さすがに寝られるような状況じゃない。

でも心配しないといけないのはお尻じゃなくて頭だった。
とうとう体がジャンプして天井に頭を打ちつけだしたよ!
勘弁してくれ~、頭と首が壊れる!
窓の外の景色は最高なんだけどとても楽しむような状況じゃない。

a_DSC_0074_20121120141312.jpg

a_DSC_0076_20121120141312.jpg

イクエは「これで簡易ヘルメットになる」と言って
帽子の中に手袋を入れて頭を防御。
ちょっとはいいみたい。ケンゾーも真似をする。
路面が波打っているアスファルト道路になったら車内はトランポリン状態に。
イクエさらに頭からダウンジャケットをすっぽり被る。ケンゾーも真似をする。

天井に頭を打ちつけること9回、イクエと頭をぶつけること1回。
ヘロヘロ状態でダンゴに降ろされた、しかもちょい町外れで。
今までで一番最低な移動だった。バックパックももちろん埃で真っ白やし。

お湯が出ないシャワーとトイレ付き、ダブルで60元の宿にチェックイン。

a_DSC_0136.jpg

a_P1010052.jpg

腹ごしらえをして、バスターミナルへ。
ガンゼ発ロンダク(丹巴)行きのバスが朝9時にある。
チケットは朝から売り出すから8時40分に来なさいと係に言われた。
ダンゴ発じゃないから早いもん勝ちだな。
明日はちょっと早めにここに来よう。

ここダンゴにも丘の上にゴンパがあった。
時間もあるので行ってみることに。

a_DSC_0137.jpg

ゴンパへと続く坂道には階段があって大きなマニ車が。
その数45。
地元のチベタンに混ざって回しながら丘の上へ。

a_DSC_0105_20121121202705.jpg

上った先には立派なゴンパがあった。
建物の配色がラサのポタラに似ている。

ここからはダンゴの街がぜんぶ見渡せる。

a_DSC_0130_20121121202705.jpg

a_DSC_0114_20121121203054.jpg

このゴンパはとっても活気があって賑やかだ。
若い修行僧がみんな元気。

a_DSC_0135.jpg

グループに分かれておこなう例の問答?も、めっちゃアクティブ!
手を打つアクションが大きくて、どうだ!っていうようなドヤ顔も決まってる。

a_DSC_0126_20121121203053.jpg

a_DSC_0122.jpg

しばらくするとデカい望遠レンズを持った中国人のカメラ集団が
車でやって来てバシバシ写真を取り出した。
でも坊さんたちは気にするふうでもなくそのまま問答を続けている。
このゴンパは観光客ウェルカムでよくある光景なのかな。

あしたはロンダクへの移動。成都は遠いなあ。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット(中国四川省) ずっと残っていてほしい

2012.11.22 21:33|世界の絶景☞EDIT
久しぶりに体重計に乗ったケンゾーです。
体重増えてなかったのでひと安心。

ケンゾーがアジアで一番行きたかったラルンガルゴンパ。
言葉にできないほどの景色、生活すべてを捧げて修行に励む僧侶。
夢の中にいるような現実離れした2日間だった。
そんなラルンガルゴンパの絶景をどうぞ。
ラルンガルゴンパの詳細はこちら

a_DSC_0911_20121119090843.jpg

a_DSC_0896_20121119090844.jpg

a_DSC_1039.jpg

ゴンパ(寺)の中は僧侶であふれている。
およそ1万人の僧侶が住んでいるラルンガル。
外からも毎日多数の僧侶やチベット人が訪れる。

a_DSC_0824_20121119090724.jpg

a_DSC_0982_20121119091127.jpg

斜面を埋め尽くす家々。
カラフルな窓がモザイク画を描いている。

a_DSC_1127_20121119091225.jpg

a_DSC_0747_20121119090353.jpg

a_DSC_1033_20121119091125.jpg

タルチョがはためく山の上へ。
またチャンスがあるとしたらぜったいに新緑の季節に来たい。
緑で色づいた山とのコントラストが素晴らしいだろうな。

a_DSC_0923_20121119091002.jpg

a_DSC_0932.jpg

標高およそ4,000m。雪化粧した山が見える。
山々に囲まれた窪地に、まるで秘密都市のように街が広がっている。

a_DSC_0927_20121119091001.jpg

ラルンガルは僧侶の修行の場であるとともに生活の場でもある。

a_DSC_0839.jpg

a_DSC_0736_20121119090354.jpg

a_DSC_0781_20121119090546.jpg

チベット人にとって仏教=日々の生活。
自分に都合のいい時にだけ信仰心を出すケンゾーにとって
彼らはあまりにも眩しすぎる。

a_DSC_0822_20121119090724.jpg

a_DSC_1054_20121120081742.jpg

ゴンパに人が絶えることはない。
一心に時計回りに歩いてコルラ(巡礼)している。

a_DSC_0859_20121119090722.jpg

a_DSC_1051.jpg

太陽の移動とともに表情を変えるラルンガル。
刻一刻と色が変化する空、雲、山、家、そしてゴンパ。

a_DSC_0610_20121120081743.jpg

a_DSC_0990_20121119091126.jpg

a_DSC_1152.jpg

a_DSC_1142_20121120081741.jpg

a_DSC_1132.jpg

a_DSC_1145.jpg


今日もそれぞれの悟りを求めてチベット人はラルンガルへ。
5年後も10年後も未来にわたってこの風景が残っていきますように。
彼らの信じる心が踏みにじられませんように。

a_DSC_1049.jpg

絶景を動画でもどうぞ。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊9日目 絶景の聖地に泊まる

2012.11.21 20:41|東チベット☞EDIT
裁判で弁護士を取材するという前職の夢を久しぶりに見たイクエです。

東チベット周遊のハイライト、ラルンガルゴンパ。
せっかくここまで公安にビビりながらもたどり着いたので3日間過ごすことにした。

ラルンガルゴンパ

ラルンガルゴンパは僧の修行の場所でもあるので
部外者は車で20分くらいのセルタ(色達)に宿をとるのが一般的。
だけど、このラルンガルゴンパにホテルがあることを発見した。
高台の一番眺めがよくて、メリーゴーラウンドのようなゴンパの隣。
3階建ての立派な建物。
絶対ここに一泊したい!!

a_DSC_1120_20121118115427.jpg

重い荷物を背負って高台をのぼれるか心配だったけど
「ここに泊まれる♡」と思うと、がんばれる。

a_DSC_1007.jpg 

フロントのスタッフは尼さんだった。
シーズンオフだからかすこし安くしてくれて1泊ツインで120元。
ちなみにホテルは入口が2つあってそこにもフロントがある。
もうひとつのフロントは、3人部屋とドミトリー(たぶん4人部屋)対応。
ドミトリーは35元でリーズナブル。一人旅の人にもおすすめです♪
地方から来ているであろう10代の尼さんたちが楽しそうに泊まっていた。

料金はそんなに高くないのに、部屋は広くてとてもきれい。

a_DSC_1011_20121118110834.jpg 

部屋には仏教の本が置いてある。

a_DSC_0020_20121118123511.jpg

フロントの尼さんに「ノーウォーターだけどOK?」って聞かれた。
てっきりシャワーが部屋にないのかと思ったんだけど
部屋にバスルームはある。
言葉通り水がでないのだった。
でも、しょうがないよね。
こんな辺ぴな場所で、まして丘の上。
上下水道や排水設備はあるものの、不安定なのは当然だ。
トイレに行きたいときは
ホテルを出て、地元の人たちが使う公衆トイレに行く。

a_P1010020.jpg 

ここのトイレは水洗じゃないので、水が出なくても心配ない。

a_P1010019.jpg 

近くにはみんなが使う井戸があって
ホテルの廊下には大きなバケツに水が汲まれている。
使いたいけど、寒くて凍ってる!

a_P1010023.jpg 

不便はあるけど、窓からこんな景色が見られるから
苦にはならない。

a_DSC_0022_20121118123510.jpg 

イクエとケンゾーは、リタン(理塘)でも鳥葬を見たけれど
ここでも鳥葬を毎日やっていると聞いてもう一度見に行くことにした。
亡くなった人の遺体をハゲワシに食べさせて葬るという儀式。
あまり人の目につかない場所でおこなわれるから、場所を探すのは大変。
けれど、またも空を見ながらハゲワシの飛んでいく方向に歩いていくことにした。

a_DSC_1076_20121118113104.jpg

丘を登ったり下ったりしながら1時間くらい歩いていると
ハゲワシが旋回しはじめた。
その下に、鳥葬の場所はあった。

a_DSC_1077_20121118113521.jpg 

リタンの鳥葬場は、何もないただの原っぱだったけど
ここは「鳥葬施設」といった感じ。
いろんなものが建立されている。

a_DSC_1097_20121118113103.jpg

正直、あまり厳かな雰囲気はしない。

a_DSC_1100_20121118113103.jpg 

a_DSC_1098.jpg 

リタンでは、鳥葬を見にくる旅行者はいなかったけれど
ここには観光客の中国人が何人か来ていた。
そしてちゃんとロープが引かれて見物場所が指定されている。
(鳥葬場には写真撮影禁止の掲示板もあったので
 遠いところから撮った写真を載せます。)

a_DSC_1080_20121118113521.jpg 

鳥葬の仕方はリタンで見たものと違っていた。

リタンでは、一体ずつ時間をかけて鳥葬していた。
まず一人の遺体を原っぱに横たえて、鳥葬人が髪の毛を剃り
遺体に切れ目をいれて、ハゲワシに食べさせる。
5分くらいで、鳥葬人がいったんハゲワシを追いやる。
このとき遺体はまだ骨だけにはなっていない。
あえて、肉を少し残した状態でハゲワシを追いやっているようだった。
骨もハゲワシが食べやすいように、斧で丁寧にたたき
粉々になった骨を残った肉と混ぜて、ハゲワシに食べさせる。
そうして、何も残らない。
鳥葬人が30分くらい休憩をとると
また次の遺体が原っぱに横たえられて同じ作業が始まる。
一体一体、斧で砕く場所を変えていた。
亡くなったあとも一人一人を尊重しているように思えた。

リタンで鳥葬を見たときは自分もこんなふうにやってもらうのも
いいかもしれないなあって思った。
鳥葬のプロの人が丁寧に淡々と、最後まで面倒を見てくれる。

でも、ここの鳥葬の印象はかなり違った。
イクエとケンゾーが見たときは
10体ぐらいの遺体がいっぺんに原っぱに置かれた。
ハゲワシが遺体に飛びかかるんだけど
遺体の数が多いので、ハゲワシもすべての遺体をすぐには食べない。
遺体は時間が経ってもなかなか骨にはならず
ほとんどそのままの状態で、ハゲワシに転がされ、もてあそばれるような感じになる。
遺体には泥がつき、肉体が茶色く染まる。
誰が誰の遺体なのか、もはやわからなくなる。
そうこうしている間に、死臭も漂ってくる。
地元の人たちも顔をしかめて、鼻をおさえている。
数十分経ってもなかなか骨にはならない。
鳥葬人は遺体がほとんど肉が残らない状態になるまで待ち
そして骨を斧で砕いて、投げる。

こちらの鳥葬のほうが荒っぽい。
リタンの鳥葬が「儀式」ならラルンガルの鳥葬は「処理」。
どちらも亡くなったら、鳥に食べさせて天に送るという意味で
おこなわれる神聖な鳥葬なんだけど、こうも印象が違うんだな。

ここの鳥葬場には、遺体を入れてきたであろう棺が
無造作に転がっていた。

a_DSC_1103.jpg

鳥葬には修行中の若い尼さんたちも訪れて、お経を唱えていた。
そして鳥葬が終わらないうちに、ラルガルゴンパのほうへみんなで歩いて帰っていた。

a_DSC_1079.jpg

ラルンガルに、何人の僧がいるのかはわからない。
けれど1万人以上の人たちがここで暮らしているのではないかなと思う。

a_DSC_1137_20121118123510.jpg 

ひとつの街が形成されている。
八百屋さんも大盛況。

a_DSC_1028_20121118111609.jpg

スーパーでは電化製品も売れている。

a_DSC_1173_20121118111611.jpg 

湯気が出ている大きな釜。
おかゆのようなものを炊いて、みんなで食べていた。

a_DSC_0836.jpg 

a_P1010028.jpg 

この日は、尼さんたちにとって「教科書」とも言える仏典が
「学校(寺)」から配布された日のようだった。
みんな大きな荷物を抱えて家路についていた。

a_DSC_1165_20121118111610.jpg 

a_DSC_1169.jpg 

日本だと恋愛やファッションに興味がある年代の女の子たち。
ここでは、頭をまるめて同じ袈裟を着て、家でもお経を熱心に唱えるんだろうな。

a_DSC_0001_20121118112720.jpg 

斜面を埋め尽くすように家が建ち並ぶラルンガル。
電線もあるんだけれど、たぶん電力も不安定なんだと思う。
太陽の光を集めて、その熱でヤカンや鍋をあたためて料理している。

a_DSC_0846_20121118122642.jpg 

ソーラーパネルがある家も多い。

a_DSC_1035_20121118111610.jpg 

中国政府の弾圧に屈せず
街はどんどん広がっている。
いたる所で、新たな家が建てられていた。

a_DSC_1146_20121118122642.jpg 

a_DSC_1060.jpg

a_DSC_1148_2.jpg 

このまま街は増殖していくのかな。
それとも、また中国政府が立ち退きを求め、強制撤去をするのかな。
10年後はこの景色はどうなっているんだろうね。
この息をのむような風景が残っていてほしいけど、それは誰にもわからない。

a_DSC_0748_20121118122641.jpg 

おもちゃ箱をひっくり返したような街に夜が訪れた。
ガラス張りのお堂の中にはたくさんのろうそく。

a_DSC_0033_20121118112720.jpg 

中に入ると、とってもあたたかい。
小さなろうそくの灯火も、集まればこんなにあたたかいんだ。

a_DSC_0032.jpg 

夜の雰囲気もすてきだね。
と、思ったらギラギラ光るものが目に入った。

a_P1010036.jpg 

ゴンパにド派手なイルミネーション!
まわりの雰囲気には溶け込まない、この派手すぎるイルミネーションは
中国だけじゃなく、チベット人も好きなのか・・・。

a_DSC_0026_20121118112721.jpg 



やっぱり、こんな場所にはオリオン座が一番似合う。

a_DSC_0055_2.jpg 

ラルンガルゴンパの絶景写真集はこちら!
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊8日目 テレビでは放送できない絶景

2012.11.20 21:10|東チベット☞EDIT
毎日4杯くらい飲まないと気がすまなかったブラックコーヒーを
旅行中は断っているイクエです。

いよいよ、この東チベットのハイライト、そしてケンゾーがこの世界一周旅行で
もっとも訪れたいところベスト3に入る「ラルンガルゴンパ」へ行く日だ。

ラルンガルゴンパ

ここまでなんとか公安の網の目をかいくぐってきた。
あとは乗合いワゴンにのって20キロ先の目的地へ行くだけ。
乗合いワゴンの発着地には、きのうは武装警察がいたんだけど
いまは朝の8時前。
幸運にも警察官はまだ配備されていない。

a_DSC_0567_20121118081744.jpg

チベタンといっしょにワゴンに乗り込むことができた。
運賃は6元。
ラルンガルゴンパはいまから30年くらい前にチベット人に
とても人気がある高僧がお寺を建てた場所。
その高僧の教えを受けたいとたくさんの人たちが集まって
街ができたんだって。
2001年にはここで1万人くらいの僧が生活するようになったけど
チベット人や仏教徒の反乱を恐れた中国政府が
僧たちを追い出したり、建物を強制撤去したりした。
そんな締め付けにも屈せず、今でも多くの僧たちが住んでいる聖域だ。

この門をくぐれば、そこからはラルンガル。
もうすぐ、憧れていたあの光景に出会える。

a_DSC_0583.jpg

車窓から見えてきた、家、家、家。
チベット仏教を信仰する人たちがここに集まり
斜面に縫うように家を建てている。
見渡す限り、びっしり。

a_DSC_0598_20121118081743.jpg 

「なんだろう! ここは!!!」
見たこともないこの風景。
目の前にしても、現実感がわかない。

a_DSC_0604.jpg 

「絶景」とも呼べるこの風景。
けれど、日本のテレビ番組では見たことがない。
ここは明らかに中国とは様子が違う、別の国みたいだけれど中国の領地。
中国で取材をするには、中国政府の許可がいる。
チベット仏教が広まるのを恐れ、チベット人の言い分に耳を傾けない政府は
きっと外国メディアにここを取材させないはずだ。

a_DSC_0773.jpg 

大きな建物が2つあって、僧たちが集まっている。
ひとつには尼さんばかりがいるから
きっと男子校と女子校みたいにわかれていてそれぞれ修行しているんだろうな。

a_DSC_0703_20121118115905.jpg 

a_DSC_0834_20121118104519.jpg 

これまでの東チベットの他の街では道行く人に「タシデレ〜(こんにちは)」というと
笑顔で「タシデレ」って返ってきた。
けれど、中国政府からの締め付けを受けているここラルンガルの人たち。
「日本人を漢民族と勘違いして、警戒されるよ。怪訝な目でみられるよ。」
ここを訪れた人からそう聞いていた。

中国人のふりをして公安のチェックを免れてここまでたどり着いたイクエとケンゾー。
けれど、今度は「中国人じゃありませんよ。」とアピールしなきゃいけない。

イクエとケンゾーは話し合った。

服に「JAPAN」とか日の丸の絵をかいてみようか。
でも、公安に遭遇したらやっかいだね。
サッカー日本代表のユニフォーム着てみようか。
お坊さんたち、サッカーとか見るかな。知ってるかな。

で、たどりついたのが
「とにかく、なんでもいいから中国人には見えないようにしよう。」

持っている服でコーディネート。
イクエのファッションは、こちら。
頭に被っているのは、帽子でもスカーフでもなく、バッグ。

a_DSC_0633_20121118082044.jpg 

ナニジン??
でも色がお坊さんたちの袈裟の色と似ていて、けっこう同化できている。

a_DSC_1020_20121118115904.jpg

ケンゾーはこちら。
ズボンを重ね着。

a_DSC_0631.jpg 

すれ違うたびに、お坊さんやチベットのおばあちゃんたちが
ケンゾーの足を凝視していた。
かなり怪しいけど、中国人(といってもここを訪れる漢民族はとても少なかった)から
" It' cool !! "  と笑われながらすれ違いざまに英語で言われたので
少なくとも中国人からは「中国人」と見られなかったかな。

この変装が功を奏したのかわからないけど
けっこう笑顔で「タシデレー」と言われることも多かった。
でもたまに「タシデレ」とあいさつしても「ニーハオ」って返される。
そのときは「ハロー」とか「グッドモーニング」と言って
中国人でないことをアピール。

ラルンガルはひとつの街のようになっていて
お店や銀行、食堂もある。
お昼を食べようと食堂に入ったらお坊さんたちでいっぱいだった。
出てくるメニューも中華料理とは違う。

カレー味のふかし芋。
スパイシーでおいしい♡

a_DSC_0787.jpg 

肉まんと思って注文したら、中身はジャガイモだったー!
お坊さんたちはあまり肉を食べたがらないのかな。

a_DSC_0791.jpg 

高台にはメリーゴーラウンドのようなものが見える。
そして、たくさんの人たちがそこをぐるぐるまわっている。

a_DSC_0774.jpg 

よし、行ってみよう!
でも丘の斜面には家が建ち並び、迷路のようになっている。
迷いながら進んでいたら、通りがかった若い尼さんが「ついておいで」と
案内してくれた♪

a_DSC_0843_20121118114924.jpg 

到着!
「ありがとう」って言って握手したら
尼さんはちょっと照れて自分の家に戻っていった。

たくさんの人たちが時計回りにぐるぐる歩いて巡礼している。

a_DSC_0863_20121118105110.jpg 

五体投地(両手両足、額を地面につけておこなう礼拝)する人たちもいる。

a_DSC_0854.jpg 

小さな子どもも親と一緒に何度も拝んでいる。

a_DSC_0883.jpg 

ここ、ラルンガルは下界を遮断するように山々に囲まれていて
外からだとここにこんな街があるなんて気づかない。

丘に登って、上からこの街並みを見てみたい。
空に上っていくように、一歩一歩頂上を目指す。

a_DSC_0937_20121118105109.jpg 

やっとたどり着いた頂上。
そこに待っていたのは、もちろん絶景。

a_DSC_0922.jpg 

a_DSC_0894_2.jpg

丘の上にはタルチョ(お経が書かれた旗)がはためく。
タルチョには5色あって
青は「天」白は「風」赤は「火」緑は「水」黄は「地」を意味している。
タルチョでできた塔を見ていると
なんか風にのって宇宙まで飛んでいきそうな錯覚を覚える。

a_DSC_0948.jpg 

去年1年間、被災地の福島や岩手でボランティアをしていたケンゾー。
陸前高田にいたときから、腕につけていた
「浜のミサンガ(被災者たちが漁網でつくったもの)」がちょうど切れていた。

東北の復興もお願いします。
願いをこめて結びつける。

a_DSC_0956_20121118105544.jpg 

a_DSC_0960.jpg 

どの国の人たちもどの地域の人たちも

みんなが幸せでありますように。

笑顔で暮らしていけますように。


ラルンガルゴンパの絶景写真集はこちら!

【旅 info.】
  ラルンガルゴンパa_DSC_1033_20121119120840.jpg
色達の広場前から乗合いワゴンで片道6元、約20分。
午前中に頻発。人数が揃うまで多少待つことも。
「ラルンガル」と言うとゴンパのど真ん中で降ろしてくれる。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊7日目 なんでこの照明?

2012.11.19 21:21|東チベット☞EDIT
なんだか目尻のシワがどんどん増えていっているケンゾーです。

今日はガンゼからセルタへの移動日。

セルタ

セルタはこの東チベット周遊の最終目的地ラルンガルゴンパの最寄りの街。
今日も公安のチェックが途中であるだろうから
なるべく目立たないワゴン車の後部席をゲットせねば。
7時出発だったけれど6時半過ぎには乗合いワゴンのたまり場へ。

a_DSC_0450.jpg

きのう話をつけた客引きの兄ちゃんが見当たらない。
まだ暗いなか兄ちゃんを探すんだけどみんな同じような顔をしていてよく分かんない。
やっときのう兄ちゃんの横にいた男を見つけた。
「セタ(セルタ)?」と聞くと「セタ、セタ」と返ってきた。
よかった、とりあえずホッとする。
でも車のところまで行くとドライバーは別の人だった。
けっきょくきのうの兄ちゃんはいないようだ。
大丈夫かな?ちゃんと55元で行ってくれるかな?
ひょっとしたら降りる時に揉めるかもしれないけど、まいっか。
とりあえずセルタにさえ行ければどうにでもなる。

待っていると大っきな荷物を持った3人家族がやって来た。
やっぱり今日もギュウギュウ詰めかな、と思ったらすぐに出発。
ははーん、途中で客を拾っていくパターンだな。
でもしばらくはベンチシートの後部席にまさかのケンゾーとイクエ2人座りで快適だ!

車は標高3,400mからどんどん上っていく。
1時間くらいで夜が明けてきた。
富士山よりも高いところから見るご来光。
美しい!
窓が汚いのが残念だけど素晴らしい夜明けだ。
この画像で伝わるかな?

a_DSC_0452.jpg

a_DSC_0457_20121118080410.jpg

出発から2時間後峠の頂上に到達、標高は4,500mを超えていた。

a_DSC_0497_20121118080533.jpg

a_DSC_0472.jpg

山を下っていくと立派なゴンパが見えてきた。
今まで見たゴンパよりも規模が大きくて存在感がある。
ここは中国じゃなくてチベットに来たんだと感じさせられる。

a_DSC_0509.jpg

a_DSC_0512.jpg

なかなか乗ってくる客いないなあと思っていたらセルタに着いちゃった!
出発から5時間、12時ちょい前に到着。
支払いもまったく問題なくきっちり1人55元。
公安のチェックは1回もないし、座席も広く使えたし、料金も安かったし
こんなに快適な移動ははじめてだ。

セルタの第一印象は「のんびりした街だなあ」。
ラルンガルゴンパが近くて坊さんだらけだと聞いていたし
ガンゼみたいに物々しいのかなと思ったらぜんぜん違った。
警察の人数も少ないし、武装警察はいるけれど
街の中心にある立派なホテルの前にしかいない。

a_DSC_0524_20121118080854.jpg

a_DSC_0525.jpg

いまでさえこんなゆる~い感じだとしたら(共産党大会まっただ中)
ふだんは武装警察もほとんどいないんじゃないかな。
ここまできたら中国政府の影響力は少なく
「チベットの街」なのかもしれない。
漢民族はほとんどいなくて歩いているのはお坊さんか民族衣装の人たちだから
ケンゾーとイクエはちょっと目立つ。

a_DSC_0527_20121118081247.jpg

a_DSC_0546.jpg

若いお坊さんたちが楽しそうに射的で遊んでいた。
毎日修行に励んでいるお坊さんでも、中身は少年なんだなと
ちょっとほっとした。

a_DSC_0544_20121118081246.jpg

a_DSC_0545.jpg

街の食堂の雰囲気がいままでとすこし違った。
張り紙にはモスクやアラビア文字、さらには飲酒禁止とも書かれている。
たぶんウイグル族がやっている店なんだと思う。
けっこう北上してきたので街にはウイグル族の人たちもいるようだ。

a_DSC_0552_20121118094826.jpg

メニューも汁のない麺ものが多い。
新疆拌面というウイグルメニューを頼んでみた。

a_DSC_0553_20121118094825.jpg

a_DSC_0563_20121118094825.jpg

麺と具が別々の皿で出てきた。
パスタみたいな感じかな。麺がちょっと粉っぽかったけれど。

店にいた人たちはケンゾーたちのことを中国人と思っていたのか
はじめはちょっとよそよそしかったけれど、日本人だと分かると態度が急変。
みんな笑顔でたくさん話しかけてきた(ぜんぜん分かんないけど)。

店の男の子がケンゾーたちと遊びたいのか
スイカ柄のボールを何度も投げてくる。
最後はお父さんに「あっち行ってなさい!」って怒られたけど。

a_DSC_0554_20121118100846.jpg

a_DSC_0561_20121118094824.jpg

宿はトイレ・シャワー共同のツインで80元。

a_DSC_0515.jpg

a_DSC_0513.jpg

夜、広場のまわりがやけに明るいなと思っていたら
昼間武装警察が警備していたホテルのネオンだった。
街中が暗い中ここだけパチンコ店みたいな照明。
このホテルは中国国旗が建てられていて
政府の要人や中国人が利用する中国資本のホテルだと思う。
はっきりいって趣味が悪い。
こんなのどかな街にギラギラのネオンは似つかわしくない。

a_DSC_0551_20121118083452.jpg

いよいよ明日から東チベットのハイライト「ラルンガルゴンパ」だ。
楽しみで楽しみでしかたがない。
天気が良ければいいな。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊6日目 あやしいネットカフェ

2012.11.18 21:03|東チベット☞EDIT
最近、化粧しないため鏡で自分の顔を見ていないイクエです。

ガンゼ

見切り発車で来た今回の東チベット。
ここ、ガンゼ(甘孜)も含めてガイドブックには情報が載っていない。
とりあえずインターネットで情報収集したいけど
ネットが使える宿がなかなか見つからない。

ヒロくんの情報によれば、この地に来た人たちがネットで情報収集できないように
ホテルではネットのサービスを提供しちゃいけないと政府から言われているらしい。

でもヒロくんは言った。
「見つけましたよ。ネットできるところ。かなり怪しいですけど。」

それがこちら。

a_DSC_0442_20121117172958.jpg

若いお兄ちゃんがやっているアイスクリーム屋さん。
アイスの他に、ジュースや紅茶も注文できる。
ここの兄ちゃんに「WiFi」と書いた紙を渡すと
店を出て、隣のスナックみたいなところに連れて行ってくれる。
上のほうはシャッターが下ろされている。
隣は政府系の施設?

a_DSC_0441_20121117173042.jpg

兄ちゃんのアイスクリーム屋で注文したものが
わざわざここに運ばれてくる。
そしてWiFiのパスワードを教えてくれる。
それぞれの席はカーテンで仕切られていて、
席に座ったとたん、シャーってカーテンを閉じられた。
他の客が何をしているかはわからない。

a_DSC_0437_20121117173124.jpg

ヒロくんは賭博場じゃないかと言っていた。
会計のときは場所代が7元とられた。

このいかにも怪しいネットカフェもなかなかいいけど
イクエとケンゾーはもっといい場所を見つけた。
電気屋さん!

カメラやパソコンを売ってるんだけど
店の傍らにテーブルが置いてあって、客がインターネットをしている。
1分いくらで使わせてもらえるか店の人に聞こうと
電卓を渡したら、いきなりパスワードの数字を打ち込んでくれた♡
どうやら他の人たちも無料で使ってるみたいだ。

そして、気づいた!
この店の2階にホテルが入っているじゃないか。
シャワーはないけど部屋はきれいだし
ツインの部屋で60元と安いので
さっそくきのう泊まった宿からこちらに移動。

a_DSC_0445.jpg

全部の部屋でWiFiが使えるわけではない。
最初に案内された部屋は電気屋から10mくらい離れていたので
電気屋の真上の部屋にかえてもらった。
ホテルの人は不思議そうにしていたけど。

窓からは電気屋の看板が見える。

a_DSC_0318_20121117173320.jpg

そして川沿いには出店が並び
地元の人たちが品定めしながら買い物を楽しんでいる様子を見ることができる。
上から眺めていて気づいた。
女性のヘアスタイルがとてもおしゃれ

a_DSC_0327.jpg

細く三つ編みを結って、トルコ石など鮮やかな石で飾っている。
みんな髪の毛は長いけれど、ヘアアレンジはみんな違う。

a_DSC_0305.jpg

a_DSC_0443.jpg

チベット族といっても、それぞれ種族が違うようで
帽子を被っている人たちもいる。

a_DSC_0313_20121117165547.jpg

a_DSC_0330.jpg

ヘアスタイルだけじゃない。
チベットの人たちの美的センスは建造物からもうかがうことができる。

a_DSC_0347.jpg

窓枠の上にほどこされている絵。
凛々しいはずの動物もチベット人の手にかかれば
こんなにチャーミング。

a_DSC_0336_20121117170704.jpg

a_DSC_0340.jpg

こんな色使いはなかなかできない。
彩りだけではない。
軒下や窓のふちにも細工がしてある。
透かし模様の影ができている。

a_DSC_0342_20121117171745.jpg

鉄の扉にもいろんな模様がある。
きっと家の守り神や縁起がいい動物など
それぞれに意味があるんだろうな。

a_DSC_0337_20121117172005.jpg

a_DSC_0348_20121117172118.jpg

ありえない電線も、なぜか芸術的に見える。

a_DSC_0339_20121117172239.jpg

こんな芸術的な建物は、こんな原始的な方法でつくられている。

a_DSC_0344_20121117172901.jpg

ガンゼの高台には立派なゴンパ(寺)がそびえている。
その下には斜面を縫うように家々が立ち並ぶ。

a_DSC_0435_20121117175628.jpg

標高は3400mを越えている。
酸素が薄いのでゆっくりゆっくり歩いて行く。
すると、子どもたちの集団を発見

a_DSC_0367_20121117172452.jpg

駄菓子屋だ。 
おい、そこの子! 足、浮いてるよー。

a_DSC_0354_20121117172550.jpg

子どもたちが窓から手を伸ばして、争奪していたものがあった。
ん? この絵には見覚えがあるぞ。

a_DSC_0358_20121117172642.jpg

ドラゴンボールのキャラクターのメンコ。
こんな東チベットでも人気を集めるなんて
すごいね、日本のアニメ。

a_DSC_0360_20121117172811.jpg

斜面に建つ家々にはお坊さんが住んでいるみたい。
迷路のようになっている家の間の路地を抜ける。

a_DSC_0407_20121117175140.jpg

a_DSC_0393_20121117175140.jpg

階段をのぼり、息があがりながらゴンパに到着。
遠くに雪化粧した山脈が見える。

a_DSC_0415_20121117174747.jpg

チベットの人たちが住む場所は標高3000mを超すところがほとんど。
酸素濃度は、低地に比べて6割から7割くらいしかない。
寒さも厳しい。
高い山々に囲まれていて、移動するのも大変だ。
こんな過酷な場所だからこそ、人々は強い信仰心をもって生活してるのだろう。

a_DSC_0430_20121117175800.jpg

そしてこの過酷な環境が、他の民族にこの地に住むことをためらわせてきた。
だからこそ、チベット文化やチベット仏教が守られてきたのかもしれない。

a_DSC_0411_20121117173403.jpg

でも、5年後、10年後はどうだろう。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊5日目 ここは戦場なんかじゃない!

2012.11.17 23:36|東チベット☞EDIT
体重計にのってないので、自分の体重がどのくらいか予想がつかないイクエです。

2泊したリタン(理塘)を出発し、ガンゼ(甘孜)へと向かう日。
これまでいっしょだったヒロくんは、中国ビザの期限が迫っているので
イクエたちよりも駆け足で東チベットをまわるため、ひとあし先に朝5時に出発。

ガンゼ

イクエとケンゾーは朝6時半に乗合いワゴンの場所に向かった。
空気は冷たく、あたりはまだ暗い。

空が近いリタンの街。
夜の星もきれいだったけど
月が残り、朝焼けを迎えようとしているこの瞬間も美しい。

a_DSC_0183_20121117073706.jpg

8時出発のワゴンをつかまえることができた。ひとり110元。
食堂でおかゆと肉まんの朝食をとって、集合場所へ。
軽ワゴンにドライバーと7人の客が乗り込んでちょっと窮屈。

a_DSC_0192_20121117150517.jpg

助手席にはお坊さん、後部座席には夫婦と女性
一番後ろにはイクエとケンゾーと男性。
もちろん私たち2人以外はみんなチベット人。

みんな不思議そうにイクエたちを見る。
とりあえず「タシデレ(こんにちは)」とあいさつ。
すると顔が緩み、笑顔で「タシデレ」と返ってくる。

中国では店の人でも客に笑顔を向けることは少ない。
いつも、つっけんどんでそれが普通なんだけど
日本人の愛想笑いの習慣が身に付いているイクエにとっては
笑顔がなく、厳しい顔をされるたびにギクっとする。
(その分、笑顔を見せてくれる中国人に出会うと
それだけで「うわあ、感じいい!やさしい人だなあ」と感動する。)

日本人は、気まずいときに笑顔で取り繕ったり
愛想笑いでごまかしたりするのを批判されるときもあるけど
やっぱり笑顔はいい。理由はどうあれ、空気がフッと緩むもん。

チベット人も笑顔が上手。
ケンゾーの隣に座っていた兄さん。
笑顔で「自分を撮って」と言ってきた。

a_DSC_0197.jpg

7人と荷物を載せた古い軽ワゴンは
自転車よりも遅いスピードで山道をのぼる。
でも、徐々にスピードをあげてきた。
揺れも激しくて何度か頭を壁にぶつけるも、順調に進んでいく。
「調子いいねぇ。3時くらいには着くかも。」
そう思っていたら、突然ストップ。

a_DSC_0203.jpg

工事でもしてるのかな。それとも事故?
ケンゾーやおばちゃん、ドライバーが車から降りて様子を見に行った。
そしたら、急におばちゃんが「うわあああ」というリアクションをして
大きく腕をまわして、ケンゾーたちに早く車に戻れと叫び始めた。
渋滞に巻き込まれたほかの車の人たちも外に出ていたんだけど
足が悪そうなおばあちゃんたちも、駆け足で逃げている。
何? 何があったの???

車に戻ったケンゾーが言った。
「ヤバい、ヤバい。
 山からめちゃくちゃでっかい岩がごろんごろん転がり落ちてきよる。」

右手の山をみると土煙があがり崖崩れが起きている!

a_DSC_0199_20121117150903.jpg

道路をふさぎ始めるたくさんの岩。
一刻も早く、こんな危険な場所から逃げたいんだけど
左手は川でUターンもできないし、逃げ場がない。
ブルドーザーがやってきて、とりあえず小さな岩だけをのかし始める。

a_DSC_0204_20121117151056.jpg

そんな間にも、岩山は土煙をあげているし
小石がひっきりなしに転がり落ちてくる。

a_DSC_0200_20121117151337.jpg

やっと車が動き始めたかと思ったら、また止まる。
前のほうにいた別のワゴンは側面を岩に直撃されてへこみ
動かなくなっていた。
もう~。こわいよお。早く早く。

助手席に座っていたお坊さんが、窓から岩山を見上げながら
お経を唱え始める。
ケンゾーの隣の兄さんもお経を唱える。
信仰心が薄いイクエとケンゾーだけど
「この車は大丈夫。お坊さんが乗ってるから大丈夫。
 お経を唱えてるから大丈夫。」とふたりで言い聞かせあった。
40分くらいかけてようやくこの危険な場所から脱出。
無事でよかったー。

a_DSC_0196_20121117151215.jpg

「東チベット」は四川省にあるので、とくに入境許可証は必要ない。
けれど、外国人をチベットに触れさせたくない中国政府。
ときには外国人だからと立ち入りを拒むときもある。
町から町に入るたびに、公安の詰め所があって道路がゲートでふさがれている。
ドライバーは詰め所に寄って、身分証を提示し
公安や警察がドアを開けて客の顔を確認し、どこに行くのかと質問する。
そのチェックポイントのたびに胸が高鳴る。
イクエとケンゾーはマスクをし、中国人のふりをする。

新龍という町に入るとき。
迷彩服に身を包みライフルを持った武装警察たちが
10人くらい車を取り囲んだ。
じろじろと車内を見る。
中国語で何か質問していて、ほかの乗客が答える。
お坊さんは身分証の提示を求められた。
(中国の政策に反対するチベット仏教の僧侶を政府は危険人物と見なしているので
 僧侶はいつも厳しくチェックされる。)
イクエとケンゾーは、なんとか免れた。
ただでさえ高山病で動悸が激しいのに、ほんとうに心臓に悪い。
(先に行っていたヒロくんは、ほかの乗客に「あなたはこの荷物を膝の上に置いて
 顔を隠しときなさい」と言われて、大きなズタ袋を抱えてバレなかったそう。)

これから東チベットへ行くみなさん。
乗合いワゴンに乗るときは、目立たない一番後ろの席に座ることをおすすめします!
そして、ほかの乗客と仲良くしておくと、危機に立たされた時に助けてくれます。

チェックポイントがあるたびに、胸がドキドキしながらも
なんとか目的地のガンゼに午後4時ごろに到着。

ガンゼは雪山に囲まれているけれど、標高は3400mくらいで
4000mのリタンからやってきたイクエとケンゾーにとっては
体が楽に感じる。頭痛や息苦しさはない。

a_DSC_0241_20121117151519.jpg

町を歩く人ほとんどがチベット人やお坊さんで、
民族衣装を着ている人たちがふつうに買い物をしていたり
子どもと一緒に歩いていたりする。

a_DSC_0232_20121117151633.jpg

繁華街の中心地にあるゴンパ(寺)には
祈りを捧げる人たちが後を絶たない。

a_DSC_0271_20121117154246.jpg

チベット仏教では、お堂の中や境内のまわりを時計回りに歩き、巡礼する。
「コルラ」と呼ぶ。
犬の散歩をしながら、コルラをしている人もいる。
コルラは日常の一部。

a_DSC_0273_2.jpg

でも、こんな町にとても似つかわしくない光景がある。
いたるところに盾や銃をもった武装警察が立ち
装甲車が道路の真ん中を進んでいる。

a_DSC_0230_20121117152238.jpg

平和な町のはずなのに。 ここは戦場?
とても異様で、目に入るたびにドキドキし気が滅入る。
みんなが平和に暮らしている街なのに、重苦しい空気に包まれている。

a_DSC_0254_20121117152429.jpg

ときどきチベットの自由を訴えて、勇気ある僧侶たちがデモをするときがある。
「そんなことをしたら、酷い目に遭うぞ!」
武装警察の存在をアピールすることで、そんな威嚇をしているのだと思う。

デモをすることも、ダライラマ14世の写真を飾ることも許されない。

ご存知の人もいると思うけど、中国国内では「チベット」とか「ダライラマ」という
キーワードをインターネットで検索しても、アクセスできないようになっている。
情報統制の力がすごい。
だからこの旅行をするときも、東チベットの地図さえアクセスできないし
チベット文化について予習しようと思って調べてもクリックできなくて困った。

ガンゼを歩いていると小学校があった。

a_DSC_0299_20121117153823.jpg

a_DSC_0298_20121117154005.jpg

児童はほとんどチベット人の子だろうけど
中国の教育がされているんだろうな。

小学生たちは制服がわりに
みんな赤いスカーフを巻いている。

a_DSC_0375_20121117154117.jpg

a_DSC_0372_20121117154117.jpg

中国の歴史を学び、共産党の偉大さを教え込まれ
次の世代はチベット文化を失っていくのかな。

a_DSC_0235_20121117153727.jpg

チベット自治区ではないこの四川省で
政府からの強い介入を受けているチベット族の人たち。
しかもグローバル化の波も押し寄せている。

それでも伝統衣装に身を包み
篤い信仰心をもち、チベットの文化を守りつづけている。
ここの人たちの気骨さは計り知れない。


【旅 info.】
  ガンゼ(甘孜)a_DSC_0223_20121119095725.jpg
理塘バスセンター前から乗合いワゴンが毎日出ている。
昼間も客引きがいるので前日に予約していたほうがスムーズ。
料金1人110元、8時間。
ホテルは多数あり。ツインで60元くらい。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊4日目 とても自然だった鳥葬

2012.11.17 11:53|東チベット☞EDIT
久しぶりにヒゲを剃ったケンゾーです。

リタン(理塘)はもうチベットの街だ。

リタン

いままでと違い武装警察の人数も比べ物にならないくらい多い。

a_DSC_1070_20121117075447.jpg

街中をライフル銃などを持った警察が行進する様は異様で怖い。
そのすぐわきをチベタンの子どもたちが登校している。
彼らにとっては日常なんだろうけれど、はたから見るとやっぱり異常だ。

a_DSC_1073_20121117075446.jpg

a_DSC_1072_20121117075447.jpg

a_DSC_1084_20121117075446.jpg

まずはリタンゴンパ(寺院)を目指して歩く。
家から牛が出てきた。
お母さんが牛の後ろを歩きながら糞を集めていく。

a_DSC_1099.jpg

a_DSC_1107.jpg

集めた糞は壁に張り付けて乾かす。
乾かした糞は燃料として使っているそうだ。
とても環境にやさしくて効率的だ。

a_DSC_1090.jpg

ゴンパは丘の上にある。
チベタンと一緒にゆるやかな坂道を歩いていく。

a_DSC_1133.jpg

a_DSC_1137.jpg

ゴンパ到着!

a_DSC_1139.jpg

a_DSC_1141_20121117101615.jpg

あれ?みんなどんどん上に登っていく。
入口そっちにあるのかな?
ここからはかなり急な坂道だ。

a_DSC_1142.jpg

ここは標高約4000m、富士山より高い。
ケンゾーとイクエにはかなりしんどい。
息があがって足が重い。
何度も休憩しないと心臓が破裂しそうだ。
おじいちゃんやおばあちゃんにどんどん追い越されていく。

a_DSC_1144_20121117102054.jpg

a_DSC_1146_20121117102903.jpg

a_DSC_1148_20121117102903.jpg

やっと頂上にたどり着いた、と思ったらみんなはそのまま下っていく。
ああ、そうか!みんなゴンパのまわりをコルラ(巡礼)してるんだ。

a_DSC_1155.jpg

予定外のコルラのあとゴンパへ。

a_DSC_1160_20121117103457.jpg

a_DSC_1167_20121117103457.jpg

a_DSC_1165_20121117103456.jpg

高地を歩き回ってヘトヘトだけれど
午前中に行かないといけないものがある。
それはチベット語で「ティエンザン」という鳥葬だ。
チベット仏教では死んで魂が抜け出た遺体はただの「肉」に過ぎない。
その肉体を「天へと送り届ける」ために鳥に食べさせる。
なので「天葬」ともいわれる。
その鳥葬をここリタンで見ることができる。

ゴンパ近くの丘、というのは聞いていた。
けれど丘っていっぱいある。
どの丘だろうなあと困っていたら
何羽ものハゲ鷲が同じ方向に飛んでいるのが空に見えた。

a_DSC_0005_20121117111850.jpg

ハゲ鷲が飛んでいっている方向に歩いて行ってみたら・・・
あった。
数百羽のハゲ鷲が集まっている。

a_DSC_0006_20121117111849.jpg

鳥葬が始まった。
遺族らしき人は見られず、悲しんでいる人はいない。
他の観光客もおらず、地元の人たちが原っぱに座ったり寝っ転がったりして
ときどきおしゃべりしながら見ている。
ケンゾーとイクエは、ちょっと遠慮して
150mくらい離れたところから見ていた。
外国人の自分たちが見ることをとがめられることはない。

専門の鳥葬人が髪の毛を剥いでいく。
つぎに遺体をバラバラにはせずに切れ目だけを入れていく。

a_DSC_0036.jpg

そして、ハゲ鷲に食べさせる。

a_DSC_0046.jpg

ものの5分くらいでほとんど骨だけになった。
いったんハゲ鷲を追い払い骨を残った肉とともに砕いていく。
静寂の中、「カン、カン」という斧の音だけが響く。

a_DSC_0018_20121117112611.jpg

砕いた骨を残った肉に混ぜてふたたびハゲ鷲に食べさせる。
こうして何も残らず天へと運ばれていった。

a_DSC_0049_20121117112611.jpg

人によって受け止めかたは違うと思うけど
ケンゾーにはごく自然なことに感じられた。
後に何も残さずきれいさっぱり無くなるこんな最期もいいかもなあ、とさえ思えた。
チベットのこうした伝統がこれからも制限されることなく残っていってほしい。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊3日目 ライフルを持った武装警察が

2012.11.15 21:15|東チベット☞EDIT
どんなに悪路で揺れまくる移動でも、やっぱり眠くなるケンゾーです。

東チベット周遊3日目。
今日はダルツェンド(康定)からリタン(理塘)までの移動日。
リタンは標高が約4,000mあり今回の旅で一番高地になる
2,500mのダルツェンドから一気に1,500m登るので
リタンに到着する今日が一番高山病の危険性が高くなる。

2012111810243899c.jpg

バスは6時45分に出発。
なにか前の方から聞こえてくるなあと思ってたら
チベット人のおばあちゃんがお経を唱えていた。

a_DSC_0967_20121111070853.jpg

ぜんぜん耳障りじゃなくて、逆にリズムカルなお経はなんだか心地いい。
チベット圏へと向かってるんだと期待感も高まる。

早朝出発+おばあちゃんのお経もあってか乗客ほとんど寝てるなか
突然大音量が鳴り響く!
やっぱり始まっちゃったよ車内テレビ。
中国の長距離バスにはテレビが付き物。
しかもこれが必ず大音量。
嫌がらせとしか言えないほどうるさい。
日本が敵の戦争映画の上映が多いけど
今回朝の7時半から爆音と共に上映されだしたのは
映画じゃなくてミュージックビデオだった。

でもそこは中国。ふつうの音楽じゃない。
内容は民族音楽で映像はチベット人やお坊さん
ラサなんかが映し出されてるんだけど
歌ってる人はどう見ても漢民族で歌詞も中国語。

a_DSC_0993_20121111070852.jpg

意図が見え見えで嫌悪感すら憶える。
お経唱えてたおばあちゃん、どんな思いでいるんだろう?
ぜんぜん関係ないのになんか申し訳ない気持ちになる。

でもそんな気分が悪い音楽ビデオでおもろいものを発見した。
少数民族の歌を歌っている漢民族の男が着ている衣装になぜか日本語が書いてある!
なぜに?どういうこと?
チベット文字と勘違いしているのか。
チベット文化に憧れてやってるんだったら
ちゃんと徹底してほしい。

a_DSC_0980_20121111070852.jpg

出発から2時間ほどすると山道になる。
もちろん道は舗装なんかされてない。
中国ではどんなに道が狭かろうが曲がりくねっていようが渋滞してようが
ちょっとでも遅い車は容赦なくガンガン追い抜いていく。
前を走る車と対向車の巻き上げる土煙でバスの視界はほぼゼロ。
それでもバスは対向車線にはみ出ながら追い抜いていく。

a_DSC_1008.jpg

そこまでして追い抜かんでいいけん、対向車が来たらどうするん!?
って思いよったら衝撃の光景が飛び込んできた。

a_DSC_1010_20121111070851.jpg

やっぱり事故っとるやん!
これはバンのほうが悪いとは思うけど乗ってた人大丈夫かな。
これ以降ちょっとだけ運転がおとなしくなったのがかわいいけど。

あいかわらずの大音響とともに走っていたバスが突然道路上に停車した。
公安チェックだ。
これまでにも何度も経験しているけれど今回は緊張度がケタ違いだった。
車内に入ってきたのはライフル銃を抱えた武装警察。
全身黒ずくめ。マスクをしていて鋭い目つきが怖い。
車内の空気がピンッと張り詰める。

民族衣装を着ているチベット人何人かにIDカードを提示させている。
警官がケンゾーのところに来た。目の前にはライフルが。
目を合わせないようにしていたら、なんとしたことか
手をクイックイッと振って外に出ろっていう仕草をしちゃったよ。
うそでしょー!心臓があり得ないくらい速く脈打ちはじめる。
えっ?えっ?どうしよう!どうしたらいい?
警官はそのまま後ろへと移動していく。
すると今度は1人だけ乗っていた欧米人の男に白羽の矢が。
「フォロー ミー」と言ってその男を外へと連れ出していった。
その間ケンゾーは何も分からない振りをしてじっとしてた。心臓バクバクだったけど。
欧米人の男には悪いけど、よかった、ほかに目立つ人がいて。
けっきょくその欧米人も無事にバスに戻ってきて再出発。

出発から9時間、山に囲まれたリタンの街が見えてきた!
バスターミナルに到着。

a_DSC_1037_20121111071237.jpg

a_DSC_1040_20121111071237.jpg

あらかじめ調べていたターミナル近くの「和平酒店」へ。
ここはちゃんとお湯が出るシャワーもあるしなんといってもWi-Fiがあるのだ!

まだ外は明るいし街を見て回りたいけどここは富士山よりも高い場所。
まだ高山病の予兆はないけれど今日はおとなしくしておくことに。

a_DSC_1053.jpg

a_DSC_1041_20121111071237.jpg

時間が経つにつれてふたりとも首の後ろの辺りが痛くなってきた。
階段を上るのがキツい。
ちょっとしたことで息がハーハーあがる。
でも激しい頭痛や吐き気などはない。
きのう買った薬を飲むと首の後ろの痛みも治まった。
ちなみにヒロくんは着いてすぐに町歩きに行き
夜にはビールを飲むくらいピンピンしてた。恐るべし30歳。


【旅 info.】
  リタン(理塘)a_DSC_0163.jpg
康定からバスで11時間、109.5元。
康定バスセンターでは1日前からしかチケットは買えない。
途中昼食休憩あり。
ホテル「和平酒店」。
バスターミナル向かい、道を渡ってガソリンの右側。
ツイン60元、WiFiあり。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊2日目 こんなところで温泉

2012.11.14 20:59|東チベット☞EDIT
表向きは「現地人にとけ込むため」、ほんとうの理由ははめんどくさくて
ノーメークのイクエです。

ダルツェンド

東チベットの入口とも言えるダルツェンド(康定)。
標高2000m以上の山間部にあるけどけっこう都会だ。
お坊さんやチベットの民族衣装を着た人もたくさん見るけど
中国企業も進出していて、漢民族も多い。

a_DSC_0753_20121110205755.jpg

食堂でご飯を食べていたときのこと。
客の男が店を出る際に
「シャオシャオ リーベン(「小日本」という日本を軽蔑する言葉)」と
言い残していった。
中国を旅行していて日本人だからと嫌なことをされたのは
九寨溝でのユースホステルの宿泊拒否と今回だけ。
考えてみれば、どちらもチベット人の街だったところだ。
イクエの想像だけれど、中国政府は民族の同化政策を進めていて
チベット人集落への漢民族の移住を推進したり
移住者や進出企業への優遇措置なんかもやってるのではないかなと思う。
だからここに済む漢民族は愛国心が強い人が多いのかもしれない。
街には「各族人民大団結万歳」とか「反対民族対立」と書かれたスローガンがある。
チベット人のアイデンティティを失わせ、最終的には
チベット人を漢民族と同化させるもくろみが見え隠れする。

a_DSC_0759_20121110205754.jpg

そんな街を見下ろす岩山にはチベットの仏教画が描かれている。
足場が組まれ、新たな壁画もつくられている。
チベット文化は廃れてはいない。

a_DSC_0742_20121110205648.jpg

路地やお寺の周辺にはマニ車(経典が入った筒で
1回まわすと1回お経を唱えたことになる)があり
チベット人が一心にまわしている。

a_DSC_0763_20121110205649.jpg

a_DSC_0861.jpg

歩いて街の高台にある「南無寺」へ。

a_DSC_0785.jpg

中に入るとお経が響いていた。
お坊さんたちが中庭に座って、低い声でお経を唱えていた。
けっこう小さな男の子もいる。

a_DSC_0792_20121110205932.jpg

a_DSC_0800_20121110210127.jpg

お寺は正面に本堂があって回廊のようにぐるりと小部屋が並んでいる。
小さいときから親元を離れ、ここで寮生活のようなことをしながら
仏教について学んでいくんだろうな。

a_DSC_0799_20121110205932.jpg

a_DSC_0820.jpg

a_DSC_0822.jpg

みんなでお経を唱えたあとは2人1組になって問答のようなことを始めた。
修行のひとつだろうけど、けっこう楽しげに和気あいあいとやっている。

a_DSC_0814_20121110210126.jpg

えんじの袈裟に身を包んでいるけど
靴は好きなスポーツメーカーのスニーカーやあったかそうなシューズでおしゃれ。
12歳くらいの男の子は袈裟の色とコーディネートした
ふわふわのシューズを履いていた。
本当に「プーマ」かな。

a_DSC_0824.jpg

お隣の金剛寺も立派で、回廊のようになっていたので
ここでもたくさんのお坊さんが暮らしているのだろう。

せっかくだからとお昼ご飯はチベット人がやっっている食堂でとることにした。
今までの中華料理はメニューの漢字を見て、だいたいどんな料理か予想できたけど
ここではさっぱりわからない。

あったかいスープ系がいいなあと「1椀6元」と書いてあるものを選んだら・・・

a_DSC_0878_20121110213630.jpg

ヨーグルトだった。
これでお腹いっぱいにならんよー。体冷えるし。しかもかなり酸っぱい。
よ〜し。リベンジ。
今度は「1椀8元」を頼みなおしたら、おじちゃんが何かコネコネし始めた。

a_DSC_0880_20121110213956.jpg

蒸すのかな。点心系かな。
でもおじちゃんはそれを蒸しもせず、焼きもせず「はい!」とテーブルに置いた。

a_DSC_0882_20121110213956.jpg

甘みのない、固いこしあんみたいな、「そばがき」みたいな味。
ひとくち食べて、もう十分。
チベット文化には敬意を払いたいけれどやっぱり中華がおいしい。
結局2軒隣の中華屋さんに入って、麺を食べなおした。

腹ごしらえのあとは街の市場へ行ってみる。
市場を見ることは、海外旅行の楽しみのひとつ。

a_DSC_0913.jpg

日本では見ないようなものが置いてある。
手前は豚の脚、奥は豚の舌。

a_DSC_0911.jpg

a_DSC_0912.jpg

鳩も食べるみたい。

a_DSC_0870.jpg

精肉専門の市場は、熱気がすごい。
牛をその場で解体しているので、牛の頭が無造作にあちこち置かれている。
血溜まりもあって刺激が強すぎる。

a_DSC_0905_20121110210435.jpg

a_DSC_0833_20121110210434.jpg

モンゴルで見た、あの淡々とした静かなカザフ族のヤギの解体とは大違い。
ここは活気に満ちあふれている。
しっぽがついたままのでかい下半身や骨付きの脚の部分を
「安いから買え」と何度も売りつけられそうになる。
そんなのいくら安くてもいらんよ!

a_DSC_0724_20121110210635.jpg

明日からは、標高が4000mくらいの寒いところを旅する。
しかも、あたたかいシャワーが出る宿は期待できない。
「そうだ 温泉に行こう!」
実はこのダルツェンドには
中国十大温泉のひとつとも言われる
二道橋という温泉があるらしい。
こんな場所に温泉があるなんて信じられないけど
繁華街からタクシーで20元で行けるので
タオルやシャンプーなどバスセット一式を持って向かった。

期待していた温泉街と違って、民家がぽつんぽつんと建っている川沿いで降ろされた。
え~、こんなとこ? ほんとう?

でも、もくもくとあがる湯気が見えた!
温泉だ!

a_DSC_0918_20121110194215.jpg

と思ったら、駐車場でおっさんたちがたき火してるだけだった・・・。
失望しながらも「中国十大温泉」であることを信じて歩いていくと
立派な、でもかなり老朽化した建物があった。
温泉街というよりも、この一軒でやってるようだ。

a_DSC_0923_20121110194214.jpg

まったく英語が伝わらないけど
受付の後ろの看板でなんとなくこの温泉のシステムがわかった。

a_DSC_0930_20121110194214.jpg

全部、家族風呂みたいになっていて部屋ごとに漢字で名前が付けられていて
温度、値段が違う。
浴槽や浴室が広いほど値段が高くなるみたい。
迷わず一番安い10元の部屋を選ぶ。
イクエとケンゾーは「世」、ヒロくんは「界」。
一部屋10元ではなく、一人10元。
なのでイクエとケンゾーは一部屋に20元払わないといけなくて
ヒロくんは独りで貸し切りなのに10元で済む。

1時間くらい待合室で待って、ようやく順番がまわってきた。
ドアを開けたらいきなり温泉だった。

a_DSC_0941_20121110194213.jpg

蛇口はないし、桶や椅子もないしここで体は洗えない。
ちょっとショックだけれど、乳白色で湯加減もちょうどいい。
ぼこぼこ下からお湯が沸いている。

a_P1000986.jpg

ちょっとおしっこのような匂いがするけれど、硫黄の匂いと信じたい。
そしてなんかティッシュペーパーみたいなものがいろいろ浮いているけれど
硫黄でできる「湯の花」と信じよう。
黒いかたまりも浮いてるけど、これはなんなんだろうな。

向かいの部屋からは複数の男女が入り乱れ、盛り上がる声が響いている。
「こっちこいよ~」「や~ん」
「ちょっとだけならいいだろ」「も~う」
なんてことを言い合っているのだろうか。

制限時間の1時間がたち、着替えてお風呂からでると
あやしげな向かいの部屋の浴室のドアが開いていた。
ちょっとドキドキしながら禁断の部屋を覗くと・・・。

なんだ! みんな水着だ!
おじさんおばさんグループが水着で湯船に浸かって楽しそうにおしゃべりしている。

ここの温泉はそういう使い方をするところなんだねー。
隣の体育館みたいなところは温泉プールになっていて
ここでも地元の人が水着でプールに浸かってまったりしていた。

a_DSC_0937_20121110194213.jpg

帰りにヒロくんが言った。
「温泉のお湯、どうでした?」

「う~ん。なんか浮いてはいたけどお湯の色が白いから
 汚いのかどうなのかわかんなかった。」

「たぶん、あれは汚れですね。そして黒いのは人間の垢のかたまりです。
 浴槽の下になんか沈んでると思って拾ってみたら
 男物のパンツでした・・・。」

「温泉の色が乳白色でよかったね。」
「そうだね・・・。
 あれが透明だったら、見たくないものが見えて
 きっとお湯に浸かれなかったね・・・。」

体中から硫黄の匂いなのかなんなのかわからない刺激臭を漂わせ
すっきりしないまま宿に戻った3人でした。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

東チベット周遊1日目 これはユースホステル?

2012.11.13 21:27|東チベット☞EDIT
少しでも人相をよくするためにヒゲを剃ろうか迷っているケンゾーです。

けっこう悩んだ末にケンゾーとイクエが決めた東チベット周遊ルートは

東チベットルート

成都ーダルツェンド(康定)ーリタン(理塘)までは路線バスが運行している。
リタンーガンゼ(甘孜)ーセルタ(色達)は民間の乗合いバスを利用する予定。

かなりの悪路を長時間移動しないといけないし
高山病も怖いのでそれぞれの町で2泊はするつもり。
短くても10日間かけて東チベットを見て回ることになる。


今回の東チベット周遊はSim'sで出会ったヒロくんと3人で行くことに。
ヒロくんはしばらくオーストラリアに住んでいて
マレーシアやフィリピンなどを旅し、ここにやってきた。
ケンゾーたちの話を聞いて、前日に東チベット周遊を決断。

初日は成都からダルツェンドまでバス移動。
バスは九寨溝行きなども出ている「新南門バスターミナル」から
1時間に1本出ているのでチケットは当日買うことに。

a_DSC_0692_20121110175816.jpg

a_DSC_0694.jpg

10時発が156元/1人で買えた。
ちなみに11時発以降は146元だった。

a_DSC_0697.jpg

イクエはさっそく昨日ゲットした帽子を被って爆睡モードに。

a_DSC_0698_20121110175815.jpg

昼食休憩とトイレ休憩をはさんで夕方5時半にダルツェンドに到着。
宿はいままでケンゾーとイクエが使ってきた「客引き作戦」でゲットするつもり・・が
客引きの言葉がぜんぜん分かんない!
みんなチベット語をしゃべる。
英語も中国語もNG。
タクシーの客引きなのか宿なのかも分からない。

a_DSC_0701.jpg

a_DSC_0702_20121110180958.jpg

しようがない歩いて探すか、と歩き始めたらすぐに見つかった。
しかもユースホステルだ!
やった! たぶんインターネットもあるし英語も通じるだろう。

a_DSC_0727_20121110181248.jpg

中のレセプションはかなり地味な感じだ。
カウンターの脇に布団が敷いてある。

a_P1000970.jpg

ここほんとにユースホステルかな?
英語も通じない。
こっちが何も言ってないのに160元の部屋を120元にまけてくれた。
シャワー・トイレ付きトリプルルームが1人40元。
電気毛布もあるし、シャワーも熱いし
Wi-Fiも使えるし、まいっか。

a_DSC_0704_20121110180958.jpg

ホテル近くの店で東チベット周遊の無事を祈って乾杯!
右がジョイントすることになったヒロくん。ちなみに30歳。

a_P1000971.jpg

「肘子連鍋」という鍋で、大中小のうち”中”を注文したら
でっかいボールが運ばれてきた。
ご飯も桶にてんこもり!
あつあつの鍋をごはんの上にぶっかけていただく。

a_DSC_0713_20121110181249.jpg

a_DSC_0718_20121110181249.jpg

ホテル内を見回っていると上の階にツアーデスクのようなものを発見!
すげー、ちゃんとしてるやんこのホテル。
やっぱりユースホステルなんだ。
リタンまでの移動手段のことなどいろいろ教えてもらった。
レストランコーナーなんかもいい雰囲気。

a_P1000973.jpg

a_P1000977.jpg

部屋に戻って順番にシャワーを浴びることに。
ヒロくんは上の階にもっときれいな共同シャワーを見つけたらしく
上の階へ上がっていった。
しばらくするとシャワーを浴び終わったヒロくんが苦笑しながら戻ってきた。
どうしたの??

「上、別のホテルです。」
ん? どういうこと?
もしかして、さっきのはツアーデスクじゃなくてレセプション?
「上の階からがユースです。シャワー使ったら
あなたは下のホテルの客だからダメだって怒られました。」

これでいくつかの「?」が解決。
僕らがゲットしたのはユースじゃなくてただの安宿。
反対側の入口にはちゃんと看板が出てた。

a_DSC_0703.jpg

ずうずうしくも、安宿に泊まりながら
ユースホステルのサービスを享受した3人。

自分たちの客じゃないのにいろいろと教えてくれた
康定貢嘎国際青年旅舎のスタッフの方々ありがとうございました!


【旅 info.】
  ダルツェンド(康定)a_DSC_0750_20121119092743.jpg
成都「新南門バスターミナル」から毎日運行。
所要時間7.5時間、156元。
途中で昼食休憩有り。
ホテル「古道客房」
バスターミナルを出て右側の川沿い。
トリプルルームが通常160元。WiFi有り。
同じビルの3階にユースホステルもある。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

成都にもあるチベット人街 坊さんもショッピング

2012.11.12 20:31|中国☞EDIT
旅を始めて、仕事してた時にはあった偏頭痛と肩こりがなくなったイクエです。

いよいよ東チベットに旅立つ前日。
一足先にチベット文化を感じようと成都にあるチベット人街を訪ねた。
チベットへ行く拠点ともなっている成都には、多くのチベット人が集まっている。

a_DSC_0637_20121105235816.jpg

チベット人街にはお坊さんたちの姿も。
看板の文字もチベット語。

a_DSC_0636_20121110174014.jpg

仏具を売る店が並ぶ。窓の外から見るだけで興味がわく。
お坊さんもショッピング。

a_DSC_0635_20121110174425.jpg

a_DSC_0632_20121110173946.jpg

歩いていたら、たくさんのランドクルーザーが路駐しているところがあった。

a_DSC_0639.jpg

「ガンゼ、ガンゼ、ガンゼ・・・」「セルタ、セルタ、セルタ・・・」と
東チベットの町の名前が連呼されている。
声の主は客引きで、とまっているのは乗合いやチャーター用の車だった。
チベット人やお坊さんたちがここから車に乗って東チベットにむかうようだ。

ガンゼまでいくらくらいで行けるんだろう。
ケンゾーが客引きのおにいちゃんに計算機を渡した。

a_DSC_0641_20121105235815.jpg

いくら?って中国語で聞いても伝わらず、おにいちゃんは戸惑っている。
しばらくして「あー」と納得した表情にかわり、数字を打ち込み始めた。
どんどん数字を打ち込んでいく。えっ!? ケタ多すぎない? そんなに!?

これはもしや、電話番号!
携帯じゃないよ~。
ようやく値段を聞いてるってわかってくれたみたいで「350」って打ち直した。
なるほど~。
でも、イクエとケンゾーは行けるところまでバスで行くゆるり旅。
けれど、限られた期間内で旅をする人や最初から車をチャーターしたい人は
ここで交渉すれば東チベットまで行けますよ♪

このチベット人街にはいくつものアウトドアショップがある。
チベットは標高の高い寒いところがほとんどだ。
やはりこれから東チベットやチベット自治区に行くお坊さんも
防寒着を購入している。

a_DSC_0643.jpg

イクエとケンゾーはあったかい帽子選び。
イクエは裏地がふわふわで耳まで隠れるこれ。

a_DSC_0644.jpg

ケンゾーはこれがいいんじゃない?

a_DSC_0647_20121105235814.jpg

アラサー、アラフォー世代には懐かしの「アラレちゃん」!
けどこれじゃ公安から目を付けられかねないので
フリース素材のすっぽり首まで隠れる帽子を購入。どちらも40元。

近くの薬局に買いにいったのは高山病の薬。

a_DSC_0650_20121105235953.jpg

やっぱりここでは需要があるんだろう。
店の入口の正面、いちばん目立つところに何種類も置いてあった。
野いちごや人参などで作られた「紅景天」という漢方薬をゲット。

続いてむかったのはユニクロ。

a_DSC_0652_20121105235953.jpg

店内はきれいだし、店員さんも愛想が良くて日本のユニクロとかわらない。
価格も日本といっしょくらい。
日本だとリーズナブルなユニクロでも
中国ではちょっとおしゃれで高価な海外ブランドって感じなのかな。
中国の物価に慣れたイクエとケンゾーにとっても高級品。

で、ケンゾーは言った。
「イクエは子供服で十分やろ。子供服のほうが3分の2くらいの値段やん。」

確かに148センチのイクエは子供服で十分かもしれない。
けど、子どもがいてもおかしくない30過ぎの女性に子供服を勧めるなんて
デリカシーのない夫だ。

a_DSC_0657_20121105235953.jpg

ケンゾーの提案にどこか納得できないながらも
中国人の子どもにまざって服選び。
ケンゾーは「店員に言って試着してきなよ。」と
またもデリカシーゼロ発言をするけど、そこまでプライドは捨てられない。

結局、イクエが買ったのは子供用ヒートテックのタートルネックのシャツ
厚い裏地のズボン。(子供用のは足の長さはジャストフィットだったけど
股と尻がイクエには小さすぎて断念。大人用にした。)
ケンゾーは、ズボン下、2足組靴下、長袖シャツ(すべてヒートテック素材)。
全部で495元なーりー。

準備はOK。
不安なのは無事に東チベットを周遊できるかということ。
外国人をチベット文化圏に入れたくない中国政府。
途中、公安にパスポートのチェックを受けて、成都に戻れと言われたら戻るしかない。
公安の網の目をかいくぐって、チベット文化に触れられますように。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

チベットに焦がれて ブログランキングでつながる

2012.11.11 19:03|中国☞EDIT
いつもバスの中で寝ているケンゾーとちがって
ちゃんと車窓の景色を楽しんでいるイクエです。

a_DSC_0750_20121110121203.jpg

世界一周旅行をするならぜひチベット自治区に行きたい!
だから中国に入って西へと進んでいこう。
それがこの行き当たりばったりの「ふらり旅」にしては
めずらしい計画と呼べる計画だった。

けれど、チベットの独立を認めずチベットを統制したい中国政府は
勝手に外国人がチベット自治区に入ることを禁じている。
明確な理由はわからないけれど
外国人が、独立を求めるチベット人と接触したり
チベット人に肩入れしたりするのを恐れているからだと思う。

なので外国人がチベット自治区に行くには中国政府に申請して
許可証をもらわないといけない。
チベット人の暮らすチベット自治区なのに
自治区に入るのを中国政府が許可するとかしないとか変な話だよね。
許可証の申請は中国のツアー会社に頼んでやってもらう。

6年前、イクエはひとりでチベット自治区を1週間くらい旅した。
そのときは成都にあるシムズコージーガーデンホステルのツアーデスクに
日本からメールで許可証の取得をお願いし
あとは自分でラサに入り、その場で宿を探して泊まり
ラサで出会った人たちと車をチャーターして
自治区内を自由に旅してまわった。

a_DSC_0231_20121110121543.jpg

けれどこの数年でチベットを取り巻く環境は悪化し
中国政府の締め付けがひどくなっている。
外国人は許可証を申請しないといけないのはもちろんのこと
個人の自由旅行は許されず、ガイド付きのツアーに参加しないといけなくなった。
しかも、時節によっては許可証さえ出してもらえないときもある。

それでもチベット自治区に行けるチャンスがあれば行きたい。
6年前にお世話になったシムズホステルのツアーデスクを訪れた。

a_P1000955.jpg

スタッフはあっさりと言った。

「ツアーでも、いまは外国人が自治区内に入るのは不可能に近い。」

はぁぁぁあああ。そうなのねぇええ。
たぶんそうだろうなとは思っていたけれど・・・。

今月は共産党の次期トップを決める党大会があって
政府は今ピリピリしていて、余計な問題を抱えたくないらしい。
しかも中国政府のチベット弾圧に抗議して、僧が焼身自殺することが
最近続いていることもあって、外国人をチベット人と接触させたくないのだと思う。

チベット入りの許可証が出るかどうかはそのときの情勢でころころ変わる。
だから、党大会が終わればチベットに行ける可能性もある。
けれど見通しが立たないなかここで時間を費やしたくはない。

6年前にチベット自治区に行ったイクエは、鉄道が開通しアクセスがよくなり
漢民族の移住が増え、あのときと様変わりしたであろう今のラサを
見たくないという気持ちもどこかであった。
あの時のままのラサを大切な思い出として胸にしまっておきたい。

いっぽう、ケンゾーの思いは別の場所にあった。

チベット自治区がダメなら東チベットへ行きたい!

a_DSC_0162_20121110123059.jpg

東チベットは四川省の北西に位置し、チベット人が多く暮らしているところ。

東チベット地図

チベット自治区ではないけれど、言語も含めチベット文化圏なので
総称してそう呼ばれる。

a_DSC_0212_20121110123437.jpg

でも標高が高いところに位置する東チベットは
アクセスは悪く、観光業も発達していないから旅の情報は入りにくい。

それでもバックパッカーでチベット自治区に行けず
かわりに東チベットを周遊する人たちはいる。
世界一周のブログランキングを見ていたら
「新妻の、世界一周ひとり旅日記」のサオリさんが
ちょうど東チベットをまわったばかりで同じく成都にいることが判明。
さっそくコンタクト。
サオリさんが泊まっているゲストハウスをずうずうしくも訪ね
旅程や移動手段、宿情報などいただいた。
サオリさん、ありがとうございます♡
標高が高い東チベットはものすご~く寒いんだって!
防寒着買わなきゃ。

ブログランキングの一覧って旅人にとってはこんなふうに役立つんだ。

今、どんな旅人が世界のどこをまわっているのかわかる。
そして同じ土地を旅している人と異国で出会うことができる。

日本では出会わないであろう人たちとも
「旅人」という理由だけで、つながることができる。

(ブログランキングは下の「世界一周」バナーをクリックすれば見られます。
 いろんな人がいろんなスタイルの世界一周してますよ☆)
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国の赤ちゃんお尻丸見え!

空気が乾燥してモンゴルに引き続き鼻の中が切れてしまったケンゾーです。

この記事を書いているのは11月7日、中国に入国して20日目。
中国もゆる〜りと旅しているけれど中国旅の終盤に差しかかってきた(たぶん)。

予想通り中国では毎日のように
「なんじゃこりゃー!」
って思わず叫んでしまうような光景を目にしている。

たくさん紹介して「ね、おもろいでしょ?」って共感してもらいたいんだけど
なかなか画像では分かりにくいことが残念。
今回はパッと見て分かりやすいなんじゃこりゃネタをどうぞ!


まずは天津にて。
歩いていると、何人ものこんな女性たちに遭遇。
ほかの都市では見ないから天津で流行ってるのかな。
ネットで顔を覆っている。

a_DSC_0917.jpg

a_DSC_0919_20121107190752.jpg

もっと強者発見!
道ばたで今まさに頭からすっぽりネットを装着してるマダムが!

a_DSC_0926_20121107190751.jpg

装着完了、颯爽と歩き出す。

a_DSC_0928_20121107190751.jpg

a_DSC_0930_20121107190751.jpg

なんなんやろう?
専用のUVカット顔ネット?
あまりにも姿勢よく歩く姿に、思わず見とれてしまった。


これまで何度となく中国人の散らかし好きをお伝えしてきたけど
たとえそれがホテルの部屋であっても彼らがぶれることはない。
チェックアウト直後のとある部屋。

a_P1000978.jpg

a_P1000979.jpg

ちゃんと部屋にゴミ箱あるのにこんな状態。
床一面の破片みたいなのは、中国人が大好物のヒマワリの種。
どんだけヒマワリの種食べた? 
しかもこのヒマワリの種が部屋の外の廊下にまで散らかってた。
やっぱ散らかすのが好き、散らかしたいんだな。
「俺って豪快な男だろ?」とか「俺は細かいことを気にする男じゃないぜ!」
っていうアピールなのかな。


中国では外せないトイレ事情。
みなさん何となく知ってると思うけどほとんどのトイレはこんな感じ。

a_P1000956.jpg

トイレのなかに側溝が1本通っていて
それをまたいで用を足す。

a_P1000959.jpg

ちなみにこの側溝には小川のようにちょろちょろ水が流れていて
一番下流のところには次から次へと上流から他人の便が流れてくる。

扉はないのが普通。
あっても9割の確率で鍵が壊れてて閉まらない。
もうこれは慣れるしかない。
「知ってる人は誰もいないからたとえお尻を見られてもいーや」って割り切る!
参考までに最強パターンはこれ。

a_DSC_0790_20121107191248.jpg

ここまできたらもーどーでもいい(笑)


噂には聞いていたけれどやっぱり本当だった!
赤ちゃんの後ろ姿をみると肌色がチラチラ見えるぞ。

a_DSC_0482_20121107191607.jpg

a_DSC_0510.jpg

a_DSC_1002_20121107191606.jpg

かわいいお尻がニーハオしてる!
たぶんどこでもしたいときに
おしっこやうんちができるようにしてるんだろうな。
よく店の前や路上でも
親が赤ちゃんを抱えてジャーっとさせているのを目撃した。
子ども服にはもとから、お尻に穴があいてるようだ。

a_DSC_1078.jpg

でもこの状態で肩車って・・・

a_DSC_0517_20121107191605.jpg


ほんとに中国はどの街を歩いても突っ込みどころ満載の人民であふれてる。
まあマナーの問題うんぬんあるけど圧倒的大多数の中国人はかわいい人たちだ。
でも最近よほどのことでない限りあんまりビックリしなくなったなあ。
いかん中国ナイズされてきたかな。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

本場の火鍋は凄かった! 舌がとんでもないことに

2012.11.09 20:55|中国☞EDIT
プチ風邪から復活したケンゾーです。

今回は中国のグルメ後半編をお送りします。

朝食を食べにいったけどおじいちゃんの動きがスローすぎて
おじいちゃんも「遅いからどうする?」みたいなことを聞いてきたので
隣の店に移ったことがある九寨溝近くの食堂。
夜にもう一度リベンジ。

a_DSC_0500_20121106093558.jpg

おじいちゃん大丈夫かな?と思ったけど
いざ調理をし始めると見事な中華鍋さばき!

a_DSC_0499_20121106093559.jpg

食材も豊富だし、ちゃんと下ごしらえもしてる。

a_DSC_0504.jpg

ピーマンとジャガイモ炒め。
シンプルだけど美味しい。

a_DSC_0501_20121106093558.jpg

こちらもシンプルな青菜炒め。
火加減が絶妙。シャキシャキで美味い!

a_DSC_0506_20121106093557.jpg

おじいちゃんおすすめの豚肉とネギの炒め物。
豚肉が香ばしくてビールとよくあう。

a_DSC_0507.jpg

3品とビール2本で57元。
朝はちょっと苦手のようだけどやるじゃん、おじいちゃん!
記念撮影をしたら、なぜかおじいちゃんこのポーズ。

a_DSC_0508_20121106093711.jpg


四川といえば火鍋!
Sim's Garden Hostelおすすめの火鍋屋へ。
人気店でしばらく外で待たないといけなかった。

a_DSC_0563.jpg

椅子が置かれた歩道にはなにやら白いものが散乱している。

a_DSC_0565.jpg

正体はヒマワリの種のかす。
中国人はヒマワリの種が大好き。
サービスのヒマワリの種を、待ってる間に食べ散らかす。

a_DSC_0564_20121106093912.jpg

店内は大盛況。

a_DSC_0566_20121106093911.jpg

店の一画にショーケースがあっていろんな具材が並んでいる。
自分で好きな具材をチョイスしてテーブルに持っていくシステム。

a_DSC_0567_20121106093911.jpg

a_DSC_0570.jpg

回転寿しのように皿によって値段が違う。

a_DSC_0568_20121106093910.jpg

ケンゾーとイクエが選んだのは
牛肉、ホルモン、魚のすり身、豆腐、キクラゲ、春雨。

a_DSC_0573.jpg

スープは2種類。
真っ赤っかで見るからに辛そうなスープと
最初から野菜がたっぷり入った透明なスープ。
でもほかの中国人のテーブルを見るとほとんどが
仕切りがなくて真っ赤なスープだけにしていた。

a_DSC_0576.jpg

ゴマ油にねぎ、にんにく、パクチーを入れたタレにつけて食べる。

a_DSC_0578.jpg

火をつけてしばらくするとスープがグッツグツ煮えたぎってすごいことに。
魔女が作る魔法の薬みたいに見えてくる。

a_DSC_0582_20121106094131.jpg

スープをすくうとこんな感じ。
どんだけ唐辛子が入ってんだ?!

a_DSC_0586_20121106094131.jpg

春雨をチョイスしたのは失敗!
取ろうとすると春雨に唐辛子が絡み付いてとんでもないことになる。
春雨をすすると、絡み付いた唐辛子が
勢いよくダイレクトに気道に入りそうになり、苦しむ結果に。
最後のほうは春雨は諦めた。

a_DSC_0601_20121106094130.jpg

火鍋は辛いんだけど味にちゃんと深みがあって美味かった。
透明スープのほうはあっさり味。
辛いスープがツラくなってきたときの箸休め的な感じで食べてたかな。

美味しいことは美味しいんだけど、やっぱり辛い!
どっちかっていうと唐辛子の辛さよりも山椒のほうがキツい。
舌がビリビリ痛くなって最後のほうは何を食べても味がよく分かんない。
イクエなんか舌がピクピク痙攣してた。
辛さと暑さで汗ダラダラ。
これで新陳代謝がいっきに進んだかな。
6皿具材をチョイスして86元。

a_DSC_0596.jpg


成都のチベット族の集落にある「永記湯元麺館」。

a_DSC_0607_20121106094130.jpg

店内には僧侶の姿も。

a_DSC_0611.jpg

ここの看板メニューは担担麺。
じつはこの店が担担麺発祥の店らしい。
本場の担担麺はスープなし。
小で7.5元。

a_DSC_0612.jpg

麺の下に肉やタレがあるのでよくかき混ぜて食べる。
ちょっと甘みもある辛さで美味しい。
カツオだしのような味もした。

a_DSC_0617.jpg

中国伝統スイーツの湯圓もオーダー、6元。

a_DSC_0625_20121106094209.jpg

あんこやゴマなど中身は5種類全部違う。
あったかくてもちもちトゥルントゥルンでやさしい味。

a_DSC_0627_20121106094207.jpg


前編に引き続き間違いがないな、中華は。
ケンゾーとイクエは基本的には地元の人が利用する町の食堂にしか行かない。
B級グルメでこれだけ美味いんだからやっぱ中華はすごいな。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

旅に持ってきて良かったもの ベスト5はこれだ!

2012.11.08 21:21|旅のおとも☞EDIT
標高が高く寒かった九寨溝で
ちょっと風邪気味になったケンゾーとイクエです。

ふたりで世界旅行を始めてから2か月。
出発前は「長期の旅行にはこんな物もいるよねー」
「あれも持っていきたいなー」と思いながらも
バックパックが重くなるのがイヤで何を持っていくべきか悩んでいた。

これまでの旅行の2か月間で
出場回数が多い物、バックパックの底に追いやられてなかなか出番がない物があり
実際に旅をして必要な物とそうでない物がわかりはじめてきた。

悩みながら厳選して持ってきた物のうち
「これは持ってきて良かった!」と思うベスト5を発表します。

「まず第5位は?」
ジャジャン♪ 


a_DSC_0675.jpg

綿のバッグ

綿100パーセントなのでとても薄くて軽く
たたむと手ぬぐいくらいの大きさにしかならないから
「一応、持っていくかあ」とバックパックに入れてきた物。
これが予想外に大活躍している
洗濯物入れにしたり、移動のときバックパックに入らないものを入れたり。

このバッグのとりえは軽いだけじゃない。

斜め掛けにできるほか、口を縛って巾着っぽくしたり

a_DSC_0671_20121105235134.jpg

持ち手の紐を結んで手提げバッグにしたり

a_DSC_0672.jpg

風呂敷の発想で作られたのかな。
いとこからもらったので値段は分からないけど
伊勢木綿でつくられたもので
臼井織布株式会社のSOUSOUっていう商品みたい。

旅行に行かれるみなさん
かさばらない薄い布のバッグを持っていかれることをおすすめします


「つづいて第4位は?」
ジャジャン♪ 


a_DSC_0670_20121105235135.jpg

ミニミニ洗濯バサミ

洗濯バサミはたんくさん必要だし、かさばる。
持っていくのはやめようと思っていたところ
たまたま家にあったこのクリップみたいな洗濯バサミが目についた。
あんまり威力ないよなあと思っていたけど、意外や意外。
小さいながらもちゃんと役目を果たしてくれています
旅行中の洗濯は部屋干しが多く
風に煽られて洗濯バサミごと飛ばされるってこともないので、この小ささでもいける。

しかも、とっても小さくて軽いからこんなこともできる。

a_DSC_0685_20121106071531.jpg

エアコンの羽に取り付ける

でも、こんなことをしてるのを宿のスタッフに見つかったら
嫌な顔をされるのは必至ですね

ミニミニ洗濯バサミは文房具屋さんや雑貨屋さんで手に入りますよ。


「さて第3位は?」
ジャジャン♪ 


a_DSC_0658_20121105235136.jpg

無印良品のお風呂用具入れ

これはイクエの職場の先輩から餞別でいただいたもの。
シャンプーや石けん、歯ブラシセットやカミソリなどを入れてるから
これごと持ってシャワー室へ。
メッシュなので濡れてもOK
安宿は部屋にバスルームがないところが多いから重宝しています。


「いよいよベスト2位、1位 同時に発表」
ジャジャン♪ 


a_DSC_0679.jpg


「2位は計算機 1位はiPhone

計算機は言葉が伝わらない時に相手に渡して値段を教えてもらう。

「iPhoneにも計算機の機能がついてるじゃん」ってイクエは思ってたんだけど
ケンゾーいわく
「知らない人にそんな高価なもん渡せんやん。
 持っていかれたらどうすると!」だって。
まあ、そうだね。計算機はダイソー製品だしね

会計係のケンゾーは毎日家計簿をつける時にも愛用してます。


1位に輝いた、iPhone。
契約は解除してるから電話としては使えないけど
WiFiのあるところだとネットが使える

地図をダウンロードしておけば、街中や人込みでもパッと取り出して確認できる

電車やバスの時刻表を写真で撮れば、いちいちメモしなくていい

もちろん目覚まし時計としても使ってる

それと音楽プレーヤーとしても使える
寝台列車やドミトリーでほかの人と寝ないといけないとき
そのなかにイビキがうるさい人やしゃべり声がうるさい人がいたら
気になってなかなか眠れない。
こんなシチュエーションって貧乏旅行だと多い。
そんなときは落ち着ける音楽を聴きながら眠りにつきます。

さらに、いろんなアプリをいれておけば使い道は無限大∞


さて、旅の途中で「あーこんなんやっぱり必要だったあ」って
現地調達した物もある。
そのなかでも一番使ってるのはこちら。


a_DSC_0682_20121105235521.jpg

裏地付きあったかモモヒキ(かっこ良く言えばレギンス)」

モンゴルで購入。
ズボンの下に履いたり、パジャマ代わりにしたり。
宿に暖房がなかったり、ペラペラのブランケットしかないところが多いから
かなりお世話になる回数は多い。

これから世界一周をご予定の方、かさばるのがイヤなら
ヒートテックの薄手のものか、女性ならタイツを持っていかれることを
お勧めします。


イクエとケンゾーは、いまのところ旅してる場所が寒いところが多いので
あつ〜い国を旅行してると、また必要なものは変わるかもしれません。
そのときは改めてお伝えします♪

以上、旅に持ってきてよかったものベスト5でした〜。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国 なんなんだこの透明度は!?

2012.11.07 21:30|世界の絶景☞EDIT
喉の痛みは無くなったけれど鼻が詰まって鼻声のケンゾーです。
これは風邪をひいたってこと?

世界遺産「九寨溝」。
今回もその絶景を画像メインでお送りします。
アクセスなどのインフォメーションはこちら

鏡面シリーズ。
どこからが湖でどこからが本物か分からなくなるほどの美しさ。
なんだか歩いて行けるような錯覚すら覚える。
まだ顔を出していた満月が写り込んで神秘的だ。

a_DSC_0108_20121105062613.jpg

a_DSC_0130_20121105062613.jpg

a_DSC_0140.jpg

湖面の草も宙に浮いているように見える。

a_DSC_0172_20121105062612.jpg

a_DSC_0270_20121105062611.jpg

透明度が高すぎて深さがよく分からない。
水のミネラル分の作用で木は腐らないそうだ。
なんだかここだけ時間が止まっているような気がする。

a_DSC_0313_20121105062753.jpg

a_DSC_0290_20121105062754.jpg

a_DSC_0298.jpg

a_DSC_0321_20121105062752.jpg

a_DSC_0328_20121105062752.jpg

湖だけじゃなく豪快な滝も見どころのひとつ。

a_DSC_0183.jpg

a_DSC_0356_20121105062751.jpg

a_DSC_0367.jpg

滝と湖。動と静。

a_DSC_0384.jpg

a_DSC_0391_20121105062856.jpg

a_P1000929.jpg

絶景を動画でもどうぞ。



この吸い込まれていくような透明度。
自然の美しさと不思議さに圧倒された。
言葉が出ない。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国・四川省 「九寨溝」☆☆☆

2012.11.06 21:40|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
バックパックの重さに慣れてきたイクエです。

きょうお伝えするのは、先日の「黄龍」からも近い「九寨溝」。
黄龍よりも成都からの直通バスがあり、とても有名な観光地。
日本でも九寨溝をメインにしたパックツアーがよく売り出されているけど
尖閣諸島がらみの反日運動のせいか日本人の団体ツアー客には
この旅行中にまだ一度も会っていない。
紅葉も終わりシーズンオフにさしかかる時期なので中国人客も少なく
並ばないと買えないチケットもすんなり購入。
ここの入場料もすご~く高い! 220元!
九寨溝はとても広くて全部まわると50キロくらいあるので
専用バスの乗り放題チケットも必然的に買わないといけなくてこれが90元。
あわせるとふたりで8000円くらいになる。
ああ~~、高いよね・・・って思うんだけど
こんな景色を見たら、何も文句を言えなくなる。

a_DSC_0382_20121104235339.jpg

a_DSC_0335_20121104213451.jpg

いくつもの湖がある九寨溝。
そのなかでももっとも美しい青を見せると言われる「五彩池」。
前日の「黄龍」がエメラルドに白を混ぜたようなグリーンなら
ここはターコイズを透き通らせたようなブルー。

a_DSC_0397_20121104213619.jpg

石灰岩の炭酸カルシウムが湖の下に沈殿し、太陽の光が反射することで
青や緑、オレンジなど刻々と色が変化する。

水の中の倒木は、表面に炭酸カルシウムが付着することで
涸れることなく、その姿をとどめる。
時間とともに湖の底に閉じ込められたかのよう。

a_DSC_0238_20121104213621.jpg

a_P1000925.jpg

九寨溝は標高の高いところは3100m、低いところは2000m。
140あまりの湖や泉が小川と繋がっていて
標高の高いところから下へと、きらきらと輝く水が流れている。

a_DSC_0376_20121105215252.jpg

a_DSC_0206_20121104234803.jpg

九寨溝には笹も生い茂っていて、パンダの生息地だった。
よくジャイアントパンダが水を飲みに来ていたんだそうで
こちらの池はその名も「大熊猫(パンダ)池」。

a_DSC_0313_20121104213620.jpg

白くてかわいいパンダに会いたいんだけど
今では白い衣装を身にまとったかわいらしい人たちの姿を見ることができる。

a_P1000933.jpg

a_DSC_0324_20121104222635.jpg

あちこちで結婚式の写真撮影。
こんなありえない色の池をバックに写真を撮ったら
合成写真みたいなのが撮れるだろうなあ。
花嫁よりも背景のほうが美しすぎて、そっちに目がいっちゃいそうだけど。

a_DSC_0320_20121104222636.jpg

九寨溝の美しさは、水の色彩だけじゃない。
こちらは「鏡海」。
風がなく、水面に波がないときはまさに鏡のように山々が映る。
どちらが本物? 不思議の世界に迷いこんだみたい。
湖に浮かぶのはまるで富士山の絵。
上下逆転していて、ペンキで塗ったような水色の部分は空が映ったもの。

a_DSC_0132_20121104213122.jpg

こちらも湖に映った風景。
真ん中あたりの棒は、湖の水面に突き出ている枝。

a_DSC_0166.jpg

自然が作り出す究極の美。
さまざまなブルーを見ることができる九寨溝。

「星いくつ?」

「星、3つ!

一歩一歩、湖のほとりを歩くたびに
日光の向きや湖面に映る景色がかわり、どれだけ見ていても飽きない。

美しすぎるこの九寨溝。
名前の由来は、チベット族の集落がここに9つあったから。

チベットの人たちがいつも手で回しているマニ車。
お経が書かれている筒で、1回まわすとお経を1回唱えたことになる。
この「マニ車」が、水車でまわっている。

a_DSC_0442.jpg

いまでも、九寨溝にはチベットの人たちの集落がある。

a_DSC_0422_20121104223314.jpg

a_DSC_0424.jpg

a_DSC_0421_20121104223315.jpg

a_DSC_0465_20121104223313.jpg

秘境のような場所にある九寨溝。
以前は、チベットの人たちの秘密の場所だったんだろうな。
でも、いまでは毎日何千、何万人が訪れる一大観光地。

a_DSC_0455_20121104222634.jpg

チベットの人たちの集落はいまでは中国人観光客でごったがえし
土産物屋が並んでいる。

a_DSC_0474.jpg

チベット族の少数の人たちが守ってきた九寨溝は政府に引き渡され
秘密の園ではなくなった。そこに静寂はない。
中国政府が力を入れる観光地。
道路は整備され、集落は管理されるようになった。
集落は土産物屋街になり
チベットの人たちの生計の立てかたもかわった。

a_DSC_0463_20121105074140.jpg

a_DSC_0476_20121104222633.jpg

ゴミを集めたり、掃除するスタッフとして
チベット族の人たちが雇われている。
九寨溝を引き渡させるかわりに、チベット族を雇用する。
アメとムチの政策のようにも感じる。
確かに以前のつつましい生活よりも
お金を手にすることができるかもしれない。
けれどどちらの生活スタイルが豊かで幸せなんだろう。

a_DSC_0457.jpg

a_DSC_0485_20121105215252.jpg

自分たちも観光客として、かつての秘密の園に足を踏み入れたイクエとケンゾー。
チベット族の大切な場所におじゃましてしまった。

そんな立場でありながら、そんな立場にたってしまったからこそ
せめて祈りたい。

この世のものとは思えない九寨溝が、これ以上手を加えられることなく
自然の美しさが保たれますように。
ここに住むチベットの人たちが、彼らがもっとも良いと思える暮らし方をし
文化を守り抜くことを誰からもじゃまされませんように。

九寨溝の絶景画像はこちら!

【旅 info.】
  九寨溝a_DSC_0276_2.jpg
成都「旅遊客集散中心バスセンター」から毎日運行。
所要時間10時間。141元。
入場料220元、園内バス90元。
(11月16日からのオフシーズンは80元。)
バスセンターから九寨溝入口までは約1km。
歩いて行けなくはない。タクシーだとだいたい10元。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国 ここは桃源郷!? これは何色!?

2012.11.05 21:07|世界の絶景☞EDIT
四川名物「火鍋」で喉をやられてしまったケンゾーです。
でも美味かった!

中国を代表する自然遺産「黄龍」。
アクセスなどのインフォメーションはこちら
今回はその絶景を画像メインでお送りします。

標高およそ3500mの森の中に突如
姿を現す鮮やかないくつもの湖。

a_DSC_0800.jpg

a_DSC_0928_20121104032652.jpg

a_DSC_1000_20121104032652.jpg

まわりの山や森と見事に調和し、絶景をつくりだしている。
紅葉は終わってしまったけれどうっすらと雪化粧をした山も美しい。

a_DSC_0003.jpg

湖に木々が影を落とす。
光の濃淡で刻々と水の色が変化を遂げる。
青でもなく緑でもない。
この美しい色は何色?

a_DSC_0010_20121104033657.jpg

幾重にも重なる波紋。
まるで水の鼓動のよう。

a_DSC_0018_20121104033657.jpg

a_DSC_0930_20121104033944.jpg

a_DSC_1014_20121104033944.jpg

a_DSC_1029_20121104033945.jpg

太陽の光で色が変わり、風の強さで波動が変わり
二度と同じ景色を見ることはできない。

a_DSC_1077.jpg

溢れ出した水は鍾乳石の坂を流れ落ち・・・

a_DSC_1111.jpg

ときに豪快な滝となる。

a_DSC_1091_20121104033945.jpg

a_DSC_0915.jpg

どうしてこれほどの色彩が生まれたのか。
見れば見るほど不思議だ。
長い時をかけて自然が作り出した絶景は
人間にはけっして作ることができないからこそ
人間が壊してはいけない。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国・四川省 「黄龍」☆☆☆

2012.11.04 21:17|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
マナーを守るのは不得意だけどバスでお年寄りと子どもに
中国人がよく席を譲っているのを見て嬉しくなるイクエです。

今回はこのコーナーで初めて自然遺産をご紹介。
四川省にある「黄龍」。
近くにある有名な自然遺産「九寨溝」の陰に追いやられているけれど
この「黄龍」も九寨溝に負けない美しさがあるらしい。

黄龍の標高は平均3500メートル。
11月になると、降雪でバスが運休することもあると聞いていたので
ぎりぎりの10月31日にむかう。
バスは山のぐねぐね道をのぼっていく。
窓から見えるのは雪化粧した美しい山脈。

a_DSC_0027_20121103190733.jpg

入場料は、とても高くて200元!!
黄龍は山の斜面およそ7、5キロにわたって
いくつもの小さな湖のようなものができているところ。
全部歩くのはきついので片道はロープウェイに乗るんだけど
のぼりのロープウェイは80元。
こんなに高いのに、シーズン中は中国人がめちゃくちゃいっぱい
観光に訪れるんだって。
ロープウェイ待ちで30分以上かかることもあるらしい。
この日は平日ともあってすんなり乗れた。

a_DSC_0770.jpg

ロープウェイを降りたら、冬の森を歩く。
頭上には雲のない青空。
大気汚染のひどい中国で、はじめて吸うきれいな空気。

a_DSC_0788_20121103194747.jpg

木々の奥から、自然のものとは思えない色彩が飛び込んでくる。
なんだこの色は!!

a_DSC_0808_2.jpg

とても不思議。こんなの見たことない。人工物みたい。
どんなふうになってるんだろう。
はやる気持ちとは裏腹に、標高が高くて酸素が薄いから
思うように速く歩けない。胸がドクドクする。

a_DSC_0833.jpg

そして、標高3600メートルの五彩池に到着。
ああ、この場所こそ「桃源郷」だ〜。

a_DSC_0906_20121104005333.jpg

a_DSC_0934.jpg

水の色は、空の色や日光の強さ、風向きによって刻々と変わっていく。

a_DSC_0990_20121104012228.jpg

a_DSC_1073_20121104005331.jpg

a_DSC_0974_20121104005332.jpg

こんな標高が高いところだけど大昔はここも海の底だったそう。
サンゴでできた石灰岩が溶けて棚田のようになっている。
この黄色い壁で仕切られた丸い湖は3400もあるんだって!
小さな丸い湖が遠くからだと龍のウロコのように見える。
「黄龍」と呼ばれる理由がわかる。

a_DSC_0929_2.jpg

湖の壁は葉っぱや枝が集まってできたもの。
今も少しずつ形を変えている。

a_DSC_1048_20121104012729.jpg

a_DSC_1041_2.jpg

小さな湖は斜面に沿ってできているので
湖の水がいっぱいになったら、そこからあふれて下の湖へと流れていく。

a_DSC_1080.jpg

a_DSC_0978_20121104014723.jpg

a_DSC_1009_20121104014723.jpg

時期によっては水の量が少なくて
からっぽのところもあるようだけれど
イクエたちが行った時は前日に雪が降っていたこともあって
透き通る水色の棚田がずっと続いていた。
中には凍っているところもある。
氷の中に閉じ込められた木々。

a_DSC_1026_20121104011747.jpg

a_DSC_1033_20121104011746.jpg

遊歩道は4キロほど。
標高も高いので普通のスピードで歩いてもちょっとしんどい。
ロープウェイの運賃は上りは80元だけど下りは半額の40元。
上りと下り、どっちをロープウェイにするか悩むところだけど
80元払って正解だった。
だって歩いてのぼってる人とすれ違うけど
みんな胸を押さえてとてもつらそう。
高山病でぐったりしている人もいる。

a_DSC_1058.jpg

人を容易には寄せ付けない場所だからこそ
こんな美しい場所がこの時代まで崩されずに保たれてたのかな。

遊歩道の途中には、酸素を吸引できる小屋が設置されている。
使い捨てストロー代の1元を払えば、自由に使える。

a_DSC_0815_20121104012908.jpg

a_DSC_1106_20121104004900.jpg

とても神々しくてまぶしくて
この世のものとは思えない光景。
そんな場所は自然と聖地となる。
この黄龍も昔から地元の人たちの信仰の場所で、お寺も建てられている。
観光地化されてしまったけれど、ずっとずっとこの美しい光景が壊されませんように。
観光客として足を踏み入れている身。静かに手を合わせる。

a_DSC_0875_20121104015238.jpg

a_DSC_0937_20121104015238.jpg

a_DSC_0968_20121104015921.jpg

さてこのブログでお伝えする初めての「自然遺産」。
「星いくつ?」

「星、3つ!

どんな人の英知を集めても、この美しい青に勝る色を作り出すことはできない。
入場料は高いけれど、お金を払ったことは後悔しない。

帰りのバスのなかでは、中国人たちが車窓からの光景を連写モードで
撮影し続けていた。

a_DSC_0036_2.jpg

みんなが取り憑かれたようにシャッターを押して撮っていたのは
青空と雲だった。

a_DSC_0023_2.jpg

大気汚染で、中国の多くの地域の空はいつもかすんでいて黄色い。
「中国人は青空を見たことがあるのかな」「虹を見たことがあるのかな」
「星を見たことがあるのかな」と
イクエとケンゾーはいつも話していた。
湖面に青空を映しこみ、太陽の光を反射させキラキラ輝くからこそ黄龍は美しい。
この地の青空がいつまでも青空でありますように。

黄龍の絶景画像はこちら!

【旅 info.】
  黄龍a_DSC_0930_20121104030423.jpg
「九寨溝バスターミナル」からバスで3時間。片道45元。
バスは7:00、7:30発の2便。帰りは15:00発。
7時発のバスで行っても観光できる時間は4時間半くらいしかない。
今回は観光客が少なかったので余裕をもって見て回ることができたが
ハイシーズンはロープウェイの待ち時間もあるので
車をチャーターしたほうがいいかも。
入場料200元。ロープウェイ上り80元、下り40元。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

中国 ユースホテルで宿泊拒否される!

2012.11.03 20:55|中国☞EDIT
寝たい時に寝て、朝は自然に目覚めるという
ストレスレスな生活を送っているイクエです。

九寨溝は一大観光地とあって、道路沿いにはホテルや食堂、土産物屋が並び
田舎にもかかわらず、その周辺だけ街はとても栄えている。

a_DSC_0494_20121103130234.jpg

泊まるところは100以上ある。
九寨溝のバスターミナルに到着。
バスを降りたとたん私たちを待ち構えていたのはたくさんの客引きの人たち。
「インターネットは使える?」と聞くとみんな首を横にふる。

ネットも使えて、外国人やバックパッカーが利用しやすいゲストハウスや
ユースホステルもたくさんあるので自分たちで探そう。
そう思っていたら、イクエたちを追いかけてきて
「インターネ、オケイ オケイ!!」という声が後ろから聞こえた。
チベットの客引きの女性だった。彼女の名前は「アメ」。
英語が通じないのでよく理解できないけれど
ネットが使えてツインの部屋で160元の宿を紹介してくれるようだった。
ここからは値段交渉。160元が140元になった。
もう一押しと「120元!」とお願いするとアメはその宿に電話して確認。
宿から、部屋が空いているから特別に120元でもいいという了承をもらった。

どうせなら漢民族が運営する宿よりは
チベット族の宿にお金を落としたいし、まあいいか。
きっとチベット族の宿だろう。

バスターミナルは宿街から少し離れているのでタクシーを拾って3人で宿へ。
客引きには、客を連れてきたら宿からマージンが入るシステムになっているようで
タクシー代はアメがポケットマネーから支払った。

a_DSC_0706_20121103131338.jpg

着いたところは、ユースホステルだった!
な~んだ。てっきりチベット人がやっているマイナーな宿かと思っていた。
もともとユースホステルに泊まる予定だったしちょうどいい

中に入ると、フロントには日本語で「レセプション」と書いてある。
チェックインタイムの説明や観光地の案内なんかも英語と中国語と日本語で書いてある。
とても過ごしやすそうだ♪

受付には若い中国人のスタッフが4人いた。
イクエたちを見るなりスタッフの表情が曇った。
「ハロー」と言ってもにこりともしてくれない。

アメが何かスタッフたちに言うけどスタッフは首を横にふるばかり。
アメが強い口調で抗議している様子。
どんなことが話されているのかまったくわからないし
スタッフたちはイクエたちに何も説明しようとしてくれない。

あ~、なにかの行き違いでさっきまで電話でアメにふたり分の部屋を確保するって
スタッフが言ってたのに、結局部屋は空いてなかったんだ。
そう思って「ノールーム?」って聞いてみた。
すると、イヤホンで音楽を聴いたままこれまで目もあわせてくれなかった
男性スタッフが「ノールーム!!」って答えた。

まあ、しょうがない。
近くにはほかにもたくさんユースがあるし自分たちで探そう。
アメは納得がいかないようでスタッフとやりあっている。
タクシー代を払ったのにマージンをもらえないアメはちょっとかわいそうだね
そうケンゾーと言いながらユースホステルを出て歩いていたら
アメが追いかけてきた。
アメが携帯電話を取り出して文字を打ち込んだ。

a_DSC_0705_20121103125842.jpg

今出てきたユースホステルを指差して、その携帯をイクエたちに見せた。
携帯に打ち込まれていたのは

「日本人不要 日本不要」

あああーーー!!  そういうことだったんだ。
中国旅行をしていて初めての宿泊拒否。ショックだ。
何がショックかって、こんな観光地で、外国人が利用するユースホステルで、
しかも日本人がこれまでさんざん利用してきた宿が
宿泊拒否をするということにショックだった。
尖閣諸島問題で反日感情が高まっていると言われていたけれど
これまで日本人だからと嫌みを言われたりいやがらせをされたことは一度もなかった。

今までの中国旅行では、中国人しか泊まらないような宿に
予約も入れずに飛び込んでいっていたけど
日本人とわかっても宿泊拒否されたことはない。
むしろ定価の半額とか3分の1の値段で泊めてくれていた。
なのに、ユースホステルが・・・。

日本語の張り紙はきっと、これまで泊まっていった日本人が教えたり
かわりに書いたものなんだろうな。
そんなことを思うと、広い心をもたなきゃいけないってわかってはいるけど
やっぱり残念な気持ちというか腹立たしい気持ちになる。

アメが携帯電話に漢字を打ち込む。
解読するとどうやらアメの家も宿をやっていてインターネットとかないけれど
きょうはそこに泊まらないかということだった。
どんなところなのかよくわからないけれど
とりあえず同じ値段でそこに泊めてもらうことにした。
アメのだんなさんが車で迎えに来てくれて4人でアメの住む集落にむかう。

a_DSC_0707_20121103125841.jpg

集落は繁華街から10キロくらい離れた田舎だった。
小川が流れ、牛が鳴いている。

a_DSC_0722_2.jpg

ぜんぜん宿には見えないし、まわりには店もなにもないし
こんなところに泊まる人はいるんだろうか。

a_DSC_0718_20121103125925.jpg

でも、思いのほか、室内はきれいでホットシャワーも使える。

a_DSC_0727.jpg

いまは誰も泊まってないけれど
オンシーズンで街中の宿が足りない時はここに泊まる人もいるのかなあ。
それとも旅行じゃなくて何かの用でここを訪れるチベット人が利用するのかなあ。
ホテルと言うよりも、アメたちの大きな家の1部屋を間借りする感覚だ。

a_DSC_0730_20121103140136.jpg

アメには7歳と1歳の子どもがいて
かわいい息子がイクエたちの部屋のカーテンでかくれんぼ。

a_DSC_0717_20121103125925.jpg

a_DSC_0711_20121103125841.jpg

まわりに食堂なんてない。
夕食はアメの手作り。
アメの部屋のキッチンで手際よく作ってくれる。

a_DSC_0731.jpg

a_DSC_0736_20121103130019.jpg

a_DSC_0733.jpg

ちょっと辛い肉とナッツが入ったあたたかい麺。
これまでどこの食堂に行っても料理がおいしかったので
料理人だけが料理が上手なのか、それとも一般の人が作る家庭料理もおいしいのか
どっちなんだろうと思っていた。

a_DSC_0742_20121103130019.jpg

アメの家庭料理はおいしかった♪

ごはんを食べながら筆談でコミニュケーション。
言葉が通じれば、中国政府のことをどう思うかとか
自分たちが住んでいた場所が観光地化されたことをどう思うかとか
いろんなことを聞きたいのに、それができないので残念。
しかも、アメにとっては中国語も実際のところ半分外国語みたいなものだ。
一生懸命なんどもつぶやきながら、たどたどしく漢字を記していく。

a_DSC_0748_20121103130018.jpg

「成都」という漢字も、アメはなかなか書けなかった。

a_DSC_0749_20121103130018.jpg

アメにチベット語のあいさつを教えてもらった。
教えるときのアメはちょっとうれしそうだった。

翌日はアメが探してくれた別のユースホステルに泊まった。
「ホステル C」というゲスハウス。
ツインは高かったので、イクエとケンゾーにとってはこの旅行で初のドミトリー。
ドミトリーだけど、ふたりで140元で
アメのところよりもふたりで20元高い。
(この時期は宿代はまだ高いみたいで、ほかの宿のドミトリーに泊まっていた人も
 1人80元だったと言っていた。)

a_DSC_0076_20121103132636.jpg

ドミトリーには中国人の若者グループもいたけれど
笑顔で接してくれた。
宿泊拒否のあとだったから、彼らの分け隔てない接し方に救われた。

宿泊拒否をする宿はごくごくわずか。
ほとんどの中国人は「中国との問題を抱えている日本人」としてではなく
あたりまえのことだけど「ひとりの人間」としてみてくれる。
にこやかに話しかけてくれたり、「コンニチハ」「アリガトウゴザイマス」と
はにかんだ笑顔で言う中国人にいっぱい出会ってきた。

だからここで私たちが彼らのことを「反日感情をもつ中国人」として
敵視したくはない。

政治的に対立していても文化や考え方が違っても
結局は人と人とのつきあいなのだから。
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

車窓から見えた地震の爪痕 チベットの心

2012.11.02 21:46|中国☞EDIT
西安から成都へ移動したケンゾーとイクエです。
ここを拠点にチベット自治区に行きたいと思っていたけれど
今現在は外国人の入境は許可されていないと聞いてショック!
チベットへの入境は状況がコロコロ変わるので
ひとまず世界遺産の九寨溝と黄龍へ行くことにした。

成都から九寨溝へはバスで約10時間。
夜行バスではないので移動で丸1日潰れる。

出発からしばらくするとバスは山間部へ。
すると車窓からは目を見張る光景が。
四川大地震の爪痕だ。

a_DSC_0577.jpg

a_DSC_0579_20121101215521.jpg

2008年5月12日に起きたこの大地震では
亡くなった人たちは9万人近くともいわれていて、1万人以上の人が行方不明となった。

a_DSC_0584_20121101215520.jpg

a_DSC_0586_20121101215520.jpg

ニュースでもちろん知ってはいたけれども
こんな山間部で被害があったなんて思ってもいなかったし
まだ被災から4年しか経っていないんだとあらためて思い知らされた。

a_DSC_0641.jpg

a_DSC_0541.jpg

a_DSC_0616_20121101223834.jpg

壊れたままの建物や崩落した道路を眺めていると
去年過ごした岩手県陸前高田とだぶって見える。
東日本大震災からまもなく1年と8ヶ月。

「もう」ではなく「まだまだ」1年と8ヶ月しか経っていない。
忘れてしまうことが一番残酷なこと。
日本を離れて何もできないけれど、せめて思い続けていかないと。

四川大地震のではここで暮らす多くのチベット族の人たちが犠牲になっている。
バスが向かう九寨溝も山間に位置しているチベット族の住むところ。
バスはどんどん山へと向かっていく。

a_DSC_0699_2.jpg

チベット族の人たちの暮らしぶりが見えてくる。

a_DSC_0534_20121103121444.jpg

a_DSC_0040_20121101230053.jpg

a_DSC_0689_20121102073755.jpg

チベットの特徴的な家屋が建ち並ぶ。
けれど、いたるところに中国の国旗が掲げられている。

a_DSC_0671.jpg

a_DSC_0527_20121103121557.jpg

a_DSC_0554_20121103123338.jpg


a_DSC_0601.jpg

チベットにも独自の国旗はある。
けれど、チベットの独立を断じて認めない中国政府は
チベット国旗も認めずチベット国旗を掲揚したら逮捕されることもある。

チベット族の集落ではきっと、中国政府から中国国旗の掲揚を強制されるか
掲げることを強力に推進されているのではないかと思う。
漢民族が多く住むほかの町では国旗の掲揚はほとんどないのに
なぜチベット族の集落にこれほどの中国国旗を掲揚しなければならないのか。

チベット族の家で風にはためく国旗を見ると胸がひりひりする。

a_DSC_0047_20121101233117.jpg

a_DSC_0519_20121103121724.jpg

a_DSC_0524.jpg

けれど、国旗に負けないようにチベット伝統の鮮やかな「タルチョ」が風に舞う。

7年前にチベット自治区にイクエが行ったとき
願いを込めてつける「タルチョ」は寺や山の上などでよく見かけた。
けれどこれほど一般家庭でたくさんのタルチョを掲げているのは見たことがない。
集落全体がタルチョでカラフルだ。
無数のタルチョを掲げることが、彼らの静かな抵抗のような気がしてならない。

a_DSC_0048_20121101233117.jpg

a_DSC_0526_20121103121932.jpg

a_DSC_0041_20121101233118.jpg

a_DSC_0695.jpg

風にはためくタルチョは
とても、気高い。

a_DSC_0753_2.jpg

a_DSC_0405_20121103124344.jpg
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから! 

1食100円!! 中国旅行の食生活を公開

2012.11.01 20:57|中国☞EDIT
左目にものもらいが出来てしまったケンゾーです。
これは絶対につねに埃っぽい空気のせいだ。

ここ中国では食べるものには困らない。
この2週間どんなに汚い店に入っても出てくる料理に失敗はなかった。
中国に来る前のモンゴルとのギャップが激しすぎる。
だって、メニューからして天と地ほどの差がある。

a_P1000889.jpg

モンゴルにはこんな迷うほど料理なかったし
メニューに載ってるのにほとんど出来ないとかしょっちゅうだった。

毎日おいしい料理を楽しんでるケンゾーとイクエ。
ここでふたりがどんなものを食べてるのかいくつかピックアップ。
1元=約13円です。


北京の故宮の横の通りにはリーズナブルな店が並んでいる。
入った店の厨房には料理一筋、まじめそうなおじさんが。

a_DSC_0531_20121029134740.jpg

a_DSC_0523_20121029134739.jpg

卵とトマトが入った麺13元。絶妙な焼き具合でふわふわ。
ほっとする味だ。

a_DSC_0527_20121029134739.jpg

天津の昔ながらの街並みにある食堂。

a_DSC_0906_20121030001430.jpg

名前を忘れてしまったキャベツと中国豆腐と短くて平べったい麺を炒めた料理。
チープだけど醤油味で美味しい。7元。

a_DSC_0910.jpg

天津駅前のバスターミナル地下の食堂街は安い店が集まっている。

a_DSC_0886.jpg

けっこう探したけど結局天津飯を見つけられなかったケンゾーとイクエ。
(調べたら天津飯は日本独自のものだそう)
なんちゃって天津飯でがまん。
西紅柿炒鳮蛋盖飯12元。
これはこれでトマトが甘酸っぱくて美味しかった。

a_DSC_0888.jpg

ここのバスターミナル地下の食堂街は毎晩お世話になった。
後ろの値段をよーく見て!ビックリするくらい安い。

a_DSC_0952_20121030001714.jpg

辛さが病みつきになる酸辣面。
野菜もたっぷり入って9元。

a_DSC_0953.jpg

店によってはときどきこんな感じで皿やコップが
キレイにラッピングされてテーブルに置かれてることがある。
「おっ、清潔感があってサービスがいいね」とおもったあなた、これ有料なんだな。
店によって多少違うと思うけどこの店でイクエが使ったら2元取られた。

a_DSC_0677_20121031232404.jpg


洛陽はのんびりした雰囲気の街だった。

a_DSC_0988_20121030001940.jpg

中華の定番、水餃子9元。
皮がプリプリ、中はジューシー。

a_DSC_0990.jpg

シャキシャキのピーマンと玉ねぎが甘い回鍋肉15元。

a_DSC_1115.jpg

龍門石窟入口近くの食堂。

a_DSC_1117_20121031225410.jpg

左:炒涼皮6元、右:阳春面6元。
美味しかったんだけど器に被せたビニール袋がじゃまでスープが飲みにくかった。
このスタイルの店はけっこう多い。

a_DSC_1120.jpg

野菜がたっぷり、彩りも鮮やかで箸が止まらない。
魚香肉◯盖飯15元(◯は日本に無い漢字)

a_DSC_0206_20121031225619.jpg


そういえば今まで食べてなかったチャーハンを西安で食べた。
牛肉炒飯15元。

a_DSC_0294_20121031225618.jpg

ウイグル族が多い西安の夜店街。

a_DSC_0479.jpg

焼き鳥1本1元。
かなりスパイシー。

a_DSC_0488_20121031225941.jpg

久しぶりに魚を食べた。1本2元。
焼き加減が絶妙で身がプリップリ。

a_DSC_0491_20121031225940.jpg

中国ではしょっちゅう食べる包子を西安でも。

a_DSC_0534.jpg

ここの店の包子は小さくてかわいい。
7個で7元。

a_DSC_0535_20121031230156.jpg


最後に成都。
成都といえば麻婆豆腐発祥の店「陳麻婆豆腐」。
どれだけ辛いか未知数だったので小にした。12元。

a_DSC_0561_20121031231013.jpg

a_DSC_0562_20121031231013.jpg

思っていたほど辛くはない。
日本のものよりしっかりした味付け。
辛くはないけど山椒の量が多くて舌がビリビリになる。

麻婆豆腐も美味しかったけど、この魚のから揚げ甘酢あん掛けがウマかった!
魚の種類は不明。たぶん淡水魚。
ナマズかな?フナかな?38元。

a_DSC_0566_20121031231012.jpg

a_DSC_0567.jpg


とにかく安くて何を頼んでも美味しくて間違いがない!
マナーのことなど多少嫌なことがあっても
「美味しいもの作ってくれるから、まっいいか」と許せてしまう。
食に関しては「星3つ!」
にほんブログ村 旅行ブログ 世界一周へ
にほんブログ村

ランキングが上がるとモチベーションも上がります ♪
あなたのclickで応援お願いします!
ほかの世界一周旅行者のブログもここで見られます ♪

コメントはこちらから!