洗濯物を手洗いするのに慣れて、最近洗濯が苦じゃなくなったイクエです。
旅していて思うのは、中国はほんとうに 広い
そして「中国三千年の歴史」とも言われるように古くから栄えているので
世界遺産がたくさんある
今回ご紹介するのは紀元前10世紀から紀元後10世紀までの2000年間
中国歴代王朝の都があった、ここ西安にある世界遺産。
秦の始皇帝にまつわるものです。
始皇帝は、中国で最初の王という意味で「始皇帝」。
この始皇帝が自分のお墓を守らせるために等身大の兵士や馬の陶器をつくらせた。
それが兵馬俑。
日本の埴輪をもっと精巧にして、大きくした感じ。
兵馬俑には西安駅からバスが出ていて
朝、駅に行ってみるとバスに乗るための長蛇の列

観光地はどこも外国人ツーリストではなく、中国人でいっぱい。
でも、ここで初めて中国っぽくない光景を目の当たりにした
みんな、ちゃんと並んでる!!

割り込みすることもなく我慢強く待っている。
割り込みしようとする人がいても
「だめ。後ろに並びなさい。」みたいなことを言っている。
そしてちゃんとひとりずつ順番にバスに乗っている。
中国を旅して、初めてだよこんなの。
いいね
バスに揺られて1時間。
入場料は兵馬俑と始皇帝陵のセットで150元。
ここも値上がりしてる! ふたりで4000円近くかかる
中国は観光地の入場料がすごく高いのでこれから中国旅行をする人は心積もりを。
入場券の販売窓口から兵馬俑までは1キロ以上歩く。
でも土産物屋が並んでいたり
手作りのかわいい靴やバッグをおばあちゃんたちが売っていたりしていて楽しい。

こんな銅像も!


銅像じゃなくて、人間だった。
お金払ったら一緒に写真撮れるんだって。
もう兵馬俑を見終わったのかな。こちらはかなりお疲れな様子。

兵馬俑は大きな体育館みたいなところに、発掘された状態で保存されている。
ぐるりとまわりを歩いて見ることができるようになっている。


今まで写真で見たことはあったけど、規模がわからなかった。
目の当たりにするとひとつひとつの人形がイクエよりもでかいし
ひとつひとつに魂があるみたいで異様な感じがする。
夜になると動き出しそう。
目が赤く光って、ギシ、ギシって音を立てて歩き出し、馬がパッカパッカ。
ちょっとこわい。


みんな同じ方向を向いて、始皇帝の墓を守っている。
一人一人、身長も顔も髪型も違う。


今は色が落ちているけれど、当初は皮膚の部分を肌色で塗ったり
服や髪も色が付けられていたんだって!
人の大きさもあるのに、素焼きされた陶器なのでまたすごい。
ひとつひとつ細かくて爪まである。

兵馬俑は当時、地下に穴を掘って設置されたあと
柱や布で屋根がつくられ、囲われてその上に土を被せて埋められていた。
2000年以上たった1974年に井戸を掘っていた地元の農民が
偶然発見したんだそう。
いま8000体以上発見されてるんだけど
まだまだ地下に眠ってるのがたくさんあるみたいで、同時に発掘作業も行われている。

なんかマネキン工場みたい。
ひとつひとつのパーツをあわせていくのは骨が折れる作業だろうな。



発掘はされたけれど劣化が激しくて手が付けられていないところは
頭や足が転がっていて、なんか戦場みたいになっている。


兵馬俑のあとは、無料のシャトルバスに乗って
始皇帝が王に即位してすぐにつくらせたという始皇帝陵へ。
お墓には木が生い茂り、鳥たちが鳴いていて山みたいになっていた。

この始皇帝陵、中がどうなっているのかは定かではない。
けれど史記によると、陵墓の中には銅で敷き詰められた宮殿があって、財宝があって
水銀の海や川までつくられていたみたい。
実際にボーリング調査をしたら多量の水銀が検出されたらしい。
史記には、中に入ったら自動的に矢が放たれる仕組みにもなってるって書いてある。
インディージョーンズの世界だね。
この陵墓、兵馬俑から2キロくらい離れたところにあるんだけど
陵墓のすぐそばでも兵士の像が発見されている。
いったい何体つくらせて、どのくらいの範囲に埋めさせたんだろう。
現実的には無理だろうけど、このあたりいったいを全部掘り返してみたら
すごいことになってるだろうな。
ここでも発掘作業が行われている。

でも作業員の人たち、お茶飲んで話してばっかり。
作業してる人よりも、それを見守っている人のほうが多い。
いつになったら作業が終わるのか、気が遠くなる。

さて「今回の世界遺産、星いくつ?」
「星、2つ!」
ずらりと並んだ等身大の像は異様で迫力があって、規模もケタはずれ。
よくここまでつくらせたなって驚くし
始皇帝がそこまで死後の世界に執着したことにも驚く。

兵馬俑を見ていて思うのは
地震がきたらドミノ倒しなって壊れるんじゃないかってこと。
ほかにも天災や戦争なんかで、これだけすごい遺産が台無しになってしまうことも
もしかしたらだけれどあるかもしれない。
だから、今発掘されているだけでもう十分だから
残りはあえてそのまま土の中で眠らせておいて
遠い将来の人たちのために取っておいてもいいんじゃないかなあ、なんて思うのです。
旅していて思うのは、中国はほんとうに 広い

そして「中国三千年の歴史」とも言われるように古くから栄えているので
世界遺産がたくさんある

今回ご紹介するのは紀元前10世紀から紀元後10世紀までの2000年間
中国歴代王朝の都があった、ここ西安にある世界遺産。
秦の始皇帝にまつわるものです。
始皇帝は、中国で最初の王という意味で「始皇帝」。
この始皇帝が自分のお墓を守らせるために等身大の兵士や馬の陶器をつくらせた。
それが兵馬俑。
日本の埴輪をもっと精巧にして、大きくした感じ。
兵馬俑には西安駅からバスが出ていて
朝、駅に行ってみるとバスに乗るための長蛇の列


観光地はどこも外国人ツーリストではなく、中国人でいっぱい。
でも、ここで初めて中国っぽくない光景を目の当たりにした

みんな、ちゃんと並んでる!!

割り込みすることもなく我慢強く待っている。
割り込みしようとする人がいても
「だめ。後ろに並びなさい。」みたいなことを言っている。
そしてちゃんとひとりずつ順番にバスに乗っている。
中国を旅して、初めてだよこんなの。
いいね

バスに揺られて1時間。
入場料は兵馬俑と始皇帝陵のセットで150元。
ここも値上がりしてる! ふたりで4000円近くかかる

中国は観光地の入場料がすごく高いのでこれから中国旅行をする人は心積もりを。
入場券の販売窓口から兵馬俑までは1キロ以上歩く。
でも土産物屋が並んでいたり
手作りのかわいい靴やバッグをおばあちゃんたちが売っていたりしていて楽しい。

こんな銅像も!


銅像じゃなくて、人間だった。
お金払ったら一緒に写真撮れるんだって。
もう兵馬俑を見終わったのかな。こちらはかなりお疲れな様子。

兵馬俑は大きな体育館みたいなところに、発掘された状態で保存されている。
ぐるりとまわりを歩いて見ることができるようになっている。


今まで写真で見たことはあったけど、規模がわからなかった。
目の当たりにするとひとつひとつの人形がイクエよりもでかいし
ひとつひとつに魂があるみたいで異様な感じがする。
夜になると動き出しそう。
目が赤く光って、ギシ、ギシって音を立てて歩き出し、馬がパッカパッカ。
ちょっとこわい。


みんな同じ方向を向いて、始皇帝の墓を守っている。
一人一人、身長も顔も髪型も違う。


今は色が落ちているけれど、当初は皮膚の部分を肌色で塗ったり
服や髪も色が付けられていたんだって!
人の大きさもあるのに、素焼きされた陶器なのでまたすごい。
ひとつひとつ細かくて爪まである。

兵馬俑は当時、地下に穴を掘って設置されたあと
柱や布で屋根がつくられ、囲われてその上に土を被せて埋められていた。
2000年以上たった1974年に井戸を掘っていた地元の農民が
偶然発見したんだそう。
いま8000体以上発見されてるんだけど
まだまだ地下に眠ってるのがたくさんあるみたいで、同時に発掘作業も行われている。

なんかマネキン工場みたい。
ひとつひとつのパーツをあわせていくのは骨が折れる作業だろうな。



発掘はされたけれど劣化が激しくて手が付けられていないところは
頭や足が転がっていて、なんか戦場みたいになっている。


兵馬俑のあとは、無料のシャトルバスに乗って
始皇帝が王に即位してすぐにつくらせたという始皇帝陵へ。
お墓には木が生い茂り、鳥たちが鳴いていて山みたいになっていた。

この始皇帝陵、中がどうなっているのかは定かではない。
けれど史記によると、陵墓の中には銅で敷き詰められた宮殿があって、財宝があって
水銀の海や川までつくられていたみたい。
実際にボーリング調査をしたら多量の水銀が検出されたらしい。
史記には、中に入ったら自動的に矢が放たれる仕組みにもなってるって書いてある。
インディージョーンズの世界だね。
この陵墓、兵馬俑から2キロくらい離れたところにあるんだけど
陵墓のすぐそばでも兵士の像が発見されている。
いったい何体つくらせて、どのくらいの範囲に埋めさせたんだろう。
現実的には無理だろうけど、このあたりいったいを全部掘り返してみたら
すごいことになってるだろうな。
ここでも発掘作業が行われている。

でも作業員の人たち、お茶飲んで話してばっかり。
作業してる人よりも、それを見守っている人のほうが多い。
いつになったら作業が終わるのか、気が遠くなる。

さて「今回の世界遺産、星いくつ?」
「星、2つ!」
ずらりと並んだ等身大の像は異様で迫力があって、規模もケタはずれ。
よくここまでつくらせたなって驚くし
始皇帝がそこまで死後の世界に執着したことにも驚く。

兵馬俑を見ていて思うのは
地震がきたらドミノ倒しなって壊れるんじゃないかってこと。
ほかにも天災や戦争なんかで、これだけすごい遺産が台無しになってしまうことも
もしかしたらだけれどあるかもしれない。
だから、今発掘されているだけでもう十分だから
残りはあえてそのまま土の中で眠らせておいて
遠い将来の人たちのために取っておいてもいいんじゃないかなあ、なんて思うのです。
【旅 info.】
兵馬俑
西安駅前より路線バス「遊5(306)」片道7元。
または、すぐそばから民間のマイクロバスがひっきりなしに出ている。片道8元。
路線バスは乗るまでに長蛇の列。直通ではないので時間がかかる。
民間のバスは頻繁に出ているので並ばずに乗れる。路線バスよりも早く着く。
ただし、座れずに立ちになる可能性も。
入場料150元(始皇帝陵とセット)。
兵馬俑

西安駅前より路線バス「遊5(306)」片道7元。
または、すぐそばから民間のマイクロバスがひっきりなしに出ている。片道8元。
路線バスは乗るまでに長蛇の列。直通ではないので時間がかかる。
民間のバスは頻繁に出ているので並ばずに乗れる。路線バスよりも早く着く。
ただし、座れずに立ちになる可能性も。
入場料150元(始皇帝陵とセット)。
スポンサーサイト