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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


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2012年09月 世界旅行に出発

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実写版テトリス?!

※2013.03.14の記事です。
久しぶりに肉を食べたケンゾーです。
といっても、チキンカレーに入ってた肉なのでちょこっとだけだったけど。

田舎の山の中にあるNGO「RUCHI」。
周囲にはとてもピースフルな景色が広がっている。

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2日間RUCHIのすぐ近くでワーク。
まずは、山の水を村まで届けている簡易水道の整備。
この設備があるおかげで、山のふもとに住んでいる25の家庭で水を使うことができるのだそうだ。
これをRUCHIが造る前は、バケツをもって遠くまで水を汲みに行っていたらしい。

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水道施設の周りに茂っている草を刈ったり、石を取り除く。
蛇口をひねると水が出てくる、日本ではあたり前のことだけど、ここでは大変な労力のうえに成り立っていることがわかる。

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韓国人のエンジーは水槽の泥出しに奮闘。
きれいになってちゃんと水が溜まるようになった。

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いつもきれいな水が各家庭に行き渡るよう定期的にメンテナンスをしないといけない。
だけど、この施設は山の中腹にあって、そこまで行く道には草木が生い茂っている。
アクセスを良くするために、山道の整備。

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水道施設の周りがきれいに、山道には階段らしきものができた。
これでメンテナンスがしやすくなって、つねにきれいで美味しい水を飲むことができるといいな。

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次の日はミニダム造り。
ここは雨期になると川になる。
雨が降り続けると増水し、下流にある村にドッと水が押し寄せて被害がでてしまう。
クッションになるダムを造って被害をすこしでも少なくする必要がある。

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このように石を積み上げて水を堰き止めるための壁を造っていく。

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積み上げるための石を周囲から掘り出していく。
下の基礎部分には大きな岩が必要。
男性陣は大ものを掘り返し、崖の上から運んでいく。

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積み上げた石と石の間の隙間には小さな石を詰めていく。
女性陣は小さめの石を拾い集める。

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途中でちょっと休憩。
きょうのクッキング担当のイギリス人のシャーンとフランス人のニコがチャイを差し入れてくれた ♪
あまいチャイが疲れを癒してくれる。

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まるで宝探しか遺跡を発掘するかのように石を掘り返し、パズルのように石を積み上げ隙間を埋めていく。
イクエは隙間を石で埋めていくこの作業が「テトリス」のようだとかなり気に入り、黙々と石を詰めている。
テトリスはロシアのゲームだよね、とここで話が広がるのも国際ワークキャンプの楽しいところ。

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2日間で2カ所、組み上げることができた。
まだまだ足りないそうだけど、つづきは次に参加するボランティアのメンバーに託そう。

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久しぶりにヘトヘトになるまでワークした。
やっぱり体を動かすと気持ちいいし楽しい。
きょうの夕焼けはとくに奇麗だった。

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生活を豊かにしていくNGO活動

※2013.03.13の記事です。
宿のベッドのダニにやられたようで、腕や足や首や手のひらがかゆいイクエです。

この世界旅行で、イクエとケンゾーが大切にしていることは「できるだけ現地の人と知り合い、その人たちの暮らしやその国の問題を知ること」。
ただ、有名な観光地をまわって外国人用のゲストハウスに泊まって・・・ということをやっても、その国の本当の姿を見ることはできない。
そこで、自分たちが大切にしている「交流」や「現地のことをより深く知る」という目的を叶えるために、出発前から機会があればボランティアに参加しようと決めていた。

この世界旅行でのワークキャンプ第一弾が韓国で、今回のインドは2回目。
きょうはわたしたちが2週間参加するNGOについて紹介します♪

このNGO「RUCHI」はインド北部で1980年に設立された団体。
貧しい農村の人たちの生活の改善に取り組んでいる。

さて、この日はRUCHIがやっているプロジェクトを視察することに。
RUCHIは山間にぽつん、ぽつんとあるそれぞれの集落でプロジェクトをやっている。

そのうちのひとつの集落に向かうべく、路線バスに乗車。
いつもは地元の人しか乗らないバス。
この日は6か国の外国人が乗り込み国際色豊かなバスに変身♪

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道路沿いに店や家が建ち並んでいるとこなんてほとんどない。
だから、バス停もない。
乗りたい人は、ヒッチハイクの要領で路上で手を上げてバスを止める。
そして、降りたい人は好きな場所で「はい、その辺で降ります!とめて~」と車掌さんにお願いする。
車掌さんは、バスに乗りたがっている人を見つけたり、車内の乗客に「降りたい」と言われたりしたら、ピピ~♪と笛を鳴らして、ドライバーに教える。
するとバスが止まる。

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バスは細いぐねぐね道を進む。
見渡す限り山。
喧噪のインドのイメージとは大違いの、のどか~な風景。

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インドの街では、車が常にほかの車や横断中の人にクラクションを鳴らしまくってうるさい。
ここではそんなことがないかわりに、放し飼いにされている家畜のヤギにクラクションを鳴らす。

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目的地の集落に近づいてきた。
車掌さんに笛を鳴らしてもらって、バスは止まった。
道路から歩いて丘を登ったところに、数件の集落が見えてきた。

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この集落でRUCHIは、ニュージーランドの支援団体からの寄付金をもとに、トイレや灌漑設備、貯水タンクやゴミ収集所などを作ったのだそう。

ここは標高も高く、へんぴな場所で農作業をするのがとても大変だったんだって。
だけど、灌漑用の貯水タンクが作られたことで、ためた雨水をパイプで田や畑に送ることができるようになり、農業がしやすくなり生計を立てやすくなったのだそう。
貯水タンクの下には青々とした美しい棚田が広がる。

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そして、コンポストの設備も導入。
家畜の糞を草と混ぜて、農業に必要な肥料を簡単に作ることができるようになった。

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過酷な環境のこの地域。
貧しい人たちも多く、生活水準も良くなかったのだそう。
なので、衛生面を改善するためにトイレや飲み水用のタンクもそれぞれの家庭に設置。

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ちなみに飲み水用のタンクには、雨どいで集まった雨水がたまっていく。
中にはフィルターや炭などを使った濾過装置が入っていて、雨水が浄化される仕組み。
この濾過装置もRUCHIが定期的に交換している。

都市部は驚くほどのスピードで発展していっているのに対し、辺境の地は取り残されている。
生活のレベルもまったく違う。
すべて自給自足で事足りた時代は良かったのだろうけど、消費社会の今ではそれが貧富の差を生むことにもつながる。

農村の人たちのそれまでの生活スタイルを尊重しながら、その人たちがより良い暮らしができるようにお手伝いをする。

そうすることで彼らの生活も守られていく。

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夕方は、ヒンディー語のレッスン。
RUCHIスタッフのムケシュが簡単なあいさつや数字を教えていく。

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ムケシュは「ありがとう」とか「どういたしまして」とか教えてくれるんだけど、みんなが知りたい言葉はもっと別のもの。

「『もっと負けて!』って何て言うの?」
「『現地人と同じ価格で売って』っていうのも教えて」
「『あっち行って!』は?」
「『うるさい!』って言葉も知りたい」

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この平和な村に来る前に、ツーリストに悪名高いデリーを経由してきたメンバーたち。
値段をふっかけられたり、客引きに取り囲まれたり。

うんうん。
我が身を守るために必要な言葉だもんね。

ムケシュがひととおり教えたら、今度はロシア人のリリーが前に立ってひとつずつ習った言葉を読み上げ、みんながそれに続いて繰り返す。
イントネーションやアクセントが、ヒンディー語じゃなくてみんなロシア語っぽくなってるよ(笑)

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このヒンディー語クラスには、インターンでRUCHIで働いている南インド出身の女の子2人も参加していた。
この子たちとムケシュがなんでいつも英語で会話してるんだろうって思ったら、同じインドでも地域で言葉がまったく違うから、英語じゃないとわかりあえないんだって!
ちなみに文字もまったく違う。
学校の授業もその地域の言葉で教わるし、もちろん教科書もその地域の言葉で書かれているから、彼女たちはヒンディー語を勉強する機会がなかったんだって。

こんなふうにインドには主要言語が20くらいあるのだそう。
州によって言語が異なる。
このほか1000や2000か定かではないほどたくさんの方言があるらしい。

この場所もそうだけど今回旅行していて「この街、インドっぽくなーい」って思うことがけっこうある。
だけど国土が広く人口の多いインドは、本来、場所によって雰囲気がまったく違う。

日本人がイメージしているインドは、とても限られた地域のインドなのかもな。
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インドの田舎で外国人とボランティア ♪

※2013.03.12の記事です。
イクエに髪を切ってもらってすっきりしたケンゾーです。
イクエは笑ったりため息ついたりしながら切ってたけど、大丈夫かな?

ここインドで、この旅2回目となる国際ワークキャンプ(ボランティア)に参加することにしたケンゾーとイクエ。
国際ワークキャンプとは、世界中から集まったメンバーと共同生活(キャンプ)しながら、地元の人といっしょにボランティア(ワーク)を行うこと。
今回は「RUCHI」というインドのNGOの活動に参加する。
RUCHIとはRural Center for Human Interest の略で、おもに貧しい農村の生活向上を目指す団体だ。

集合場所はデリーからおよそ200km北にあるカルカという街。
集合時間は昼の12時から1時のあいだ。
時間に余裕のあるケンゾーとイクエは、値段の安い夜行列車でカルカに向かった。

カルカ

カルカには無事(?)に3時間遅れで朝の7時過ぎに到着。
のんびりムードの駅の待合室で洗濯物を乾かしながら時間をつぶす。

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はたしてインドのこんな田舎でのワークキャンプに自分たち以外に参加する人がいるのか、ドキドキしながら待つこと5時間。
駅のエントランスに行ってみると、バックパック姿のそれらしき人たちが数人いた!

でもRUCHIのスタッフがいない。
いったい参加メンバーは全員で何人なんだろう。
みんなで話すけれどよく分からない。

30分遅れでRUCHIスタッフが到着。
列車に乗り遅れたり、どうもキャンセルらしいというメンバーもいるようだけれど、今いるメンバーでRUCHIの施設までバスと車で移動することに。

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バスは細く曲がりくねった山道をどんどん登っていく。
すぐ横は断崖絶壁だ。

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山の斜面には棚田が広がり、道路には荷物を運ぶ馬の姿が。
こんな田舎で活動するとは思ってもみなかった。
豊かな自然に囲まれて、ふとインドにいることを忘れてしまいそうになる。

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カルカから約2時間半で「RUCHI」の施設に到着。
周囲を山に囲まれて、ロケーションが最高だ。
前半の1週間はここで寝泊まりしてワークをすることになる。

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部屋がいくつもあってボランティアの受け入れ態勢が整っている。
ほかのメンバーの部屋は男女それぞれのドミトリーだけれど、ケンゾーとイクエは夫婦だからと個室を用意してくれた。

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ここで、2週間いっしょにワークするメンバーを紹介します。

韓国からチェヒ、エンジーの女の子2人。
チェヒは中国語、エンジーは彫刻を専攻している大学生。
集合場所で会った時からとても仲が良かったので、てっきり友達同士で参加したのかと思ってたら、インドで友達になったばっかりだって。

ロシアからの参加は大学生のリリー。
すでに教員免許を持っていて、高校で歴史を教えながら大学に通っている。

フランスからはニコとミレナ。
ニコはIT企業のマーケティング担当。
ミレナは古代の言語が専門の大学生。
今は英語の手話を本格的に学んでいるそうだ。

つづいてイギリス人のシャーン。
某国営放送に勤めていて、現在は交響楽団のマーケティングを担当している。
なんと3ヶ月も休暇があって、インドのほかにネパールやオーストラリアを旅する予定なんだって。

そして日本からは大学生のナナコ。
大学を休学していて、1年間世界を旅しながら各地でボランティアをしている。
これは、日本のNGO「NICE」が行っている「ぼらいやー」というプログラムのひとつ。
NICEは世界のNGOにこうやって日本人を送り込んだり、震災関連の活動もしている。
ケンゾーもNICEで被災地ボランティアをしていたのでナナコとは共通の知人がいた。

ワークキャンプメンバーではないけれど、ここに数カ月滞在しながら長期のボランティアをしているフィンランド人のノラと日本人のもりくん。

そしてRUCHIスタッフ。
いつもニット帽かパーカーのフードを被っているモケシュと、この期間中メンバーの料理を作ってくれるラメシュ。

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料理はラメシュが作ってくれるけれど、ローテーションを組んでメンバーもお手伝い。
ケンゾーはチェヒといっしょにチャパティ作りを初体験。

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小麦粉に水を混ぜてこねる。
めん棒で丸く伸ばして、鉄板で両面を焼く。

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そして最後がビックリ!
コンロの直火で焼くとプク~っとふくれてくる。
焦げ目がついたら出来上がり。

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最初のうちはぜんぜん丸く伸ばせなくて不格好なチャパティを量産してしまった。
3人でワイワイ言いながら楽しくクッキング。
これで日本に帰っても家でチャパティが作れるぞ。

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食事はセルフサービス。
メニューはもちろんカレー。
みんなおかわりして、よく食べる!
ベジタリアンもいるの毎食野菜メニュー。
かなり健康的な2週間になりそう。

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いつもいっしょに食事をしていると、みんなの食生活がよくわかる。
ニコとシャーンはベジタリアン。
ロシア人のリリーは、甘いのが大好き。
食後にはかならず、ストロベリージャムをお湯に溶かして飲むし、小腹がすいた時はバターをスプーンですくってまるでアイスクリームを食べるかのようにパクパク。
そして、まるでスナック菓子を食べるかのように、ガリガリガリガリ言わせながら氷砂糖をそのまま食べる。
寒いロシアで生きるにはこうやってエネルギーを蓄えないといけないのかな。
リリーはカロリーの摂取量が人の倍以上ありそうなのに、細い!
リリーが言うには、ロシア人は若いときはいいけど出産後にデブになるんだって。

食後は卓球やおしゃべりタイム。

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地球儀を囲んで旅の話が盛り上がる。
これは世界共通だな。

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国際色豊かなインドでのワークキャンプがスタートです!
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国境で抱擁、そして男泣き

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2013.02.23の記事です。
きのう久しぶりに缶ビールを飲んだらあっという間に睡魔に襲われたケンゾーです。
バングラデシュに入って以来、アルコールから遠ざかっているので弱くなってるな。

きのうの夜、ノルシャヒンやお父さんにお土産を渡して多少強引にさよならモードにもっていったケンゾーとイクエ。
みんな残念がっているけれどビザの期限が迫っているからしかたない。
今朝も目覚めると素晴らしい景色が広がっていた。

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時間が許すのであれば、まだまだここにいたい。
景色を眺めて優しい家族に囲まれて、ただぼーっとするだけで幸せな時間を過ごすことができる。

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9時には出発したいと伝えたけれど、ノルシャヒンの妻のムンニーは「ノー!1ウィーク!」って言ってるし、お父さんはこの話題を避けてるし、みんな納得してくれてないようだ。
心の中で「ごめんね」って言いながらパッキングする。
精一杯のアピールだ。

最後の手段を使うことにした。
それは「みんな揃って外で記念撮影をしたい」と言うこと。
写真を撮ってそのままバイバイするしかない。

セルフタイマーで撮れるようにカメラをスタンバイ。
でもなかなかみんなが集まらない。
「写真撮るよう!」って声をかける。
みんな「OK、OK」って言うけれど集まってくれない。
この3日間充電できなかったので、一眼レフのバッテリーが無くなってしまった。

目標の9時はとうに過ぎてしまった。
いかん、このままだと家族みんなのズルズル作戦に負けてしまう。
心を鬼にして、今日インドに行かないといけないことをもう一度説明する。
ごめんね、みんな。
ケンゾーとイクエも早くみんなとお別れしたい訳じゃないんだよ。

今度の今度こそ最終手段。
ワックパックを家からだして、外においた。
やっとみんな分かってくれたみたい。
でもみんなにとって記念撮影は一大イベント。
普段着なんてありえない。
みんながドレスアップするのを待つケンゾーとイクエ。

じつは一番悲しんでるんじゃないかと思われるお父さんもやっと準備を始めてくれた。
じっくり30分以上かけて髭を剃る。

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つづいて水浴び。
なにもそこまでしなくてもと思うけれど、それだけ大事なことだと思ってくれてるんだよね。

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素敵なサリー姿のお母さんとビシッとスーツで決めたお父さん。
お父さんの手にはなぜか昔写真館で撮った夫婦2人の写真と、ダッカにいるもう一人の息子さんの写真が。
フリーダム・ファイターのバッチもちゃんと胸元で輝いている。

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別れを惜しみつつ、湿っぽくならないように明るく明るく写真を撮っていく。
最初から最後までうんとやさしかった家族と。

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明るくて笑顔の絶えない親戚、仲間たちと。

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突然やって来た日本人を温かく迎えてくれてありがとう!

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オートリキシャに乗る道まで見送りに来てくれる人たちも。
今ここで出会ったぜんぜん関係ない人たちもいっしょに見送ってくれた。
ありがとう!バングラに来ることができたら、また必ず会いにくるから!

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ノルシャヒンと警察官のシュージョンがとなりの国境の街まで見送ってくれることに。
けれどここからがまた長かった!
出会った日の夜の再来だ。

「オンリー5ミニッツ!」って言いながら親戚の家をはしごしていく。
そしてなんと自分が通った小学校に行くって言い出した。
いやいやいや。きょうは平日で子どもたちがいるから、そんなことしたら収拾がつかなくなるよ!

恐る恐る中に入っていくと・・・

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ほーら、教室から生徒が飛び出してくる。
とんでもない事になってきた。
先生たちはチャを飲んでいけって言ってるけど、そんな事したら出発できなくなるのは目に見えている。
みんなで集合写真を撮って退散することに。
ほんとはゆっくりしていきたいんだよ。

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そのあとも何度か寄り道をしながら、国境の街ブリマリへ。
ほんとうは3日前にここにケンゾーとイクエだけで来ているはずだったのに、3日遅れで、しかもノルシャヒンとシュージョンが隣にいる。
なんだか不思議な感じだ。

なぜかノルシャヒンの親戚が待っていていっしょにイミグレーションへ。

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出国手続きは問題なくすんだ。
インドとの国境へ歩いていく。

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このゲートの先はもうバングラデシュじゃない。
とうとうお別れだ。

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シュージョンと別れの握手。
はやく彼女ができるといいね。
ノルシャヒンを見ると、目をまっ赤にして今にも涙がこぼれそうだ。
ダメだケンゾーの涙腺も決壊寸前だ。
抱き合ったら、ノルシャヒンは声を上げて泣き出した。

なにも言葉にならない。
泣きながら「サンキュー」としか言えない。
ノルシャヒンの気持ちが心に染みわたる。

インド側からさっきまでいたバングラデシュを振り返る。
ノルシャヒンたちは涙目でずっとこちらを見てくれている。

ありがとう。
過ごした時間はわずかだったけれど、ケンゾーにとってかけがえのない友になった。
偶然の出会いは運命の出会いだった。
大好きになったバングラデシュの旅の終わりは、最高のフィナーレだった。


【旅 info.】
  ブリマリ国境a_P1010816.jpg
バングラデシュ側・ブリマリ ー インド側・チャングラバンドラ
2つの街とも田舎でツーリスト向けの宿はなさそう。
出国税300Tk必要。
バングラデシュに入国した場所と出国する場所が異なっていても問題なかった。
国際バス、鉄道はないのでローカル線を乗り継ぐ必要がある。


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お父さん・・ごめんね

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2013.02.22の記事です。
ぜんぜんゆるいお腹が治らないケンゾーです。
もうだめだ!諦めた!インドではこのゆるさと付き合っていくしかない。

朝「あしたここを去ります」とは言ったものの、どうも家族みんなこの話題を避けているように思える。
ほんとにあした出発できるかなあ。

午後、嫁いでいったノルシャヒンの妹さんの家に遊びに行くことになった。
嫁いでいった先は、ここから車で10分くらいのご近所。
この真ん中が妹さん。

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今年の1月に結婚したばかりで新婚ホヤホヤ。
けれど旦那さんは遠く離れたチッタゴンで単身赴任の身。
家族と離れ、旦那の両親や家族に囲まれて完全アウェーの彼女。
ノルシャヒンの妻・ムンニーと会えると嬉しそうだ。
同じ歳なのでふたりはとても仲がいい。

この家も地主。
家の敷地も広くて建物が立派。かなりリッチそうだ。
わざわざケンゾーたちのためにみんな勢揃いし、食事の準備がととのえられていた。
でも、時間は午後3時。まだお腹空いてないよー。

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料理はすごく豪華。
ビーフ、チキン、魚、マトンが勢揃い。
カレーというよりも、それぞれが一品料理のようなかんじ。
肉はフルーツと煮込んであって、甘みがあって柔らかい。
バングラデシュでもこんな料理があるんだなあ。
さらにビリヤニまで出てくる豪華さ。
デザートのミスティまで猛烈に勧められてお腹がはち切れそうだ。

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食後はみんなで輪になっておしゃべりタイム ♪
最初はお互いにちょっとぎこちなかったけれど、少しずつ打ち解けてくる。
日本についての質問もたくさん。

日本の歌もリクエストされた。
『上を向いて歩こう』を1番だけ披露。
下手くそな歌だけど拍手をもらう。
練習しとけばよかったー。

ケンゾーとイクエの日本で撮った写真を見せると急に盛り上がりだした。

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90歳近くのおばあちゃんも写真に興味津々。
とっても可愛らしいおばあちゃんだ。

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帰る頃にはすっかりみんなと打ち解けることができた。
右側の白い服が妹さんのお義父さん。

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このおばちゃんにはアルバムに入っていたケンゾーとイクエの結婚式の写真を強引に持っていかれた。
(こんなこともあろうかと、何枚も焼き増ししていた)

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こんなにたくさん集まってくれてありがとう!
おいしい料理、ごちそうさまでした!

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この日の夕焼けはきれいだった。
果たしてバングラで見る最後の夕焼けになるのか?

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そして夜。
いつものようにノルシャヒンのお父さんとおしゃべり。
「1か月ここにいなさい」「バングラを出国したら今度はいつまた戻ってくる?」と何度も聞かれる。

お父さんは孫もいるのに、体はたくましく、ちょっとした英語も話せる。
紳士でとてもかっこいい。
お父さんは40年前、バングラデシュが独立をかけてパキスタンと戦争をしたときの戦士、「フリーダム・ファイター」。
それを誇りにしている。
鍵をかけた棚から大事そうに証明書を取り出して見せてくれた。

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そんなタフなお父さんに、あしたここを発つことを伝え、お土産の手ぬぐいを渡すと悲しい顔をして口数が減ってしまった。
そして毛布を頭から被って寝てしまった。
でも、ほんとうは寝ていない。
ノルシャヒンの妹や奥さんのリクエストにこたえて、また日本の歌を歌っていたら、お父さんは頭から毛布をかぶったまま「ベリーグッド」と言っている。

そんなにケンゾーたちが行ってしまうのがショックなんだ。
まだ出会って1日しか経っていないのに。
どこにでもいるただの日本人夫婦なのに。
ありがとう。そしてごめんね。
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イッツ ピースフル ホームステイ!

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2013.02.21の記事です。
昼食を食べたインドの食堂でボラれて店員とケンカしたケンゾーです。
やっぱりどの国でも、バス移動で立ち寄る食堂はかなりの確率でぼったくるな。

きのうひょんなことから出会ったノルシャヒン一家にホームステイさせてもらっているケンゾーとイクエ。
もう一度バングラで朝を迎える、なんてシナリオはまったく予想していなかった。
けれど、今朝の目覚めはこれまでで一番素敵だった。
部屋の外にはすばらしくピースフルな景色が広がっている。

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刈り取りが終わった田んぼでは牛が草を食み

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池にはカモの一家。別の田んぼには羊とヤギ。

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家族のペットの猫たちは仲良くひなたぼっこ。

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きのうここに到着したときにはまっ暗だったので、今朝起きてみてここのロケーションの素晴らしさにビックリ。
ノルシャヒンと出会えてよかった!

ケンゾーたちが使わせてもらった部屋は嫁いでいったノルシャヒンの妹さんが使っていた部屋。
簡素だけれどとても素敵な部屋だ。ベッドが大きくて快適だった。

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洗顔ときのうシャワーを浴びていないので髪だけ洗わせてもらうことに。
この家は電気も水道もない。
水は井戸から汲み上げる。

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早朝から刈り取った稲の脱穀作業をしている。
ノルシャヒンの家は代々からこの辺りの土地を所有している地主。
所有している田んぼは広大なので近所の人たちを雇っている。

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脱穀された藁は四方八方に舞い

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もみがどんどん溜まっていく。
じつに大雑把というか豪快というか。

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脱穀したら、まだもみ殻がついたまま蒸していく。
藁が燃料になる。効率的だ。

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蒸し上がったら地面に広げて1日天日干し。

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この米はふつうのカレーで食べられている米。
このひと手間を加えないと炊いてもパッサパサで美味しくないんだって。
蒸して保管することで、ふっくらした米が食べられるのだそう。

朝食はカリッカリに揚げて歯ごたえ十分なクッキーのようなものや、ドーナツなど。
すべて奥さんの手作り。
これに砂糖たっぷりのミルクティ、チャをいただく。
バングラ人はみんな甘いものが大好きだ。

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周りを散歩しようと外に出たら人が集まって来た。
よし、みんなで出かけよう!

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きれいな菜の花が咲いている。
バングラでも油を採るために菜の花が栽培されているのだ。
あまり色彩がないバングラで、目の覚めるような黄色い菜の花畑を見るとなんだかとても嬉しくなる。

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みんなで記念撮影。
なかなかいい笑顔だよ。

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ノルシャヒンの家の周りには家族や親戚が住んでいる。
ひだりの仕切り屋のおばちゃんに1件ずつ連れて行かれる。
親戚を次々と紹介してくれるんだけど、もう誰が誰なんだか訳が分かんない。
とりあえず笑顔でわかってるフリ。

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そして行く家行く家で「ナスタ(朝食)?ナスタ?」と言われる。
断りきれなくていただいた。
これはココナッツを甘く煮たものとスナック。

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散歩を楽しんで家に戻るとランチだって!
まだぜんぜんお腹空いてないよー!
バングラ人はだいたい1日に5回食事をとるそうだ。
けっこうみんなお腹ポッコリだもんなあ。

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とてもいい天気なので洗濯をすることにした。

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ケンゾーの洗い方を見ていたノルシャヒンが
「そんなんじゃダメだ!こうやらないと」
と見本を見せてくれた。

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夫婦でも自分のものは自分で洗うそうだ。


家のすぐ横にある池で魚を捕るみたい。
食卓のハエ除けみたいな道具を使う。
周りではなく底の部分に網が張ってある。

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底の網を水に沈め、周りをバチャバチャさせながら回っていく。
こうやって網に魚を追い込んでいくようだ。
ハゼみたいな魚が捕れた。

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きょうの午前中にここを出発してインドに向かうつもりだったのに、どんどん時間が経っていく。
「もう今日中の移動は無理だね。」
「あしたにしようか。」
きょうは止めて、あしたにするって伝えたら家族は喜んでくれそうだし。
奥さんのムンニーに伝えた。
「きょうの出発をやめて、あしたにしようかな。」

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そしたらムンニーの顔がくもった。
「あした??
 ダメ!!
 なんでそんなに早く行くの?
 最低あと2、3日はいないと。
 たったの2、3日だよ。
 わかる? たったの2、3日。」

てっきり喜んだムンニーの笑顔を見られると思っていたケンゾーとイクエ。
そんな悲しそうな顔をされても、ビザの期限が切れてしまう。
なんとしてもあした出ないと・・・。

この調子でほんとうに明日インドに向けて出発できるかな?
なんとなくズルズルしそうな雰囲気ありあり。
ビザの期限がなければ、まだまだここにいたいんだけどねえ。
とてもとてもピースフルで癒される一日はまだまだ続く・・・。
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最後の最後で 運命の出会い 

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2013.02.20の記事です。
日本から持ってきていたDHCの乳液が無くなったのでミネラルウォーターを入れて薄めて使っていたけど、もう限界にきたので、あしたからは台湾製の乳液を使う予定のイクエです。

バックパッカーの自由な旅。
決められた旅程なんてのはない。
だからこそ
「あのときあの場所に行ったから」
「もしこの選択肢を選んでなかったら」
なんて思うことがたまにある。
あれは運命だったのかなあって。

バングラデシュを出国しようとしていたわたしたちにその運命が待ち構えていた。

バングラデシュからインドに陸路で移動するにはいくつかのルートがある。
一番メジャーなのは、首都のダッカから夜行バスでインドのコルカタを目指すもの。
イクエたちも当初その予定でいたし、インドビザを申請するときもそのルートで申請を出していた。

インドビザを夕方受け取り、そのままコルカタ行きの夜行バスに乗るつもりだった日。
バスのチケットをあらかじめ買おうとしたけど「万が一、きょうビザを受け取ることができなかったら」なんていらぬ心配をし、乗る直前に買うことにした。
その後、無事に受け取ったビザを見てみるとルートの指定がされていないことが発覚。
インドビザに出国と入国場所が記載されている場合はそのとおりのルートで行かないといけないけれど、指定されていなければどこからインドに入ってもいいし、どこから出てもいい。

「じゃあ、べつにコルカタ目指すルートじゃなくていいじゃん!」
「なんなら、北のほうからバングラ抜けて、インドのダージリンに行こうか!」
なんて、まったくの思いつきでそのまま駅に行き、夜行列車でバングラデシュの北、ブリマリに行くことを急遽決めたのだった。

これがあの出会いにつながるとは・・・。

夜行列車は、エアコンなしの安い寝台なんだけど一応ドアがついてコンパートメントになっている。
バングラ最後のはずの夜を硬いシートに寝そべって過ごし、バングラ最後のはずの朝日を車窓から眺めた。

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夜行列車の終点は、目的地の途中「ラルモニルハット」という駅。
ここでバスに乗り換えて、そのまま国境の街まで移動。
のはずだったんだけど、この日はあいにくのストライキ。
バスは運休している。
最後についてないなあ。

一応、ホームで人に聞いてみたら、やっぱりバスはないから5時間後の列車で行くしかないと教えてくれた。

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何気なく撮った写真。
実は、もうこのとき運命の出会いを果たしていたのだった。
その人が、右のジャケットの男性。

駅に荷物を預けて、どっかで朝ゴハンでも食べようと駅前をぶらぶらしていたらさっきの男性が手招きしている。
あんまり英語はできないんだけど「こっちで食べろ」みたいなことを言っている。
まあ、いいか。
じゃあここで食べよう。

彼の名はノルシャヒン。42歳。
妻が英語をしゃべれるようで妻に電話してイクエたちに電話をかわった。

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彼の妻は言った。「うちに遊びに来なさいよお。」
「でも、今日中にインドに行きたいから。残念です。」

ノルシャヒンはイクエたちの目指す国境の街の近くに家があるらしく、同じ列車に乗るようだった。
彼はイクエたちの朝食代をおごってくれて、ついでに時間をつぶすためオートリキシャで街の中心部までいっしょに行くことにした。リキシャ代も払ってくれた。
ここまではよくあるような出会いだし、これまでもこんな気前がいいバングラ人にたくさん出会ってきたので別に特別なことと思ってなかったイクエとケンゾー。
でも、あとになってこのオートリキシャで撮った写真を見てみると、出会ったばかりなのにふたりともいい顔をしていて、やっぱり何かお互いひかれるものがあったのかなあって思う。

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中心部まで移動していったん彼に別れを告げたイクエとケンゾー。
きのうのブログに書いたように、孤児院を訪問させていただいて、再び駅へ向かってホームでノルシャヒンと落ち合った。

列車は指定席のないローカル線で、それはそれは凄まじい席争奪戦。
駅のホームでたまたま出会った、ノルシャヒンの弟の友人で警察官のシュージョンもいっしょに乗り込む。
手前が26歳のシュージョン。

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そんななか、みんな外国人のイクエたちに席を空けてくれて座ることができた。
席を詰めて座らせてくれた親子連れ。

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親子連れとおしゃべりしてたら「日本の歌を聞かせて〜」というリクエストが。
さすがに大勢の前で下手くそな歌を披露することは気が引ける。
なにかいい方法はないかなーと思って、ケンゾーのiPhoneを貸す。
平井堅の「大きな古時計」がすごく気に入ったみたい。

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のろのろで進む列車。
たぶん、これじゃあ今日中にインドは無理だよねえ。
国境の街でホテルを探して泊まるしかないねえ。
ノルシャヒンに聞いてみた。
「ブリマリにホテルある?」
「じゃあ、うちに泊まればいいでしょ」

きょう会ったばかりだし、彼がどんな家に住んでるのかわからない。
だけどガイドブックにも載っていない見知らぬ街で夜遅くにホテル探すよりも、床の上でもいいから寝させてもらおう。

お言葉に甘えることにし、彼に急かされるまま列車を降りたらそこは・・・。

あれ? なんかこの駅小さくない?
ここ終点じゃないよねえ。
ここが国境の街?

ここ、ブリマリじゃないじゃん!!

そこはブリマリの手前の駅「パトグラム」だった。
でも、まあ、いいや。
あした乗合いワゴンをつかまえてブリマリを再び目指そう。

ノルシャヒンとリキシャに乗って、なぜか途中の仕立て屋さんに立ち寄る。
「オンリーファイブミニッツ!」

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親戚らしくて、イクエたちを紹介したかったみたい。
こっちの布を見てる分にはいいんだけど、ちょっと向きを変えれば・・・
視線、視線、視線。
こんな街に外国人が来ることなんてないから、わんさか人が集まってくる。

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視線の攻撃で居心地が悪い。
すぐ向かいのクリニックに移動した。
このクリニックも親戚がやってるみたい。
だけど、移動したところで視線の攻撃から逃れることはできない。

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人が押し寄せるからシャッター閉めたんだけど、シャッターの下から覗いてくる。

「果たしてわたしたちはバングラから脱出することができるんだろうか。
 風のようにやってきて、さらりとここを去ることなんてできないんじゃないか。」
なんとなく、そんなふうに思った。

今度はバイクでノルシャヒンの家に行くことにしたんだけど、バイクにまたがっていざ出発しようとしてもみんなが集まってなかなか走らせられない。

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この後、ほかの薬屋にも寄って別の親戚を紹介された。
さっきからノルシャヒンは「オンリーファイブミニッツ!」って言って、いろんなとこに立ち寄っている。

そしてまた「ファイブミニッツ!」。
親戚のお茶屋さんに入って、紅茶とスイーツをごちそうになったんだけど、もうね、人がね。
もうすごいことになってますね。
みんな動物園のパンダでも見に来たの?

暗闇に光る無数の目。

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またバイクに乗って今度こそノルシャヒンの家に向かおうとするんだけど、うわさを聞きつけたのか、街中の人が集まってすごい!
どこまで人がいるんだ〜!

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人が多すぎて後ろの人たちはイクエたちが見えないようで、台を持って来てそこに上がって見る人もいた。

人酔いしそうなほどだったけど、ノルシャヒンの家はとっても田舎で電気も通ってなくて、小さなソーラーパネルがあるだけ。
水道もなくて井戸を使うような、素朴な生活をしていた。
家では家族がイクエたちをあたたかく迎えてくれた。
ノルシャヒンのお父さんトホシルダーとお母さんのビナール、そして長女のプリオンティ。

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キッチンは母屋のとなりの簡素な建物。
中では、奥さんのムンニーが夕食の準備をしてくれていた。

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ムンニーはバングラの首都ダッカで生まれ育ったのだそう。
もちろん電気もコンロもある家だったので、ここに嫁いでからかまどでの料理の仕方を義理のお母さんに教えてもらったんだって。

彼女は言う。
「もう、自分ちに日本人が来てくれてるなんてほんとうに信じられない!
 すっごいうれしい。
 わたし結婚してからここに来て、英語を使う機会なんてなくてどんどん英語忘れていってるの。」

彼女の年齢は21歳。
なんと夫との歳の差21歳。
しかも結婚したときは奥さん16歳!
奥さんが通ってた学校でノルシャヒンが働いていたときに、つきあい始めたんだって!
自分の父親と年齢があまりかわらないのに、よく16歳の子がおじさんを好きになったもんだ。
もう、これには笑うしかなくて爆笑していたら、家族もみんな大爆笑。
お父さんまで、息子よくやったぞ!みたいに「ダブルスコア!」って笑っている。
おじさんキラーのムンニーは
「うちの夫は人のハートをキャッチする才能がある。
 だから、あなたたちもきょう夫について来たんでしょう」なんて言っている。

そうね、うまく説明できないけど、イクエとケンゾーもこの人について行ってみようって思ったのは事実だもんね。

そんな掟破りなロマンチストのノルシャヒンが、鶏をつかまえてきた。
「鶏肉好き?」
「うん!」

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なぜか駅でたまたま出会った警察官のシュージョンも、イクエたちが泊まるのできょうはこの家に泊まらせてもらうみたい。
ふたりで慣れた手つきで鶏の首を切り落とす。

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貴重な鶏肉をごちそうしてくれるなんてとてもありがたい。
以前ネパールの山村でホームステイしたときも地鶏をごちそうになったことがあるけど、新鮮な鶏肉は身が引き締まっていて、それでいて柔らかくて美味しい!

若奥さまが火をおこして、スパイスをいれてぐつぐつ煮込む。

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突然の来客をみんなでもてなしてくれてありがとう!

「明日の朝早く、インドに向かいます。
 今晩だけお世話になります。」

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そしたら、ノルシャヒンがすかさず言った。
「トゥモロー、ノー。
 アフタートゥモロー!!」
それはとても早口で、あたり前のことを言っているような感じで言った。

ん!! 
ちょっと待って!
あさってってどういうこと?
ここに来る前から一晩だけ泊めてもらって明日出発するって伝えてたよね・・・。

そしたら奥さんのムンニーが
「ワンウィーク!」と強い口調で言った。
一週間もここにいたら、ビザの期限が切れて不法滞在になるよ!

お父さんまで眉間にしわを寄せて「ロング ステイ! ワンマンス!」と言っている。

「でも、明日出発します。
 ありがとう。」

家族は首を縦にふらない。

こんなホスピタリティーあふれた家族に別れを告げて、あしたほんとうにインドに行けるのだろうか?
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1人の日本人とストリートチルドレン「子どもの家」

※2012.12.17の記事です。
南に来て一気に日焼け止めの消費量が増え
そろそろ日本からストックで持ってきた2本目に
突入しそうなイクエです。
(紫外線吸収剤不使用の日焼け止めじゃないと合わなくて
 ブツブツになる。海外でも買えるのかなあ。誰か教えて。)

世界旅行をしている私たち夫婦。日本を発って100日を越えた。

今まで社会人をしていて、責任とプレッシャーとストレスを抱えながら
時間に追われていたんだけど、会社を辞めて海外に出たら
ストレスゼロ、プレッシャーゼロ、何時に起きてもいいよ
きついときはホテルでぐ〜たら〜、昼から酒も飲めるしパラダイス!な
ダメ人間生活ができるわけです。

いやあ〜、いいですね!
でも、物足りないですね!

ただ観光地に行って外国の料理を食べてっていう旅には飽きるのです。
現地の人とふれ合いたいし、いまその国が抱える問題を知りたい。

できるだけホームステイやボランティアをしながら旅をしたい。

今回ベトナムに来たのも、2週間、現地の若者といっしょにおこなう
ボランティア活動に参加しようと決めたから。
で、ビザも取ったんだけど先方の都合でこの活動が延期になってしまい
泣く泣く参加をキャンセル。

う〜ん、どうしよう。ただベトナムを観光するだけじゃなあ・・・。
ということで、インターネットで情報収集。
そして、ベトナムのフエで日本人がやっている
ストリートチルドレンの支援団体があることを知った。

孤児院を運営している「子どもの家」。
まずは事務所におうかがいした。

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この「子どもの家」を立ち上げたのは
日本で小学校の先生をしていた小山道夫さん。
「子どもの家」は、立ち上げてから20年経っているし
軌道にも乗って、大きな団体になっているから
きっと現地の運営は現地にまかせて
代表である小山さんは日本にいらっしゃるんだろうな、と
思っていたら・・・。

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なんと小山さんが直接対応してくださった!
ご家族もいらっしゃるんだけど、
1年のうち8〜9か月はベトナムで活動されているそう。
日本に帰ったときは講演会を何十回もされるような
その分野ではとても有名なかたなのに
こんな私たちふたりのために時間を割いてくださってとても光栄☆

1時間半あまりお話をお聞きしたんだけど
ほんとにどれも興味深かった。

ここでは詳しく書けないけど、外国から来て
共産国であるベトナムで支援団体を立ち上げることの難しさとか
政府との上手なつきあい方とか・・・もういろいろ。
外国の、それも共産国で根を張って20年間活動してきた小山さん。
それはもう、いろんな苦労や体験をされている。
ストレートチルドレンっていうと、かわいそうで、か弱そうなイメージがあるけど
彼らはとてもたくましくてしたたかで、そんな子どもたちに何度もだまされたって
笑いながら小山さんは言っていた。
教師でもあった小山さん、ほんとうに子どもたちのことが好きなんだろうな。

40代で日本で教師を辞めて、ベトナムで活動を始めたそうで
当時はまわりの人たちから
「このままいけば校長になって年金ももらえて順風満帆な人生送れるのに
 それを捨ててベトナムに行くってばかじゃないの?」って言われたんだそう。
だから、わたしたちが会社辞めてその後の人生設計もしないまま
こんなふうにふらりと旅行していることに共感していただいた(笑)。

小山さんとの懇談のあとは、そこから3キロくらい離れた孤児院の「子どもの家」へ。

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孤児院っていうと冷たいイメージがあるんだけど
交通量の多い道路に面していて、門は閉ざされていないし開放的。
建物はコの字型に建っていて、中庭では子どもたちが元気に遊んでいる。

現在は40人以上の子どもたちが暮らしている。
小学生から大学生まで。
それなりの年齢になっても、途中で見捨てずに
子どもたちが本当に自立して自分で食べていけるようになるまで支援するのが
子どもの家のスタンス。

スタッフのアンさんに案内してもらう。
1日のスケジュールが決まっていて、起床は5時!
子どもたちはここで生活しながら、それぞれ学校に通っている。
シャワーはお湯がなくて水なので、寒いときは子どもたちは
運動して体を温めたあとに、シャワーを浴びるんだって。

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子どもたちの部屋におじゃまする。
まずは男の子の部屋。

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部屋では男の子が1人で一生懸命何かを書いていた。

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「宿題?勉強? えらいねー!がんばってね」って言って
アンさんに男の子に伝えてもらったら
男の子はちょっととまどった表情でアンさんと話してる。
そしてアンさんがそれを聞いて笑ってる。
実は宿題じゃなくて、授業中におしゃべりしてたから
反省文を書いてるんだって。あらら・・・。

子どもたちがたくさん住んでいるのに
部屋には無駄なものがなくてなんか殺風景。

こんなもんなのかなーと思いながら続いて、女の子の部屋へ。
明るくてさっきの男子部屋と全然違う!!

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勉強で使う本がそれぞれのベッドにたくさん並べてあるし
壁には絵やポスターが貼ってある。
女子と男子ってこんなにも違うのね。

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子どもの家は単に子どもたちに衣食住を提供しているだけじゃない。
子どもたちの可能性を探してそれを伸ばせるところにしたい。
ここには、そんな小山さんの思いが詰まっている。
だから「文化センター」みたいな施設にしてるんだって。

たとえば、美術室がある。

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とても素敵な絵があった。
絵が好きな子がいて、その子はここで自分の絵の才能を見いだして
いまは将来美術の先生になるべく大学で勉強しているそう。

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そして、音楽室もある。

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子どもの家を訪問する日本人が多いそうで
壁にはメッセージがいっぱい。

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図書室もあって、もちろんベトナム語の本もあるけど
寄付された日本の本もたくさんある。
言葉はわからないけど、子どもたちは絵を見ながら楽しんでいるそう。

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ほかにも黒板があって勉強できる部屋や、将来就職しやすいように
エクセルやワードを学ぶパソコン室もあった。

そして、子どもの家は職業訓練センターも兼ねていて
裁縫の技術を教え、実践する部屋もあった。
イクエも利用している、日本の「フェリシモ」っていう通販会社の
商品も受注してるんだって! すごい。

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お昼ご飯を子どもたちといっしょにいただくことに♡
食材は毎日子どもたちがスタッフといっしょに市場に買い出しに行って
ガスレンジはないからスタッフが練炭で手間ひま掛けて料理している。

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イクエとケンゾーが椅子に座ったら
子どもたちがお茶碗にご飯をよそってくれる。
そして、次から次にお箸でご飯の上におかずを載せてくれる。
食べたら、「どんどん食べて」っていう感じで追加して載っけてくれる。
みんな優しいし、気配りがある! 
きっと寮母さんたちから愛情をたっぷり受けて
本当の親みたいに、しつけられてるんだろうな。

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ご飯を食べ終わった食器は自分たちで洗うんだけど
イクエとケンゾーも洗おうとしたら
「いいよ、私たちが洗う」って洗わせてくれない。
うーん、日本の子よりしっかりしてる。

ご飯のあとは自由時間。
女の子がスッとイクエのそばに笑顔で寄ってきてくれた。

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言葉は通じないけど「いっしょに遊ぼう」って誘ってくれてるのがわかる。
あ〜、うれしいよぉ。

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ベトナム語はしゃべれないけど、私たち日本人には強い味方がある。
とくに子どもと触れ合うときは! これ!

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O R I G A M I !!

これまで日本人がたくさんここに遊びに来ているので
みんな折り紙が上手。
逆に作り方を教えてもらう。

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男子と交流するには、体を動かすのが一番。
アラフォーですぐに息があがるけど、ケンゾーはサッカー。

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言葉が通じないとき、これもけっこう役に立つ。
♪アルプス いちまんじゃ〜く♫

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たぶんここに住んでないと思われる女の子が、外から遊びにきた。
この施設で暮らす友だちを訪ねてきたみたい。
その子がチュッパチャップスを2本持ってきていた。
ひとつは自分の、そしてもうひとつはここに住む友だちに。

ふたりで食べようとしていたんだけど動きを止めて
なにやらヒソヒソ話。
微笑み合いながら頷き合っている。

どうしたの? 食べないのかな?

そしたら1本をイクエの口の中に入れてくれた。
そしてもう1本をケンゾーに。

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こんなに優しくてかわいい子どもたち。
辛い過去をもっているなんて想像するのが難しい。

ここで保護する子どもたちは、施設を始めた当初は
路上生活者で、麻薬の売人として使われていたり
生きるために犯罪に手を染めていた子どもたちが多かったんだそう。
けれど、ベトナムの経済発展が進むにしたがって
「ストリートチルドレン」は少なくなったものの
親の蒸発や育児放棄、離婚などで捨てられる子は絶えないのだと
小山さんはおっしゃっていた。

こんなにのびのびと育っている子どもたちだけど
ここに来る前は、孤独で不安で苦しくて・・・。
幼い身で必至に耐えて震えながら
なんとか命をつないできたんだろうな。

「子どもの家」の事務所の1階には日本食レストランがある。

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壁には子どもたちの写真。
写真の下には寄せ書きがあった。
東日本大震災について、ベトナムの子やここを訪れた各国の人たちが
被災者への励ましや復興への祈りのメッセージを綴っていた。

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このレストランは子どもたちの職業訓練の場にもなっていて
ここで料理や接客を学び将来の自立に役立てられるようになっている。

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生姜焼きとお好み焼きを注文。あわせて18万ドン。
ベトナムにしてはちょっと高めの値段設定だけど
メニューには寿司やとんかつもあり、欧米人に人気があるらしい。
売り上げはもちろん子どもの家の資金源になっている。

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子どもの家が誕生して20年。
手に職をつけてここを巣立った子、結婚して家庭を持った子。
何百人もの卒業生が新しい人生を自分で切り開いている。

現在も、医学部に通っている子や看護学校で勉強している子もいるんだって!
将来がとても楽しみ。

ひとりの日本人が立ち上げた子どもの家。
たくさんの子どもたちを幸せな人生へと導いている。
そして、みんな日本のことを好きになってくれている。

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【旅 info.】
  Jass子どもの家(ベトナム・フエ)a_P1010276.jpg

ホームページ http://www001.upp.so-net.ne.jp/jass/
訪問の際は事前に連絡。
訪問のときは支援金として10ドルを寄付する。
フエにベトナム事務所があるほか、日本にも日本連絡事務所がある。
カンパや会員も募集している。


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美しい!カザフ族のヤギの解体

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2012.10.18の記事です。
寒いのが大っ嫌いだけどモンゴルの寒さになんとか耐えてるケンゾーです。

カザフ族のゲルにホームステイしたケンゾーとイクエ。
朝起きると、おとうさんたちが家畜のヤギのところで
ロープをもってうろうろしていた。

「ヤギ2匹をきょう屠殺する」

モンゴル遊牧民の家畜の解体は世界一美しいと聞いていたのでとても興味深い。

ヤギの群れからいただくことになるヤギを選ぶ。
お父さんたちは複数のヤギの中から選別しているみたい。
どうも口を開けて歯を見ているようだ。
捕まるとどんな運命になるのか知っているかのように
ほかのヤギはサッとその場から離れていく。

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暴れないように足を縛る。
血を受け止めるタライを置いて素早く首を切る。

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ヤギは何も声を出さないし苦しんでいるようには見えない。
残忍な感じはしない。
3歳の坊やにとってもこれは日常。特別なことではない。

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血が止まったら四肢の関節を切って、折る。
おにいちゃんもお手伝い。

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つぎに皮を剥いでいく。
さいしょはナイフを使って。
途中からは手を背中の奥まで入れて剥いでいく。
かなり力がいるみたいで、お父さんの息が荒くなり
寒いのに汗をかいていた。

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お父さんの動きには無駄がなく手際がいい。
イクエが「すごくキレイ」とつぶやいた。
ほんとにそう思う。
目を背けたくなったりはせず逆に見入ってしまう。
「世界一美しい」という表現に間違いはない。

皮が全部剥けたら木に吊るす。
毛皮は市場で売るらしい。
内蔵を取り出し肉を部位ごとにきれいに切り取っていく。

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ゲルの中では女性たちが内蔵の処理をしている。
何度も水をヤカンで注いできれいにしていく。

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家畜の解体は遊牧民にとってとても大事な仕事。
家族全員総動員だ。

1時間足らずできれいに解体された。
人が食べない部位は犬のご馳走になる。
なにひとつ無駄にしない。

その間、おにいちゃんは薪を準備し始めた。

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保存がきかないレバーはすぐに調理する。

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ヤギの脂とにんにくと塩で炒めたシンプルなスタミナ料理の完成。
いつの間にかごく自然に座っていた知らないおっちゃんも一緒にいただいた。
新鮮なので臭みはまったくない。
でもやっぱり脂ギッシュ!

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こうして解体したヤギ1頭を10日ほどかけて食べるそうだ。

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夏場に解体することもあるけれど
寒くなって肉を保存しやすい冬が解体のシーズン。
遊牧民は冬にたくさん肉を食べて栄養を蓄え
夏はパンやチーズ、ヨーグルトが主食で質素なんだって。

日本で毎日のように食べている肉。
わたしたちははすでにカットされたものを店で購入して
口にするものが生きていた動物であることを意識せずに食べている。
できれば殺されるところなんて想像したくない。

モンゴルの遊牧民たちは自分で家畜を育て、屠殺し
命をいただくことを実感しながら食べている。
日々の糧に感謝し自分たちにとって必要最小限なもので満足しながら生きている。

解体の様子を動画でアップします。
家族が協力しながら黙々と作業をすすめる様子に感心させられます。
(生々しいシーンもありますので見られる方はご注意ください。)

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カザフ族のゲルでホームステイ② 子どもかわいい!

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2012.10.17の記事です。
氷点下の寒さをユニクロのライトダウンジャケットでしのいでいるイクエです。

モンゴルの大地には晴れ渡る青空も似合うけれど
大きな雲もまた似合う。

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このゲルでカザフ族の家族と一夜を過ごし、迎えた朝。
女性陣は朝から家畜の乳搾り。

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ビュ、ビュ、ビュー。
勢いよく湯気を出しながらミルクが飛び出してくる。
イクエにもできそうだ。やってみると・・・

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あれれ? 出ない。
力強くつまむとわずかにヒューっとだけ出てくる。

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お母さんに失笑される。
イクエの下手くそな乳搾りで雌牛にストレスを与えるのはイヤなので
すぐにお母さんにかわる

乳搾りが終わったら牛が移動し始めた。
牛たちの後ろに小さな人影。

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放牧に向かっていたのは枝をもった男の子だった。
日本の子と比べてとっても頼もしい。

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お母さんはゲルに戻って色とりどりの糸を取り出した。
カザフ族の伝統工芸「アラフチ」の刺繍だ。

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ゲルの中はアラフチのマットやクッション、枕カバーであでやか。
全部お母さんの手作り。

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針の頭から先っぽに糸が通っている。
針を布の奥まで通さず、まるでミシンのように布の上から
ポンポンポンポンとたたくようにしていくと
不思議なことにちゃんと刺繍ができている。

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すごく簡単そう!こんな便利な針、日本にあったらいいのに。
ユザワヤとかには売っているのかな。
裁縫好きの姉にこの針を買っていこうかな。
よし、イクエもやらせてもらおう。

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なんで? できない。
ただ布に穴があいていくだけで糸がすぐにほどける。
あんな簡単そうなのになんでできないのかさっぱりわからない。
またお母さんに笑われてすぐにかわる

街から離れ、季節ごとに移動しながら暮らす遊牧民たち。
ここで問題。
遊牧民の子どもは学校にいっているのでしょうか

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答えは「YES」。
小学校に入る年齢になると、子どもたちは親元を離れ
街の寄宿舎で生活しながら学校で勉強する。

小学校前の小さな子どもたちを親はとっても愛おしそうににかわいがる。
6年間しかそばにいられないけれど、そのぶんたっぷりの愛情を注いでいる。
とくにお父さんが子どもを抱きしめたり、一緒に遊んだり、身の回りの世話をしたり
しょっちゅうかかわっている。
見ていてとても微笑ましい。

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お父さんやおばあちゃんが頻繁に子どもの頭や首筋に鼻を押当てているので
てっきりチューしてるのかと思っていたらクーンって匂いを嗅いでいた
抱きしめて子どもの匂いを思いっきり嗅ぐことが愛情表現のひとつみたい。
でも、この気持ちわかる!!
ちっちゃい子の乳臭さや甘ったるい匂いはわたしも好き。
姪っ子や甥っ子が脱ぎ捨てた服を思わず拾っては嗅いでしまう。
変な性癖じゃないですよ。
この気持ちわかる? わかってもらえないかなあ。

お父さんが息子のズボンをめくってお漏らししていないかチェックしてた。
そして「したい時はちゃんと教えるんだよ!」みたいなことを言い聞かせていた。

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日本でもよく見る光景だ♡
どこの親も一緒だなってなんか嬉しくなる。

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お世話になった家族に別れを告げて国立公園をジープで散策。

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夏には花が咲き誇り、馬に乗って大自然を満喫するツーリストが多いんだって。
わたしたちも乗馬を勧められたけど風が冷たすぎるのでパス。
湖は風で波が打ち寄せ、まるで海のようだった。

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波に打ち寄せられ、角が無くなった丸い小石が貝がらのようにも見える。
湖畔の砂は細かくてビーチに立っている気分になる。
打ち寄せる波の音は潮騒そっくり。
標高3000mくらいのところに現れた「海」。

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どこを見ても絵になるような素晴らしい景色を堪能しながら午前を過ごした。
お腹がすいたなーと思ったら
ドライバーのダギスがゲルの前で車をとめた。
きょうはこの家庭でお茶をいただくようだ。

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だいたいの家庭にはお皿に入った6点セットが常備されている。
6点セットとは
「揚げパン」「乾燥ヨーグルト」「チーズ」「バター」
「クリーム」「見かけは唐揚げみたいな茶色い固い乳製品」

もちろん全部手作り。
これに、ミルクをたっぷりのお湯で割ってわずかなお茶の葉と塩をいれた飲み物がつく。
家族でちょっと一服するとき、突然来客があったとき
すぐにこのセットがテーブルに並べられる。

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このご家庭の若いママがめちゃくちゃかわいくてキレイだった! イクエ好み♡
ノーメークでこの肌つや、美しさ。

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ここのゲルにも小さい子がたくさんいる。

ベッドには赤ちゃんが寝ていた。
赤ちゃんは紐で体をベッドにくくりつけられている。

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遊牧民が使うこのベビーベッド。
赤ちゃんのお尻がくる部分に穴が開いていて
その下にはフェルトでつくった受け皿がついている。
おもらししても大丈夫な仕組みになっている。

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子どもたちを対象にケンゾー先生の折り紙講座が始まった。

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紙飛行機が気に入った様子のお兄ちゃん。
とてもかわいいのだ。
とくにお鼻の下が・・・。

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ペンで描いたおひげが生えている。
動物ごっこでもしてたのかな。

お茶会のあとは、すぐ近くの川で魚釣り。
ルアーでやってみる。

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ケンゾーもイクエもMさんもダメ。
ドライバーのダギスが立て続けに3匹釣り上げる。
このお魚は翌日、別のご家庭で調理してもらっておいしくいただいた。

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日が沈む前、この日ホームステイするご家庭のゲルに到着。
突然の訪問でも笑顔で迎え入れてくれる。

この家庭にもかわいい兄弟がいた♡
ゲルの中で「ブーン ブーン」と言いながらミニカーをぐるぐる走らせる。
遊牧民の子どもたちも車が大好きなんだね。

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ヒートアップして、ミニカーが三輪車に。
ぐるぐるぐるぐる家の中をまわるんだけど大人はだれも注意しないし
ほほえみながら見守っている。

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「外で遊びなさい」と言いたいところだけど
床は芝生だし、半分外みたいなもんだし、まあいいか。

三輪車のお兄ちゃんがかっこいい毛皮の帽子を取り出してかぶった。
カメラを向けたら、このポーズ。

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パリコレのスーパーモデルも顔負けだね★

ゲルの外を闇が包む。そろそろ夕食の時間。
いい匂いがしてきた! 
なんかこの匂い、嗅いだことあるような・・・。

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ヤギの頭が再登場!
まさかの2日間連続「ベスパルマック」。
きのうより慣れた手つきで、ごちそうを堪能した。

ケンゾーとまたもや狭いベッドで寝て
ケンゾーに何度も布団をとられていたイクエ。
朝、いらついてベッドから起き上がろうとしたら
かわいらしい瞳がじっとこちらを見つめていた。
目が合って、いっきに優しい気持ちに。

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そして、いつもの朝の日課なのかな。
ゲルから出て、りきむ孫のお尻におばあちゃんがスコップをあててスタンバイ。
かわいすぎる。

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おばあちゃんたちが台の上にゴザを敷き始めた。

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乾燥ヨーグルトの天日干し。

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毎日、太陽に当てることでヨーグルトはカチカチになる。
保存食となり、これで冬を乗り越える。

パリコレのスーパーボーイがまたも「僕を撮って〜」と言ってきた。
するとこのポーズ。

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この何とも言えない、目を細めた表情。
後ろの牛とのコラボレーション。
いいね〜! すごい決まってるよ〜。
お父さんの自慢のバイクがお気に入り。

現代の遊牧民の3種の神器とも呼べるものがある。
ひとつはバイク。友人のゲルを訪ねたり、離れた街まで行くことができる。

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もうひとつはソーラーパネル。
60センチ四方くらいのパネルをゲルの外につけて発電している。

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そして最後ははパラボラアンテナ。
テレビが娯楽になっている家庭もある。
パラボラアンテナはないところも多くて
今回のカザフ族のゲルで見ることはなかったけど
ゴビ砂漠をめぐっている時は
アンテナをつけているゲルをいくつも見かけた。

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さて、今回の2泊3日のカザフ族の遊牧民を訪ねる旅。
アルタイ・タヴァン・ボグド国立公園の
雪化粧した初冬の景色を見るとすがすがしい気持ちになる。

でもそれ以上によかったことは
この3日間でとても多くのカザフ族の子どもたちに出会えたこと。

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そして子どもたちの様子を優しく見守るおじいちゃん。
かわいくてたまらないという感じで孫の頭をなでるおばあちゃん。
我が子のかわいい仕草を見て、顔がにやけっぱなしのお父さん。
子どもが泣いたらすぐに抱きしめるお母さん。

ゲルのなかでもいつも子どもたちが中心。
子どもたちが楽しそうだと、みんなも笑顔になる。

当たり前のことだけど子を思う親の気持ちはどこの国もいっしょで
異国の地でも日本と同じようなそういう光景を見ると心がほっこりする。

「どの国の人も幸せで、世界が平和でありますように」
そう願わずにはいられない。

【旅 info.】
  2泊3日国定公園ツアーa_DSC_0429.jpg
車チャーター50,000トゥグリク/1日
ガソリン実費
ゲル宿泊の謝礼1日目20,000トゥグリク/1人
       2日目10,000トゥグリク/1人
(とくに決まっていない。相場は8,000トゥグリク〜)
ほかに公園や軍に払うパーミットが必要。
ドライバーのA.DAGIS(ダギス)はカザフ語、モンゴル語
少しの英語が話せ、要望にも応えていろいろアレンジしてくれる。
ウルギーのインフォメーションセンターかウランバートルのコンゴールゲストハウスに頼むと
彼とコンタクトを取ることができる。
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カザフ族のゲルでホームステイ① 旅のマジック

2012.01.01 00:03|世界でホームステイ☞EDIT
※2012.10.16の記事です。
夜に寝言を言っていた夫に「うん、そうだねー」と相づちをして
寝言をやめさせたイクエです。

わたしたちがここバヤン・ウルギーに来た目的はただひとつ。
鷹の祭典 を見ること。
なので2日間のフェスティバルが終わればウランバートルに戻ることにしていた。
ところがー。

あのモンゴル旅行経験豊富なMさんにまたもや、そそのかされる。
Mさんといえばウランバートルの宿で出会って以来
私たちの旅程に大影響を与えている人だ。
ゴビ砂漠を周遊したのも「中央モンゴルより南のほうがおもしろい
聞いたからだし、ここウルギーにいるのも
「イーグルフェスティバルがちょうどあるから行くことを猛烈にお勧めする
と言われたからだ。

そのMさんが言った。
「せっかくウルギーに来たんだからイーグルフェスティバルだけではもったいない!
 郊外に行けばキレイな湖があるし、カザフ族のゲルを訪ねることもできる。
 2泊3日くらいで車をチャーターしましょうよ


ここでも「はい!」と答えてしまうと完全に『ふたりでふらり』ではなく
『Mさんについていくふたり』になってしまう。
それに帰りの飛行機のチケットだってすでにとっているのだ。

イクエとケンゾーが出した答えはー


「へぇ!いいですね!!ぜひご一緒させてください♡」

だってモンゴルに来る予定なんてなくてガイドブックもなくて
白紙のまま来たんだもん。
なんでも知ってそうなMさんの情報を鵜呑みにし、すべてゆだねたくなる。

Mさんはニヤリとして「じゃあ、さっそくそこに航空会社のオフィスがあるから
帰りの飛行機を変更しましょう」と言う。
結局、変更手数料2人で2000円くらい払って5日間うしろにずらした。

2泊3日でドライバーに払う料金、ガソリン代、宿泊先のゲルの家族に払う謝礼など
あわせて3人で2万円ちょっと。みんなで割ると1人1日2500円くらい。
直接ドライバーと契約するのでこの前のゴビ砂漠周遊のときの
3分の1くらいの予算で楽しめる

めざすのは120キロほど南西に行ったアルタイ・タヴァン・ボグド国立公園。
中国との国境に近いので国境付近立ち入り許可証を軍からを発行してもらって出発

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街を離れるとさっそくカザフ族の住むゲルが見えた。
ドライバーのダギスが車をとめた。

「知らない人の家だけどせっかくだからゲルの中をみせてもらおう」。

でもゲルにいたのはあいにく子どもばかり。
大人たちは外出しているようだ。

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ざんね~ん。 と思って車に戻ろうとすると
ダギスが手招きしながらそのままゲルの中に入っていった
え! 勝手に大丈夫!?

このへんがモンゴルはすごいと思う。
知らない人のゲルに突然おじゃまして
勝手にそこに置いてあるものを飲んだり食べたりする。
されるほうもそれを気にとめることなく当たり前のように受け入れている。
都市部以外は土地を買うという概念もないし
何かを「所有する」という感覚が薄いようだ。
土地は自然から譲り受けるもの、物はみんなのもの、みたいな。

ゲルの中はそれはそれは見事
他のモンゴル人のゲルよりも、カザフ族のゲルはひとまわり大きい。

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そして目を引くのがカザフ族に代々伝わる「アラフチ」と呼ばれる刺繍の装飾。
薄暗いゲルの中。
けれど、このあざやかな刺繍のため、とても明るく華やかな空間となっている。

ドアの横には家畜をしめて生肉にしたものがつるしてある。

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乾燥して固くなっている。
10日間ほどかけて少しずつ料理に使っていくのだそう。

それにしてもこの子たちは親が帰ってきたらなんて話すんだろう。
「見たことない人種の人がよくわかならいけど来たよ」って言うのかな。
そしてきっと親は「そっかぁ。ふうん。家を見に来たんだろうね」って答えるのかな。


子どもたちに別れを告げて車を走らせると、ラクダを発見
重そうな荷物を運んでる。

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ラクダが運んでいるのは解体したゲル。
家畜とともに遊牧民がお引越しをしていた。
ラクダは臭いし、マイペースだし
「ぼおううううん ぬうううん」という泣声もうるさいから
イクエとケンゾーは遊牧民になってもラクダは飼いたくないって思ってたけど
しっかり重い荷物を載せて確かな足取りで進んでいる。
えらいぞ!ラクダさん!

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そしてラクダよりも飼うのをためらいたくなる家畜と遭遇。
「ヤク」という、牛をけむくじゃらにしたような動物。
毛を引きずっているようでぶかっこうなんだけど
毛の配色が残念なヤクはブサかわいい。

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頭数が多いヒツジやヤギは遊牧民から他の家畜よりも
少しぞんざいに扱われているような気がする。
途中の道ばたで故障して立ち往生していたトラックの上には
無造作に置かれたヒツジが寒そうに身を寄せ合っていた。

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やっぱり断然さまになるのは馬。
すれ違った遊牧民が自慢そうに「俺の馬に乗ってみていいよ」と言う。
このスレンダーなボディー。
くりくりの瞳もかわいい。
うん、飼うなら馬だな。

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お昼タイムは食堂じゃなくて一般家庭でお茶と軽食をいただく。
街の家はゲルじゃなくて木造の平屋が多い。

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突然の訪問。
けれど手作りのパンやバターやチーズ、乾燥ヨーグルトでもてなしてくれる。

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いよいよ国立公園へ。
この芸術的な波打った木の橋を、ドライバーのダギスの愛車、ロシア製ジープで渡ると
そこからは美しい景観が広がる。

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国立公園といっても遊牧民の人たちはゲルを建て、家畜を放し、普通に暮らしている。

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ホテルはないからゲルを探して宿泊させてもらう。
小さな男の子がいる家庭にお世話になる。
スペースは限られるのでMさんは床で寝袋で
イクエとケンゾーは狭いひとつのベッドを借りて寝ることに。

時刻は夕暮れ時。
ゲルの外は寒いけれどこの時しか見られない光景があった。
雪化粧した山脈が桃色に染まっていた。

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ゲルの中ではちゃくちゃくと夕食の準備がされていた。
なんでも手作りする遊牧民の人たち。
お母さんはパン生地をこねこね。

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ヤギの脂肪のかたまりを火にかけて大量の油をつくる。
その油でパンを揚げていく。
ケンゾー、ちょっとだけ手伝ってみる。

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ほかの鍋でグツグツ何かが煮込まれていた。
なんだろ〜と思っていたら鍋から何かがお皿の上に取り出された。
なんだ?なんだ? 真ん中の黒いものは!
この形は あれだ!!

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ヤギの頭まるごと!

きょう、家畜のヤギを解体したんだって。
(*翌日わたしたちはヤギの解体に立ち会うことに。詳細は後日お伝えします。)

この料理は「ベスパルマック」というカザフ族の料理。
ヤギの頭とタマネギとジャガイモとラザニアみたいな平たい生地が入っている。
ベスパルマックとは5本指という意味。
5本指とナイフをフルに使って肉を削ぎ落しながら食らいつく。
みんな大好物みたいで嬉しそうにもくもくと食べる。

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モンゴルの肉は総じてとてもニオイがキツいのだけど
このヤギ肉はまったく臭みがない。新鮮だからなのかな。
そしてやわらかい。
おいしい

「ヤギの目がいちばんうまいから食え」と言われる。
え、それはちょっと・・・。 どうやって断ろう。
そう思っていたらケンゾーが何のためらいもなく口に入れた!

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感想は?
「プニプニはしてない、ゼラチンっぽくない。
 臭みもないし、鶏の軟骨みたい。」

ヤギの頭の部分はみんなで食べ尽して肉がなくなり骨だけになった。
と思ったら、いきなりおとうさんがガンガンガンと頭蓋骨を振り始めた。
骨から何か白いものがでてきた。

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脳みそだってー。
これはイクエもケンゾーもMさんも食べてみた。
お味は・・・

「味がしない。カニ味噌から磯の香りを抜いたような感じ。」

最後はヤギの頭を煮汁をお椀に注いでシメ。
鶏ガラスープ、ならぬヤギガラスープは濃厚でおいしかった。

旅行していてたまに「ゲテモノ」とも言える食べ物に巡り会う。
日本にいるときに「はい、ヤギの脳みそです。どうぞ!」と言われても
食べるのを躊躇するだろうし、口に入れられないかもしれないと思う。
でも、その土地にいて、現地の人が普通に食べているのを目の当たりにし
いっしょに食卓を囲み、現地の人の仲間入りみたいな気分になり
楽しい時間を共有していると
「自分も食べてみよう」と自然に思うから不思議だ。

これは 旅のマジック だと思う。
自分でも日本に帰って思い返してみると
「なんであんなもん自分からすすんで食べたんかな」と理解しがたいんだけど
その場ではなんの疑問ももたずに食べている。
恐るべし、☆旅のマジック☆

【旅 info.】
  アルタイ・タヴァン・ボグド国立公園国定公園
ウルギーから南西へ120km。車で約4時間。
63万haの公園内には雪に覆われた山脈、渓谷、森、湖や川
花々などが見られ自然豊か。
国境に近いため、事前に軍の立ち入り許可証(有料)の発行が必要。
ウルギーのインフォメーションセンターに相談するか
現地のガイドやドライバーに取得してもらう。
入境許可証と国立公園入場料あわせて1人1,000円以下。
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世界中のいろんな生き方に出会う旅

※2012.09.16の記事です。
きのう旅行で初めて体重計に乗ったら1.5キロ太っていたイクエです。

現地NGOでのワークキャンプ。
作業の合間に小腹がすいて、宿泊先の料理人のおじさんから
韓国風蒸しパンの作り方を教えてもらった。
ホットケーキミックスみたいに小麦粉や砂糖、ベイキングパウダーなどが
すでに混ざっている蒸しパン用の粉を使うので用意する材料はそんなにいらない。
はずなんだけど・・・。

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とってもカラフルな具材が用意された。
左上から緑の豆、オレンジのチーズ、黒豆。
左下は玉ねぎ、隣がにんじん、カレー粉、右下がよもぎの粉末。
蒸しパンの粉に水と隠し味のマッコリを加えて好きな具材を入れたら
あとは蒸すだけ。
具材をよもぎや豆にしたら和菓子みたいな味になるし
カレー粉、玉ねぎ、にんじんを選んだらまさしくカレーのような
おかず系蒸しパンになる。蒸しパンの世界は広い!

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ワークキャンプも後半。
宿泊場所は山村から漁村のゴチャンに移動。
最後の思い出作りにと、ゴチャンの海で潮干狩りを体験した。
ただ貝を探して採るだけだけど
宝探しみたいで子どもも大人もけっこうハマるものだ。

韓国の潮干狩りでは、まずこんな乗り物が登場する。

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トラクターに荷台をつけた乗りもの
この車は荷台部分に屋根がついて観光客用のしっかりした造りだけど
地元の漁師さんたちもトラクターに荷台をつけたもので海へと繰り出す。
日本では干潟を歩いて沖まで移動しないといけないけど
これなら足下が悪い干潟でも楽に移動できる。

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貝の採り方は日本と同じ。熊手で掘っては探し、掘っては探し。
イクエの地元の有明海の干潟よりも砂がきめ細かくて
ザラザラではなくてねっとりしているので掘るのに少し苦労した。

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それでも1時間あまりで1人40個くらいは採れた。
焼いても貝汁にしても、ゴマの葉と韓国のチリソースであえてもおいしかった。

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まるでファームステイのようだった6泊7日のワークキャンプ。
このキャンプを主催している現地NGOの団体長は50代の韓国人女性。
日本語も話せないし、英語も話せない。
NGOの本部はソウルだけど女性はそこから車で5時間くらいの
田舎の村に住んでいる。
国際的なNGOのリーダーというよりも、優しい田舎のおばちゃんだ。
どうしてこの女性がNGOを立ち上げたんだろうと最初は不思議だった。

女性がNGOを始めたきっかけは、ある不幸な出来事だった。
私たちが4泊した「長水」という山村でリンゴ農家をやっていたこの女性。
リンゴの収穫を目前にしたある日、火事が起こりリンゴ畑も家も失った。
命だけは助かったものの絶望的な状況のなか、力をくれたのは
まわりの人たちからのあたたかい励ましや支援。
「人の支援が一番大切なんだ。今度は私も。」
それから女性は恩返ししようと人手不足の農家の手伝いをしたり
老人ホームで高齢者のお世話をしたりと地道に1人でボランティアを始めたのだそう。

女性にはイクエと同じくらいの年の息子さんがいる。

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息子さんは日本語が上手で日韓の交流活動などにも参加した経験がある。
そして母親に提案した。
「日本の若者と韓国の大学生にボランティアに参加してもらうのはどうだろう。
文化交流もできるし、都会の若者が体験したことのない田舎暮らしをやって
楽しみながら農家のお手伝いや高齢者のお世話ができる。」

母親が団長、息子が事務局長。
二人三脚で少しずつ活動の幅を広げて、今では8人のスタッフがいるNGOに成長した。

同じ方向を向いている親子。
見ているととてもステキな親子だなあとつくづく思う。

人はささいなことがきっかけとなり、生き方が大きく変わることがある。
人生の岐路に立ち、どんな生き方を選ぶかはその人しだい。
この旅行では世界各国の
「ああー、そんな生き方いいなあ」と思う人たちに出会えることがとても楽しみ。
そんな人たちに出会えると背中を押される気分になるし
こころがほっこりする。


そして、活動最終日に見た夕焼けはとてもきれいでした。

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韓国のリンゴ畑で東北を思う

※2012.09.13の記事です。
辛い料理がちょっと病みつきになってきたケンゾーです。
昨日と今日のワークキャンプではこんなことをやりました!

昨日の午前中は障害者の人たちが共同で生活している施設へ。
ここでは、障害のある人たちが農作物を育てて生計を立てている。
8月末に台風が続けて2つ上陸した韓国。
この施設のリンゴ園も木が根こそぎ倒れるなど被害に遭っている。

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傾いてしまった木をパイプで持ち上げてまっすぐにする。
これがなかなか重労働。
ハンディキャップがある人たちにとってはほんとに大変だと思う。

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午後は「五味子」というおもに漢方に使われる実の収穫体験。
五味とは、甘い、酸っぱい、渋い、苦い、しょっぱいの5つの味のこと。
アセロラやノニのように健康食品として人気があるらしい。
食べてみると、酸っぱいシナモンのような、ショウガのような味。
赤黒くなった実を選んで摘んでいく。
この2日間で収穫したものは唐辛子、リンゴ、五味子と赤いものばっかし。

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夜は外でチヂミパーティー。
本場のチヂミの作り方を教えてもらった。
外はカリカリ、中はもっちりでマシソヨ〜。

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今日は人手が足りないリンゴ園で収穫のお手伝い。
ふだんは夫婦2人だけでやってて収穫など忙しい時に人を雇うそうだが
村には若者がほとんどいないのでとても苦労しているようだ。

オーナーのお父さんから
「リンゴを採る時は自分の子どものように大事に扱って」
とお願いされた。愛情こめて育てたんだね。
赤く染まったリンゴは見てるとほんとにかわいい。
ひとつひとつ傷をつけないように大事に採っていく。

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去年の今頃は岩手県の陸前高田市でボランティアをしていた。
やっぱりその時のリンゴ農家でのワークを思い出す。
津波で流されてしまったのですべて0からのやり直しだった。
東北の被災地でも1年でも早くおいしい真っ赤なリンゴが実って欲しい。

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午後はおととい作ったキムチを届けに老人ホームへ。
キムチの贈呈式の後はカラオケタイムに突入。
韓国の童謡に始まり日本の曲を代表してなぜか尾崎豊のI love youも。
日本の折り紙を一緒に折って交流する。

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おばあちゃんから韓国語で話しかけられるけどわからない。
すると突然「アナタ、ナンサイデスカ?」という日本語。
おばあちゃんは87歳で、日本の統治下のときに日本語を習っていたようだ。
時の経過でほとんど日本語は忘れているようだったけど
いっしょに紙を折っていくたびに少しずつ日本語の単語を思い出したようで
「ヒコウキ?」とか「ボウシ!」という言葉を発した。

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活動はあしたで最終日。
山に囲まれた場所から海辺の村に移動します。
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小学校で寝泊まり

※2012.09.12の記事です。
毎日マッコリを飲んでいるイクエです。
ただいま全州・長水でワークキャンプに参加中です。
今日はふたりが寝泊まりしている宿を紹介します。

田舎のこのあたりにはホテルなどはなく
宿は山に囲まれた廃校になった元小学校の校舎。
田舎暮らしを体験したい人の宿泊を受け入れたり
学生たちの合宿の場所を提供したりしている。

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教室だった部屋が客室。
ケンゾーたち男部屋は「1年1組」。

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寝る時は教室の床に直接布団を敷く。
黒板が教室だったことを物語る。

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オーナーはかつてヒルトンホテルなどで働いていた元シェフとその奥さんで
田舎で自分たちの好きなことをやりたいと、奥さんの実家だったこの村に
夫婦で引越し、この宿を運営している。
校舎内には食堂もある。

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田舎なので飲食店も少ないため
食事時になると地元の人たちも毎日訪れ、憩いの場となる。
出される食事は野菜をたっぷり使った家庭的な料理で
とってもおいしい!

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かつては子どもたちの元気な声がこだましていた廊下。

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今ではこの校舎ではもちろん、近所でも子どもたちの姿はなかなか見られない。
過疎化が進み、農業の担い手がおらず人手不足に悩む村。
けれど、子どもたちが姿を消した校舎が宿泊施設に生まれ変わったことで
外から若者たちが村を訪れ、にぎやかになり
農家のお手伝いをすることができている。

一流ホテルのシェフから、田舎の廃校のオーナーへ。
なかなかできない人生の選択。
けれどオーナー夫妻の生き方が、村のカタチも変えている。
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韓国の辛さ この手でつくる

※2012.09.11の記事です。
きのうから韓国の現地NGOのボランティア活動に参加しているイクエです。

このNGOはLTWという団体で日本と韓国の参加者が共同生活しながら
貧しい農村や漁村で地域の人たちとともに地区の活動を支援していくというもの。

今回いっしょにやっているのは韓国人5人と日本人はイクエとケンゾー含めて7人。
活動場所は全州市からバスで1時間あまりの長水という田舎の村。

この地区は高齢化が進んでいて、若者が少なく農家の人手が足りない。
きょうはまず唐辛子の摘み取りのお手伝いをした。

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支給された作業着が唐辛子色♪
唐辛子畑で自分たちも唐辛子になった気分。

唐辛子は少しでも緑色をしていたらまだ旬を迎えていない証拠。収穫には早い。
これでもか、というくらいの真っ赤な色の唐辛子を探して摘み取る。

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日本で見る唐辛子よりも立派で大きい。 長いのは15センチくらいある。
唐辛子は乾燥したあと粉末にしてキムチや料理に使う。

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真っ赤で辛そうな唐辛子。
でも唐辛子の花は白くて小さくて可憐。

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みんなで作業をすれば1時間くらいで10袋がいっぱいになった。
それでも畑にはまだまだ唐辛子が残っているので
おじさん1人だと収穫は本当に大変なんだろうな。

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そのあとはキムチ作りに挑戦。
このキムチは近所の貧しい家庭や老人ホームに手渡すものなので大量に作る。
キムチに入れるニンニクも100個くらいあるので皮を剥くのもひと苦労。

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にんにくの匂いをずっと嗅いでいると、もう匂いが気にならなくなる。
気合い入れて皮を剥いていたけど、大量にありすぎて自然にこんなスタイルに。

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ニンニクの作業が終わったら、今度は野菜や調味料を
大きな桶に入れて混ぜ合わせる。
みんなお揃いの帽子で上から見ると何をしてるかわからない。

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今回のキムチの材料は、白菜、大根、ネギ、ニラ、リンゴ
すり下ろしたショウガとニンニク。
塩、魚醤、粉末唐辛子、砂糖、餅米を炊いておかゆのようにしたもの
そして隠し味に入れたのが、オキアミの塩辛。

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そんなに入れるのー!というくらい唐辛子が入れられる。
混ぜて、混ぜて、さらに唐辛子。
もう終わりかなーと思ったらまた唐辛子が投入されて真っ赤に。

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村の農協の人が訪ねてきてくれて
今回の活動のお礼にと地元のマッコリの差し入れをいただいた。
この村はリンゴの名産地で、「ふじ」が作られていて
農協の人は青森に視察にいったことがあるそう。
また、この村で将来的には農業体験の受け入れのようなものをしたくて
九州でファームステイをやっている施設も訪ねたことがあると話されていた。
日本と韓国の気候が似ているので、農村同士の交流やアイデア交換が進んでいるみたい。

日本から私たちが辺ぴな村を訪ねてきたことをほんとうに喜んでくださった。

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いただいたマッコリは日本で飲むものよりも甘くなくて酸味が強くてすっきりしている。
日本だとマッコリ好きな女の人は多いけど
このマッコリなら男性もいける。
ケンゾーは、できたばかりのキムチをつまみに何杯もおかわり。

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観光目的だけだったらきっと来なかった田舎の村。
たしかに何もないところ。
だけどここで地元の人と出会い
店でしか見なかった韓国の名産を自分たちの手で摘み取る。
韓国の人といっしょに同じ手仕事をする。
外国から来たイクエたちだけど
ひとときだけでもよそ者であることを忘れて
韓国の人と時間を共有できるひとときはなんだかとてもうれしい。
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