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旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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ウガンダグルメの食材はまさかのアレ

2015.01.11 08:51|ウガンダ☞EDIT
成人式のときは、いままでの人生でも指折りの太ってた時期だったイクエです。
写真館で遭遇した小中学校の同級生に手を振ったら、「え!?太ってる。誰かわからんかった!」と言われました。
成人式の写真は顔がパンパンで、後悔しました。
だから結婚式のときはダイエットしたんだけど、それでももっと痩せたかったなあ。
今だったらあのときよりも痩せてるんだけどな・・・。
でも、顔にはシミやシワがあるからダメだけど。

ウガンダの南、カバレに来ているイクエとケンゾー。
とくにこの街に何があるってわけではないんだけど、海外協力隊員として活動中のケンタくんに会うためにやってきた。

長い間旅行をしていて、楽しいと感じるのは観光地よりもそこで生きる人たちとの出会いや生活を垣間見ること。
だからカバレでも観光地に行くことはとくに期待していなかった。

だけど、ケンタくんが言うにはこのカバレにも自慢の観光地があるらしい。
なんでもそこでは珍しい食材を使ったご当地グルメを楽しめるらしいんだけど・・・。

ほんとうかな。

半信半疑のまま、バイクタクシーに乗って山道を登ること30分。
「ウガンダっぽくないおしゃれなホテル」に到着。

たしかに予想以上にウガンダっぽくないたたずまい。
ヨーロッパにありそうな、雰囲気のある建物。

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ここはホテル、Bird Nest Resort
このレストランでおいしい食事をいただけるんだって。

レセプションを通ってレストランのテラスへ。
「うっわぁ、ここウガンダじゃないみたい!」

この雰囲気、この景色、これはもう立派なリゾートだね。

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ここはブニョニ湖
静かで美しい湖にいくつかの島が浮かんでいる。
その湖畔には丘がそびえ、緑の棚田が空高くまで続いている。
リゾートっぽいけど、そこに地元の人たちの生活もある。
だからこそ居心地がいい。
くつろげるリゾートと現地の人の暮らしが共存している場所。

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「こんな隠れ家があるなんて。
行き詰まったときにここでぼーっと湖を見て1日過してリフレッシュできるんじゃない?」

ヨーロッパのリゾートホテルに引けをとらない環境。
オーナーがヨーロッパの人なんだって。

犬がペットとして飼われているっていうのはアフリカに来てこれまでなかなか見なかった。
犬は野良犬がほとんどだし、いつも子どもから石を投げつけられている。
目がうつろで、病気なのか毛が抜けていて貧相にしている。

だけどここの犬は、わたしたちが知っている犬。
きれいな毛並みの犬が人間に懐いている風景は、先進国で見るシーンのひとつ。

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ここで食べられるグルメは何かっていうと、これ!
ピザ。
アフリカのピザってクオリティーが低そうだけどここのピザは見かけも本格的。

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カリカリに焼き上げられているけどチーズはとろり。
このピザのトッピングの食材がここならではのもの。
「シーフード」ならぬ「レイクフード」。
湖でとれるあるものがのっているんだけど、わかる?
赤く焼き上げたプリップリの・・・。

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ザリガニ!!

ここはザリガニが名物。
ザリガニって言うと、子どものころ男子たちが近所の汚いため池でザリガニ釣りをしていた。
男子のわきにあるバケツをのぞくとザリガニがウヨウヨいて、ばちゃばちゃ暴れていた。
たくさん釣っても、もちろん男子たちは食べないし、釣ったことに満足してそのまま池に返していた。

だからザリガニにおいしいイメージなんてないし、泥臭そうなイメージ。

でもプリプリしていておいしい!
エビのような甘みはあまりないけれど、食感はかわらない。

海のないウガンダ。
でも湖があって魚もザリガニも釣れて、湖の幸には事欠かないね!

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実はアルメニアを旅したときも、宿の近くの居酒屋でザリガニがつまみとして出されていた。
アルメニアも海に面していない国。
海がないと食材としてザリガニが重宝するのかもしれない。

ザリガニピザのおいしさに感動していたら、ケンタくんがパスタも注文してくれた。

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ザリガニのクリームパスタ。
臭みはまったくない。
クリームパスタとの相性もいい。

どうして日本ではザリガニを食材にしないのかなあ。

でも、インターネットで調べてみたら食べるところもあるらしい。
ちらし寿司や海鮮丼に使われることもあるらしいけど、聞いたことないなあ。
高級食材のタラバガニの味に似てるって言われているらしい。
それは、言い過ぎ?

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レストランはテラスだけでなく、室内でも食べられるようになっている。
内装はとてもおしゃれ。

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湖以外何もない場所だけれど、こんなところでゆっくり過すのはとても気持ちがいい。
作家だったらきっとこんなホテルに泊まって執筆活動したいなあ。

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湖に面したところにはプールもあって、うたた寝するにはちょうどいいチェアもある。
木をくり抜いて作ったカヌーだって楽しめる。

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「ケンタくん、ここなら日本にいる家族も連れてこられるね。
ウガンダで暮らしているって言ったら心配するけど、こんなところもウガンダにあるって知ったら安心するかもよ。」

「そうですよね。
ここなら誰でも喜ぶかも。」


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客室数はそんなに多くなさそう。
贅沢なつくり。

「今度宿泊も考えてるので見学させてください。」
そう言って部屋を見せてもらうことにした。

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ダブルで1泊1万円オーバーだけど、このクオリティーならけっして高くない。
だって部屋からこの眺めだもん。

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「カバレにこんないいところがあるんだね。」
「もっと上からこの湖を見渡せるスポットがあるんですよ。」

湖を眺めながらグルメを楽しみ、リラックスしたわたしたち。
絶景スポットの丘を目指してゆっくり歩いていく。

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丘に登って湖を見下ろせる場所に到着。
湖にはいくつもの島が浮かんでいる。

静かな湖を取り囲むように棚田が広がり、その奥に連なる美しい山。

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手前には、さっきまでくつろいでいたホテルが見える。
木々に囲まれた白い洋館。

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ケンタくん。
最後にすてきな隠れ家のようなところに案内してくれてありがとうね。

ウガンダで、協力隊員の家を渡り歩きながら楽しい日々を過ごすことができたイクエとケンゾー。
ウガンダを去る日がやってきた。
最後も自転車タクシーに乗って、ケンタくんの家から街へと降りていく。

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アップダウンが激しいところだけど、運転手は汗を流しながら必死にペダルを漕いでいく。
でも、あまりに急な斜面ではわたしたち乗客はいったん自転車を降りて歩いていかないといけない。
自転車タクシーはバイクタクシーに比べれば乗り心地は悪いし、時間もかかる。
でもその分運賃は半額。

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最後にケンタくんと最後の昼食。
最後までメニューはウガ飯。
ウガ飯もこれで食べ納めだよね。

このあとルワンダに行くけど、ほぼ同じで「ルワ飯」っていうのはさすがにないよね。

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ウガ飯の味はいつも通りだったんだけど、最後にトラブルが・・・。
お会計のときにもらったレシートの額が、メニューに書かれていた料金と違う!
2倍も高くなっている。

「このメニューと金額が違うんだけど。」
お店の人に抗議すると、何食わぬ顔で答える。

「そのメニューは古いもの。
1年前のものだから。
改訂してなくて・・・。」

そうなの?
だったら最初に教えてよ。

しょうがなく言われるがままの値段を払ったけど、やっぱりヘン。
食事は料金改定されたとしても、いっしょに飲んだ瓶のコーラが通常の2倍も取られている。
ウガンダの食堂ではたいてい飲み物の相場が決まっている。

「食事代はいいとして、ジュースがこんなに高いのはおかしくない?」
店員に抗議すると、またもあっさりこう言った。

「飲み物代はきのう値上げした。」

いきなり2倍に値上げなんてすることは考えられない。
ほかのお客さんがジュースを飲んでいたので値段を聞くと、やっぱりわたしたちがぼられているのがわかった。

そばにほかのお客さんのレシートが何枚か捨ててあった。
拾ってレシートを見てみると、きょうの日付とわたしたちの半額のジュース代が記されている。
きのう値上げしたっていうのはウソだ。

「ウソついてるでしょ」といっても認めないし、もちろんお金も返さない定員。
食事をしていたお客さんがわたしたちが定員ともめていることを知って、定員のかわりに余計にとられているジュース代をわたしたちに返そうとしてきた。

「そんなあなたのお金なんて受け取れないし、受け取りたくないんです。
だまされているお金を手に入れればいいってことではなくて、こころの問題なんです。
ウソをつかれたことが嫌だし、誠実に対応してほしいんです。
だからあなたのお金は受け取りません。」

こんなことはウガンダに限ったことではない。
わたしたちがぼったくられたりだまされたりしたときに、現地の人がわたしたちに同情してその分のお金をくれようとすることがある。
だましている人の目の前で。
そしてだましている人はそんなことを悪びれる様子もなく「ラッキー」という感じで他人事のように見ている。
この感覚はとても理解できない。

店員のかわりにお金をわたしたちにあげようとしたおじさんは、わたしたちが説明したあとようやくこちらの思いをわかってくれた。
「たしかにそうだよ。
なんで俺が払うんだ。
おかしな話だ。
お前がウソついてぼったくってるんだから、俺じゃなくてお前がお金を戻すべきだろ。」
おじさんは店員を非難した。

それでも店員はわたしたちと目をあわせようとせず、対応しない。

おじさんも手伝ってくれて、店員から最後にジュース代だけ返してもらった。

最後にちょっと嫌な思い出ができちゃったよ、ウガンダ。
それでもわたしたちの気持ちを客のおじさんがわかってくれたことに救われた。
おじさんに伝えた。
「ありがとうございました。
あなたと出会えてよかったです。
ウガンダ最後の日なんですが、ウガンダを嫌いにならずにすみました。」

食堂を出たわたしたちは、乗合いタクシーでルワンダとの国境を目指す。

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でもここでも面倒くさいことが・・・。
ドライバーたちによる、客争奪戦。
車に乗りたいのに、乗ろうとするとほかのドライバーがやってきて行く手をはばむ。
「こっちに乗っちゃダメ。
 俺のに乗れ!」

さらにはドライバー同士の言い争い。
「俺が先だ。」
「ちがう、この客は俺の車に乗るんだ!」

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どうだって、いいよ。
乗せてくれ〜。

いったんわたしたちはその場を離れ、彼らの目のつかない100メートル先に逃げて、別のタクシーに乗ることにした。
それに気づいたさっきのドライバーが猛スピードでやってきて、またもやドアの前に立ちはだかる。
なんなんだよ、ウガンダは。

ケンタくんとゆっくりお別れするヒマもないよ。
「ありがとう、ケンタくん。
 思い詰め過ぎずにあと1年がんばってね!」

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「これ、道中で食べてください!」
ケンタくんはいつのまに買ったのか、わたしたちのためにお菓子やジュースを用意してくれていた。

ほんとうにありがとう。
すごく気が利いて、明るくて、優しくて、さわやかな体育会系のかわいい子だなあ〜。
わたしもケンゾーもケンタくんのことが大好きになっていた。

日本でまた会おうね!!

こうしてわたしたちは最後にちょっとドタバタしながらも、ウガンダを無事に発つことになった。

そしてお隣の国、ルワンダへ。
でも、そこでわたしたちは入国のときに思いがけないものを没収されてしまった。
国境で入念に荷物検査をされて、怒られながら没収されたものとは!?

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次回、お楽しみに。
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先生が登校拒否ってどういうこと?!

2015.01.10 06:01|ウガンダ☞EDIT
子どものころ初めてもらったお年玉で買ったものは・・・覚えていないケンゾーです。
なんだったかなあ、それこそコマとか凧じゃなかったかなあ。
今の子どもたちはDSのソフト?それももう古いのかなあ。
いま日本では何が流行ってるんだろう?

カバレで体育教師として活動しているケンタの家にお世話になっているケンゾーとイクエ。
ケンタが受け持つ授業があるということなので見学させてもらってもいいか聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「もちろんOKですよ!
 でも授業できるかなあ。
 生徒が来るといいんだけど。」


え?どういうこと?
見学うんぬんの前に生徒が来ないとかあり?

じつはウガンダは学歴社会。
意外かもしれないけど、ウガンダだけでなく途上国と呼ばれている国では学歴で就ける仕事が左右されることが多い。
みんな少しでもいい大学に入学するために勉強している。
毎年進級試験があり、点数が足りないと有無を言わさず留年させられるスパルタなシステム。
しかも各学校を卒業するためには国家試験に合格する必要がある。
小学校を卒業するにも試験に合格しないといけないっていうんだから大変。

すべては国家試験に受かるため。
必然的に国家試験にない科目は扱いが低くなってしまうことに。
体育の授業はその最たるもの。
「試験に出ない体育なんて無駄だ」
「体育の時間をほかの授業にまわしてほしい」
そう考えている生徒は多いし、先生の中にも体育を煙たがっている人がいるのが実状。

日本では考えられないけど、体育の授業をボイコットして出てこない生徒はふつうにいるんだそう。
普段からまず授業として成立するかどうか、そこからはじめないといけないのが途上国での体育の授業の実態。

さらに今は試験期間中。
「2、3人来ればいいほうかなあ。
 誰も来ないってこともぜんぜんあります。」

そう笑顔で言うケンタ。

正直『体育隊員』と聞いたときは「毎日生徒と楽しく体を動かしていればいいからラクな活動だなあ」なんて思っていた。
みんなサッカーが大好きだし、勉強よりも体を動かすことのほうが当然好きだと考えていた。
でも実際は想像以上に大変。
まず授業ができるかどうか、そこからはじめないといけないとは。
そんな環境でモチベーションを保つのは大変なことだと思う。

きょう予定している授業はバレーボール。
何人きてるかなあと校庭に行って見ると・・・

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けっこう来てる!
15人くらいいるんじゃない。
これでクラスの1/3くらいの生徒なんだそう。
でもちゃんとバレーボール成立するよ。
よかったねケンタ。

体育の授業が導入されてまだ歴史が浅いウガンダ。
体操服なんてものはない。
みんな制服で体育の授業を受ける。
授業と言ってもとくに指導をする訳でもなく、ケンタ自身も加わってバレーボールを楽しむ。

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赴任したさいしょの頃は、毎回ほとんど生徒が来てくれなかったんだそう。
たとえ来たとしてもサッカーしかしたがらない生徒たち。
なんとかサッカー以外のスポーツの楽しさを伝えようと試行錯誤してきたケンタ。
けれど赴任して半年、とうとう心が折れてしまった。
すべてが思うようにいかずボロボロになったケンタがとった行動、それは登校拒否。

生徒に教えるはずの先生がまさかの登校拒否。
日本から遠く離れたウガンダの地で、たった独り悩みに悩んだ末にケンタが出した答えは現実逃避だった。
学校には行かず、ひたすら家に籠る毎日。

「活動もせずに逃げる自分が許せない」。
そんな後ろめたさも常に感じていたので、誰からも見られないように隠れるように生活した。
学校の敷地内に家があり、窓からはほかの先生や生徒たちが見える。
食べ物がなくて外に出るときは誰にも見つからないようにそーっと出て、夜になって暗くなってから家に戻った。

いちど、いっしょにケンタと夜になって家まで帰っていたときのこと。
真っ暗で道が見えずイクエがライトをバッグから取り出していたら「僕はもうあのときに慣れました。暗闇でも家に帰れるんです。」と言ったのが印象的だった。

現実逃避とは言ってもテレビもネットもないがらんとした部屋。
自分に何が足りないのか、自分に何ができるのか、ひたすらに自分と向き合う日々。

何もする気が起きず、3日間何も食べなかったこともあったんだそう。
現実から目を背け悩みに悩んだけれどケンタは逃げ出さなかった。
登校を拒否することじつに1か月半、自分なりの答えを見つけたケンタは校長先生に手紙を書いたんだそう。
どうして学校に行けなくなったのか。
1か月半何を悩んでいたのか。
自分の心の内を包み隠さず言葉にして校長先生に託すことにした。
1か月半登校拒否していたケンタを校長先生はしっかり受け止めてくれたんだって。

こんな人に言いづらい過去を告白してくれたケンタ。
聞いててちょっと泣きそうになった。
たった独りでよくがんばったと思う。

ケンタは新卒採用の隊員。
体育大学を卒業してそのまま隊員になった。
教員免許は持っているけれど、教えた経験はない。
教員どころか社会人経験もない。
そんな23歳の青年が、なにもかもが日本と違うウガンダで孤軍奮闘するのは並大抵のことじゃないと思う。
しかも生徒もほかの先生も必要としていない体育の授業。
逃げ出さず答えを自分で見つけたことはスゴいことだ。

青年海外協力隊員はなにも特別な人たちなんかじゃない。
みんなふつうの生身の人間。
日本の常識が通用しない異国の地で大なり小なり日々悩みながら、すこしでも地元の人たちの力になれたらとがんばっている。

協力隊が使う用語のなかで「任短」という言葉がある。
「任期短縮」の略で、活動を2年間続けられずに早めに帰国すること。
実際そういう隊員は珍しくない。
任短の理由で多いのが心の病い。
慣れない環境での暮らし、理想と現実とのギャップ、悩みを誰にも打ち明けられないし誰もわかってくれない、逃げ場もなくリフレッシュする方法がなくストレスは溜まるいっぽう・・・。

日本で暮らしている人のなかには「税金を使って日本の代表として海外に派遣されているのにそんなに弱音を言ってどうする!」と批判する人もいるかもしれない。
でも、協力隊の置かれた環境を知らずに軽はずみにそう批判することはできない。

協力隊になるときに希望の派遣先を聞かれはするけれど、望み通りの国に派遣される人はわずか。
ケンタもウガンダを希望していなかった。
「ウガンダってどこにあるの?どんな国?」そんな状態で行ったこともない国でいきなり2年間生活することになる。
しかも派遣地は田舎。
日本人はおろか外国人もほとんど住んでいない。
行ったこともない日本の田舎の村に突然よそ者としてたったひとりで入って暮らしていくことさえ大変なのに、その大変さをはるかにうわまわっている。

登校を拒否した末にふっ切れたケンタ。
10か月経ったいま、毎回8割くらいの生徒が授業に参加するようになったんだって。

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バレーボール一筋だった、同じく体育教師で別の街で活動中のサイカちゃんも加わって、生徒たちもゲームを楽しむ。
少しずつかもしれないけど、ケンタの思いは伝わっていってるんじゃないかな。
だってみんな楽しそうだもん。

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とは言っても文化や考え方が日本とはまったく違うからほんとに大変そう。
別の女子校で教えているサイカちゃんが言う。
「普通、日本ではバレーボールをしてメンバーがアタックを決めたら『いいね!』って褒めるし、ミスしたら『ドンマイ、大丈夫よ〜!』『次がんばろう!』って励ますでしょ。
それがこっちでは全然ないんですよ。
メンバーがミスしたらその子が落ち込むまで怒ったり文句言ったりするの。
個人競技じゃないのにね。」


ケンタたちがバレーボールをしている間、数人の生徒が横で勝手にサッカーをしていた。
このボールはケンタの私物で貸しているもの。

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授業が終わって帰ろうとしたら破れてぺちゃんこになったボールが放置されていた。
使っていた生徒は放ったらかしで知らんぷり。
どうしたのか問いただしても人ごとのような反応。
「だってボールがボロくて破れたから」と言うだけ。

ウガンダの人々は子どもから大人まで謝ることをしないんだそう。
100%非があってもぜったいに謝らない。
日本だと考えられないけどそれがここの常識。

ケンゾーとイクエは、ボールを破ってもただ放置して逃げるだけの生徒に対して腹が立った。
となりにいたサイカちゃんは「でも謝らせることをしてもムダ。こっちが疲れるだけですから。」と言っている。

そういうもんなんだと頭では分かっていてもやっぱりムカつくし、ケンタも最初は謝らせようと努力していたんだって。
でもケンタはそれをヤメたんだそう。
「自分は謝ることを教えるために来てる訳じゃないし、文化を変えるために来てる訳でもない。」
でも、口で言うのは簡単だけどそれって大変だと思うよ。
こっちも人間だもん、なかなか割り切れないよね。


酒が大好きなケンタ。
週末になるとひとりで街に繰り出し、地元の人たちと酒を酌み交わしているんだって。
そんなケンタ行きつけのバーに連れて行ってもらうことに。

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うん、ローカル感満載でいい感じ。
さすが入り浸ってるだけあって、ケンタは店員やほかの客ともすっかり溶け込んでる。

登校拒否の期間もよく飲みに来ていたんだって。
ケンタにとって酒を飲むことが唯一の逃げ場だった。
酒を飲みながら学校とは関係のない地元の人とたわいのない事を喋って笑うことで、なんとか持ちこたえることができたんだろう。

ケンタが通りを歩けば、たくさんの人が話しかける。
「いまの誰?」って聞くと「飲み友だちです」とケンタは言う。
たくさんできた友だちは、いまのケンタの財産。
彼らの存在があることで、登校拒否中もウガンダ人を嫌いにならずにすんだ。

ふだんは毎日3食学校の食堂で食事をしているケンタ。
毎日毎日ほぼ同じメニューだけどぜんぜん飽きないんだって。
学校のウガリがNo.1だと力説するケンタ。

じつはほかの隊員と同じく、ケンタも最初はウガ飯があまり好きじゃなかったんだそう。
でもウガ飯しか選択肢がないから食べるしかない。
しかたなく食べ続けること3か月、変化は突然おとずれた。

ある日を境にウガ飯の美味さに目覚めたんだって。
「昨日まで食べていたのとまったく同じものなのに違う味がする!」
「え?!これってこんなに美味しいものだったの?」
ウガンダ隊員はそれを『イーティングハイ』と呼んでいるんだそう。

自分の限界を超えて走り続けているとおとずれるランニングハイ。
それまで苦しくてしかたなかったのに、脳内モルヒネが分泌されて気持ちよくなってしまう。
ランナーを別の次元へと導くランニングハイ。

ウガンダ隊員はもれなくイーティングハイを経験するんだそう。
変化が数か月でおとずれる人もいれば半年かかる人もいる。
いずれにしてもイーティングハイになるとウガ飯なしでは生きていられないウガ飯LOVEになるんだそう。
一線を越えた者だけが知ることのできる世界。
まあ、知りたくないけど・・・。

ビールを飲みながらウガ飯について熱く語るケンタ。
ウガリもマトケ(食用バナナ)も好きだけど、ウガリのほうがちょっと上をいってるんだって。
ゼスチャーを交えて嬉しそうに語るケンタ。

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イーティングハイって、脳内モルヒネで味覚が麻痺しちゃってるだけなんじゃないの?って思うけど、ウガンダで生きていくうえでは必要不可欠なことなのかもしれない。
人間ってスゴいね。

食べ物がウガ飯しかないので、お腹が減ったときに思い浮かべるのはウガ飯。
「お腹がすいた〜。ウガ飯食べた〜い!」って必然的になるんだって。

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料理が苦手なケンタ。
いくらイーティングハイを会得したとは言え、さすがに日本食も恋しいだろうということで天ぷらを作ることに。
コンロはないので暖炉で火をおこす。

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ネタはヘルシーに野菜のみ。
炭火は火加減が難しいけど、なんとかうまく揚げることができた。

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ケンタ、お味は?
「なにこれ?モチモチだー!」

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え、なに?天ぷらでモチモチってどういうこと?
そんなアホな、と一口食べてみる。
「うわ、ほんとや、めっちゃモチモチ!」

衣がサクサクじゃなくてモッチモチ。
今までにない食感だけど悪くはない。
どうも小麦粉だと思ってたものが「メイズ」というウガリの原料の粉だったみたい。
ウガ飯LOVEなケンタにはちょうど良かったかも。

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夜、家の外に出ると満天の星空が広がっている。
一眼レフを持っているケンタに星の撮影の仕方を教えてあげると「うわっ、すげーすげーすげー!」と大興奮。
いつまでも星空にレンズを向けていた。

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ああ、純粋で熱くていいヤツだなあ。
日本帰国まであと1年。
楽しみながら走り切ってほしいな。
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