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ケンゾー   イクエ


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うまくいかないことも旅の醍醐味

2014.11.05 06:29|スーダン☞EDIT
洗っても洗ってもサンダルが臭いままのケンゾーです。
けっこう頻繁に洗ってるんだけどなんでかな?
エジプトで3か月前に買ったんだけどなあ?
もう諦めて新しいのを買うか?
それとも足を手術?

隣のエリトリアまで目と鼻の距離にあるカッサラの街。
ここから100kmほど南下するとエチオピアが見えてくる。
あしたスーダンに別れを告げ、エチオピア入りする予定のケンゾーとイクエ。
スーダン最後の思い出として街の背後にドーンとそびえているタカ山に登ってみることに。

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街のバスターミナルからハトミヤ行きのミニバス(1ポンド)に乗る。
バスの中は色とりどりのスカーフを被った女性でいっぱい。
だいたいひとり何枚くらい持ってるんだろうねえ。

カッサラはいろんな民族の人が入り乱れ、ガイドブックでも「エキゾチックな街」だと紹介してある。
カラフルな街だ。

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「タカ マウンテン!」と言っておくと近いところで降ろしてもらえる。

外国人が気になるけど恥ずかしくて声をかけられない・・・離れたところでもじもじしている子どもたちを発見。

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コソコソお互いに何か言ってるんだけど、けっきょくそのまま通り過ぎるケンゾーとイクエ。
カメラを構えてパッと振り返ると「うわああー!」ってビックリして走って逃げていった。

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逃げちゃったからこっちもまた歩き出すと、後ろからついてきて声をかけようとする。
だから振り返って「ハロー」と言うと、またキャキャって逃げていく。
いやあ、純真無垢ってこういうのを言うんだろうね。
観光客慣れしてなくてかわいいね。

迫力を増した岩山が目前に迫ってくる。
山のふもとはちょっとした観光スポットになっていて、カフェやレストランもある。
入場料は1人1ポンド(約10円)。

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山は目の前にあるんだけど、いったいどこから登ればいいのかさっぱり分からない。
その辺の人に「どこから登るの?」と聞いたら「そこだよ」と言われた。

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そこって言っても、道どころか看板もマークも何もなし。
適当に好きなように登れってことかな。
とりあえず上をめざして登っていくか。

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自分たちの足音以外は風の音しか聞こえてこない。
エジプトに入ってからというもの、どの街も早朝から夜中まで騒々しかった。
こんなに静かな場所は久しぶりだ。
たまにメーメー鳴きながらヤギがこっちをじっと眺めてたりするんだけどね。

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けっこうな勾配&つるつる滑る岩に苦戦しながら登っていく。
登りはじめて40分、後ろを振り返るとカッサラの街がこんなに小さくなってた。
けっこう登ってきたなあ。

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街のそばに流れているのは青ナイル、ではなくてガシ川
川から離れるにつれて緑の密度が少なくなっていくのがよく分かる。
茶色く濁っているガシ川も貴重な命の源なんだね。

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タカ山のふもとに屋根がない古いモスクが見える。
ハトミヤ モスクといってイスラム神秘主義のスーフィー教団のモスクなんだそう。
あとで行ってみよう。

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登山ルートがあるわけでもないから、とくにゴールがあるわけでもない。
地元の人には「山の裏には滝がある」って言われたけど登っても登ってもその気配がない。

山の向こう側が見えたらゴールにしよう。
ゴツゴツとしてワイルドな岩山の眺めを楽しみながら登っていく。

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休憩をはさんで1時間半、山の向こう側が見えてきた。
しばらく平地が広がって、その先には同じような岩山が延々と連なっている。

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そして、素朴な集落も。

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向こう側の山のほうはもうエリトリアかな?
今回は行かないけど、このエリトリアって国もかなり変わってる国らしい。
一党独裁国家で男女問わず全ての国民に徴兵の義務があって、しかも兵役期間は無期限!
「世界報道自由ランキング」では北朝鮮を抑えて堂々の最下位に君臨するなど閉鎖性もかなりのもの。
いったいどんな国なんだろうね。

帰りはカッサラの街を眺めながら下っていく。
まさかスーダンでトレッキングを楽しめるとは思わなかった。
しかも、かなりダイナミックな景色を楽しむことができてお勧め。

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ふもとまで下ってハトミヤ モスクへ。
いつ頃建てられたモスクかは分からない。
大量の鳥に占領されて、一見オンボロに見えるけど格式はある。

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屋根も全て落ちてしまってがら〜んとしてるけど、ハトミヤスーフィー教団の総本山なんだそう。
各地からの多くの巡礼者で賑わい、盛大に結婚式が開かれることもあるんだって。
きょうはがらがらだったけどね。

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スーフィー教団と言えば、ハルツームで見たジキルダンスもそうだった。
ここでの結婚式もちょっと変わったものかもしれないね。

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そして翌日。
2週間滞在したスーダンともお別れ。
いよいよアフリカ縦断3か国目、エチオピアへ突入だ。

カッサラからゲダレフを経由して国境の街ガラバットへ。
国境を越えてエチオピアのメケレからできれば今日中にゴンダールまで行ってしまいたい。

ゴンダール

数日前に同じルートでエチオピアに入った旅仲間によると、メケレ発ゴンダール行きのバスは4時半くらいまでしかないらしい。
しかも国境も夕方5時には閉まってしまうんだそう。
効率よく移動しないとゴンダールどころかスーダン居残りになってしまう。

朝7時前にはホテルを出てバスターミナルへ。
マイクロバスと小さいワゴンがあったけどケチって安いバスに乗ることに。
カッサラからゲダレフまで26ポンド(約290円)。
このケチった事が運命の分かれ道になるとは・・・。

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せっかく早起きしてバスも確保できたのに、乗客がぜんぜん集まらない。
スーダンのバスは満席にならないと出発しないんだよね。
しまったなあ、車が小さいワゴンにすればよかった。

でもまだ7時過ぎ、時間はたっぷりある。
お茶でも飲んで気長に待つか。
スーダンでは珍しく、男性がやっている青空喫茶店でティータイム。

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紅茶にしようかなあと思っていたんだけど、ほとんどの人がコーヒーを飲んでいる。
エチオピアに近いからコーヒーが主流なのかなあ。
しかもちょっと変わった容器を使ってるんだよね。

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小いさなランプのような容器の先端にアクリルたわしみたいなものが詰められてる。
これでコーヒーを漉してるんだろうね。

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味はかなりスパイシー!
ショウガやコショウも入ってるんじゃないかなあ。
インドのチャイのコーヒー版みたいな味だった。

スパイシーなコーヒーを味わいながらバスの乗客が集まるのを待つ。
周りを観察していると、いままでスーダンではあまり見かけなかった格好や顔立ちをした人たちが多い事に気づいた。

白い民族衣装は同じなんだけど、上にベストを羽織っている人たちが大勢いる。
肌の色もより黒いんじゃないかなあ。

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そして決定的に違うポイントを発見。
頭にクシを突き刺してる人が!!

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なんのために突き刺してるんだろう。
いつでもどこでもすぐにアフロヘアーを整えられるように?
でも、それだったらポケットに入れておけばいいと思うんだけど・・・。

ケンゾーとイクエの向かい側に座ってコーヒーを飲んでいたおじさんが、飲み終わったのか席を立った。
するとすかさずお店の人が寄ってきてこうつぶやいた。

「おふたりのお代は、あちらのお客さまがお支払いになられました。」

おじさんとはそれまで一言も会話してなかった。
一瞬お店の人が言ってる意味がわからなかったけど、おじさんがおごってくれたんだ!
「ありがとうございます!」と急いで言うとおじさんはにこやかな笑顔で去って行った。

さりげなくおごってくれるなんて、なんて洒落たことをする人なんだろう。
ただの露店のお茶屋さんなのに、まるでおしゃれなバーで紳士が美しい女性に取る行動だよ。
そんな人がこんなところにいるなんて。

やっぱりスーダン人は紳士だ。
スーダンっていい国だなあ。
最後にいい思い出を作ってくれて、おじさん、ありがとう!

けっきょく1時間ちょっと待ってバスは出発。
まだ8時半、ぜんぜん大丈夫 ♪

12時過ぎにゲダレフに到着。
ガラバット行きのバスに乗り換える。
ガラバットまでは19ポンド(約210円)。

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さっきよりは小さなミニバスなんだけど、やっぱり発車まで待たないといけない。
お茶目で憎めないスーダン人ともこれで最後だな。
イヤな思いはほとんどしなかったし、何もないけど噂通りスーダン人は人がよかった。

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うわっ、渋!!

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出発したのはいいけれど、ぜんぜんスピードが出ないこのミニバス。
ビュンビュン後続車に抜かされていく。
まいったなあ、この調子だとけっこうギリギリだよ。

茶色一色だった景色も、エチオピアに近づくにつれ緑が多くなってきた。
エチオピアの知識はほとんどないんだけど、エチオピアって緑が多いのかな?

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車窓の外には緑豊かで穏やかな景色が広がってるんだけど、心の中は穏やかなんかではない。
はやく、はやく!って心の中で急かしていたら、バンッ!シューー!という音とともに車が減速。
まさかのパンクだなんて、あああ、終わった。

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この時点でもう4時。
「すぐに直れば、ひょっとして」ってわらにもすがる思いだったんだけど、スペアタイアを積んでいない事が発覚してジ・エンド。
ダメだね、国境も越えられないかも。

諦めて放心していると、遠くのほうからなんか集団がやって来る!!
家畜もいたりしてなんだか訳分かんないんだけど、なんかかっこいい!

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集団の正体は、洗濯を終えた女性たちや畑仕事を終えた男たち、そして大量のヤギたちだった。
ケンゾーとイクエが食べて窓から捨てたミカンの皮にヤギたちが群がって大変なことに!

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はたして今日エチオピアに入国することができるのか。
それとももう1日スーダンに延泊?
まあこういう行き当たりばったりの展開こそが旅の醍醐味かもね。
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2014.11.04 06:08|スーダン☞EDIT
記事の更新が滞ってしまって反省しているイクエです。
現在、アフリカに派遣されている青年海外協力隊の人たちにお世話になっていて、朝から夜まで充実した日々を送っているためブログを書く時間が見つけられず。
これからがんばります!

スーダン人のハネムーン先のワド マダニから次に向かうのは、スーダンの東にあるカッサラという街。
居心地がいいと旅人のなかで評判の街。

カッサラ

スーダンらしいド派手なバスに乗り込む。
バスには出発時間がない。
乗客が集まるまで待たないといけない。
30分くらいで出発してくれたらいいけど・・・。

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早起きしてせっかくバスターミナルにやってきたのに、1時間経っても2時間経ってもなかなかお客さんが集まらない。
お昼を過ぎて、けっきょく4時間くらい席に座ったまま待つはめに。

数時間待つというのが日常になった今、「待つ」ことに慣れてかなり辛抱強くなったなあって思う。

バスに揺られていると、どんどん車窓の風景が変わっていく。

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これまで砂漠ばかりで茶色一色の退屈な景色だったのに、いっきに緑が増えてきた。

色があるってなんか落ちつく。

草原に放し飼いにされた家畜たち。
素朴な家々。

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丸く低い壁に屋根がかぶさっているこの家屋は、このあたりの伝統的な家らしい。
モンゴルのゲルのようにポツンポツンとあるのではなく、何十軒も集まって集落を形成している。

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明るいうちに目的地に着くように早めに宿を出たのに、バスが出発したのが4時間後だったからすっかり日が暮れてしまった。
日本みたいにお店の電気や街灯で街は明るいわけじゃない。
夜に知らない街に着くと看板も見えにくく宿探しにも苦労する。

しかもバスが到着したのは繁華街ではなくて町外れだった。
タクシーの誘いを断りながら、なんとか地元の人たちといっしょに繁華街へ向かうミニバスに乗り込むことに成功。
運賃1.5ポンド。
繁華街のマーケットの近くでミニバスを降りたものの、どこにホテルがあるのかわからない。
事前に調べていた「ダルフールホテル」っていう安宿。

「ダルフールホテルって知りませんか?」
「知らないなあ。」

ホテルがどこにあるのか地元の人たちに聞くけれど、残念ながらみんな知らない。
唯一その宿の場所を知っていたのは、タクシーの運転手。

でも、値段交渉も難しいし夜だと余計に怖いしなあ。
地元の人たちが集まってきて、タクシーに乗ることを勧められる。

ほかに選択肢はないし、ここは乗るしかないかな。

みんなの前で値段を聞くと「4ポンド」という答え。
言い値としては安すぎる感じもするけれど、指を一本ずつ立てながら「ワン、ツー、スリー、フォー?」と聞き、運転手もまわりの人も「イエス!!ワン、ツー、スリー、フォー!」と笑いながら言う。

「14でも、40でもない。
 4ポンドだよね!」


念押ししてタクシーに乗り込むと、車は数分でホテルに着いた。
わずか500メートル。
こんなんなら歩いて行けたよ。

「小銭もないし10ポンド払ってあげようか。
 おつりはいいや。」


ケンゾーと話し、運転手に10ポンド支払う。

すると運転手が言った。
「40ポンドだ!」
「はあ~!?
 4ポンドって言ったし何回も確認したよね。」

「いや、40ポンド!」

言い争っていると人が集まってきた。
まわりの人たちにわたしたちは英語で説明するけど、現地語で主張する彼のほうが優位な立場に立っている。
きっと自分に都合のいいことを言っている。

「40ポンドは高すぎるけど、20ポンド払ってあげたら?」

現地人がわたしたちに言ってくる。

「でも何度も4ポンドって確認した。
 だから払わない。」


ケンゾーと運転手が声を荒げて言い争っている。
ケンゾーは10ポンドだけしか払うつもりはない。

宿のオーナーが言った。
「わかった。
 じゃあ、お金を渡すのが嫌なら彼にペンをプレゼントしたら?」

「え?
 なんでこっちは騙されたと思ってるのにペンをプレゼントしなきゃいけないの?」

「どこからタクシーに乗ったの?
 バス停からでしょ。
 だったら普通は20ポンドかかるよ。」

「バスを降りて乗ったけど、すぐそこだよ。
 20ポンドは高いし、そもそも運転手は40ポンドってふっかけてるし。」


らちがあかなくなったので「もう、20ポンド払う?」ってケンゾーに言うと「いや、なんで!?」とケンゾーは不満そうにしたけど、結局わたしたちは20ポンド支払い運転手は消えていった。

最初はわたしよりもケンゾーのほうが怒っていたけど、時間が経つに連れてケンゾーの怒りはおさまっていくいっぽう、わたしの怒りがふつふつと大きくなっていった。

冷静に考えれば考えるほど20ポンドが高すぎるというのがわかってきた。
わたしたちは町外れのバスターミナルから繁華街のバス停までミニバスに乗って1.5ポンドで移動してきた。
そしてそのバス停からタクシーに乗って500メートル離れたこの宿までやってきた。

20ポンドというのは町外れのバスターミナルからこの宿までの運賃の相場であり、あそこにいた運転手以外の全員がわたしたちが町外れのバスターミナルからタクシーに乗ってここに来たと勘違いしていたにちがいない。

それがとても嫌だった。
あそこにいた人たちに、わたしたちが適正価格よりも値段を下げさせようと躍起になっていると誤解されていたことが悔しい。
こっちはまっとうなことを主張していたのに、そうは取られずにその場にいた人たち全員が運転手のことを信用し、肩をもっていたことが悔しかった。

スーダン最後の街で、こんな嫌な思いをして自分の心にしこりが残るなんてとても残念だ。

部屋を案内してくれた宿のオーナーが言った。

「これを忘れちゃいけないよ。

 This is Africa.

 ここはアフリカ。
 あんたちの国とは違うんだ。
 だからタクシー運転手なんて信じちゃいけない。」


This is Africa.
そうだ、ここはアフリカだった。

その言葉がしっくりときて、今回の出来事をすこし受け入れられるようになった。

This is Africa.

日本の常識なんてまったく通用しないアフリカ。
そしてそんなアフリカをわたしはいま好きで旅している。

このあとエチオピアでイスラエルの旅人と話していたときのこと。
「エチオピアってバスも遅れちゃうしさあ」なんて不平をいっしょに語っているとき彼女が言った。

「T・I ・Aだからねえ。
そういうことがあるとわたしたち外国人は『イエス、T・I ・A』って割り切るようにしてるんだよ。」


「T・I ・A?
 それなに?」


This Is Africaの略!」
そしてみんなで笑い合った。

タクシーに乗って嫌な気持ちになって到着したホテルは「ダルフールホテル」。
ダブルで60ポンド。
外観に比べて中身はずいぶん汚い。

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ベッドが傾いていてぐらつくのを防ぐために、わざとベッドの脚に壊れたサンダルを挟ませてある。
サンダルじゃなくて、段ボールとか板にすればいいのにね。

面倒くさいのでその辺のものを適当に使う。
その感覚はT・I ・A。

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汚いけど客室内にトイレと水シャワーがあるだけマシ。
これくらいの汚さならなんとも思わなくなった。
だって、T・I ・Aだもん。

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ホテルには大量のバッタが住んでいる。
カサカサといろんなところから聞こえてくる。
気を抜くと、ベッドの上でべちゃっと潰しそうになる。

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この時期だけなのかわからないけど、カッサラの街にはバッタが異常発生している。
外を歩けば無数のバッタが足元からバサバサバサーっと飛んでいくし、洋服にバッタをつけたままスーダン人は気にせず歩いている。
朝になれば道ばたに大量のバッタの死骸がたまっていて異臭を放っているし、お店のショーケースに入ったケーキや菓子パンにはバッタが群がってまるでトッピングのように見える。

T・I ・Aだからしょうがない。

ホテルからは街並みを見下ろすことができる。

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目につくのは、屋根の上のゴミ。
下からは見えないから「じゃまにならなくて目立たないところにとりあえず捨てとけ」ってことで屋根の上にゴミを投げるんだろうけど。
これもT・I ・A。

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T・I ・Aと言っても、やっぱり改善しなきゃいけないこともある。

アフリカではいろんな感染症が問題になっている。
自然環境や気候の問題だけが原因ではないと思う。
ゴミだらけの街を歩くたびに、こんなに不衛生だったら病気が流行しやすいなって心配になる。
雨が降ったら地面がぐちゃぐちゃになって水たまりができて、それが汚いのと混ざり合って・・・。

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カッサラの街はとても活気がある。
市場も広いし、市場以外の場所でもさまざまな商品が地面に並べられて売られている。

砂漠と灼熱の印象しかなかったスーダン。
緑の多いここに来て、市場で見かける野菜の種類も増えた。
野菜や果物の品数も豊富だし、国境の街で輸入品も多いのかもしれない。

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人や車、動物が行き交う賑やかな街。
暑さに負けない人々。

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2匹のヤギの耳をひっぱりながら歩いている男性。
「マーケット?」と聞くとうなずく。

育てたヤギを市場に連れて行って売るのか、それとも仕入れてきてこれから連れて帰るのか。

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外のベッドで休憩中の男性グループ。
明るく手を振って「フォト、フォト!」。
でもカメラを向けると、すまし顔。

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子どもたちもカメラが大好き。
「フォトフォト!」。
写真をもらえるわけでもないのに、モデルになることで満足。
そして撮った写真を見せてあげるとなぜか大爆笑。

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T・I ・Aなカッサラの街。
街の見どころは、そびえるこの山。

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砂埃が舞う街の向こうに、凛々しく連なっている。

かっこいいなあ。

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斜面が急で登れそうにないけど、行けるところまで行ってみようかな。

あしたの記事はこの山登り、そしてついにスーダン脱出。
お楽しみに ♪
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