明けましておめでとうございます!
おせち料理では数の子がダントツで大好きなケンゾーです。
イクエの「はあ? イタリア? そんなベタな国?」という悪口に負けずにやってきたイタリア。
最大の目的はパラッツォ・アドリアーノという村に行くこと。
ん? なにそれ?
と頭の中に?マークが浮かんだあなた「『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台になった村」と言ったら「ああ」と納得してもらえるかな。
ストーリーについては賛否両論あると思うけど、あのラストシーンは映画史に残る名シーンじゃない?
パラッツォ・アドリアーノは島の内陸、山間にある小さな村。
パレルモからバスでおよそ3時間くらいだ。
バスは1日に3、4本しかないそうなので、朝早めに駅前へ。
パレルモ駅に向かって左側にあるカフェの前からバスは出ている。
ASTの青い看板が目印。
ところがここで大誤算が!
たしかにバスは1日4本あるんだけど、日帰りするんだったら朝6時30分発のバスに乗らないといけなかった。
次のバスは11時発。
でもこれで行くと帰りのバスの出発まで5分しかない!
観光する時間が5分って悲しすぎるよ。
ここでもリサーチ不足を露呈してしまったケンゾー。
いちばん行きたかったところなのに、どうしよう。
でもこのカフェのおじさんが親切だった。
ショックを隠しきれないケンゾーたちを見かねてか、村まで行くタクシーを手配してくれた。
2人でパレルモからパラッツォ・アドリアーノまで片道35ユーロ。
バスだと1人8ユーロだからダブルプライスだ。
予想外の出費、だけど行けないよりはマシ。
タクシーの客はケンゾーとイクエ以外におばさんが1人。
ハイウェイにのるとすぐに車窓から見える景色が一変。
自然たっぷりののどかな風景がどこまでも広がっている。
青い空と緑に覆われた山、悠然と草を食む牛や羊やヤギ。
古くてきれいな街並みもいいけど、やっぱり自然がいいな。
こんな景色を見られただけで、ここに来てよかったなって思える。
それにしても、今回のドライバーはおしゃべり好き。
助手席のおばちゃん相手に止めどなくしゃべり続けている。
このお調子者タイプのドライバーってあんまりいいことないんだよなあ、って思っていたら・・・。
やっぱり問題勃発!
「いまどこらへんかなあ」と思ってiPhoneのGPSで現在地を確認すると、パラッツォ・アドリアーノを通り越しちゃってるよ!!
シチリア島を縦断する勢いでハイウェイを南下していってる。
イクエと「なんかおかしいよ」「ぜんぜん違うところ走りよる」って話していたら、案の定Uターンして今走ってきた道を引き返しはじめた。
もちろん猛抗議するけど、笑ってごまかすドライバー。
せっかくのイタリア旅のハイライトなのに最悪だ。
その後もタクシーは迷走し続ける。
「あんた場所知らんのやろ!」「自分たちがNAVIを持ってるから教えるよ!!」って言っても、英語が通じないから歯がゆい。
同じ場所をグルグルグルグル。
さっきから何度も電話をしはじめたドライバー。
きっと誰かに道を聞いているんだろう。
道も知らないくせになんで客を乗せたかね?
よくベラベラベラベラしゃべっていられたよな。
「あ〜ああ、ハイライト終わったな」とヘコんでいたら、助手席のおばちゃんが「こっちこっち」とナビゲートしだした。
やっとパラッツォ・アドリアーノに向けて車が走りだす。
とりあえずよかった。
でもおばちゃん、もうちょっと早く言ってくれればよかったのに。
かなり時間をロスしたけれど、着いたよパラッツォ・アドリアーノ。
タクシーを降りたら「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界がそこにあった。
およそ30年前に撮られた映画だから、街並みもかなり変わってるんだろうなあと思っていたけど、時が止まってるかのようにそのまんまだ。
石畳の路地、石造りの家、小さな村自体が映画のセットのよう。
ほんとに小さな小さな村。
レストランも数件しかない。
そのうち営業していたのは1件だけ。
パスタとワインで腹ごしらえ。
好きな映画の舞台で食べられるなんて、ちょっと感慨深いね。
レストランの店内には当時の撮影シーンの写真が飾られていた。
おおー、ちゃんとここで撮影されたんだよね。
小さなこの村はお祭り騒ぎだったろうね。
写真と照らし合わせると、映画館があったのがここ。
メインの舞台となった教会兼映画館だけはセット。
この左側の道路の上にセットが組まれたようだ。
そして、アルフレードが村人のために壁に映画を映し出した建物がこちら。
これ、ほんとにそのまんまだね。
今回は残念ながら閉まっていたんだけど、広場にあるインフォメーションセンターに行くと、トトやアルフレードの家(玄関まで)を案内してくれるそう、しかも無料で!
帰りのバスの時間まで村をぶらぶらすることに。
名作映画が撮影されたってこと以外はな〜んにもないただの田舎の村。
あと2週間で年越しなんだけど、慌ただしさはこれっぽっちもない。
ちょっとトトの気分になって思い出に耽ってみる。
・・・。
ダメだね。
やっぱり純真無垢なトト少年とはほど遠い、腹黒い大人じゃ絵にならないね。
この場所も映画とはなんの関係もない場所だしね。
小高い丘からパラッツォ・アドリアーノを一望。
山と緑に囲まれた素敵な村だ。
写真に写っている範囲がほぼ、村のすべて。
本当に小さい。
ケンゾーがイタリアでいちばん来たかった場所。
大好きな映画の撮影地。
でも期待し過ぎたら物足りないと感じる人もいるかもしれない。
だってな〜んにもないからね。
でも、名作映画の撮影地だからって浮かれることなく、なにも変わらずに時を重ねてきたシチリアの昔ながらの村を見られてよかった。
これでケンゾーは思い残すことはなくなった。
2週間のイタリア旅は終了!
帰りはバスに乗ってパレルモへ。
お世話になったフィリッポ家に別れを告げ、ケンゾーとイクエはつぎなる国へ。
芸術と美食の国イタリアから向かうのは・・・。
フェリー!
そして行き先は、チュニジア!
チュニジア? どこ?
早くもヨーロッパ脱出で〜す!
ちょっとアフリカに行ってきま〜す!!
おせち料理では数の子がダントツで大好きなケンゾーです。
イクエの「はあ? イタリア? そんなベタな国?」という悪口に負けずにやってきたイタリア。
最大の目的はパラッツォ・アドリアーノという村に行くこと。
ん? なにそれ?
と頭の中に?マークが浮かんだあなた「『ニュー・シネマ・パラダイス』の舞台になった村」と言ったら「ああ」と納得してもらえるかな。
ストーリーについては賛否両論あると思うけど、あのラストシーンは映画史に残る名シーンじゃない?
パラッツォ・アドリアーノは島の内陸、山間にある小さな村。
パレルモからバスでおよそ3時間くらいだ。
バスは1日に3、4本しかないそうなので、朝早めに駅前へ。
パレルモ駅に向かって左側にあるカフェの前からバスは出ている。
ASTの青い看板が目印。
ところがここで大誤算が!
たしかにバスは1日4本あるんだけど、日帰りするんだったら朝6時30分発のバスに乗らないといけなかった。
次のバスは11時発。
でもこれで行くと帰りのバスの出発まで5分しかない!
観光する時間が5分って悲しすぎるよ。
ここでもリサーチ不足を露呈してしまったケンゾー。
いちばん行きたかったところなのに、どうしよう。
でもこのカフェのおじさんが親切だった。
ショックを隠しきれないケンゾーたちを見かねてか、村まで行くタクシーを手配してくれた。
2人でパレルモからパラッツォ・アドリアーノまで片道35ユーロ。
バスだと1人8ユーロだからダブルプライスだ。
予想外の出費、だけど行けないよりはマシ。
タクシーの客はケンゾーとイクエ以外におばさんが1人。
ハイウェイにのるとすぐに車窓から見える景色が一変。
自然たっぷりののどかな風景がどこまでも広がっている。
青い空と緑に覆われた山、悠然と草を食む牛や羊やヤギ。
古くてきれいな街並みもいいけど、やっぱり自然がいいな。
こんな景色を見られただけで、ここに来てよかったなって思える。
それにしても、今回のドライバーはおしゃべり好き。
助手席のおばちゃん相手に止めどなくしゃべり続けている。
このお調子者タイプのドライバーってあんまりいいことないんだよなあ、って思っていたら・・・。
やっぱり問題勃発!
「いまどこらへんかなあ」と思ってiPhoneのGPSで現在地を確認すると、パラッツォ・アドリアーノを通り越しちゃってるよ!!
シチリア島を縦断する勢いでハイウェイを南下していってる。
イクエと「なんかおかしいよ」「ぜんぜん違うところ走りよる」って話していたら、案の定Uターンして今走ってきた道を引き返しはじめた。
もちろん猛抗議するけど、笑ってごまかすドライバー。
せっかくのイタリア旅のハイライトなのに最悪だ。
その後もタクシーは迷走し続ける。
「あんた場所知らんのやろ!」「自分たちがNAVIを持ってるから教えるよ!!」って言っても、英語が通じないから歯がゆい。
同じ場所をグルグルグルグル。
さっきから何度も電話をしはじめたドライバー。
きっと誰かに道を聞いているんだろう。
道も知らないくせになんで客を乗せたかね?
よくベラベラベラベラしゃべっていられたよな。
「あ〜ああ、ハイライト終わったな」とヘコんでいたら、助手席のおばちゃんが「こっちこっち」とナビゲートしだした。
やっとパラッツォ・アドリアーノに向けて車が走りだす。
とりあえずよかった。
でもおばちゃん、もうちょっと早く言ってくれればよかったのに。
かなり時間をロスしたけれど、着いたよパラッツォ・アドリアーノ。
タクシーを降りたら「ニュー・シネマ・パラダイス」の世界がそこにあった。
およそ30年前に撮られた映画だから、街並みもかなり変わってるんだろうなあと思っていたけど、時が止まってるかのようにそのまんまだ。
石畳の路地、石造りの家、小さな村自体が映画のセットのよう。
ほんとに小さな小さな村。
レストランも数件しかない。
そのうち営業していたのは1件だけ。
パスタとワインで腹ごしらえ。
好きな映画の舞台で食べられるなんて、ちょっと感慨深いね。
レストランの店内には当時の撮影シーンの写真が飾られていた。
おおー、ちゃんとここで撮影されたんだよね。
小さなこの村はお祭り騒ぎだったろうね。
写真と照らし合わせると、映画館があったのがここ。
メインの舞台となった教会兼映画館だけはセット。
この左側の道路の上にセットが組まれたようだ。
そして、アルフレードが村人のために壁に映画を映し出した建物がこちら。
これ、ほんとにそのまんまだね。
今回は残念ながら閉まっていたんだけど、広場にあるインフォメーションセンターに行くと、トトやアルフレードの家(玄関まで)を案内してくれるそう、しかも無料で!
帰りのバスの時間まで村をぶらぶらすることに。
名作映画が撮影されたってこと以外はな〜んにもないただの田舎の村。
あと2週間で年越しなんだけど、慌ただしさはこれっぽっちもない。
ちょっとトトの気分になって思い出に耽ってみる。
・・・。
ダメだね。
やっぱり純真無垢なトト少年とはほど遠い、腹黒い大人じゃ絵にならないね。
この場所も映画とはなんの関係もない場所だしね。
小高い丘からパラッツォ・アドリアーノを一望。
山と緑に囲まれた素敵な村だ。
写真に写っている範囲がほぼ、村のすべて。
本当に小さい。
ケンゾーがイタリアでいちばん来たかった場所。
大好きな映画の撮影地。
でも期待し過ぎたら物足りないと感じる人もいるかもしれない。
だってな〜んにもないからね。
でも、名作映画の撮影地だからって浮かれることなく、なにも変わらずに時を重ねてきたシチリアの昔ながらの村を見られてよかった。
これでケンゾーは思い残すことはなくなった。
2週間のイタリア旅は終了!
帰りはバスに乗ってパレルモへ。
お世話になったフィリッポ家に別れを告げ、ケンゾーとイクエはつぎなる国へ。
芸術と美食の国イタリアから向かうのは・・・。
フェリー!
そして行き先は、チュニジア!
チュニジア? どこ?
早くもヨーロッパ脱出で〜す!
ちょっとアフリカに行ってきま〜す!!
【旅 info.】
パラッツォ・アドリアーノ
パレルモ中央駅横のバスストップからバスが発着。
行きは6:30発、帰りは13:45か15:45。
片道1人8.20ユーロ、所要約2時間半。
タクシーだと2人で片道35ユーロ、往復50ユーロ。
村に宿泊施設は確認できず。
レストランも数件、ATMあり。
パラッツォ・アドリアーノ
パレルモ中央駅横のバスストップからバスが発着。
行きは6:30発、帰りは13:45か15:45。
片道1人8.20ユーロ、所要約2時間半。
タクシーだと2人で片道35ユーロ、往復50ユーロ。
村に宿泊施設は確認できず。
レストランも数件、ATMあり。