やっぱり寿司のネタではサーモンが一番好きなイクエです。
イランの2か月間の旅もこれで終わり。
イラン旅の醍醐味は「イラン人との出会い」だった。
ホームステイをしたり、いっしょにご飯を食べたり、お茶に誘われたり、車で案内してくれたり。
そんなイランの旅はここから始まった。
イラン入国3日目。
お金を両替したいなあと銀行をさまよっていたとき声をかけられたのがフェリーバ。

「こんな街で外国人、それも日本人に会えた」ということだけで大興奮のフェリーバ。
突然「うちにお茶飲みに来て!」と誘われ「特に予定もないし、楽しそうだから」という理由で彼女についていくことにした。

家族全員英語を話せないので、インターネットの翻訳サイトを駆使して会話。
結局「お茶飲みに来て」から「昼ごはんもいっしょに」となり、最終的には「きょうはうちに泊って!」となった。
イラン初めての家庭料理はおいしかった♡
「もっと泊って」と言われたけどまた会うことを約束してさようなら。
いつか再会の約束を果たせたらいいな。

イラン2回目のホームステイはタブリーズのサイード邸。
ふたりにとっては初めてのカウチサーフィンだった。
サイードは歯科医師、奥さんもお医者さんで、奥さんのお母さんは裁判官。
視野が広く自由な考えを持っている家族で、閉鎖的なイランにもこんな人たちはいるんだって思った。
イクエとケンゾーの結婚6周年の日だと知ったサイードはわざわざケーキを買ってくれてお祝いしてくれた。

サイードのお母さんは料理の先生をやっていておいしいイラン料理をごちそうになり、サイードの弟たちも優しくて「こんなにもてなされていいのかな」という贅沢な滞在だった。

カウチサーフィンで「ぜひ会いたい」ってメッセージをもらったけど、時間がないからと断っていたのが女子大生のマフブーベ。
そんな彼女は街を歩いていたイクエとケンゾーを見つけ出し、まさかのご対面。

結局彼女の家にもホームステイ。
イスラム教の戒律が厳しいイランで、若い女の子はどんなことを思い生活しているのか。
等身大の女子大生の話に興味津々だったイクエとケンゾー。
別れた後も彼女はわたしたちとの再会を望み、何度かわたしたちの移動先に駆けつけ合流しようとしてくれたけど、列車のチケットが取れなかったり大学の授業の日程と重なったりして結局実現できなかった。
またどこかで会えたらいいね♡

イランで無謀にも自転車旅をすることにしたイクエとケンゾー。
ハイウェイの上り坂を息を切らせてノロノロ走っていたら、一台の車がとまった。
車を運転していたのはモハンマッドレザー。
彼は「ふたりをサポートしたい!」と訳のわからないことを言ってきた。

ノロノロのわたしたちの後ろに車でぴったりついてきたり、前を走って先導したり。
結局その日は彼の家に泊まることに。
家におじゃまし、なぜ彼が自転車をこいでいたわたしたちに興味をもったかが判明。
彼はサイクリストだった!!

彼の友だちもいっしょに夜のドライブに行ったり、おねえさんの家庭料理をご馳走になったり。
結局イクエとケンゾーの自転車旅は3日で終わったけど、自転車旅に挑戦したからこその出会いだったな。

自転車でイクエが転んでケガをしたときにヒッチハイクしたのがアリーさん。
車で4時間のタブリーズまで自転車ごと運んでくれた。
イクエを落ちつかせるためか、おいしいレストランに寄ってごちそうしてくれたり、紅茶をいれてくれたり。

そのときは何も考える余裕はなかったけど、時間が経つほどあの時の優しさが身にしみてじんわりしてくる。
アリーさん、本当に感謝しています。

ホームステイはしなかったけれど、仲良くなっていっしょに過ごしたのがババックとマリアン夫妻。
ラシュトの小さなネットカフェのオーナー。
インターネットをしていたら「あしたいっしょに出かけよう!」って誘われた。

やる気満々で、朝6時にホテルまで車で迎えに来てくれた。
いっしょにハイキングをして古い城塞を見たり、友だちカップルも合流してマースレーというイラン人に人気の高原の村に行ったり。

つぎの日は、ババックおすすめのとっておきの食堂につれていってくれた。
ラシュトの名物の煮込み料理は格別においしかったし、愛車でバスターミナルまで送ってくれた。
ババック!会えてうれしかったよ!!

イランの首都テヘラン。
1泊目はカウチサーフィンのホスト、ハッサンにお世話になった。
有名な観光地に行ってないのに、たくさんのイラン人と遊んだりホームステイさせてもらったりしていたので、すでにイラン滞在1か月になろうとしていた。
ビザの延長手続きにハッサンは同行して手伝ってくれた。
わたしたちのことを気に掛けてくれて、申し訳ないくらい何から何までやってくれた。
ハッサンには「外国人をお世話する使命感」のようなものを感じた。
ハッサンの家には1泊しかしなかったけど、1週間後にまたテヘランに戻ったときに再会してケバブをごちそうしてくれた。
何から何までほんとうにありがとう。

テヘラン2回目のホームステイは、若い精神科医のアザールの家。
彼氏のモーゼといっしょに市場を案内してくれた。

1週間後に実家のシーラーズへの引越しを控えていたアザール。
病院を開業して、モーゼといっしょになることを計画している。
大変だと思うけど、ぜひ夢を叶えてね。

カヒムシャフルでお世話になったのは、カウチサーフィンで知り合ったザフラ。
親戚みんな歌や踊りが大好きで、イクエとケンゾーもリクエストにお応えし踊りを披露するはめになっちゃった。

ザフラといっしょにザフラの親友の家にも泊った。
ここの家庭料理はニンニクがきいていて、炒め物がおいしかったなあ。

ザフラの家でお茶を飲んでいるといつも自然と誰かが歌い、踊りだす。
イラン北部の人たちの慣習らしく、陽気な家族だった。

ゴルガーンでの1泊目はカウチサーフィンのモハンマッドの家。
親が決めた相手、しかも親戚同士で結婚したのにラブラブなカップルだった。
爽やかな2人を見てると「お堅いイランでもこんな楽しそうな新婚生活ができるんだ」って思った。

モハンマッドとは、イランを出国する前日のテヘランの街頭でばったり再会した。
この日、たまたま買い出しにテヘランまで来ていたモハンマッド。
偶然の再会はうれしかった。

その次にゴルガーンで泊ったのは、メヒディの家。
彼女のソミもいつもいっしょ。
この2人とは気があって、イランで出会った人たちのなかでも特別な存在。

4人で小さな村の山小屋に行ってのんびり過ごしたときは4人だけの特別な時間という感じで、まるで昔からの友人と過ごしているような気分になった。
庭で串焼きしたり、暖炉で蒸した魚も抜群においしかった。

バス停で別れるときは、お互い涙がにじんだ。
イラン第一の聖地、マシュハド。
カウチサーフィンでホームステイをお願いしていた男性に急用ができたので、かわりに親戚のハミッドを紹介してくれた。
毎日ハミッドの娘や、いとこや姪っ子たちがやってきて賑やかだった日々。

急にホストを頼まれたハミッドはカウチサーフィンなんて知らなかったみたいだけど、この後カウチサーフィンのメンバーに登録。
また、ほかのツーリストとも楽しい思い出ができるといいね。

シーラーズでは一人暮らしのモハンメッドの家に。
実家にいったときは家族みんなが集まって賑やかだったけど、普段はインドア派でマイペースな彼。

イランの伝統楽器を演奏したり、DVDで映画を見たり、インド式の瞑想をしたり。
「家にいるのが大好き。外は嫌い。」と公言する彼が、イクエとケンゾーのためにがんばってハイキングを企画してくれた。
その気持ちが、とってもうれしかったよ!

ペルセポリスからシーラーズに戻るときにヒッチハイクした家族。
バス停まで送ってもらうはずが、家におじゃましてお茶をごちそうになった。
得体の知れない日本人に優しくしてくれてありがとう!

ゴルガーンのメヒディから紹介をしてもらったのが、エスファハーンのホーミー。
ホーミーはテレビ局でディレクターやプロデューサーもやっていて、取材で来日したこともある。
ホーミーのお母さんとおばちゃんは、まるでイクエとケンゾーを子どものようにかわいがってくれた。
美味しいものをお腹いっぱい食べさせてくれて、ありがとう!

ケルマンシャーでは、大学生のゴリが車で街を案内してれた。
ローラースケート教室の先生でもあり、プロバスケの選手でもある彼女。
奨学金をとって、ヨーロッパに住むことを夢見ている。
経済制裁を受けているイランでは買えないナイキの靴を、いつかヨーロッパで買えるといいね!

ハマダーンで泊らせてもらったのは美人三姉妹の家。
次女セピデーは英語も堪能で、建築の勉強をしていて、デッサンも得意で才色兼備。

そんな彼女はイランが息苦しく感じるみたいで、近々1人でトルコに電車かバスで行って仕事を探し、そこで一人暮らしすることを計画中。
宗教の束縛を気にせず、自由に、自分の可能性をすべて発揮し、キラキラ輝ける人生をセピデーなら送れる思うよ!
ハマダーンではセピデーが通う英会話の先生アミールの家にもお世話になった。
日本にもマレーシアにも住んだことがあって、あと1年以内に再びマレーシアに移住するつもりだと言っていた。
「住むなら物価も安くて気候も良くて給料もそこそこ稼げるマレーシアがいいよ!」
イクエとケンゾーにしきりに勧めてくれた先生一家。
今度はマレーシアで会えるかな。

そして大の日本好き、カーシャーンのモハメッド。
いつも衛星でNHKを見ていて日本文化に興味津々なのに、日本人と会ったのは今回が初めて。
いろんな質問をされたなあ。

そして、モハメッドからのラブコールを受け1か月後にも再びモハメッドの家に舞い戻り、ホームステイ。
モハメッドは電話会社勤務だし、妻のシャムシーは看護師。
夜勤が重なると3人の子どもたちだけになるんだけど、3人とイクエとケンゾーでいっしょにご飯を食べたり夜中1時までトランプしたり。
大人がいない子どもだけの自由で楽しい時間ってそういえばワクワクしてたよね。
数十年振りにそういう気持ちを思い出したよ。

カウチサーフィンをイランで始めたイクエとケンゾー。
カウチサーフィンをやってるイラン人も意外に多いしみんな積極的に受け入れてくれて、カウチサーフィンを始めるにはもってこいの国。
いっぽうイランではカウチサーフィンなんてしなくても、人と交流できる機会っていっぱいあるなってのも実感した。
英語がほとんど通じない人にも、話しかけられ、お茶や食事に誘われる。
仲良くなると「うちに泊ったら?」ってなる。
カウチサーフィンでひとつの家庭と知り合えば、きっとその人がほかの家族も紹介してくれて泊まるところには困らないから、最初だけカウチサーフィンに頼るっていうのもいいかもしれない。
イラン人とざっくばらんに話すことで、イスラムの戒律が厳しいイランで人前では堂々と言えない本音も聞くことができた。
外食よりも家庭料理が断然おいしいと言われるイランで、みんなと囲む手料理はやっぱりおいしかった。
笑顔でもてなしてくれて、陽気で、礼儀正しく、気配り上手なイランの人たち。
たくさんの素敵な出会い。
そして、ときには涙が出そうになる別れ。








みんな、大好きです。
みんなに優しくしてもらってイランが特別な国になりました。
みんなの幸せを、ずっと願っています♡
みんな、ほんとうにありがとう!!
イランの2か月間の旅もこれで終わり。
イラン旅の醍醐味は「イラン人との出会い」だった。
ホームステイをしたり、いっしょにご飯を食べたり、お茶に誘われたり、車で案内してくれたり。
そんなイランの旅はここから始まった。
イラン入国3日目。
お金を両替したいなあと銀行をさまよっていたとき声をかけられたのがフェリーバ。

「こんな街で外国人、それも日本人に会えた」ということだけで大興奮のフェリーバ。
突然「うちにお茶飲みに来て!」と誘われ「特に予定もないし、楽しそうだから」という理由で彼女についていくことにした。

家族全員英語を話せないので、インターネットの翻訳サイトを駆使して会話。
結局「お茶飲みに来て」から「昼ごはんもいっしょに」となり、最終的には「きょうはうちに泊って!」となった。
イラン初めての家庭料理はおいしかった♡
「もっと泊って」と言われたけどまた会うことを約束してさようなら。
いつか再会の約束を果たせたらいいな。

イラン2回目のホームステイはタブリーズのサイード邸。
ふたりにとっては初めてのカウチサーフィンだった。
サイードは歯科医師、奥さんもお医者さんで、奥さんのお母さんは裁判官。
視野が広く自由な考えを持っている家族で、閉鎖的なイランにもこんな人たちはいるんだって思った。
イクエとケンゾーの結婚6周年の日だと知ったサイードはわざわざケーキを買ってくれてお祝いしてくれた。

サイードのお母さんは料理の先生をやっていておいしいイラン料理をごちそうになり、サイードの弟たちも優しくて「こんなにもてなされていいのかな」という贅沢な滞在だった。

カウチサーフィンで「ぜひ会いたい」ってメッセージをもらったけど、時間がないからと断っていたのが女子大生のマフブーベ。
そんな彼女は街を歩いていたイクエとケンゾーを見つけ出し、まさかのご対面。

結局彼女の家にもホームステイ。
イスラム教の戒律が厳しいイランで、若い女の子はどんなことを思い生活しているのか。
等身大の女子大生の話に興味津々だったイクエとケンゾー。
別れた後も彼女はわたしたちとの再会を望み、何度かわたしたちの移動先に駆けつけ合流しようとしてくれたけど、列車のチケットが取れなかったり大学の授業の日程と重なったりして結局実現できなかった。
またどこかで会えたらいいね♡

イランで無謀にも自転車旅をすることにしたイクエとケンゾー。
ハイウェイの上り坂を息を切らせてノロノロ走っていたら、一台の車がとまった。
車を運転していたのはモハンマッドレザー。
彼は「ふたりをサポートしたい!」と訳のわからないことを言ってきた。

ノロノロのわたしたちの後ろに車でぴったりついてきたり、前を走って先導したり。
結局その日は彼の家に泊まることに。
家におじゃまし、なぜ彼が自転車をこいでいたわたしたちに興味をもったかが判明。
彼はサイクリストだった!!

彼の友だちもいっしょに夜のドライブに行ったり、おねえさんの家庭料理をご馳走になったり。
結局イクエとケンゾーの自転車旅は3日で終わったけど、自転車旅に挑戦したからこその出会いだったな。

自転車でイクエが転んでケガをしたときにヒッチハイクしたのがアリーさん。
車で4時間のタブリーズまで自転車ごと運んでくれた。
イクエを落ちつかせるためか、おいしいレストランに寄ってごちそうしてくれたり、紅茶をいれてくれたり。

そのときは何も考える余裕はなかったけど、時間が経つほどあの時の優しさが身にしみてじんわりしてくる。
アリーさん、本当に感謝しています。

ホームステイはしなかったけれど、仲良くなっていっしょに過ごしたのがババックとマリアン夫妻。
ラシュトの小さなネットカフェのオーナー。
インターネットをしていたら「あしたいっしょに出かけよう!」って誘われた。

やる気満々で、朝6時にホテルまで車で迎えに来てくれた。
いっしょにハイキングをして古い城塞を見たり、友だちカップルも合流してマースレーというイラン人に人気の高原の村に行ったり。

つぎの日は、ババックおすすめのとっておきの食堂につれていってくれた。
ラシュトの名物の煮込み料理は格別においしかったし、愛車でバスターミナルまで送ってくれた。
ババック!会えてうれしかったよ!!

イランの首都テヘラン。
1泊目はカウチサーフィンのホスト、ハッサンにお世話になった。
有名な観光地に行ってないのに、たくさんのイラン人と遊んだりホームステイさせてもらったりしていたので、すでにイラン滞在1か月になろうとしていた。
ビザの延長手続きにハッサンは同行して手伝ってくれた。
わたしたちのことを気に掛けてくれて、申し訳ないくらい何から何までやってくれた。
ハッサンには「外国人をお世話する使命感」のようなものを感じた。
ハッサンの家には1泊しかしなかったけど、1週間後にまたテヘランに戻ったときに再会してケバブをごちそうしてくれた。
何から何までほんとうにありがとう。

テヘラン2回目のホームステイは、若い精神科医のアザールの家。
彼氏のモーゼといっしょに市場を案内してくれた。

1週間後に実家のシーラーズへの引越しを控えていたアザール。
病院を開業して、モーゼといっしょになることを計画している。
大変だと思うけど、ぜひ夢を叶えてね。

カヒムシャフルでお世話になったのは、カウチサーフィンで知り合ったザフラ。
親戚みんな歌や踊りが大好きで、イクエとケンゾーもリクエストにお応えし踊りを披露するはめになっちゃった。

ザフラといっしょにザフラの親友の家にも泊った。
ここの家庭料理はニンニクがきいていて、炒め物がおいしかったなあ。

ザフラの家でお茶を飲んでいるといつも自然と誰かが歌い、踊りだす。
イラン北部の人たちの慣習らしく、陽気な家族だった。

ゴルガーンでの1泊目はカウチサーフィンのモハンマッドの家。
親が決めた相手、しかも親戚同士で結婚したのにラブラブなカップルだった。
爽やかな2人を見てると「お堅いイランでもこんな楽しそうな新婚生活ができるんだ」って思った。

モハンマッドとは、イランを出国する前日のテヘランの街頭でばったり再会した。
この日、たまたま買い出しにテヘランまで来ていたモハンマッド。
偶然の再会はうれしかった。

その次にゴルガーンで泊ったのは、メヒディの家。
彼女のソミもいつもいっしょ。
この2人とは気があって、イランで出会った人たちのなかでも特別な存在。

4人で小さな村の山小屋に行ってのんびり過ごしたときは4人だけの特別な時間という感じで、まるで昔からの友人と過ごしているような気分になった。
庭で串焼きしたり、暖炉で蒸した魚も抜群においしかった。

バス停で別れるときは、お互い涙がにじんだ。
イラン第一の聖地、マシュハド。
カウチサーフィンでホームステイをお願いしていた男性に急用ができたので、かわりに親戚のハミッドを紹介してくれた。
毎日ハミッドの娘や、いとこや姪っ子たちがやってきて賑やかだった日々。

急にホストを頼まれたハミッドはカウチサーフィンなんて知らなかったみたいだけど、この後カウチサーフィンのメンバーに登録。
また、ほかのツーリストとも楽しい思い出ができるといいね。

シーラーズでは一人暮らしのモハンメッドの家に。
実家にいったときは家族みんなが集まって賑やかだったけど、普段はインドア派でマイペースな彼。

イランの伝統楽器を演奏したり、DVDで映画を見たり、インド式の瞑想をしたり。
「家にいるのが大好き。外は嫌い。」と公言する彼が、イクエとケンゾーのためにがんばってハイキングを企画してくれた。
その気持ちが、とってもうれしかったよ!

ペルセポリスからシーラーズに戻るときにヒッチハイクした家族。
バス停まで送ってもらうはずが、家におじゃましてお茶をごちそうになった。
得体の知れない日本人に優しくしてくれてありがとう!

ゴルガーンのメヒディから紹介をしてもらったのが、エスファハーンのホーミー。
ホーミーはテレビ局でディレクターやプロデューサーもやっていて、取材で来日したこともある。
ホーミーのお母さんとおばちゃんは、まるでイクエとケンゾーを子どものようにかわいがってくれた。
美味しいものをお腹いっぱい食べさせてくれて、ありがとう!

ケルマンシャーでは、大学生のゴリが車で街を案内してれた。
ローラースケート教室の先生でもあり、プロバスケの選手でもある彼女。
奨学金をとって、ヨーロッパに住むことを夢見ている。
経済制裁を受けているイランでは買えないナイキの靴を、いつかヨーロッパで買えるといいね!

ハマダーンで泊らせてもらったのは美人三姉妹の家。
次女セピデーは英語も堪能で、建築の勉強をしていて、デッサンも得意で才色兼備。

そんな彼女はイランが息苦しく感じるみたいで、近々1人でトルコに電車かバスで行って仕事を探し、そこで一人暮らしすることを計画中。
宗教の束縛を気にせず、自由に、自分の可能性をすべて発揮し、キラキラ輝ける人生をセピデーなら送れる思うよ!
ハマダーンではセピデーが通う英会話の先生アミールの家にもお世話になった。
日本にもマレーシアにも住んだことがあって、あと1年以内に再びマレーシアに移住するつもりだと言っていた。
「住むなら物価も安くて気候も良くて給料もそこそこ稼げるマレーシアがいいよ!」
イクエとケンゾーにしきりに勧めてくれた先生一家。
今度はマレーシアで会えるかな。

そして大の日本好き、カーシャーンのモハメッド。
いつも衛星でNHKを見ていて日本文化に興味津々なのに、日本人と会ったのは今回が初めて。
いろんな質問をされたなあ。

そして、モハメッドからのラブコールを受け1か月後にも再びモハメッドの家に舞い戻り、ホームステイ。
モハメッドは電話会社勤務だし、妻のシャムシーは看護師。
夜勤が重なると3人の子どもたちだけになるんだけど、3人とイクエとケンゾーでいっしょにご飯を食べたり夜中1時までトランプしたり。
大人がいない子どもだけの自由で楽しい時間ってそういえばワクワクしてたよね。
数十年振りにそういう気持ちを思い出したよ。

カウチサーフィンをイランで始めたイクエとケンゾー。
カウチサーフィンをやってるイラン人も意外に多いしみんな積極的に受け入れてくれて、カウチサーフィンを始めるにはもってこいの国。
いっぽうイランではカウチサーフィンなんてしなくても、人と交流できる機会っていっぱいあるなってのも実感した。
英語がほとんど通じない人にも、話しかけられ、お茶や食事に誘われる。
仲良くなると「うちに泊ったら?」ってなる。
カウチサーフィンでひとつの家庭と知り合えば、きっとその人がほかの家族も紹介してくれて泊まるところには困らないから、最初だけカウチサーフィンに頼るっていうのもいいかもしれない。
イラン人とざっくばらんに話すことで、イスラムの戒律が厳しいイランで人前では堂々と言えない本音も聞くことができた。
外食よりも家庭料理が断然おいしいと言われるイランで、みんなと囲む手料理はやっぱりおいしかった。
笑顔でもてなしてくれて、陽気で、礼儀正しく、気配り上手なイランの人たち。
たくさんの素敵な出会い。
そして、ときには涙が出そうになる別れ。








みんな、大好きです。
みんなに優しくしてもらってイランが特別な国になりました。
みんなの幸せを、ずっと願っています♡
みんな、ほんとうにありがとう!!
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