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ケンゾー   イクエ


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メキシコ「モレーリアの街」☆☆ 意外と穴場の世界遺産

2017.04.02 07:16|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
花粉症が落ち着いて一安心のイクエです。
花粉症の時期は目が痒くて、細くなってしまう。
旅行中は花粉症から逃れられていたけど、今はそうはいかない。
来年は注射打とうかな。

メキシコ人の友人ロロが暮らす街トルーカからやってきたのは、モレーリア
メキシコ・シティの周辺、といってもバスで何時間かはかかるけど、世界遺産の街が点在していて、モレーリアもその一つ。
夜の幻想的な街並みも素敵だけど、日中だって負けない。

きょうは青空のもと、この世界遺産の街を探索しよう!

DSC_9735.jpg

ここモレーリアに現在のような街が造られるようになったのは、1541年にスペイン人がやってきてから。
侵略者たちは、それまでの原住民たちのタラスコ王国を征服して、スペイン風のコロニアルな街を築き上げていった。

メキシコ国内にはたくさんのコロニアルな街が存在しているけれど、なかでもこのモレーリアは最古のコロニアル都市なんだって。
格式高い感じがするねー。

DSC_9857.jpg

モレーリアは自然豊かなミチョアカン州の州都で、人口はおよそ73万人。
中央高原に位置していて、標高は1920メートル。
日が暮れると肌寒いけど、日中は清々しい気候。

DSC_9784.jpg

この街のシンボルが、中心地にそびえるカテドラル
空高く伸びる二つの美しい塔は、街のどこからでも見える。
1640年から建設が始まり、完成までに100年以上も費やされたんだって。

昔の人はこんな重い石を上まで載せるのに、相当苦労しただろうね。

DSC_9860.jpg

このカテドラルから東に1キロほど歩いていくと、もう一つの街のシンボルに出くわす。
それが、この石造りの長い門のようなもの。

DSC_9770.jpg

この正体は水道橋
道路に沿って、ずっと向こうまで続いている。

全長はおよそ1.6キロ。
253本の柱が整然と並んでいる姿は圧巻。

DSC_9777.jpg

18世紀に造られた歴史ある水道橋。
道路の中心に存在感たっぷりに建っていて、かなりのスペースを占領している。
それでも壊さずに、こうやって歴史あるものを守っているのが粋だね〜。

DSC_9771.jpg

街のシンボルの水道橋に沿って、公園が整備されている。
こんなところでは日向ぼっこしたくなる。

気持ちがいい天気。

モレーリアは碁盤の目に街が造られていて、散策しやすい。
町歩きが楽しくて、心が弾む。

DSC_9767.jpg

このモレーリア、以前は街の名前が「バジャドリー」だったのだそう。
スペインからの独立運動で活躍したホセ・マリア・モレーロスがこの街の出身だったため、そこからモレーリアという名前に改められた。

その独立の英雄モレーロスが学んだのがサン・ニコラス大学
1810年から始まったメキシコ独立革命は、先住民たちに寄り添ったイダルゴ神父が先頭に立った。
そのイダルゴ神父もこの大学の教壇に立ち、モレーロスは彼に影響を受けたのだという。

DSC_9851.jpg

今でも大学として機能していて、ラテンアメリカでは最古の教育施設。
メキシコの独立思想を育んでいった大学では、今も多くの若者が勉学に励んでいる。

DSC_9853.jpg

モレーリアが世界遺産に登録されたのは1991年。
桃色の石造りの美しい建物は、重厚感がありながらも、温かみがあり、趣きがある。
カフェやレストランもあり、ショッピングも楽しめて多くの観光客で賑わう。
日本のガイドブックにも紹介されてる街。

でも、後で知ったことだけど治安はあまりよろしくないみたい。
麻薬密売組織の拠点があるらしく、政府とマフィア、また、対立し合うマフィア同士の争いが過去には起きているらしい。
2009年には、マフィアに肩入れしていた州知事や警察署長まで逮捕されている。
やっぱりメキシコのマフィアは映画の世界だけじゃなく、現実世界でも大手を振るってるんだね。

マフィアが善良な観光客に危害を加えることはそうそうないと思うし、夜も大通りは人で賑わっていて怖い感じはしなかったので、過剰に怯える必要はないと思うけど、もし訪れる方がいれば頭の片隅にマフィアの存在を置いておき、ちょっと気をつけたほうがいいかもしれません。

DSC_9765.jpg

中心地の北側にあるのは、モレーリア文化会館
かつての修道院を利用した文化会館で、どこか厳かで品格がある。

DSC_9737.jpg

やっぱり芸術に重きを置いているメキシコ。
この文化会館では、写真展や絵画展が開かれている。
この部屋は、修道士たちの食堂だったのかな。
それとも祈りの部屋?

DSC_9740.jpg

また別の部屋からは音楽が聞こえてくる。
バレエのレッスン中。

DSC_9739.jpg

最上階の屋根裏部屋のような場所には黒板。
音楽教室として使っている様子。
壁際には椅子が並んでいて、それだけでもなんだかアート。

DSC_9748.jpg

続いてやってきたのは、クラビヘロ宮殿
中央に噴水を持つ中庭。
そしてそれを取り囲む石造りの回廊。
丸いドームの屋根に、まん丸の窓。

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これは18世紀にイエズス会が建てたかつての神学校。
現在は行政機関の事務所や図書館として利用されている。

そして、メキシコ・シティでもたくさん見てきた壁画がここにも。
階段の壁や吹き抜けを利用して描かれた巨大な壁画は大迫力。

DSC_9840.jpg

DSC_9837.jpg

前からも横からも迫ってくる絵画。
そして天井を見上げても・・・。

DSC_9839.jpg


さて、桃色の石造りの建物が立ち並ぶコロニアル都市、世界遺産の「モレーリア」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

モレーリアの存在も知らなかったし、ただトルーカから近いという理由で立ち寄ったけれど、とても美しい街だった。
期待していなかったぶん、感動もした。
世界遺産の名に恥じない街。

DSC_9790.jpg

来る前は1泊でもいいかなと思っていたけど、2泊してしまった。
前回ご紹介したように、夜のライトアップもきれいだし。
旅も終わりに近づいていてタイムリミットがあったから2泊で我慢できたけど、それがなければもっと長居していたかも。

日本の旅人にはあまりメジャーな観光地じゃないけど、オススメです。
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メキシコ「メキシコシティ歴史地区」☆☆ 威風堂々とした街並み 

2016.08.12 05:49|世界遺産 星いくつ?☞EDIT
スポーツ観戦は興味ないけど、オリンピックは見ているイクエです。
わたしは日中の再放送で満足しているけれど、ケンゾーはがんばって夜見てるみたい。
みなさん、寝不足になっていませんか。
夏バテ対策、しっかりしてくださいね。

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近郊も含めた都市圏人口はおよそ2000万人の大都市、メキシコ・シティ。
経済規模でも、アメリカ大陸で上位についている。

そんなメキシコ・シティの歴史地区は世界遺産になっている。

歴史地区はけっこう広く、見どころも多くて一日だけでは見てまわれないほど。

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旧市街の中心地がソカロ(Zocalo)
中央広場を取り囲むように、カテドラルや政府の庁舎などがそびえ、中南米のほかのコロニアルの街と同じ造り。
でも、規模は全然違う。
これまで中南米の世界遺産の街で何度も中央広場を見てきたけれど、メキシコ・シティのものが一番大きく、威風堂々としている。

いったい、何人の人がここに集えるのか。
広場はだだっ広い。
街の中心地にこんな広い空間があるなんて、贅沢。

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スペインが征服する前、アステカ帝国の時代からこの場所は神殿に囲まれた重要な広場だったのだそう。
1521年にスペインが征服してからもここは中心地となり、以来500年間、重要な式典などがここで開かれている。

ソカロの東側にある横長の建物は国立宮殿。

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もともとアステカ帝国時代には、アステカ王が住んでいたお城が建っていた。
それを侵入してきたスペイン人たちが破壊し、そこに植民地の本拠地として宮殿を建て直したという。
現在の姿は、17世紀に大規模修復されたもの。

広場の北側にある、もっとも目立つ建物がメトロポリタン・カテドラル

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とても大きいカテドラルで、メキシコのカトリック教会の総本山。
キリスト教の布教をもくろんでいたスペインが、1500年代半ばに着工したこの建物。
完成には、およそ300年もの歳月がかけられた。
ルネサンス、バロック、古典主義が混ざり合った様式の壮大なカテドラル。

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見上げるほど高い建物だけど、細部までこだわった彫刻がほどこされている。

天使のような子どもが、一生懸命チャイムを支えているのがいじらしい。

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内部には自由に入れるようになっている。

太い柱。
高い天井。

その規模に圧倒され、息をのむ。

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なかでも驚いたのが、このパイプオルガン。
こんなに大きなパイプオルガンは見たことがない。
それも向かい合わせに2つも。

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2階建てくらいの高さはあるんじゃないかな。
いや、もっとかな。

パイプを包む彫刻も、優雅で美しい。
どんな音を奏でてくれるんだろう。
残念ながらパイプオルガンの演奏は聞けなかったけど、きっとこのカテドラルの高い天井に大反響し、迫力ある振動が体に伝わってくるんだろうなあ。

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黄金の祭壇も豪華で優美。

このカテドラルには、1614年に日本からも支倉使節団が訪れているんだって。

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カテドラルの裏、ソカロから一段下がった場所に遺跡のようなものがある。
アステカ帝国の中央神殿の跡、テンプロ・マヨール

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アステカ王国の時代から首都だった現在のメキシコ・シティ。
しかし、アステカ人がやってくるまで、このあたり一帯はテスココ湖が広がる何もない場所だった。
13世紀の終わりにアステカ人がテスココ湖を開拓し、徐々に街を造り上げていった。
一部を埋め立てたり、水草を積み重ねて浮き島を作りその上に泥を盛り上げたり。
人工的に作りあげた地形に、神殿や宮殿など巨大な建物を建てていったのだそう。

しかしここに侵略してきたスペイン人たちがアステカの神殿や宮殿を破壊。
さらに、残りの湖も埋め立てて、メキシコ・シティをいまの盆地のような地形にした。

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スペイン人たちは、破壊したアステカの神殿や宮殿の石材を再利用し、スペイン風の新しい建物を造ったという。

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ソカロから少し離れたところに建つのは、ベジャス・アルテス宮殿
総大理石造りのこの建物は1905年にイタリアの建築家によって建設が始まった。
黄色とオレンジのグラデーションの丸い屋根が華やか。

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ここはオペラハウスとして使われている。
オペラやクラシックのコンサート、ダンスのショーなどが上演されている。

大理石の重厚な建物ではあるけれど、湖を埋め立てて造られたメキシコ・シティ。
土壌が柔らかく、地盤沈下しているらしい。
この建物の重みで、毎年数センチずつ沈下しているというから、あと数十年後にはどうなるんだろう。

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さて、風格ある建物が建ち並ぶ世界遺産の「メキシコ・シティ歴史地区」。
「星いくつ?」

「星、2つ!

星3つに近い2つ。

中南米でたくさんのコロニアルな街並みを見てきたけれど、メキシコがいちばん規模が大きくて、ソカロに着いたとき、おもわずケンゾーと「うぉー」「すごーい」と言い合った。
これだけ発展した街並みで、しっかりと旧市街を保存していることにも感心。

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メキシコ・シティは治安が悪いことばかり噂に聞いていて、世界遺産の街並みには全然期待していなかったから、なおさら感動が大きかった。

メキシコ・シティは夜のライトアップもきれい。
その話は、のちほど。
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