Now,we are HERE!
訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
プロフィール

ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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日本


かっこつけて、葉巻吸って、酔っぱらって

2015.12.28 08:12|キューバ☞EDIT
最近、足のツボ押しにハマっているイクエです。
どのツボがどこに効くのか、インターネットで検索しながらきょうもケンゾーとやりました。
ときには悲鳴が出るほど痛いところも。
若いときはそんなことなかったのになあ。
帰国したらイボイボの健康サンダル買おうっと。

田舎だけど表の通りは妙に観光地化されているビニャーレス。

「のどかでよかったよー」
「ラオスの田舎みたいだった」
なんて旅人の間では高評価だったけど、安い食堂はないし、ツーリストが闊歩しているし、あまり楽しくない。

でも、きっとここの魅力は街から離れたビニャーレス渓谷にある。

レストランが高すぎてお腹を空かせたままだけど、とりあえず街の外に出てみることに。
中心地から離れたら、きっと地元の人が行くような食堂が見つかるよ。

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でも、これがない。
歩けば歩くほど、どんどん田舎になっていく。
これは早く手をうたねば。

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ツーリストが来ない住宅地にさしかかった。
なんかレストランっぽい看板はある。
でも、見かけはただの民家だよねえ。

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立ち止まって外からうかがっていると、そばにいた女性に声をかけられた。
「食事できるわよ。
 スープもサラダもメインもライスも、デザートもつける。
 ひとり6CUCでどう?
 メインは肉でも魚でもいい。
 ランゴスタ(ロブスター)でもエビでも同じ値段。
 でもほかの客には内緒ね。
 もっと高い値段で出してるから。」

別にこっちから値段交渉したわけでも「高い」と言ったわけでもないのに、なぜか向こうから「特別に安く」なんて声をかけてきてくれた。
わたしたちが貧乏そうに見えたのかもしれない。

6CUC(約6ドル)でもわたしたちにとっては高価。
でもそのお金でランゴスタが食べられるなら。

外観は普通の民家だし、食卓で食べるのかな。
カサで出されるようなものなのかな。
そう思って家の中に入ろうとしたら、レストランは建物の脇の細い道を抜けた奥にあった。
かなり広くて50人以上は入るんじゃないかな。
雄大な景色を見られるテラス席やバーまである。
ほかのお客さんたちもいて、ツアー客御用達のお店なのかも。

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ケンゾーはエビをわたしはランゴスタを注文。
食べられない量が出てきて、残りはお持ち帰りすることに。
これで、夕食代も浮く♡

ご飯は白ご飯とオレンジ色のご飯が出てきた。
チキンライスみたいに見えるけど、真ん中にはパイナップルの葉っぱが飾られている。
具は刻んだパイナップル。
甘みのあるご飯。
変わった味だけど、けっしてまずくはなかった。

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高いレストランしかなくてひもじい思いをしていたけれど、たらふく食べて満腹感と幸福感。
さて、もっともっと歩いていこう。

ケンゾーが目を見開いて足を止めた。
「おおっ!
 やっとるやん。」

嬉しそうなケンゾー。
少年たちがスポーツをしていた。

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三角ベースのようなルールの野球。
野球大国キューバも、いまではサッカーに押され気味。
そんななか若い子たちが野球に打ち込んでいることが、ケンゾーは嬉しいらしい。

といっても、ケンゾーはそれほど野球ファンってわけではないんだけど。

さすがキューバ。
ピッチャー、靴を履いてない。

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けっこう本気でやっている。
大人のコーチ役がいて、少年たちにいろいろと口出ししている。

でも、ボールは布切れで作った手作りだし、バットにいたっては木の枝。

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野球って用具を揃えるのが大変。
その点サッカーはボールさえあればいい。
だから、世界中どこでも子どもたちはサッカーをしている。
アフリカでも南米でも、サッカーが流行るのは必然だったのかもしれない。

野球ってルールも難しいし、役割分担も大変だし、とても頭を使うスポーツだと思う。
わたしは野球のルールが難しすぎてよくわからない。
ルールを覚えてやっている小学生たちに感心してしまう。  
腕や足もたくさん使うし、子どもたちが成長していくうえで野球をやるのってすごくいいと思うなあ。

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道をどんどん進んでいくと、建物が消えた。
両脇には生い茂る木々しか見えない。
通る車も少なくなる。
このまま歩き続けると、もっと牧歌的な風景に出会える。

ビニャーレス渓谷。
渓谷といっても大きな谷があるわけではなく、ぼこぼことした小高いたくさんの山に周りを囲まれているところ。

このあたりはカルスト大地なのだそう。

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ビニャーレスという名前はワインを意味する「ビーノ」からきている。
ここにやってきたスペイン人がここでならおいしいワインが造れるだろうと思って、ワイン造りの場所にしようとした。

たしかにスペイン人がそう考えるのも頷ける。
これまでの旅行中、いくつかのワインの名産地に行ってきた。
ここのように岩山と言うか切り立った丘がボコボコとそびえている場所が多い。
南アフリカのステレンボッシュもこんな感じだった。

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でもけっきょくワイン造りは失敗に終わったのだそう。
残念。

鮮やかな緑。
木々に覆われた岩山が織り成す奇妙な風景。
そして、赤茶色の土。

畑の間を抜けると、ふたたび住宅街になった。
さっきまでの住宅とはかなり違う。
木造の壁に葉っぱの屋根。
電気や水はどこからひいてるんだろう。
住人たちはスペイン人がここでワイン造りを始めようとしていたときと、ほとんど変わらない生活をしているのかもしれない。

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こんな住宅と似ている建物が点在している。
でもちょっと違う。
家よりも大きくて、高さがあり、三角屋根がすっぽりと下まで覆っている。
ちょうど、日本の白川郷の合掌造りのような。

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点在するこの建物は何なのか。

実は、タバコの葉を乾燥させる倉庫。
やってきたスペイン人はこの場所でのワイン造りには失敗したけど、タバコ造りには最適の場所だった。
「ワイン」という名のビニャーレスは、いまでは良質の葉巻の名産地として知られている。

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独特な形の木造倉庫。
緑に覆われた垂直の岩山。
昔から伝わる伝統的な葉巻造り。

それらが評価されて1999年にユネスコの文化遺産に登録されている。

石灰岩の侵食でできた岩山には、ときおり穴が空いて岩山の中まで空洞が続いている。
大きい洞窟もある。
スペイン人が侵略してきたときは原住民が住み、スペイン人が原住民を殺して代わりに黒人奴隷を連れてきたあとは奴隷の隠れ家となり、独立戦争のときには革命家やゲリラたちの隠れ家となった。

大国に翻弄されてきたキューバの歴史が詰まっている場所だけど、いま目の前に広がるのは平和的でのどかな景色。

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この辺り一帯には小規模の葉巻農園がたくさんあり、葉巻造りの実演を見せてくれる。
旅行者にとっては、乗馬をしながら葉巻農園を訪れるツアーが人気。
ビニャーレスでは欠かせないアクティビティ。
当然わたしたちは・・・・しない。
だってトリニダーの乗馬でお尻の皮がむけ、日々の過酷なカミオンの移動で腰がおかしくなっている。

だから、地図を頼りにときどき道に迷いながら足を水たまりで汚しながら、ひたすら歩く。

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1時間ほど歩き、葉巻農園らしきところに到着した。
入口から奥へと進む。

大きな貯水タンク。
カストロの似顔絵と、カストロとゲバラが革命闘争を起こすために乗船しキューバに上陸した船グランマ号が描かれている。

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車庫には黒光りするクラシックカー。
こんな田舎の奥地でも、キューバの代名詞的なものたちに出会うなんて。

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敷地は広く、奥に進んでいくと男性に声をかけられた。
この葉巻農園の若旦那。

「どうやって来たんです?
 まさか歩いて?」

「はい。」

泥だらけのわたしたちのサンダルで、バレていた。

「見学できますか?」
「もちろん。
 見学のお代は頂きません。
 奥に案内しますよ。」

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彼は四代目。
この家の屋号はDos Islenos。
Islenoとは島民という意味で、とくにカナリア諸島の住民のことを指す。
先祖がカナリア諸島出身なのだという。

カナリア諸島はアフリカ大陸北西部の大西洋に浮かぶ島々。
スペイン領となっている。
言葉で説明すると遠いように感じるし、実際に日本が中心に位置する地図を見るとキューバとカナリアは右端と左端で離れている。
でも実際はそう遠くない。

いただいた葉巻を吸いながら説明を聞く。

吸う前に葉巻の淵に、グラスに入った黄金色の液体を塗る。

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蜂蜜。
あのゲバラもここビニャーレスの葉巻を愛煙していて、こんなふうに蜂蜜を塗りながら嗜んでいたという。

葉巻を口に含むと、唐辛子のようにピリリと舌を刺激する。
それがいいのだけれど、たしかに蜂蜜を塗るとまろやかになる。

9月に種植えをし、育ったら11月にその苗木を植え替える。
1.5メートルほどに育つと、上のほうを切って成長を止めるのだそう。
そして12月ごろ、育ったタバコの葉を刈り取る。
この木造の倉庫で3か月間乾燥させる。

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乾燥させたあとは、葉を発酵させないといけない。
そのときレモンやシナモン、蜂蜜などに漬け込むのだそう。
農家によって種類や配合が異なり、これによって風味が変わってくる。

発酵するときはヤシの葉に包む。
そして4か月。

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ここからも手作業。
葉の中央を通る葉脈は取り除くのだそう。
タバコの葉のニコチンの90パーセントがこの葉脈に入っていると言う。
葉巻はタバコに比べて体にいいと言われるゆえんはここにある。

葉巻の場合、ニコチンは2パーセント以下なんだとか。
ほんとかな。
葉巻のほうがきつそうだけど。

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葉巻を吸うとき、タバコのように肺までは入れない。
口に煙を含んで吹かす。
だからタバコよりも体への害は少ないんだって。

キューバの葉巻でもっとも質がいいと言われ、世界でいちばん有名なブランドがCOHIBA(コイーバ)。
キューバのブランドの葉巻は国営工場で作られている。
この農園では、50パーセントを政府に提供し、残りは自分たちで葉巻を作り販売している。
コイーバに使われるタバコもここで栽培されている。

最高級品のコイーバの次に有名なのがMONTE CRISTO(モンテ・クリスト)。
そのあとにROMEO Y JULIETA(ロメオ・イ・フリエタ)などが続く。
値段もコイーバが高い。

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タバコの葉の品種によって使い分けられているのかと思ったら、コイーバもモンテ・クリストもロメオも一本の同じタバコの葉から作られるのだそう。
違うのは、葉っぱの生えてる位置。
土に近い下のほうが質が悪く、ロメオに使われる。
真ん中に生えている葉がモンテクリスト。
そして太陽の光を浴びるいちばん上の葉が質がよく、コイーバに使われる。

葉巻1本で4〜6枚の葉を使う。
モンテクリストだと4枚。
コイーバだと6枚。

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葉を適当な大きさにカットし、ぐるぐると巻いていく。

キューバの街を歩いていると、よく路上で激安の葉巻を売っている人を見かける。
日本円で1本10円くらいで買えるのだけど、それだと中のほうはバナナやトウモロコシの葉でごまかしてあるんだとか。

巻いた葉巻は、紙でぎゅっと包んで圧縮し2時間置く。
その後、さらに葉を巻いて形を整えて完成。

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葉巻を保存するのは木製の専用の箱がいいと言われている。
でも、こんなふうにバナナの葉で包んでプラスチックケースに保存するのも効果的で湿気ずに4年間もつらしい。

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上の写真の左側がコイーバと同じ質のもの。
右がモンテ・クリストと同等のもの。

ここで作った葉を政府に出荷し、国営の葉巻工場で作られたものにはラベルが貼られ、ブランド名のついた箱に入れられ、高値で市場に出回る。
コイーバなどはほんとうに高くて、キューバ国内で買っても高いものだと1本何十CUC(何十ドル)もする。
安いものでも1本5CUCくらいから。

この農園で独自に作られているものは、ブランドものと同じ質だけど安い。
だからケンゾーはお土産用に、農園で直接葉巻を買うことを決めていた。
コイーバと同等の葉巻は1セット14本で40CUC(約40ドル)。
半分の7本を20CUCで譲ってもらうことにした。

ツアーで連れていかれる葉巻農園によっては、もっと高く売りつけられることも多い。
しかも14本からじゃないと譲ってもらえない。
その点で、ここは良心的だった。
強制的に買わされる雰囲気もなかったから、買いたくない人は買わなくてもいいと思う。

試煙用にもらった葉巻を吸いながら、農園を出て宿へと向かった。
葉巻1本は高いけど、タバコと違ってかなり長持ちする。
もらったものは1時間くらいもつ。
ぷかぷかしながら歩いていたら、酔っぱらってきた!!
頭がクラクラ。
足がフラフラ。
そして酔っぱらったときと同じように、こころがフワフワ。
煙を肺に入れてなくてただ吹かしているだけなのに。
わたしだけじゃなく、ケンゾーも。
ケンゾーはわたしとつきあいはじめてタバコをやめたけど、その前に長いこと喫煙していたのに。
葉巻の威力、おそるべし。

「あー、酔っぱらってきた。
 なんで?」

「葉巻好きな人って、これがいいのかな。
 こんなに酔えるんなら酒代と比べてそんなに高くないかも。」

葉巻で酔うなんて予想していなかったふたり。
宿に着くなりベッドに倒れ込んだのだった。
ゲバラやカストロみたいにかっこよくなれないわ。

次々と新手の乗り物が! キューバの移動は奥が深い

2015.12.27 08:17|キューバ☞EDIT
子どものころ大掃除の担当は窓ふきだったケンゾーです。
家中の窓を雑巾で拭いて新聞紙でピカピカになるまで磨き上げるのが仕事だった。
年末の大掃除なんて久しくしてないなあ。

3週間のキューバ旅も残すところあと5日。
残り5日間でどこに行こうか?
キューバ旅行者のほぼ100%が訪れるであろうバラデロもまだ行ってないけど、ビーチリゾートにはあまり惹かれない。
3食が付いて飲み放題のオールインクルーシブホテルに泊まってビーチやプールでまったりするのが定番らしいんだけど、キューバでお金にものを言わせてはしゃぐのは正直ちょっと躊躇われる。
悩んだ末にバラデロはすっ飛ばして、葉巻の生産地として有名なビニャーレスに行くことに。

ビニャーレス

トリニダーからビニャーレスまで1日で移動するのは無理なので、いちどハバナに戻って1泊することに。
移動手段は懲りずにカミオン。
2日前の乗馬でお尻が酷いことになってるけど、ここまできたら最後までローカルな乗り物で移動したい。
ただ、カミオンは乗ってからも大変だけど乗るまでもひと苦労する。
まずどこに行けば乗れるのか、カミオン乗り場を探し出すのがけっこう大変なんだよねえ。

いろいろ人に聞いたりしたんだけど、ハバナ方面行きのカミオン乗り場がはっきりしない。
朝6時半過ぎ、たぶんここなんじゃないかなあという場所に行ってみる。
カミオン乗り場と言っても、そこは街外れのただの路上。
ほんとうにここでいいのか、一抹の不安があったけれど先客の姿が。
経由地のシエンフエゴス行きのカミオンを待っている人たちもいたのでひと安心。

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ひと安心はしたものの、待てども待てどもシエンフエゴス行きのカミオンはやって来ない。
せっかく早起きしたのに、白々と夜が明けてしまった。
目の前をハバナ行きのビアスールが走り去る。
エアコンが効いてふわふわのシートで、快適なんだろうなあ。

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待ちはじめて1時間ちょっと。
目の前にトラックが止まり、シエンフエゴス行きのカミオンを待っていた人たちが我先にと荷台によじ上りだした。
え、これ?
トラックを改造したカミオンじゃなくてトラックそのもの。
シエンフエゴス行きか確認すると、そうだと言う。
これはいっしょに乗るしかない。
動くものならなんでも交通手段にしてしまう、キューバの人々はたくましい。

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1人10モネダ(約50円)払ってトラックの荷台に乗り込む。
荷台の上では立ったまま、しっかり掴まっていないと振り落とされそうなほど乗り心地は悪い。
けれど抜群の開放感。
朝日を全身に浴び、風に吹かれながら360°パノラマの景色を楽しめる爽快な移動。

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上下に揺れるし、スピードもそれなりに出ているので常に足に力を入れていないといけない。
立ったままなのでお尻に負担はかからないけど、トラックの荷台で足を踏ん張るのは1時間半が限度。

ちょうど限界というところでシエンフエゴスに到着、バスターミナルではないただの路上に降ろされた。
つぎはハバナへと通じている国道沿いのAguada de Pasajerosという町まで行きたいんだけど、さてどうしたものか。
近くに居合わせたおばちゃんに「Aguada de Pasajerosに行きたいんだ」と言うと、「じゃあこれに乗って◯◯まで行きなさい」と言われ、手をあげて「タクシー」を止めてくれた。
この「タクシー」、普段は路線バスのように決まったルートを走る相乗り。
だけどおばちゃんがケンゾーとイクエのためにドライバーに交渉して貸切りにし、行き先の説明と値段まで聞いてくれた。

その「タクシー」がこれ。

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ちゃんと「TAXI」という表示とバックミラーが付いている。
だけどふつうのタクシーではない。

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馬車。
キューバではよく馬車を見かけたけど、ここシエンフエゴスでは馬車タクシーがたくさん行き交っている。

運賃は2人で20モネダ(約100円)。
貸切りだからかなり割高だと思う。
たぶん相乗りだと1人5モネダくらいで乗れるんじゃないかな。

馬車タクシーで連れてきてもらったのは幹線道路。
バスターミナルがある訳ではないし、バス停の表示もないけれど、ここで待っていればAguada de Pasajeros行きのバスがやって来るらしい。
何台か別の行き先のバスをやり過ごし、Aguada de Pasajeros行きのバスが目の前に止まった。
すでにぎゅうぎゅう詰めでちょっと躊躇したけど、次のバスがいつ来るか分からないので意を決して乗り込む。

(写真は降りたときに撮ったもの)
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シエンフエゴスからAguada de Pasajerosまでは1人15モネダ(約75円)。
最後にはガラガラになったバスを終点で降りる。
ハバナに行きたいんだと言うと、いっしょに降りたおばちゃんが「付いておいで」と言ってくれた。
カミオンやバスをどうやって乗り継げばいいか分からなくても、「◯◯に行きたいんだ」ととりあえず最終目的地を伝えれば誰かしらが教えてくれる。

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てっきりおばちゃんはハバナ行きのバス乗り場を教えてくれると思ったんだけど、「ここよ」と言われたのは国道の路肩。
まさかここにきてヒッチハイクとは!
キューバ人たちはよく、有料のヒッチハイクをしている。
さっきのトラックもそうだった。

たしかにハバナまでは一本道だけど、はたして外国人だけでヒッチハイクをして止まってくれるのか?
いまは12時、まだまだ時間はある。
ヒッチハイクは久しぶりだけど、やるしかない。

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乗用車だろうがトラックだろうが走ってくる乗り物に片っ端から手をあげる。
ヒッチハイクをはじめて15分、意外と早く、そして意外な乗り物が止まってくれた。
まさかのちゃんとした長距離バスのTranstur。
外国人専用とも言われているバス。

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すべてローカルな乗り物で移動するというささやかなこだわりは意外な展開で終わりを迎えることに。
でもケンゾーとイクエだけでなく、地元のキューバ人も乗り込んでたんだけど、どういうことだろう?
ハバナまで1人2.50CUC(約2.50ドル)。
キューバ人の女性は40モネダ(約200円)払っていた。
この路線だと、バスだろうが乗用車だろうがヒッチハイクの相場は40モネダらしい。
ほかのキューバ人よりも高かったけど、冷房やトイレのついたこんなバスに2.50CUCで乗せてもらえるだけでありがたいので値段交渉はせず車掌の言い値で乗った。

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バスに乗り込んだらさらに不思議な光景が。
乗客全員キューバ人なんだよね。
外国人ツーリストは皆無。
う〜ん、どういうことなんだろう。
それからも度々停車して乗客を拾いながら走るバス。

キューバの乗り物に関しては謎が多すぎる。
このTransturのバスがどういう位置づけなのかよく分からないけど、いちばんコストパフォーマンスがよくて快適。
座席はふっかふかだしエアコンは寒すぎずちょうどいい涼しさ。
これで地元の人とほぼ同じ値段なんだから言うことなし。

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快適な、笑っちゃうくらい快適なバスに揺られること3時間。
バスはサンティアゴ・デ・クーバに向かうときに利用したカミオンとオムニバス乗り場前に到着。
路線バスに乗り、「ヨハンナの家」に行くも残念ながら満室。
それならとマキナ(乗合いタクシー)に乗り、以前ルンバのライブを観た旧市街の西側へと移動。
下見していた1泊5CUCで泊まれる宿へ行くもここも満室。
週末だから混んでるのかなあ?
なんとか1人6CUCで泊まれるカサが見つかりほっと胸をなでおろす。

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シャワー・トイレ付きの個室でエアコンと冷蔵庫完備。
旧市街の中心から離れてるのでここをハバナ観光の拠点にするのはお勧めしないけど、1泊だけで翌朝すぐに移動するので十分。

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この家の看板娘がこの子。
にゃーお。

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なんか目元がへん!?
眉毛?

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落書きしたわけじゃないよ。
眉毛だけじゃなく、目の色も特徴的。

眉毛にオドアイ(左右の目の色が違う)。
看板猫にふさわしい。

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翌朝、まずは最寄りのバス停から空港へ行くP12の路線バスに乗る。
大きな幹線道路のAvenida Rancho Boyerosを南へと走るバス。
Avenida San Franciscoと立体交差する手前で降車。
立体交差の道路を上って西の方へ500mほど歩くとピナール・デル・リオ行きのカミオンが待機している。

カミオン乗り場

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ピナール・デル・リオまで40モネダ(約200円)。
今回のカミオンは座席タイプ!
しかも鉄製じゃなくプラスチック製!
かなり嬉しい。

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ケンゾーとイクエはここからビニャーレスまでコレクティーボ(乗合いワゴン)に乗るためにカミオンを降りた場所から2km弱歩いたんだけど、すぐ近くのバスターミナル前でビニャーレス行きのマキナ(乗合いタクシー)を拾えるかも。

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結局コレクティーボ乗り場にたどり着くも、コレクティーボが1台もいなかったのでマキナに乗ることに。
ビニャーレスまでは1人1CUC。

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キューバではいろんな乗り物に乗ったけど、ケンゾーはマキナがいちばん好き。
ハバナにある手入れが行き届いた観光用のクラシックカーみたいにピカピカじゃないけれど、日々地元の人々の足として使われていて普段使いの渋さがある。
青空の下、サルサを聴きながらカラフルなクラシックカーでドライブするのは気持ちがいい。

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約30分のドライブでビニャーレスに到着。
およそ3時間でピナール・デル・リオに到着。
田舎であることには間違いないけど、メインストリートにはおしゃれなレストランが並んでいて観光地化されすぎている。
お土産を売る露天市場まで。

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メインストリートから一歩路地に入ると住宅街。
目の醒めるような鮮やかな壁。

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貯水タンクにゲバラが描かれている家も。

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情報ノートに載っていた日本人がよく利用するカサに行くもまたまた満室。
でも心配無用。
ビニャーレスはカサだらけ。
この両サイドのカラフルな家はほとんど全部カサだからね。

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近所の人に「こっちにいいカサがあるよ」と勧められ、ピンク色の壁がかわいいこのカサに決定。
「Villa Las Jimaguas」
Calle Orlando Nodarse No.12
バスルームもとても綺麗で家族の感じもいい。

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ビニャーレスはキューバンシガー、葉巻の一大生産地。
大人の嗜み、本場キューバの葉巻農家に潜入します ♫