きのう妻に悪口を書かれたケンゾーです。
たとえ本当の事だとしても、たくさんの人が見てくれているブログに書かなくてもいいのに。
酒を飲んだら声が大きくなるのは若いときから変わらない。
でも泣きが入ったり絡み酒になるよりはぜんぜんマシだと思う。
でも、若者たちに敬遠されないように気をつけないとね。
セレンジェから首都のルサカに戻ってきたケンゾーとイクエ。
つぎに目指すのは世界三大瀑布のひとつ「ヴィクトリアフォールズ」。
ヴィクトリアフォールズはザンビアとお隣のジンバブエにまたがっている。
ザンビア側の拠点の街リビングストンまでおよそ500kmの移動。

ルサカから観光地のリビングストンまではバスが頻発している。
けれどザンビアのバスはけっこう高い。
悩んだ末にヒッチハイクで行くことに。
まずはミニバスに乗ってルサカを脱出。
終点で降りて幹線道路でヒッチハイクスタート。
今回の目標は「お金を払わずに乗せてもらう」こと。
なんとか純粋なヒッチハイクでリビングストンまでたどり着きたい。
紙に「Livingstone」と書いてヒッチハイカーであることを猛烈アピール。


30分が経ち、一台の車が止まってくれた。
乗せてくれるみたい。
笑顔で駆け寄る。

「途中まで乗せるけど〇〇クワチャね!」
なんだ〜、白タクか・・・。
場所が悪いのかなあ。
200メートルほど歩いて、あきらめずにヒッチハイクを続けるとまた車が止まってくれた!

運転していたのはアメリカ出身のおじさん。
1泊2日で途中にある湖に遊びに行くところだった。
おじさんはザンビアで学校を作るNGOを立ち上げている人。
貧しい子どもたちのためにいくつかの学校をすでに運営しているんだって。
おじさんに分岐点まで乗せてもらい、ふたたびヒッチハイク開始。
するとまたすぐに止まってくれた。
今度は現地の人が運転するべつのNGOの車だった。

ヒッチハイクをスタートさせて4時間。
2台の車に乗せてもらったけれど、リビングストンはまだまだ遠い。
ここいらで長距離稼げる車をゲットしたいなあ。
のどかな景色が広がる幹線道路の上で車を待ち構える。


行き交う車が少ない田舎の街外れ、長期戦になるかなあと思っていたら意外とあっさり車が止まってくれた。
プシューッと大きな音を立てて止まってくれたのは、連結されたトレーラーを引っ張るトラック。
これはひょっとして一気にリビングストンまで行けるんじゃないの?

今まで乗ったことのある車の中でいちばん大きいんじゃないかなあ、座席に乗り込むだけでひと苦労。

2人を拾ってくれたのは、これまた体が大きなヨセフ。
ヨセフはジンバブエ人で南アフリカまで荷物を運んでいる途中。
今夜はザンビアとジンバブエの国境で一夜を明かすそうなので、リビングストンまで乗せて行ってくれることに。
よかった、なんとか今日中にリビングストンにたどり着けそうだ。

イクエの座っているすぐ後ろにはベッドマットが敷かれている。
夜はそこがヨセフの寝床。
イクエの姉の息子は保育園児で大の乗り物好き。
こんな大きなトラックに乗るの、甥っ子からうらやましがられそうだなあ。
ヨセフには子どもがいる。
「息子はパパの仕事のことうらやましがるだろうね」って言ったら「そうでもないよ」とヨセフ。
長距離トラック運転手なので家をあけることが多い。
そんなパパの仕事を幼い息子は恨めしく思っているみたい。
運転席の前に家族写真を飾っているヨセフ。
子どもたちのために、パパはがんばっているよ!
20歳ごろに結婚したヨセフ。
ジンバブエの田舎では結婚するとき男は牛数頭をお嫁さんの家に贈らないといけない。
将来結婚するために10代の頃から牛を飼いはじめ、子牛を産ませて着実に頭数を増やしていき、スムーズに結婚までこぎつけたんだって。
いまでは何十頭も牛をもってるっていうからすごい。
音楽が大好きなヨセフ。
見晴しのいい車内にジンバブエミュージックが鳴り響く。

途中で冷たいコーラまでごちそうしてくれた。
ありがとう!ヨセフ。
大きなトラックに揺られること5時間、夜7時過ぎにリビングストンに到着。
顔はちょっといかついけれど、笑顔がチャーミングで人のいいヨセフに別れを告げる。
ありがとう、これからも安全運転でね。

日が暮れてすっかり暗くなってしまったリビングストン。
ふたりがめざすのは「ジョリーボーイズ バックパッカーズキャンプ」。
セレンジェであったミオちゃんがお勧めしてくれた宿なんだよね。

宿に入ってふたりともビックリ、「うわっ、めっちゃツーリストがおる!」。
宿の中には欧米人のツーリストがうじゃうじゃ。
首都のルサカでもぜんぜん見かけなかったのに、じつはこんなにツーリストがいたなんて。
白人に囲まれるのは半年ぶり。
アフリカに入ってはじめて。
16ベッドドミトリーで1泊12ドル、8ベッドの部屋だと15ドル。
敷地が広くて、まったりとできるスペースがたくさんあるのがいい。
テントサイトもあるのでテント泊も可能。


安宿だけど欧米人が大好きなプールも完備。
なんで欧米人はあんなにプールが好きなんだろう。
けっこう肌寒い夜でもキャッキャ言いながらプールに飛び込んでるもんなあ。

リビングストンでのハイライトはもちろんヴィクトリアフォールズ。
市街地から滝まで13kmと意外と離れている。
この宿は滝までの無料シャトルバスを毎朝走らせているので利用した方がいい。
毎日限定16人、行きだけのサービスなので帰りは自力で帰ってこないといけないけどね。

ザンビアとジンバブエの国境にあるヴィクトリアフォールズ。
それぞれの側から違う表情を眺めることができるんだけど、ジンバブエ側に行くにはビザが必要。
ジンバブエビザは30ドル、滝を見るためだけに30ドルはもったいない。
滝観光用に1日ビザがあるって聞いてたんだけど、最近廃止されたっていう噂も。
とりあえず滝の手前にあるイミグレーションに行ってみることに。

結論はダメだった。
1日ビザは廃止されていたんだけど、ザンビアとジンバブエの共通ビザが新設されていたことが発覚。
それぞれシングルエントリーのみで50ドル。
通常のザンビアビザだけで50ドルするのでかなりお得。
空港や限られた国境でしか発行してないみたいだけど、2か国訪れる予定の旅人にとってはいい話。
ジンバブエ側でヴィクトリアフォールズを眺めることは諦めたケンゾーとイクエ。
ビクトリアの滝の幅はおよそ1.7km。
そのうち1.2kmがザンビア側で0.5kmがジンバブエ側にある。
水量が多いのはジンバブエ側。
ジンバブエ側のほうが迫力があるそうなんだけど、雨期は水量が多過ぎて水しぶきで視界が遮られてしまうのでザンビア側のほうがいいんだって。
だけど今は乾期の終わり。
ザンビア側はカラッカラに乾いているそうなのでジンバブエ側で見るほうがベターなんだって。
まあ、しかたないね。
この時期にしか見られないカラカラの滝で我慢しますか。
ヴィクトリアフォールズの周辺は国立公園になっている。
滝を間近で見るには入場料を払って公園の中に入らないといけない。
その前に国境に架かるビクトリアフォールズ橋を見にいくことに。
ザンビアとジンバブエの国境を流れるザンベジ川に架かっているビクトリアフォールズ橋。
高さ128mで長さは198m、1905年に完成。
人や車はもちろん、線路が引かれていて貨物列車も渡れるようになっている。



雨期には橋からもヴィクトリアフォールズが見えるそうなんだけど、やっぱり乾期の今はダメだね。
茶色い岩肌しか見えないよ。
橋の奥に見える岩は本来は流れ落ちる水で見えないんだって。
緑の草が生えてる部分も水で覆われているそうなんだけど、乾期のいまでは想像もできない。

このビクトリアフォールズ橋ではいくつかのアトラクションを体験することができる。
いちばん人気はバンジージャンプ。
橋の真ん中から128m下まで真っ逆さま!
雨が降るあいにくの天気だったんだけど、けっこうな人数がチャレンジしていた。


ビクトリアフォールズ橋は対岸の国のビザを持っていなくても自由に渡ることができる。
下を見ると水量の少ないザンベジ川が流れている。
距離感がイマイチつかめないのか、足がすくむような感じはしない。
みんなぽんぽん飛んでたけど、意外と怖くないのかも。


滝のほうを眺めても切り立った崖が見えるだけ。
チョロチョロと流れるか細い水の流れが幾筋かは見える。
かろうじて滝っぽさは見てとれるけど、世界三大瀑布の面影はまったくない。


やっぱり時期が悪かったのかなあ。
はたしてお金を払って入場して滝を見にいく価値はあるのか?
ただの崖を見てもしょうがないんじゃない?
悩んだ末に、せっかくここまで来たから見にいくかと公園内に入って間近に滝を見ることにしたケンゾーとイクエ。
結果は・・・よかった!
予想外にかなり楽しんだよ、カラカラのヴィクトリアフォールズ。
乾期でしか見られないヴィクトリアフォールズの全貌をお楽しみに ♫
たとえ本当の事だとしても、たくさんの人が見てくれているブログに書かなくてもいいのに。
酒を飲んだら声が大きくなるのは若いときから変わらない。
でも泣きが入ったり絡み酒になるよりはぜんぜんマシだと思う。
でも、若者たちに敬遠されないように気をつけないとね。
セレンジェから首都のルサカに戻ってきたケンゾーとイクエ。
つぎに目指すのは世界三大瀑布のひとつ「ヴィクトリアフォールズ」。
ヴィクトリアフォールズはザンビアとお隣のジンバブエにまたがっている。
ザンビア側の拠点の街リビングストンまでおよそ500kmの移動。

ルサカから観光地のリビングストンまではバスが頻発している。
けれどザンビアのバスはけっこう高い。
悩んだ末にヒッチハイクで行くことに。
まずはミニバスに乗ってルサカを脱出。
終点で降りて幹線道路でヒッチハイクスタート。
今回の目標は「お金を払わずに乗せてもらう」こと。
なんとか純粋なヒッチハイクでリビングストンまでたどり着きたい。
紙に「Livingstone」と書いてヒッチハイカーであることを猛烈アピール。


30分が経ち、一台の車が止まってくれた。
乗せてくれるみたい。
笑顔で駆け寄る。

「途中まで乗せるけど〇〇クワチャね!」
なんだ〜、白タクか・・・。
場所が悪いのかなあ。
200メートルほど歩いて、あきらめずにヒッチハイクを続けるとまた車が止まってくれた!

運転していたのはアメリカ出身のおじさん。
1泊2日で途中にある湖に遊びに行くところだった。
おじさんはザンビアで学校を作るNGOを立ち上げている人。
貧しい子どもたちのためにいくつかの学校をすでに運営しているんだって。
おじさんに分岐点まで乗せてもらい、ふたたびヒッチハイク開始。
するとまたすぐに止まってくれた。
今度は現地の人が運転するべつのNGOの車だった。

ヒッチハイクをスタートさせて4時間。
2台の車に乗せてもらったけれど、リビングストンはまだまだ遠い。
ここいらで長距離稼げる車をゲットしたいなあ。
のどかな景色が広がる幹線道路の上で車を待ち構える。


行き交う車が少ない田舎の街外れ、長期戦になるかなあと思っていたら意外とあっさり車が止まってくれた。
プシューッと大きな音を立てて止まってくれたのは、連結されたトレーラーを引っ張るトラック。
これはひょっとして一気にリビングストンまで行けるんじゃないの?

今まで乗ったことのある車の中でいちばん大きいんじゃないかなあ、座席に乗り込むだけでひと苦労。

2人を拾ってくれたのは、これまた体が大きなヨセフ。
ヨセフはジンバブエ人で南アフリカまで荷物を運んでいる途中。
今夜はザンビアとジンバブエの国境で一夜を明かすそうなので、リビングストンまで乗せて行ってくれることに。
よかった、なんとか今日中にリビングストンにたどり着けそうだ。

イクエの座っているすぐ後ろにはベッドマットが敷かれている。
夜はそこがヨセフの寝床。
イクエの姉の息子は保育園児で大の乗り物好き。
こんな大きなトラックに乗るの、甥っ子からうらやましがられそうだなあ。
ヨセフには子どもがいる。
「息子はパパの仕事のことうらやましがるだろうね」って言ったら「そうでもないよ」とヨセフ。
長距離トラック運転手なので家をあけることが多い。
そんなパパの仕事を幼い息子は恨めしく思っているみたい。
運転席の前に家族写真を飾っているヨセフ。
子どもたちのために、パパはがんばっているよ!
20歳ごろに結婚したヨセフ。
ジンバブエの田舎では結婚するとき男は牛数頭をお嫁さんの家に贈らないといけない。
将来結婚するために10代の頃から牛を飼いはじめ、子牛を産ませて着実に頭数を増やしていき、スムーズに結婚までこぎつけたんだって。
いまでは何十頭も牛をもってるっていうからすごい。
音楽が大好きなヨセフ。
見晴しのいい車内にジンバブエミュージックが鳴り響く。

途中で冷たいコーラまでごちそうしてくれた。
ありがとう!ヨセフ。
大きなトラックに揺られること5時間、夜7時過ぎにリビングストンに到着。
顔はちょっといかついけれど、笑顔がチャーミングで人のいいヨセフに別れを告げる。
ありがとう、これからも安全運転でね。

日が暮れてすっかり暗くなってしまったリビングストン。
ふたりがめざすのは「ジョリーボーイズ バックパッカーズキャンプ」。
セレンジェであったミオちゃんがお勧めしてくれた宿なんだよね。

宿に入ってふたりともビックリ、「うわっ、めっちゃツーリストがおる!」。
宿の中には欧米人のツーリストがうじゃうじゃ。
首都のルサカでもぜんぜん見かけなかったのに、じつはこんなにツーリストがいたなんて。
白人に囲まれるのは半年ぶり。
アフリカに入ってはじめて。
16ベッドドミトリーで1泊12ドル、8ベッドの部屋だと15ドル。
敷地が広くて、まったりとできるスペースがたくさんあるのがいい。
テントサイトもあるのでテント泊も可能。


安宿だけど欧米人が大好きなプールも完備。
なんで欧米人はあんなにプールが好きなんだろう。
けっこう肌寒い夜でもキャッキャ言いながらプールに飛び込んでるもんなあ。

リビングストンでのハイライトはもちろんヴィクトリアフォールズ。
市街地から滝まで13kmと意外と離れている。
この宿は滝までの無料シャトルバスを毎朝走らせているので利用した方がいい。
毎日限定16人、行きだけのサービスなので帰りは自力で帰ってこないといけないけどね。

ザンビアとジンバブエの国境にあるヴィクトリアフォールズ。
それぞれの側から違う表情を眺めることができるんだけど、ジンバブエ側に行くにはビザが必要。
ジンバブエビザは30ドル、滝を見るためだけに30ドルはもったいない。
滝観光用に1日ビザがあるって聞いてたんだけど、最近廃止されたっていう噂も。
とりあえず滝の手前にあるイミグレーションに行ってみることに。

結論はダメだった。
1日ビザは廃止されていたんだけど、ザンビアとジンバブエの共通ビザが新設されていたことが発覚。
それぞれシングルエントリーのみで50ドル。
通常のザンビアビザだけで50ドルするのでかなりお得。
空港や限られた国境でしか発行してないみたいだけど、2か国訪れる予定の旅人にとってはいい話。
ジンバブエ側でヴィクトリアフォールズを眺めることは諦めたケンゾーとイクエ。
ビクトリアの滝の幅はおよそ1.7km。
そのうち1.2kmがザンビア側で0.5kmがジンバブエ側にある。
水量が多いのはジンバブエ側。
ジンバブエ側のほうが迫力があるそうなんだけど、雨期は水量が多過ぎて水しぶきで視界が遮られてしまうのでザンビア側のほうがいいんだって。
だけど今は乾期の終わり。
ザンビア側はカラッカラに乾いているそうなのでジンバブエ側で見るほうがベターなんだって。
まあ、しかたないね。
この時期にしか見られないカラカラの滝で我慢しますか。
ヴィクトリアフォールズの周辺は国立公園になっている。
滝を間近で見るには入場料を払って公園の中に入らないといけない。
その前に国境に架かるビクトリアフォールズ橋を見にいくことに。
ザンビアとジンバブエの国境を流れるザンベジ川に架かっているビクトリアフォールズ橋。
高さ128mで長さは198m、1905年に完成。
人や車はもちろん、線路が引かれていて貨物列車も渡れるようになっている。



雨期には橋からもヴィクトリアフォールズが見えるそうなんだけど、やっぱり乾期の今はダメだね。
茶色い岩肌しか見えないよ。
橋の奥に見える岩は本来は流れ落ちる水で見えないんだって。
緑の草が生えてる部分も水で覆われているそうなんだけど、乾期のいまでは想像もできない。

このビクトリアフォールズ橋ではいくつかのアトラクションを体験することができる。
いちばん人気はバンジージャンプ。
橋の真ん中から128m下まで真っ逆さま!
雨が降るあいにくの天気だったんだけど、けっこうな人数がチャレンジしていた。


ビクトリアフォールズ橋は対岸の国のビザを持っていなくても自由に渡ることができる。
下を見ると水量の少ないザンベジ川が流れている。
距離感がイマイチつかめないのか、足がすくむような感じはしない。
みんなぽんぽん飛んでたけど、意外と怖くないのかも。


滝のほうを眺めても切り立った崖が見えるだけ。
チョロチョロと流れるか細い水の流れが幾筋かは見える。
かろうじて滝っぽさは見てとれるけど、世界三大瀑布の面影はまったくない。


やっぱり時期が悪かったのかなあ。
はたしてお金を払って入場して滝を見にいく価値はあるのか?
ただの崖を見てもしょうがないんじゃない?
悩んだ末に、せっかくここまで来たから見にいくかと公園内に入って間近に滝を見ることにしたケンゾーとイクエ。
結果は・・・よかった!
予想外にかなり楽しんだよ、カラカラのヴィクトリアフォールズ。
乾期でしか見られないヴィクトリアフォールズの全貌をお楽しみに ♫
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