世界のどこにいても幸せになれる秘訣
乾燥で顔がしわしわになって、ここのところ急激に老化が進んでいるイクエです。
きょう洗顔用のオリーブ石けんを買いました。
今夜は秘蔵のパックの出番かな。
歴史ある建物が建ち並び、「ここぞヨーロッパ!」という街並みのプラハ。
だけど、この街には現代アートとも呼べる異質な建物も存在している。
たとえば、こんなビル。
まるでビル自体が体をくねらせて踊っているかのよう。
その名もダンシングハウス。
1996年にフランク・ゲーリーなどが設計した。
建てられた当時は趣のある街並みに似合わないと批判する声が強かったらしいけど、今ではこのユニークなビルはプラハの代表的な建築物のひとつになっている。
こちらはヨゼフ・ゴチャールの設計、黒い聖母の家。
1912年に建てられたものでキュビズム建築。
キュビズムというのは20世紀初頭にピカソなどがあみ出した芸術の手法。
さまざまな角度から見える光景をごちゃまぜにしてひとつにまとめる。
幾何学的というか、立体的というか。
この建物のなかにはキュビズム博物館やカフェが入っている。
カフェの窓やランプシェードも、やけに角張っていておもしろい。
これ、なんだかわかる?
正解は・・・。
階段!
単純なようで、複雑なようで。
不思議な異次元世界へと吸い込まれていきそう。
プラハの街歩きの楽しみは昼だけじゃない。
ライトアップされた夜の街は、昼とはちがうおもむきを見せる。
中国や東南アジアでありがちな、カラフルなライトアップではない。
建物の味わいを壊さない色遣い。
建物がもつ美しさや迫力をよりいっそう高める光の使い方。
通りを遮るこの建物は、火薬塔。
城壁の門の部分だけが残っている。
17世紀には火薬の倉庫として利用されていた。
暗闇にたたずむ65メートルの火薬塔は、凛々しくそして少し怖い。
川向こうの小高い丘の上。
白銀の横長の建物はプラハ城。
金色の光を放つのは聖ヴィート大聖堂。
外壁や屋根、柱。
ヨーロッパ独特の立体的な装飾は、ライトアップされることで独特の陰影をつくる。
こんな幻想的な、でも確かに目の前にある現実的な夜の街を、イクエとケンゾーは足早で歩いていた。
ある人と、待ち合わせをしていたから。
イクエの大学時代のバイトの先輩、アイさん。
アイさんとは渋谷の公共のテレビ局で夜のニュース番組のお手伝いをしていた。
バイトを辞めてからは連絡を取る機会もなかったんだけど、このブログのメールフォームから連絡をいただいた。
「お久しぶりです。覚えていますか。
プラハにいるそうで、思いきって連絡しました。
わたしはいま、プラハに住んでいます。」
旅行に出る前、このブログの存在は近しい人にしか教えてなかった。
だけど、今では又聞きしてこのブログを読んでくれている人が多いようで、ほんとうにありがたい!
このブログのあたまに「リアルタイムでは今プラハにいます」って書いてたんだけど、それを見た同じアルバイトの先輩(この先輩もイクエの同級生からブログの存在を聞いてたみたいで、読んでくれていた。ありがとうございます!!)がアイさんに「いま、イクエちゃんプラハにいるらしいよ」と教えてくれていたのだった。
アイさんと会うのは十数年ぶり。
お互い、わかるかな・・・。
「イクエちゃん?」
「アイさん!?」
「ひさしぶり〜!!!」
肩をたたきながら、再会を喜ぶ。
このブログがなかったらお互いプラハにいても会うことはなかっただろうし、プラハで生活するアイさんとは今後も会うチャンスはなかったと思う。
この機会に会えてよかった〜!!
アイさんがおすすめのお店に案内してくれた。
U Svejkuという、チェコのおいしいものが食べられるお店。
まさかこんなところで再会できるなんて!
かんぱーい!!
アイさんの旦那さんはチェコ人のヤロちゃん。
アイさんからヤロちゃんの話はよく聞いていた。
十数年会ってなかったのに?と思うかもしれないけど、その十数年前に聞いてたの。
というのも、十数年前にアイさんはヤロちゃんと付き合ってたから。
アイさんは、彼のことが大好きでいつもバイト中も彼のことを話していたし、ヨーロッパまで会いにいっていた。
でも、残念ながら別れてしまったんだよね。
だから、アイさんから突然連絡をいただいたときは、プラハに住んでいるっていうのにもビックリしたし、別れたあの彼と復縁し結婚したって事実にもビックリした。
目の前のアイさんが笑いながら言う。
「あのとき、わたしいつもバイト中に泣いてたよね。」
きっと波瀾万丈な2人の恋愛だったんだろうな。
遠距離、国際結婚、いろんな壁を乗り越えて、いま2人はとても幸せそう。
ヤロちゃんは日本で暮らしていたことがあって日本語ペラペラ。
好きな日本語は
「疲労困憊」
ヤロちゃんのお母さんがプラハでカフェをしてるんだけど、ヤロちゃんが日本で抹茶を仕入れて抹茶を使ったスイーツをお店で売り出していて大人気なんだって。
やるねー!
チェコのおいしいものを食べながら、チェコのおいしいビールを飲む。
揚げに見える、この茶色い三角形のものは・・・。
チーズのフライ、スマジェニー・シール。
中身はカマンベールチーズみたいに柔らかく、ビールに合う一品。
そして、このさつま揚げのようなものはブランボラーク。
じゃがいもと小麦粉でつくるチェコ風、お好み焼きみたいな感じ。
そとはサクッ、中はモチッ。
これもおいしかったなあ。
アヒルのロースト。
4人でぺろりとたいらげた。
チェコにいて、おいしいチェコビールを飲み、チェコ料理を食べて、あたり前のように流れる楽しい時間。
チェコを満喫しながらも、チェコという異国にいることを意識しないような時間。
アイさん、また会えるよね。
だって、プラハで会えたんだもん。
世界のどこにいても、また会えそうな気がする。
後日、アイさんからこんなメールが届いた。
「ビールと美味しい食事と楽しい仲間がいれば、
世界のどこにいても幸せなんだよなあ・・・と感じました。」
すごく納得!
幸せの鍵はおいしい食事と楽しい仲間。
どこにいようと、幸せをつかむ方法は案外シンプルなのかもしれない。
きょう洗顔用のオリーブ石けんを買いました。
今夜は秘蔵のパックの出番かな。
歴史ある建物が建ち並び、「ここぞヨーロッパ!」という街並みのプラハ。
だけど、この街には現代アートとも呼べる異質な建物も存在している。
たとえば、こんなビル。
まるでビル自体が体をくねらせて踊っているかのよう。
その名もダンシングハウス。
1996年にフランク・ゲーリーなどが設計した。
建てられた当時は趣のある街並みに似合わないと批判する声が強かったらしいけど、今ではこのユニークなビルはプラハの代表的な建築物のひとつになっている。
こちらはヨゼフ・ゴチャールの設計、黒い聖母の家。
1912年に建てられたものでキュビズム建築。
キュビズムというのは20世紀初頭にピカソなどがあみ出した芸術の手法。
さまざまな角度から見える光景をごちゃまぜにしてひとつにまとめる。
幾何学的というか、立体的というか。
この建物のなかにはキュビズム博物館やカフェが入っている。
カフェの窓やランプシェードも、やけに角張っていておもしろい。
これ、なんだかわかる?
正解は・・・。
階段!
単純なようで、複雑なようで。
不思議な異次元世界へと吸い込まれていきそう。
プラハの街歩きの楽しみは昼だけじゃない。
ライトアップされた夜の街は、昼とはちがうおもむきを見せる。
中国や東南アジアでありがちな、カラフルなライトアップではない。
建物の味わいを壊さない色遣い。
建物がもつ美しさや迫力をよりいっそう高める光の使い方。
通りを遮るこの建物は、火薬塔。
城壁の門の部分だけが残っている。
17世紀には火薬の倉庫として利用されていた。
暗闇にたたずむ65メートルの火薬塔は、凛々しくそして少し怖い。
川向こうの小高い丘の上。
白銀の横長の建物はプラハ城。
金色の光を放つのは聖ヴィート大聖堂。
外壁や屋根、柱。
ヨーロッパ独特の立体的な装飾は、ライトアップされることで独特の陰影をつくる。
こんな幻想的な、でも確かに目の前にある現実的な夜の街を、イクエとケンゾーは足早で歩いていた。
ある人と、待ち合わせをしていたから。
イクエの大学時代のバイトの先輩、アイさん。
アイさんとは渋谷の公共のテレビ局で夜のニュース番組のお手伝いをしていた。
バイトを辞めてからは連絡を取る機会もなかったんだけど、このブログのメールフォームから連絡をいただいた。
「お久しぶりです。覚えていますか。
プラハにいるそうで、思いきって連絡しました。
わたしはいま、プラハに住んでいます。」
旅行に出る前、このブログの存在は近しい人にしか教えてなかった。
だけど、今では又聞きしてこのブログを読んでくれている人が多いようで、ほんとうにありがたい!
このブログのあたまに「リアルタイムでは今プラハにいます」って書いてたんだけど、それを見た同じアルバイトの先輩(この先輩もイクエの同級生からブログの存在を聞いてたみたいで、読んでくれていた。ありがとうございます!!)がアイさんに「いま、イクエちゃんプラハにいるらしいよ」と教えてくれていたのだった。
アイさんと会うのは十数年ぶり。
お互い、わかるかな・・・。
「イクエちゃん?」
「アイさん!?」
「ひさしぶり〜!!!」
肩をたたきながら、再会を喜ぶ。
このブログがなかったらお互いプラハにいても会うことはなかっただろうし、プラハで生活するアイさんとは今後も会うチャンスはなかったと思う。
この機会に会えてよかった〜!!
アイさんがおすすめのお店に案内してくれた。
U Svejkuという、チェコのおいしいものが食べられるお店。
まさかこんなところで再会できるなんて!
かんぱーい!!
アイさんの旦那さんはチェコ人のヤロちゃん。
アイさんからヤロちゃんの話はよく聞いていた。
十数年会ってなかったのに?と思うかもしれないけど、その十数年前に聞いてたの。
というのも、十数年前にアイさんはヤロちゃんと付き合ってたから。
アイさんは、彼のことが大好きでいつもバイト中も彼のことを話していたし、ヨーロッパまで会いにいっていた。
でも、残念ながら別れてしまったんだよね。
だから、アイさんから突然連絡をいただいたときは、プラハに住んでいるっていうのにもビックリしたし、別れたあの彼と復縁し結婚したって事実にもビックリした。
目の前のアイさんが笑いながら言う。
「あのとき、わたしいつもバイト中に泣いてたよね。」
きっと波瀾万丈な2人の恋愛だったんだろうな。
遠距離、国際結婚、いろんな壁を乗り越えて、いま2人はとても幸せそう。
ヤロちゃんは日本で暮らしていたことがあって日本語ペラペラ。
好きな日本語は
「疲労困憊」
ヤロちゃんのお母さんがプラハでカフェをしてるんだけど、ヤロちゃんが日本で抹茶を仕入れて抹茶を使ったスイーツをお店で売り出していて大人気なんだって。
やるねー!
チェコのおいしいものを食べながら、チェコのおいしいビールを飲む。
揚げに見える、この茶色い三角形のものは・・・。
チーズのフライ、スマジェニー・シール。
中身はカマンベールチーズみたいに柔らかく、ビールに合う一品。
そして、このさつま揚げのようなものはブランボラーク。
じゃがいもと小麦粉でつくるチェコ風、お好み焼きみたいな感じ。
そとはサクッ、中はモチッ。
これもおいしかったなあ。
アヒルのロースト。
4人でぺろりとたいらげた。
チェコにいて、おいしいチェコビールを飲み、チェコ料理を食べて、あたり前のように流れる楽しい時間。
チェコを満喫しながらも、チェコという異国にいることを意識しないような時間。
アイさん、また会えるよね。
だって、プラハで会えたんだもん。
世界のどこにいても、また会えそうな気がする。
後日、アイさんからこんなメールが届いた。
「ビールと美味しい食事と楽しい仲間がいれば、
世界のどこにいても幸せなんだよなあ・・・と感じました。」
すごく納得!
幸せの鍵はおいしい食事と楽しい仲間。
どこにいようと、幸せをつかむ方法は案外シンプルなのかもしれない。