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訪れた国は78カ国
旅した期間は1257日
2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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絶景は?思い出は?旅でやってよかったことは?

2017.10.02 17:24|世界一周裏話☞EDIT
これまではバックパックで旅をしていたけれど、今度はリュックにヘッドライトやレインコート、ラジオなどを詰め込んで、災害のときの非常用持ち出し袋として玄関の近くに置いておこうと思っているイクエです。

3年5か月の旅のまとめは今回の記事で終わり。
7つのトピックについてまとめてみました。


Q、充実した日々を過ごせたのは?
A、JICAの隊員たちといっしょに過ごしたこと

単なる観光ではなく、その地域の人々の暮らしや文化に触れたいと出発前から思っていたイクエとケンゾー。
青年海外協力隊として活動している友人を頼って、バングラデシュの活動を見せてもらったのをきっかけに、アフリカ、南米、中米と隊員のところにホームステイさせてもらったり、活動を視察させてもらったり、現地の人と話す機会をもらったりした。
たくさんの隊員と知り合い、とても充実した滞在になった。

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とくにアフリカでは、観光よりも隊員を訪ねる旅になり、観光では絶対に立ち寄らないような小さな村を訪れることもあった。
水やガスもないところで工夫しながら生活している隊員たちはとてもたくましかった。
現地の人たちともたくさん出会えたし、困っていること、抱えている問題を知ることもできた。

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驚くことや感心すること、学ぶことが多く、個人旅行ではなかなか味わうことのできない体験をさせてもらったなあと隊員たちにはとても感謝している。

一日一日がとても有意義だった。

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Q、夢みたいな日々を過ごせたのは?
A、ステレンボッシュでワインざんまい

南アフリカのワインの産地、ステレンボッシュ。
ブドウ畑が広がり、いくつものワイナリーがひしめいている。
ワイナリー巡りをして、おいしいワインのテイスティングをするのがここでの楽しみ方。
わたしたちはテントに寝泊まりしながら、数日間ワイナリー巡りをした。

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ワインの産地は世界中にありテイスティングができるところも多いけど、ステレンボッシュでのテイスティングは格安で、しかもワインがおいしい!!
ワインに合うつまみも出される。
ワイナリーの雰囲気も優雅でいい!
ブランデーやスパークリングワイン専門のワイナリーなどもあって、全然飽きない。

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美しいステレンボッシュとワインに酔う日々を思い出し、「あー、もう一度行きたいなあ」「幸せだったなあ」とつぶやき合うイクエとケンゾー。

他にもハンガリーのエゲル、美女の谷で、洞窟ワインセラー巡りをして、ワインを何杯も試飲してさらにペットボトルで格安ワインを買って部屋に戻ってからも飲み、さらに次の日も通い、そして温泉に、という日々も至福だったなあ。

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それとオーストリアのサトコさんの、地下に酒の貯蔵庫のある素敵な別荘に泊まらせてもらい、冷えた白ワインを日中からいただきながら絵のような窓の景色を眺めながらおしゃべり、というのも最高に幸せな時間だった。

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素晴らしいロケーションで、ストレスフリーで気兼ねすることなく、好きなだけ本場のワインを飲む。
日本に帰ると、余計にそれが贅沢なひとときだったとしみじみ思う。


Q、印象深い思い出は?
A、ヒッチハイク、そのまま道連れ旅

旅しやすい国、しにくい国がある。
インフラも比較的整備されていて、交通網も発達していて、旅行者も日本人バックパッカーも多くて、旅行情報も手に入りやすいのが、旅しやすい国。

南米に入る前に、旅人からアドバイスをもらった。
「南米の旅はお膳立てされている感じ。だから旅をおもしろくするために自分から仕掛けていったほうがいい」

そこでわたしたちが挑戦したのはヒッチハイク。
一日中待っても車がつかまらなくて、テントを張って夜を明かすこともあったけど、最高の出会いをした。
チリのフェルナンド一家に拾われたこと。
ちょっとそこまで乗せてもらうつもりが、気づいたらそのまま一週間、いっしょにドライブ旅行をしていた。

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コテージを借りて一緒に料理を作ったり、買い出しに行ったり、バーベキューをしたり、みんなでパタゴニアの絶景を車窓から見たり。

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ロードムービーみたいだった。
道連れ旅が終わっても、わたしたちは再会し、一緒にサンティアゴの日本食レストランに行ったり、グロリアの実家にお呼ばれして和食を作ったりした。

今でも連絡を取りあっているし、いつの日かまた再会すると思う。

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Q、笑いに満ちた日々は?
A、スーダンでのオマールとの日々

エジプトからスーダンには、ナイル川を進む船に乗って入国した。
そこで出会ったのが、愉快なオマール。
チャド人とスーダン人の両親の元に生まれたオマールは、サウジアラビア育ち。
しかしサウジアラビアで罪を犯したため、永久国外追放になってしまい、家族や婚約者と別れて、住んだこともないスーダンへ。
友達もいないし仕事もない。
そんな壮絶で寂しく前途多難な人生を歩んでいるけれど、悲劇が喜劇になってしまうのがオマール。
一緒にいると楽しくて、いつも大爆笑。

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オマールの家でホームステイした日々は短かったけど、思い出深く、今でもときどきオマールを思い出しては顔がニヤケてしまう。
「オマール、どうしてるかな。元気かな。会いたいね」とケンゾーともよく話す。

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Q、惹かれた観光地は?
A、イタリア・ベネチア トルコ・カッパドキア

有名な観光地よりも、自然の絶景やその土地の風土や文化に興味のあったイクエとケンゾー。
過度な期待はしていなかったけど、実際に見たベネチアに心を奪われた。

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どこを見ても絵になる光景。
中世にタイムスリップしたみたいだった。
シーズンオフで観光客が少なく、ベネチアの中に泊まったことも、ベネチアの人たちの暮らしが垣間見られてよかったのかも。
ベネチアを発つ予定の日が来ても、「やっぱり今日も泊まりたい」と毎朝思い、ずるずると延泊。
死ぬまでにあと一回は行きたいなあ。

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カッパドキアも2日ぐらい滞在すればじゅうぶんかなあと行く前は思っていた。
でも、離れがたくて何日でもいたいと思った場所。

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ニョキニョキと地面から生えてきたような奇岩。
その中に街ができているという不思議な光景。
泊まったのは奇岩の中の隠れ家のような部屋。

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不思議で壮大な風景を見ながらのテラスからの朝食は至福の時間だった。
ここでも毎朝、「今日も泊まろう」と思い直し、延泊を繰り返した。

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奇岩のエリアは広大で、ハイキングも冒険みたいで楽しかった。

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Q、絶景は?
A、ゴビ砂漠、キルギス、パタゴニア、ワラス

絶景は目の前の景色だけで作られるものではないと、旅をしてつくづく思った。
目の前の景色以外に必要な条件は
1、天気
2、そこにたどり着くまでの苦労
3、写真でも見たことない景色、予想してなかった景色
4、感動を共有できる人の存在

1、は当然のことで、快晴と曇りでは見え方が全然違う。
とくに湖なんて、空の色で七変化。

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絶景に会えそうな予感がするところは、天気予報を見ながら、訪れるタイミングを見計らった。
ときには天気が良くなるまで待機することも。
これは時間のあるバックパッカー旅だからできたこと。

晴れの日を狙って行ったクロアチアのプリトビッチェ国立公園やチリのパイネ国立公園は息を飲むほど美しい絶景のオンパレードだった。

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2、歩いて何時間もかけてたどり着いたところに、それまでの苦労を吹き飛ばすような素晴らしい景色が待ち受けていたら、感動もひとしお。
これに対し、車で行ける場所の絶景は、想像していたよりも感動しなかった。
だから、ツアーの車で行けるボリビアのウユニ塩湖はたしかに絶景ではあったけど、イクエとケンゾーには何かが足りなかった。
それに対して、テントや寝袋、大量の食材を担いで何日間もトレッキングしたペルーのワラスは、達成感や清々しさに包まれ、感動を味わいながら絶景を堪能できた。

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3、どうしても写真で見たことがある景色は感動が薄れてしまう。
いきなり想像もしなかった絶景が目の前に現れたときの興奮と言ったら。

モンゴルのゴビ砂漠。
立ちはだかる砂丘を、踏み出す足が砂に埋もれながらも必死に登ると、待ち受けていたのは西日を受けた折り重なる砂丘の群。
てっきり草原が広がってるのだと思っていたから、驚きに満ちた感動だった。

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キルギスのアルティンアラシャン。
美しい景色が広がっているらしいと聞いていただけで、どんなところかもわからなかったので、急斜面の山を登った先に見えたエメラルドのアラカル湖に、鳥肌が立ち、叫び、涙が出た。

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ヒッチハイクと歩きでたどり着いたモロッコのドゥルスリ湖。
どんなところかわからないけれど、とりあえず行ってみようとたどり着いたところは、忘れられたようにひっそりと、でも存在感たっぷりに佇む湖だった。

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わたしたち以外おらず、湖畔の地面の上でそのまま寝袋に包まって朝を迎えた。
絶景を二人じめして贅沢だった。

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4、はいつもふたりで同じ景色を見て、感動を分かち合えた。
帰ってから思い出話もできて、今でもあの時の絶景を反芻できる。


Q、旅でやってよかったことは?
A、ホームステイ(カウチサーフィン)、ヒッチハイク、トレッキング、ブログ

JICAの隊員の家だけでなく、オマールのように知り合った現地の人に泊めてもらうこともあったし、イランやスペインのようにカウチサーフィンで毎回違うお宅に泊めてもらうこともあった。
ホームステイすると現地の暮らしぶりがわかるし、外食とは違うその土地の家庭料理を味わうこともできる。
そして何より、友達ができる。
カウチサーフィンももっと早くからやっておけばよかったと思う。

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ヒッチハイクは、トルコやバルカン諸国、ザンビア、チリ、アルゼンチンでやってみた。
車を捕まえるのは大変だし、労力も使うし、時間もかかり、緊張もするけど、たくさんの人と話すいい機会になった。
車内で盛り上がることもあったし、フェルナンド一家のように友達になることもあった。
ヒッチハイクをすると移動がただの移動でなくなり、印象深い体験となる。

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もともとトレッキングには興味がなかったイクエとケンゾー。
でも旅行中にトレッキングの魅力を知った。
トレッキングは冒険そのものだった。

この先どんな景色が待っているかと思うとワクワクするし、途中ちょっとしたアクシデントが起きたり思うように進まなかったり。
まさに旅に似ている。
自分の足でゴールにたどり着くと達成感を味わえる。

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トレッキングが楽しいと思うのは、ツアーではなく、自分で苦労しながら旅をしたいというバックパッカーの心理に通じる。
バックパッカーは、トレッキングが好きになる可能性大。

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日記代わりと身内への旅の報告、安否確認が目的で始めたブログ。
旅行から帰った今、世界一周が遠い昔のことのような、夢だったような気さえする。
もしブログをやってなかったら、旅の記憶もどんどん薄れていくだろうし、忘れることも多かったと思う。
ブログをやったことでいつでも旅を振り返られるし、このブログはわたしたちの旅の産物。

わたしたちの個人的な気ままな旅を、多くの人たちに共有してもらえることもできた。
読者の方たちのちょっとした日々の楽しみになっていたら、とても嬉しい。

それにブログがきっかけで海外で会えた人たちもいた。
例えば、ブログから連絡をくれたウィーンに住むサトコさんとは、ウィーンで会って出国したあともまた会いたくなり、再入国して夏の別荘にもお邪魔した。
他にもチリに住むマリエちゃんもブログから連絡をくれて、会うことができた人。

ブログで日々のことを綴るのは時間もかかったけど、やってよかったなあと思う。


Q、良い旅のエッセンスは?
A、いい出会い

「どの国がよかった?」「どの国が思い出深い?」「どの国にまた行きたい?」
そう聞かれてわたしたちが思い浮かべるのは、いい出会いがあった国。
どんないい観光地よりも絶景よりも、いい出会いに勝ることはない。
「あの国の人たち、優しかったなあ」「あそこであの人と出会って、あんなことがあったなあ」「あの人たちにまた会いたいなあ」。

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良い旅になるかどうかは、人とのいい出会いが左右するとつくづく思う。
わたしたちは本当にいい出会いに恵まれていたと思う。

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