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2016年2月14日に帰国!
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ケンゾー   イクエ


2007年10月 結婚
2012年09月 世界旅行に出発

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世界一周よりも叶えたかった夢

2017.11.16 13:03|世界一周裏話☞EDIT
旅行中、外国の病院に行ったのは、ケンゾーよりも多いイクエです。
韓国やインドでは予防接種を受けるために、ラオスでは謎のじんましんにかかって、イランでは自転車旅でケガをして、スロベニアではまさかの膀胱炎で、ボリビアでは腹痛と発熱でお世話になったなあ。

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世界一周に行く前、日本で会社勤めをし日常を送っていたころのことです。 
うちに遊びに来ていた高校時代の同級生から、こんな質問をされました。
「イクエちゃんの夢ってなに?」

答えにつまりました。
社会人になって同じ会社で当たり前のように仕事をし、結婚もして、三十にもなっているのに、いまさら夢なんて聞かれるとは思ってもいませんでした。

少し考え、私が出した答えは
「子どもを生むこと」でした。

そのときわたしは改めて、自分が最も叶えたい夢は、世界一周でもなく、母親になることなんだと再確認しました。

DSC_0280.jpg

ケンゾーと結婚したのは2007年。
それからもうずいぶん経っているのに、わたしたちは子どもに恵まれていませんでした。

DSC_0235.jpg

30になる前くらいから、月に一度来るはずのものがまったく来なくなり、薬を飲まなければならなくなっていました。
いくつかの婦人科に行きましたが、先生たちに言われたのは「たぶんストレスだと思うよ。子どもがほしければ今の仕事を辞めたほうがいいんじゃないの?」ということでした。

そのときのわたしは、休日も仕事のことを考え、休みの日や夜も会社から呼び出されることが多々ありました。
お風呂のときもケータイは脱衣所に置いてすぐに出られるようにしていました。
月に何度かは夜勤もあったし、連続30時間以上労働も珍しくありませんでした。

子どもを作ることは私の夢でもありケンゾーの夢でもあり、世界一周よりも叶えたい夢でした。
仕事を辞めて日本を出て、好きなように時間を使い、ストレスフリーな日々を過ごせば、また生理がきちんと来てくれるんじゃないかという期待もありました。
世界一周中に妊娠したらいいな、妊娠がわかったらすぐに日本に戻ってこようと思っていました。

だけど結局3年5か月の世界一周中、生理が自然に来ることはありませんでした。
日本では病院で診察を受けないと処方されない薬も、国によっては薬局で簡単に手に入るところがあります。
だから、処方箋がなくても買えるところで、わたしはホルモン剤を買っていました。
病院で処方してもらったこともあります。

帰国してからは不妊治療に全力を注ごうと、日本に帰る前から決めていました。
だから、仕事をするのもお預け。

帰国してすぐに熊本の不妊治療専門のクリニックに電話したら、なんと5か月待ち。
世間では不妊治療を密かにやっている人がほとんどですが、わたしたちは別に隠すこともなく周りの人に話しました。
すると「実はわたしも、、、」「うちも昔やってて、、、」という人たちがいて、不妊で悩んでいる人がたくさんいる現実を実感しました。

福岡で暮らすことに決めてから、福岡の有名な蔵本ウイメンズクリニックに通うことにしました。
ここには県外から泊りがけで通院する人も多く、外国人を見かけることもありました。
服装や言葉から、インド人やトルコ人と思われる人もいて、英語で応対できる看護師さんもいました。
不妊の悩みは世界共通。

思い返せば、世界一周しているとき、わたしたちは何度となく「子どもはいないの?」と現地の人に尋ねられました。
とくにイスラム圏を旅しているときは毎日のように聞かれました。
会ってすぐ、二言目には「子どもは?」「どうしていないの?」。
初めのころは「さ~、わからない」とか「日本に帰ってから作る」などと答えていました。
でもとくにイスラム教徒からは「どうして?」「早く作りなさい」「あ~、かわいそうに」と困惑した顔や同情した顔で言われました。

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(イランでホームステイさせてもらったお家のおばあちゃん。
子どもがいないわたしを憐れみ、子どもができるようにずっとお祈りしてくれた。
見送るときも、アッラーにお願いしていた。)

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「どうして子どもがいないの?」という何百回もの質問。
ある時からケンゾーが、両手を天に向けて、ややとぼけた顔で「インシャアッラー(神の思し召し)」と言ったらこれがウケて、しかもこれを言えばみんな妙に納得してくれて、和やかな雰囲気に変わるのでそうすることにしていました。

エジプトでは、電車でたまたま一緒だった男性が「早く子どもを作るべきだ!カイロに有名な医師がいる。診てもらえば子どもができるかもしれない。紹介しよう」としつこく言われたこともあります。

女は家庭に入り、子を作る。
これが女の使命でもあるイスラム圏に生まれなくてよかったといつも思っていました。

さて、帰国早々、本格的な妊活を始めたのですが、クリニックで血液検査をしたら、甲状腺機能低下症だと判明しました。
甲状腺ホルモンと女性ホルモンは密接に関わってるらしく、不妊治療を中断し、紹介してもらった甲状腺の専門病院に通院することになりました。
甲状腺の自覚症状がなく、楽しく世界一周できたことはよかったとつくづく思います。

わたしは、無月経、甲状腺機能低下症以外に、左卵巣に腫瘍があって左から排卵していないことも判明。
3つの障害を抱えていて、不妊治療のクリニックの先生からは「難しいし長く治療がかかるだろうけど、いっしょにがんばりましょう!」と励まされました。

できることは何でもしよう。
大好きなコーヒーもお酒もやめました。
自分で調べて不妊に効くというサプリやハーブティーをいくつも試し、食生活も見直し、暑い日も冷たいものは飲まず、家でも靴下を履き腹巻きをし、毎晩湯船にゆっくり浸かり、体を温めました。 
NHKのテレビ体操をし、クリニックでやっている気功に参加し、子宝に恵まれるという本に載っているストレッチをし、鍼灸院に毎週通って鍼をうってもらい、お腹や腰にレーザーを当て、家では不妊に効くというツボにお灸をし・・・。

すがるようにできることはしました。
今まで自分の体を顧みず無理をしてきたから、自分の体にいいことをするチャンスだと思うようにしました。

不妊治療には、排卵の周期に合わせて妊娠を試みるタイミング法、それがだめなら人工授精、さらに上の体外受精があります。
ステップアップしながら治療を進めるのが一般的ですが、先に治療をしていた友人たちが口々に「いきなり体外受精からしたほうがいい」と言うので、9年も子宝に恵まれていないのだし、年齢も年齢だし、無月経、左卵巣の機能障害、甲状腺ホルモンという3重の問題を抱えているので、最初から体外受精をすることにしました。
体外受精は1回50万〜60万円(実際わたしはもっとかかったのですが)と言われています。
それほどお金をかけても体外受精で妊娠、出産までいけるのは20%くらいとも言われています。

努力は報われる、と言います。
大きな成果は出なくても、努力すれば小さなものが何かしら手に入り、少しは報われます。
でもそれが通用しないのが不妊治療。
どんなに努力してもゼロかもしれない。
人生においてそんなことはほとんどありません。
精神的、肉体的、そして保険がきかず金銭的負担が重くのしかかる不妊治療。
出口の見えないトンネルをひたすら歩くような、まったく楽しくないギャンブルをやり続けるような感じです。
なかなか公にはなりませんが、不妊に苦しむ夫婦はほんとうにたくさんいます。
政府は少子化対策と言うのなら、入り口である不妊治療のことにもっと力を注いでくれたらなあと思います。

甲状腺ホルモンの薬を飲みながら、体外受精に向けた治療が始まりました。

お腹には貼り薬。
2日に一度、自宅で自分で2本の注射をお腹に打たなければなりませんでした。

そして排卵日に合わせて、手術室で採卵。
採れた卵はすべてが受精するわけではなく、うまく受精してもその後、卵がきちんと分裂まで進むわけではありません。
わたしは10個以上採れて、そのうち半分受精し、最終的には3つくらいうまく分裂して妊娠につながるかなあと思っていました。

採卵後、診察室でケンゾーと説明を受けました。
医師が言いました。
「採れましたよ。
 一つ」


たったの一つ。
サーっと気分が落ち込んでいくのをなんとか止めようと、冷静になろうと、何も考えないようにしました。

帰り道、すたすたと駐車場まで歩くケンゾーにイライラをぶつけたくなりました。
たくさん薬を飲んで、自己注射して、それなのにたったの一個。
今回はもうダメだろう。
採卵は体に負担がかかったのに、ケンゾーはそんなわたしを気にすることなく、振り向かずに5メートルも先を歩いている。

あとで聞いたら、ケンゾーは一般的にはどのくらい卵が採れて受精するのか知らなかったので、「卵が採れたからよかった。それなのになんでイクエはがっかりしてるんだろう」と思ったそうです。

不妊治療をする夫婦は、子どもがほしいという思いの差や、不妊治療での精神的、肉体的、金銭的な負担などから夫婦仲が悪くなり、離婚にまで進むこともあると言います。
ほかの人からしたら、「そんなに思い詰めなくても・・・」「そこまでして子どもを作らなくても・・・」と思うかもしれませんが、この辛さや悩みは当事者じゃないとなかなかわからないと思います。
不妊の問題はなかなかオープンにされていませんが、今や夫婦6組に1組が不妊に悩んでいます。
もっと支援策があればいいのにと思います。

実は、帰国してから「ブログやってるイクエさんですか?」と声をかけられたのはこれまで2回。
そのうちの1回が不妊治療のクリニックの待合室でした。
きっとこのブログを読んでくださっている同世代の人たちには、不妊の悩みをもっている方も少なからずいらっしゃると思います。
無力ですが、もし聞きたいことなどがあればお気軽にメールください。

採れた卵はたったの1個。
今回はダメだろうなと諦め、数日後にクリニックに行きました。
そしたらなんとたった1個の卵が受精し、適切に分割していました。

その1個に願いをかけ、体内に戻しました。

今度はその卵がしっかり子宮に着床してくれて、妊娠まで至ることができるかどうか。

悶々とした日々が2週間ほど続きます。
熊本地震で被災した南阿蘇の小学校の子どもたちが、韓国や中国をまわるピースボートのクルーズに招待されていて、引率でついて行くことが決まっていました。
船の揺れが大丈夫かどうか不安もありましたが、外に出た方が精神的に健康だし、いい方に行くかもしれないと思いました。
船で薬を投与しながら8日間のクルーズを終え、帰国当日、妊娠判定のためにクリニックに行きました。

失望が大きくなるから期待しないようにしよう。
そう自分に言い聞かせ、医師の言葉を待ちました。

結果は、妊娠。

夫婦二人で冷静を装って話を聞き、診察室から出るとケンゾーの顔が緩みました。
わたしも「よかったぁ・・・」と呟きましたが、まだ満面の笑顔で喜ぶことはできません。

自然の摂理で当たり前のように行われる妊娠、出産ですが、不妊治療をすると、このことがいかに高度で奇跡的な営みであるかを実感します。
まずは排卵されるか、質のいい卵が採れるか、それが受精するか、さらにしっかり分割するか、そして子宮内膜が卵を受け入れるのに適切な厚さになるか、着床し妊娠に至るか・・・。
関門がいくつも立ちはだかります。
妊娠してもわたしの年齢だと流産や早産の可能性も高くなります。
出産まで結びつくかどうか。

だから妊娠しても、わたしは半信半疑でした。
ぬか喜びにならないように、自分の心にブレーキをかけていました。
妊娠のことは親しい友人にも言わず、家族だけに報告しました。

そして実際に、ここからが波乱の幕開けでした。

「世界一周」のブログランキングの参加は、今回で最後にしようと思います。
 今まで応援してくださって、本当にありがとうございました。
 おかげでそれがモチベーションとなり、ブログを続けることができました。
 次回から「世界一周」のカテゴリーから抜けますが、これまでと変わらずお付き合いいただければ幸いです。
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